いちごみるく

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1:海莉:2013/08/04(日) 11:19 ID:Qpg

「愛菜ってさ〜恋多き女だよね〜」

「何それ〜嫌味〜?」

「違う違う!どうしたら人を好きになれるのかな!って……」

「逆に、どうしたら人を好きにならずに済むの(笑)」

正直、答えに困った

男性が嫌い!とかではない

ただ……

仲が良すぎて友達としてしか見れないの

『結衣ってさ、誰とでも仲いいよね』
『うんうん!差別とかしないし!』

……らしくて


でも、ただ一人
口には出さないけど苦手な人がいる

『安西 祐也』くん

無口で、笑わなくて、面白いことも言わない

でも、頭が良く、スポーツだって驚く程できて……完璧すぎるくらいスゴイ


勉強も運動も特別出来るわけではない私にとって

彼は憧れであり

その才能が少し……羨ましい

2:匿名さん:2013/08/05(月) 22:43 ID:z4I

海莉さんって他にも小説かいてませんでしたか??

3:海莉:2013/08/06(火) 10:47 ID:Qpg

匿名さん

書いてますよ(*´∀`*)

なかなか話がまとまらなくて
更新率低いかもしれませんけど(・・;)

4:海莉:2013/08/10(土) 10:29 ID:Qpg

「愛菜〜次、保体だよ〜……」

「あー……リバースしちゃうよ」

「思った」

保体は嫌いなわけではない

5時間目の保体が嫌い

この違いわかるかな?

「結衣ー着替え行こー!」

「うん!待ってて!」

私は急いでジャージの入ったバッグを取りに行った

「お待たせ」

「行こ」

5:海莉:2013/08/10(土) 10:44 ID:Qpg

「ごめん、ちょっとトイレ」

「待ってるね♪」

トイレ行くならバッグは持ってあげよう
床に置くと汚いもんね

「持ってるよ」

「ありがと!」

今まで軽かった右手が急に
ズシリと重くなった

愛菜ーーー!
早く戻ってきてよ!
廊下にある時計を見ると

「あと5分しかない!愛菜、急いで!」

「うん……ごめん!先行ってて!」

「了解!」

保体の先生は体育会系だからか分からないけど
時間オーバーに煩い

長い廊下を走っているとバッグの重みが応えて

ちょっと一休み

「休むな。走れ。」

右手の愛菜のバッグが消えたかと思うと
制服の裾を掴まれて

顔を上げると目の前を走るのは
綺麗な茶色の髪の毛で

(こんな人いたっけ?)

長かった廊下は見た目だけだったらしい

「あの、ありがとうございます」

「ん。」

愛菜のバッグを渡された

息が切れていて顔を見ようとは思わなかったが
あの返事

無口な……あの人だ

6:海莉:2013/08/10(土) 18:52 ID:Qpg

「今日の保体、長距離だって……」

「うわ、安定のリバース」

皆の前でリバースは避けたいな
まぁ、適当にやれば良いかな?

「男女2人1組で組んだから。タイム順で」

先生が紙をひらひらと見せた

「愛菜〜誰とだった?」

「ウチ、俊ちゃん。結衣は?」

私は誰だろな〜
どこだ?どこだ?

「あ、結衣の発見!」

「え!だれ?」

私が聞くと愛菜は答えずに
フッ……と鼻で笑った

もしかして!?

「出たな……あの人だ」

「俺で悪かったな」

「!?」

振り返ると本人の安西祐也くんがいて

「ごめんなさい」

「別に。それより、あんた適当にやろうとか考えてんだろ」

あれ?もしかしてバレた?

「バレバレだけど」

そう言って彼はスタートラインに向かった

「あ、あの何で分かっ『いいかー!男子は7週!女子は何周走ったか数える!よーいドン!』

あの先生スタート急すぎる

やっぱり彼は誰よりも速くて

「ラストー」

すぐにゴールした

7:海莉:2013/08/11(日) 10:58 ID:Qpg

「女子、並べー」

「あああああああ!面倒くせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

「愛菜!言葉使い荒いよ!」

「だってさ、嫌なんだもん」

ブスっとした顔の愛菜
でも可愛いと思うのは愛菜だからかな?

「女子は5週!よーいドン!」

やっば!出遅れた!

ま、いいか
マイペースマイペース

愛菜はどこだ?

前を一生懸命探したがいない

(後ろか)

にしても前の人遅いな〜
抜く時って外側走るんだっけ?

……ああ、疲れる

「あと2週」

もうそんなに走ったんだ

疲れたな
休んでもいいかな?

あ、前にいるあの子
走るたびに髪がブラブラして邪魔そうだな

あの子の走り方は面白い

あの犬可愛い

「ラスト」

もういいや、適当に「頑張れ」

……今、誰が言ったの?

頑張ります

頑張ります!

苦しいけど頑張る!


な〜んだ
前の子結構遅いじゃん

「ゴール!すごいじゃないか!相沢!」

「あ……りがと……ざいま……」

酸素が欲しい
酸素が欲しい
酸素が欲しい

「すっげー息切れ」

ああああ!うるさい!
向こうに行け!

「はいはい、行きます行きます」

……やってしまった

「安西くん……ありがと……」

「お前、遅いなりに頑張ったな」

顔が熱くなったのは長距離走ったからだよね?

8:あゆみ ◆I1o.:2013/08/12(月) 12:48 ID:hOI

タイトルに惹かれて読んだのですが、予想を上回る面白さでした!
走ってるときに考えることとか、すっごく共感できます!

安西くんかっこいい…♥
恋心に自覚した結衣ちゃんがはやくみたいです〜

9:海莉:2013/08/12(月) 14:21 ID:Qpg

あゆみさん

初コメありがとうございます!
めちゃめちゃ嬉しいです゚(゚´Д`゚)゚

頑張って更新します(`・ω・´)

よろしくお願いします♪

10:海莉:2013/08/12(月) 14:37 ID:Qpg

「結衣ってあんなに速かったっけ?すごかった!」

「今日は頑張りました!」

保体が終わってダラダラと戻っていると
愛菜に褒められた

「にしても……今日の安西くんカッコ良かったよね!」

「え!?そ、そそそそそう!?」

「何かさ〜走ってる姿ヤバかった♪」

「へ、へぇ〜」

「結衣も思ったでしょ?」

どうしよう……

正直、あれを見たあとで『頑張れ』って言われて
しかも保体の前はバッグ持ってもらって……

いやいやいや!違う違う!
ちょっと好感度上がっただけだ!
うんうん!
それに『あの』安西くんだよ!
無口で!笑わない!面白いことも言わない!

でも、何でも出来てさ
さりげなく手伝っちゃってくれてさ
少し刺がある言葉でも優しさがあってさ

……あれ?褒めてる?

ああああああああ!頭がパニックだよ!

「結衣が狂った」

「え!?そう!?元からだよ!」

「あんた、それなら一度病院行きな(笑)」

「もう!愛菜の意地悪!ほら急ぐよ!」

「はいはい!」

11:海莉:2013/08/12(月) 14:59 ID:Qpg

6時間目は音楽で鑑賞だった

綺麗なヴァイオリンの音でほとんどが

「全滅だ……」

起こした方が良いのかな?
でも皆疲れてるし……

周りを見ると起きてるのは私と安西くん……?
安西くん、目閉じてるけど起きてるのかな?
あ、あと一応先生

「結衣さん、耳を塞いで下さい」

先生がそう言うと大きな声で

「この曲ーーー!テストに出すよーーーー!」

って言ったら皆が一斉にバッと起きた

それと同時に終わりを告げるチャイムが鳴った

「結衣〜どうしよ!全然聴いてない!」

「まぁ、なんとかなるって!」

「だと良いけど……」

「ほら!You○ubeで調べれば出てくるし!」

「そうだね!」

聞いたことない曲名だったけど出てくるよね?

「愛菜、今日も部活?」

「もっちろん!」

「そっか……じゃあね!また明日!頑張って!」

「うん!あんがと!」

やっぱり皆みたいに部活とか入ったほうが良いのかな?
でもな〜やるんだったら最後まで続けたいけど続ける自信ないし

「あれ、結衣帰り一人〜?」

「そだよ〜俊ちゃん」

「仕方がないから途中まで一緒に帰ってやる」

「何その上から目線!ムカつく!」

「ごめん!」

「嘘に決まってんじゃんバーカ(笑)……ありがと」

男子に向かって『ありがとう』は言いにくい!

「おいおい照れるじゃねーか(笑)」

「なっ……行こ!」

『行こ!』って言ったものの一人で走り出してしまった私は
やっぱり一度病院に行ったほうが良いんでしょうか?

12:海莉:2013/08/12(月) 15:21 ID:Qpg

「置いてきちゃった……」

あとでLI○Eで謝っとこ

それより喉渇いた
コンビニで何か買おうかな

コンビニに入ろうとしたら

「相沢さん?」

「安西くん……」

何でここにいるの!?
てゆーか何で声かけてくれたの!?

「何してんの?」

「喉渇いたから何か買おうと思って」

「やる。」

ビニール袋を突きつけられた

「何で?」

「理由、必要?……保体ちゃんとやってたから。」

それだけでくれるんだ

ちゃんとやって良かった

中身を見ると

「いちごみるく。飲める?」

「スゴイ好き!……何か意外」

「何が?」

「色々です」

安西くんならミルクティーとかコーヒーとかだと思ってた
それに『いちごみるく』
いちごオ・レって言うと思ってた

ちょっと可愛いかも

「ちょっと待っててくれますか?」

「1分だけ。」

私はダッシュしてコンビニに入って1分も経たずに出てきた

「はや。」

「……やる。」

さっき安西くんがくれたようにしてビニール袋を突きつけた

「いちごみるく?」

「保体ちゃんとやってたから」

「真似?」

「あと……色々」

「ふーん。」

……あれ?ノーコメント?

任務は果たした
帰ろう

「相沢さん、ありがとう。」

すこし口角が上がって見えたのは気のせいかな?

「安西くん、ありがとう!」

今のは自然と出てきた『ありがとう』で
恥ずかしいとか思わなかった

安西くんて男……だよね?(笑)

13:海莉:2013/08/12(月) 23:07 ID:Qpg

帰り道、私は安西くんと並んで帰った

知らなかった

家が近所だったこと

「安西くんて甘党なの?」

「そうだけど。」

わ、意外性ありすぎる

あと何か話題あるのかな?

「無理に話題とか出さなくていいから。」

何で分かったんだろ?

「何となくで分かる。」

「わお……」

「キモイでしょ。」

「スゴイと思う!どうして分かるの!?」

「何となく。」

「私も出来たらな〜」

「……良い事ばかりじゃない。」

何だろう
何かが変だ
いつもの安西くんじゃない気がする

「んじゃ。」

「あ、うん!また明日!」

14:海莉:2013/08/13(火) 09:30 ID:Qpg

部屋に入り制服から私服に着替えると
すぐにLI○Eで『俊』の文字を探した

「俊ちゃん!今日は帰っちゃってゴメンネ!」

すぐに既読がついて

「全然!気にすんな!」

おお、良かった

「うん!ありがと(*^_^*)」

よし、一安心
寝ようかな
今日は疲れた

「貸し1な(笑)」

うげ、マジか……

「分かったよ!仕方がない!」

「んじゃ、今から本屋行くから来い!」

これは行った方が良いのかな?
でもまぁ、暇だし←寝ないのか

「オッケ!公園で待ち合わせね!」

「んじゃ、後で!」

バッグの中に財布とハンカチ、ティッシュ、色々詰め込んだポーチと折りたたみ傘を入れた

「行ってきま〜す」

誰もいないけど言ってしまう

本屋か〜……
好きな推理小説でも買おうかな

15:海莉:2013/08/13(火) 16:18 ID:Qpg

公園に着くと俊ちゃんがもういて

「遅せぇぞ!」

「ごめんごめん!行こ〜!」

歩いて30分くらいの所にある
お店が多く建ち並んでいる通りに行った

「何の本買うの?」

「ワーク的なの必要でさ!」

「ちゃんと勉強するんだ〜」

「失礼な奴め!お前は?テストの結果とか良い方だからやっぱ勉強してんだろうな」

「ああ、ウチ全く!楽しくないしさ〜将来使わないじゃん?」

「まぁな(笑)」

ウィーンと自動ドアが開くと
なぜか愛菜がいて

「あれ!?何で結衣と俊ちゃんが一緒に!?」

「愛菜!?何でいるの!?」

「部活休みだったのすっかり忘れてて……恥かいちった(笑)」

「そっか!あのね、カクカクシカジカで……」

「あ、そうなんだ!てっきりデート♡だと思った♪」

「「ばっ……違うよ!」」

あれ、ハモった
愛菜ニヤニヤしてるし
俊ちゃんゴメンね!

「ま、ウチもう帰るから2人で仲良く楽しんで♪」

そう言うと愛菜は帰っていった

「向こう見てくるね」

「オレあっちいるから」

小説が並ぶコーナーで面白そうな本を探していると

『当店人気No.1推理小説!』
と書かれた本を立ち読みしてみた

コナ○くんみたいに殺人事件ばかりではない
盗難事件なども多くあるようなシリーズで
即買した

「結衣終わった?」

「あ、うん」

「どっか店入んね?」

「スタ○行こ!」

16:海莉:2013/08/13(火) 16:24 ID:Qpg

「「「いらっしゃいませ!」」」

「ご注文は何になさいますか?」

「抹茶クリームフラペチーノ下さい!」

「サイズは?」

「Sでお願いします♪」

私は「いちごみるく」と「紅茶」と「抹茶」が特に好き

「キャラメルフラペチーノのS下さい」

「ありがとうございました!少々お待ち下さい」

来るの久しぶりだな
ちょっと楽しみ♪

「どうぞ」

17:海莉:2013/08/14(水) 13:57 ID:Qpg

訂正

16

S→tall

Sってあの有名なファストフード店のサイズじゃんww

18:あゆみ ◆I1o.:2013/08/14(水) 17:23 ID:hOI

相変わらずきゅんとした><
(特に>>12あたり)
俊くんともなんかありそうな感じ? でそこら辺楽しみ♪
私当て馬キャラ大好きだから((tk殴

余談だけど、見たら私とレス数同じだった(超偶然)
お互い頑張ろーね

(もし!良かったら! だけど、「勝手な2人」の感想下さい。
そして読者になっtkr((

19:海莉:2013/08/14(水) 22:57 ID:Qpg

あゆみさん

ありがとうございます(*´∀`*)
レス数同じだなんてびっくりしました(゚д゚lll)

お互い頑張りましょう!

勝手な2人、題名見た時から本当に気になってて…
あゆみさんのだったとは!

楽しんで読ませてもらいますね♪

20:海莉:2013/08/14(水) 23:28 ID:Qpg

袋に入れてもらい受け取ると

「雨だぁ……」

「オレ、傘持ってきてねぇよ」

いつからか外は雨が降っていて
やむを得ず漫画でしか見たことがない
『相合傘』をした

通る人通る人の視線が痛くて
視線を足元へと落とした

それより距離が近すぎて無意識に鼓動が早くなるのは仕方がないよね?

「ごめんな」

「え?」

急に俊ちゃんが謝りだした

「嫌だろ?」

「そんなことあるわけないよ〜」

「そっか……そっか!」

満面の笑みを見せる彼につられて私も笑顔になる

「何でかな、今なら言えそうだわ」

「なになに〜?」

急に顔が赤くなった俊ちゃん
















「好き」

21:あゆみ ◆I1o.:2013/08/15(木) 21:21 ID:hOI

相合傘かぁ〜♥

俊くんが告白…!!
気になるところで終わったので、はやく続きが読みたいです!

22:海莉:2013/08/16(金) 20:49 ID:Qpg

あゆみちゃん

最近忙しいので更新率低くなるかも゚(゚´Д`゚)゚

でも暇なとき書くからね♪

23:海莉:2013/08/16(金) 21:00 ID:Qpg

「え?」

「好きです」

俊ちゃんは何を言っているんだろう?
そんな『当たり前』のこと言う必要あるのかな?

「私も好き……だよ?」

リンゴみたいに顔が赤くなった彼は

「付き合って」

「いいよ〜でも、どこ行くの?」

「え?」

「え?」

「ごめん、やっぱ何でもない!忘れて!」

「おっけ〜」

「ん!」

にっこり笑った俊ちゃんは
どこかさみしそうに見えた

「そうだ!明日、土曜だから……どっか行かね?」

「いいよ!誰々誘う?」

「え?ああ……俺ら含めて男女3人ずつ?」

「うん!そうしよ!」

「男子一人、拓斗誘っていい?」

拓斗くんは俊ちゃんの親友で
二人が話してるのを見るとこっちまで楽しくなる

「女子一人、愛菜ね!」

あと、誰誘うかな〜

24:海莉:2013/08/17(土) 10:19 ID:Qpg

「あ、梓誘ってもいいか?」

「うん!もちろん!」

「男子、あと一人誰がいい?」

う〜ん……
誰でも良いかな

「誰でも良い……よ」

ふと脳裏にあの人が出てきた

「んじゃ、誰か適当に「安西くん!」

口が勝手にそう動いたの

なんで?今日ちょっとだけ好感度が上がっただけなんだよ?

「え?安西?まぁ……良いけど」

「うん!決定!じゃあ、明日!」

「おう!じゃあな!」

気がつくと雨の激しさは増していて
曇っているせいか暗くて
ちょっと怖い

そういえば傘をずっと持っていたから
全然抹茶フラペチーノを飲んでいない

一口飲むとすごい美味しかった

安西くんも抹茶好きかな?
好きだと思うな

……って
さっきから安西くん安西くんって
私はどうした!?

気付いたら「あの」コンビニの前を歩いてて

「安西くんか……」

ぼそっとつぶやくと

「相沢さん!ゴメン、傘入れて。」

ああ、ついにおかしくなった
考えすぎて幻覚が……

「安西くん?」

「他に誰かいるの?」

「……わお」

「フフ……何?そのリアクション。」

安西くんだ
安西くんだ

ええええええええええ!?
安西くん!?

25:海莉:2013/08/17(土) 10:30 ID:Qpg

「安西くん、何やってたの?」

「……暇だったからさ。」

暇な時ってコンビニ来るのかな?
おかしな人

「相沢さんは?」

「お出かけ!with俊ちゃん!」

「ふーん……何であいつと?」

「え?誘われたの」

「どこ行ったの?」

「本屋さんとスタバ!」

「抹茶フラペチーノ。」

「うん」

「俺も好き。」

「だと思った!」

「一口。」

「はいっ!」

あれ?待てよ

これってさ『間接キス』というやつ?

「ありがと。」

「は、はい。」

キュッと傘を持っている方の手を握られ

「手、離せ。」

傘を持ってくれた

「あ、あありがとうごっざいまっす」

「面白いね、相沢さん。」

よし

「安西くん、LI○Eやってる?ID教えて!」

「yuya1026。」

「ありがと!」

26:海莉:2013/08/17(土) 13:35 ID:Qpg

「明日、暇ですか?」

「え?うん。」

「明日、土曜日だね!」

「馬鹿にしてんの?」

やばい!怒ってる!?
そう思って安西くんの方を見るとかすかに笑っていた

「あ、あの遊びに行きませんか?」

「ああ、いいよ。」

「詳しくは後でLI○E送るね!」

「了解。」

雨は上がって空は虹がかかっていた

傘はさしていたが当然雨には濡れる

「クシュン!」

うあ、くしゃみ出た

……恥ずかしいよ!

「ウチ、寄ってく?」

「え!?」

「嫌なの?」

そっぽを向く彼はどこか可愛く見えて
『行きたいです!』と言わざるを得なかった

27:海莉:2013/08/17(土) 14:07 ID:Qpg

ここでちょっと人物紹介←今更w

名前 相沢 結衣(あいざわ ゆい)
性別 女
年齢 13歳
学年 中二
誕生日 12月1日
身長 150cm(ミニクロサイズ中学生)

特徴
髪の長さ ロング黒髪
俊と幼なじみ
たまに面倒くさがり



名前 氏家 愛菜(うじいえ あいな)
性別 女
年齢 14歳
学年 中二
誕生日 5月3日
身長 157cm

特徴
髪の長さ ショート
好きな人がコロコロ変わる
実は梓と幼なじみ



名前 清水 梓(しみず あずさ)
性別 女
年齢 14歳
学年 中二
誕生日 6月15日
身長 155cm

特徴
髪の長さ ボブ
恋愛は見る・聞く専門



名前 安西 祐也(あんざい ゆうや)
性別 男
年齢 13歳
学年 中二
誕生日 10月26日
身長 163cm

特徴
無口
笑わない
何でも器用にこなす



名前 成瀬 俊(なるせ しゅん)
性別 男
年齢 14歳
学年 中二
誕生日 4月13日
身長 165cm

特徴
明るすぎるってくらい明るい(笑)
勉強は全く出来ない((ボソっ…
とにかく一途



名前 亀山 拓斗(かめやま たくと)
性別 男
年齢 14歳
誕生日 5月6日
身長 159cm

特徴
カワイイ系男子
とにかくカワイイ
カワイイしか言えない←


まぁ、大体こんな感じでw
苗字、あまり出てこないんでウチも忘れてしまいますw
安西くんは覚えてるけどww

雑談はこの辺で

next

28:海莉:2013/08/18(日) 10:33 ID:Qpg

「お邪魔します……」

「ただいまー。」

バタバタバタ→ドスン

背中をどつかれた

「亮、相沢さん痛がってる。」

よくお分かりで
めっちゃ痛いです

「アイザワサンごめんなさい!」

意外に素直じゃないか!
いい子じゃないか!

「相沢さん、弟の亮。」

「はじめまして!11歳で小六ね!」

「えと、相沢結衣です。安西くんと同じクラスです。」

不自然だったかもしれないが一応ニコっと微笑んだ

「ゆう〜お帰り〜!あれ、その子だれ?」

「相沢結衣です!安西くんと同じクラスです!」

「そっか、良く来たね!ゆうの兄貴の陸だよ〜高校2年ね!」

まさかの兄弟がいました

29:海莉:2013/08/19(月) 15:07 ID:Qpg

「ユイちゃん!ゆうと遊んでてくれる〜?」

「遊んでてって言い方おかしいか「はい!」

ポカンとした顔の安西くん
笑いをこらえてるお兄さん
笑いをこらえて……ない弟さん

「ハハハ!兄ちゃん、アイザワサン面白いね!」

「ああ、そうだよ。」

……今、心がホワワってなった

「ユイちゃん可愛いね〜!」

「……。」

グサってなった

あれ?でも何でグサってなったの?
よく分からない

もう悩むのはやめよう!

「あ、ごめん相沢さん。俺今日、晩飯当番だった。」

「今日のゆうの役目は違うだろ!」

「いや、みんなで決めたことくらい守る。」

……やっぱり安西くんだな

「彼女がいるんだぞ!?」

「かっかかかか彼女じゃないですぅぅぅぅぅぅ!!」

ポカンとした顔の安西くん
笑いをこらえているお兄さん
笑いをこらえて……ない弟さん


「まぁまぁ!そんなに動揺しないっ♪」

「どどどどどどど動揺なんてそんな!」

「買い物行ってくる。」

「あ、俺もついて行く〜♪」

え、どうしよう
帰ったほうが良い……よね?

「私、帰りま「相沢さん、亮と留守番できる?」

いても……良いかな?

「うん!待ってる!」

「ん。いいこ。」

ポフポフと頭に手を置いてくれた

「いってきます。」

「いってきま〜す!」

「あ、いってらっしゃい……」

心臓が破裂しました

「アイザワサン、顔まっかっか〜!」

「え!?そんなことないよ!?」

そう、そんなわけない

そんなわけ……

30:海莉:2013/08/19(月) 15:38 ID:Qpg

「アイザワサン!俺の部屋で待ってよ〜」

「そうしよっか〜」

タンタンと階段を上って目の前に弟さんの部屋
左側にお兄さんの部屋
右側に安西くんの部屋

安西くんの部屋ってどんな感じなんだろう……

「アイザワサン、兄ちゃんの部屋……気になる?」

「え!?そんなことないよ!」

「そう……」

ちょっと弟さんが元気なさそう……

「弟さん!目瞑って!」

「え?うん」

今の、ちょっと安西くんに似てる


そっと頬に触れた私は……

親指で口角を上げた

「え?アイザワサン何やってるの?」

「笑顔になるおまじないだよ♪」

「そっか……ありがとう!」

人の役に立つっていいね!


部屋に入った私はベッドに座った

「アイザワサン」

「あ、結衣で良いよ!」

「結衣……ちゃん?」

「そっちでも!」

私も弟さんって呼び方やめよう

「……亮くん?」

わぁ……
すごい何だろ何かがすごい

「結衣ちゃん!ちょっと……俺飲み物持ってくる!」

「あ、うん!ありがとう!」

カーペットに座っていた亮くんは滑って転んだ

「危ない!」

とっさに手が出た

グッと強く引くと顔がドアップで映し出された

「ごめん!結衣ちゃん!重いよね!すぐどける!」

アタフタと動いた亮くんはテーブルの角に頭をぶつけた

「ったぁ……」

ゴロンと横に移動し頭を抱え込む亮くん

「大丈夫!?」

「うん……」

私は急いで階段を降りハンカチを水で濡らした

それを頭に当てる

「ありがと……」

「いいえ!」

「あ……うんとね、結衣ちゃん」

「なになに〜?」

プイっと窓の方を見た亮くんは

「兄さんの言ってた通りだね。結衣ちゃんて可愛い」

「安西くんのお兄さん……陸さん!」

名前が出てきて良かった……!

「あ、言い方が悪かった。ゆう兄ちゃんの方」

「安西くん……」

安西くん、可愛いなんて言ってなかったよ

「そう、ゆう兄ちゃんは『可愛い』とは言わないんだ。静まるの。けど可愛いの反対だったら否定するんだよ」

えっと、さっき……

静まった?よね

ああ、どうしよう

心臓が壊れそう

31:海莉:2013/08/21(水) 15:04 ID:Qpg

あー……どうしよう

さっきから顔が暑くて暑くて

何も考えられなくて

『可愛い』って言われたからか

「結衣ちゃん、顔真っ赤!」

「うえ!?そんなことないよ!?」

「結衣ちゃん可愛い〜!」

あれ?今のは顔が暑くなんない
ん〜……嬉しいけどさ、暑くなんない

「どしたの?」

「いや、なんでもない!」

「え〜教えてよ〜!」

「いや、本当になんでもない!」

うんうん、なんでもないない!

きっと情緒不安定なのさ!

「あ!やっべ!宿題忘れてた!」

「宿題ちゃんとやってるんだ……」

「結衣ちゃん酷い……」

「ごっごめん!」

やらない子だと思ってた
特に男の子は

「結衣ちゃん、数学わかる?」

「大体なら……」

「教えて!」

「え!?」

「お願いっ!」

ここまで頼まれたら仕方がない

「了解……」

「やったぁ!」

おお……大丈夫そうだね

「俺、馬鹿だから!全然わかんないの!」

大丈夫……かな?

32:海莉:2013/08/24(土) 11:46 ID:Qpg

訂正

31の数学→算数

数学はまだだよねww
うんww

33:あ〜ヤ@ ◆I1o.:2013/08/29(木) 22:25 ID:u5c

久しぶりに来たよー

りょ、亮くんめっちゃ可愛い!
私と同い年じゃん!
同級生になかなかこんなかっこいい男子居ないよ〜!!
恋したい!!!!
(そんなこと言う前に私男嫌いだけどw)

34:海莉:2013/09/01(日) 18:38 ID:Qpg

えー……まず、謝罪

ごめんなさい!
ずっと放置してましたorz

いい訳じゃないけど新しい方ね、書いてたの
いい訳かww

まぁ……頑張るね!

35:海莉:2013/09/01(日) 18:52 ID:Qpg

「えっとね、速さ?なんだけど」

「え!本当!?」

「苦手……だった?あの、無理しなくて良いからさ」

「フフっ」

「え?何で笑ったの?」

「ナイショ♪」

頑張って気を使ってる亮くんが可愛く見えた
なんて言ったら失礼だよね

「え〜教えてよ〜!」

「ヤダよ〜!」

「ケチ〜!」

「あれ、そんなこと言っていいの?教えてあげないよ?」

「ごめんなさい!」

「よし!」

宿題って量多いかな?
少ないほうが楽だよな〜

亮くんは部屋にある小さめのテーブルに
宿題と筆記用具を出した

私は亮くんの隣に座って
教えることにした

「隣、いい?」

「え、あ、うん」

もしかして嫌がられてる!?
まぁ……出会ってちょっとしか経ってないもんね

「出来るところは自分でやってみるね」

「えらい!」

黙々と勉強を始めた亮くんの横顔は安西くんと




似ていない気がした

36:海莉:2013/09/17(火) 17:03 ID:Qpg

あ〜更新してない

どうしよう

でも、う〜ん…

37:海莉:2013/11/14(木) 22:48 ID:Qpg

更新…

38:火紅夜:2013/11/16(土) 00:52 ID:z4I

一気読みしたぜww

めっちゃ面白いです!

ドキドキするし、にゅふふ///

39:海莉:2014/02/02(日) 22:01 ID:.bA

なんだろう

兄弟ってどこか必ず似てるはずだよね?

オーラというか、雰囲気というか

安西くんは綺麗な茶色い髪をしてるけど
お兄さんと亮くんは黒い髪

ん〜……

「結衣ちゃん?どうしたの?」

「なんかさ、亮くんと……」

似てないなんて言ったら失礼だよね!?

「どうしたの?」

「ナンデモナイヨ!!」

不思議そうな顔をした亮くんだが

「そうなんだ〜」

と軽く流してくれた

いい子だ、うん

この子は空気を読む力が長けているのかもしれない

「「ただいまー」」

帰ってきた!

急いで立ち上がり玄関に向かおうと
部屋を出ようとした……が

ギューっと手を握られて前へ進めなくなる

「亮くん?どうしたの?」

「……あ!えっと、ほら、その、ここわかんない!」

「あ、そっかそっか、わかった!」

私はまた、亮くんの隣に座った

40:海莉:2014/02/02(日) 23:32 ID:.bA

問題は私でも余裕で解ける簡単な問題だった

亮くんなら出来たと思うんだけどな……


ガチャ

「相沢さ……え、メッチャ仲良くなったな」

「うん!結衣ちゃん、面白いんだよ!」

「ありがと〜亮くん!」

「……そ」

それから何も言わずに部屋を出て行った安西くん

用があったのでは!?

と思ったが言わずにおいた

41:海莉:2014/02/03(月) 16:56 ID:.bA

安西くんが部屋を出てすぐに陸さんが入ってきた

「結衣ちゃん、門限何時くらい?」

「あの、お母さんとお父さん帰ってくるの12時過ぎなのでそれまでに帰れば……」

「晩飯食ってく?」

「あ、いいね〜!ね、結衣ちゃん、そうしなよ!」

「え、でも……」

「いや〜実はね、ゆうが一人分多く材料買ってたから、さ」

「安西くんが……」

安西くんて結構そういう気配り?ができるのかな

なんかすごく……嬉しいな

「お言葉に甘えます!」

「うん!いつまでもいていいからね!」

「それは流石に……」

苦笑いをして軽く断った

「じゃあ、準備してくるから待っててね」

「手伝いますよ?」

「亮に勉強教える方が大変だから、そっちお願いしていいかな?」

「兄ちゃんひでぇ……」

「りょ、亮くんは頑張ってるよ!充分!」

「結衣ちゃん優しー!」

「怖いくらい仲良くなったな……っと行くわ。できたら呼ぶからね」

「「は〜い」」

またも二人だけとなった部屋に
ピロリ〜ンと陽気な音がなった

それは私が持っているスマホが発したものだと
すぐわかった

『俊ちゃん』と表示された画面を見ていると

「LI○E?」

「そうだよ!」

「誰から?」

「成瀬俊っていうクラスの人!」

「おとこ……」

「え?」

「結衣ちゃんってやっぱモテる?」

「ええ!?全然!可愛い子ならまだしも、私は「結衣ちゃんは可愛いよ?」

小首を傾げた亮くんに『可愛い』と言われても
亮くんの可愛さを見せつけられたあとだとその言葉は
意味がなかった

42:海莉:2014/02/07(金) 00:41 ID:.bA

「亮くんの方が絶対かわいい……」

「え?なに?」

「あ、なんでもないよ!」

そう言うと私は俊ちゃんからの内容をみた

『明日って安西来るの?』

単発な内容で安心した

『うん!来るよ!』

これだけ送信しようとした

……が

「結衣ちゃん、それに『今、安西くんの家にいるんだぁ〜安西くんの弟といるの〜』みたいの付け足して!」

「え、なんで?」

「お願い!」

……かわいい

私は言われた通り付け足し送信した

すぐに既読がつき返信が返ってきた

『そーなんだ』

……あれ、いつもの俊ちゃんの返信と違う

亮くんの方を見ると「やはりな」とでも言いたげな
表情を浮かべていた

43:紅:2014/06/09(月) 21:11 ID:7LQ

続きみたいです!

44:ルンバ:2014/06/16(月) 23:31 ID:ipg

頼む、続きを書いてくれえ!
後生のたのみだ!

45:海莉:2014/07/02(水) 10:05 ID:2ak

えー、放置していました。
正直、なんとなーく書き始めたので

見て下さる方も少なく、それなら書かなくてもいっかな?と思っていました

本当にすみません

今更ですが更新します

紅さん、ルンバさん、ありがとう!

46:海莉:2014/07/02(水) 10:29 ID:2ak

「ねえ、結衣ちゃんは好きな人いる?」

「好きな人、か……うーん……」

好きな人、ね

好きな人……

「いない、かな!」

そう、いないいない!

「俺ね、いるよ!」

「……ニヤニヤ、ニヤニヤ」

ほうほう、亮くんに好きな人がいるのか

「若いっていいね〜青春だね〜」

「結衣ちゃんも若いでしょ」

笑いながら返された

そっか、亮くんには好きな人がいるのか

なんか……寂しい

47:紅:2014/07/02(水) 21:42 ID:7LQ

スゴい面白かったので、また更新していただけて嬉しいです!!
これからも、楽しみにまってまーす!

48:海莉:2014/07/04(金) 00:39 ID:2ak

>>紅さま

コメントありがとうございます!
なるべく更新いたしますので楽しみに待っててください!

49:海莉:2014/07/04(金) 00:57 ID:2ak

「ねえ、結衣ちゃん」

「なあに?」

「これ終わったらさ、何して遊ぼっか!」

満面の笑み

グサッときた

可愛い

可愛い

「結衣ちゃんほっぺ真っ赤っか〜!」

「だっ……それはだって……」

「ん?」

小首を傾げた亮くん

「はあ……何でもない……」

「え、気になる!」

「ほんと、気にしないで!」

「……もう」

ちょっとほっぺを膨らませるあたりがもう……可愛い

「そのまま生きていくんだぞ」

「?」

神様、こんな可愛い弟が私は欲しいです

「亮くんはきっとモテモテだね」

「結衣ちゃんに言われると嬉しい!」

またも心が和んだ

「も……亮くん大っすき!」

「俺も結衣ちゃん大っすき!」

ガチャ

「あー、えっと飯できたけど」

無表情で部屋に入ってきた安西くん

「あ、うん、ありがとうございます!」

「結衣ちゃん、行こ?」

50:Ruka:2014/07/06(日) 22:18 ID:H1.

やっぱり凄いおもしろいです!!続き頑張ってください!

51:海莉:2014/07/07(月) 00:28 ID:2ak

>>Rukaさん

コメント、ありがとうございます!
続き頑張りますね!

52:海莉:2014/07/07(月) 01:06 ID:2ak

1階の食卓テーブルにはすでに
お箸やら晩ご飯やらが並んでいた

「結衣ちゃん、どっか適当に座っていいよー」

「あ、ありがとうございます」

「じゃあ俺、結衣ちゃんの隣!」

「俺はここ」

「んじゃ、余ったとこ!」

右に亮くん、右斜め前に陸さん、向かい側に安西くん
という座席になった

「「「「いただきます」」」」

目の前にあるカレーを一口いただく

「美味しい!すごく美味しいです!」

「おお!よかったね、ゆう!」

「え、これ安西くんが作ったの?」

「うん」

「すごいね!私、こんなに美味しくできないよ!」

「ありがとう。今日、少し頑張ったからさ」

「そうなんだ!」


それからも話が止まることなく食事の時間が終わった


「そろそろ帰りますね」

「えー、結衣ちゃんもう帰るの?」

「うん、ごめんね!」

「気をつけてね!ゆう、家まで送ってあげて」

「わかった」

「お邪魔しました!ごちそうさまでした!」

「「じゃあね!」」

ドアを開けると真っ暗な世界が広がる

夜は、嫌い


おもむろに少し気になった質問をする

「安西くんのお父さんとお母さんは……?」

「父さんは普通の会社員で母さんはカメラマンであっちこっち飛び回ってる」

「そうなんだ……寂しい?」

「そんなに。ただ、帰ってきたときはすごく嬉しい」

「……そっか、そうだよね!」

「うん。相沢さんのとこは?」

「いやー、何の仕事してんのかよくわかんないんだよね。二人とも毎日私が寝てる間に
 帰ってきてて、また仕事に言ってるからさあ〜」

「相沢さんこそ、寂しくないの?」

「全然。だって皆がいるし、お父さんとお母さんに会わないのが私の日常だもん。慣れ、かな?」

「そう、なんだ」

「うん。それにね、」

「うん」

「……ごめん、なんでもない!」

「そっか」

お父さんとお母さん、か

気がつけばもう家の前だ

「安西くん、ありがとう!」

「うん」

「あ、明日のことね、後でLI○E送るね!」

「わかった」

「おやすみ〜」

「また明日」

チラッと一度振り向いて行った安西くん

なぜか見えなくなるまで家の前で立ち尽くしていた

53:クロス:2014/07/07(月) 07:12 ID:Zxw

めちゃくちゃ面白いですっ!もう、ファンになってしまいました!

54:海莉:2014/07/08(火) 16:59 ID:2ak

>>クロス様

見て下さり、ありがとうございます!
すごく嬉しいです!頑張ります!

55:クロス:2014/07/08(火) 17:09 ID:Zxw

がんばれっ!応援してるね、私。
あと、私のことはためでいいよ?
私もためで話させていただきますっ!

56:海莉:2014/07/08(火) 17:18 ID:2ak

静かな家の中で私の足音だけが聞こえる

ピロリ〜ンと陽気な音を出したスマホに
少し恨みをもち、驚きで鼓動が速まった

「誰だろ」

鞄から取り出したパネルには『ゆうや』
の文字が出ていた

今度はもっと鼓動が速くなった

……あ、俊ちゃんからLI○Eきてた

ごめんね、気がつかなかった

と、とりあえず今は安西くんだ

指でパネルをタッチする

『相沢さん、よろしくね』

ちょっとした文面なのに、うれしい

『うん、よろしくね!』

こっこんなのでいいのかな?

おかしくないかな?

『明日ってどうなってるの?』

おかしくなかった……

明日、明日ね

『ごめんね、今から俊ちゃんに聞きます!』

1分ほどパネルを見つめるが返信はこない

なんだろう、なんか寂しい

男の子ってそうなのかな?

俊ちゃんのLI○Eを開く

『明日、梓来れないって!』

えー……梓来ないのか……

『ごめん!返信遅れた!了解です…
 そうそう、拓斗は来れるの?』

洗面所へ行き、歯磨きを始める

『やっと返信きた!拓斗は来れるよ!
 安西は?』

安西くん、

『安西くんは来れるって!楽しみだね♪』

『だな!』

57:海莉:2014/07/10(木) 23:37 ID:2ak

『で、明日ね1時に校門前集合!』

『了解!安西くんに伝えるね!』

『おう』

あれ、なんだろうこの温度差

まあ、気にしない?

『おやすみー!』

『おやすみ』

もう一度安西くんのLI○Eを開く

なんとなく、キンチョー……

あー、やっぱ俊ちゃんにお願いしよっかな?

いや、でもここはきちんと職務を果たさなければ……!

よし、大丈夫、大丈夫!

髪、変じゃないかな?

いやいや髪は関係ナイ!

何で気にしてんだ!ハゲ!

いやハゲてない!

あー、もういい!思い切って!

『明日、1時に校門前集合だって!』

ああ、いつ見てくれるかな?……って
え、もう見たの!?

『了解だよ!って兄ちゃんが!今、兄ちゃんお風呂入ってるよ!』

お、安西くんじゃなかった

心臓が口から出てきそう

『亮くんはもうお風呂入った?』

『うん!もう寝るところだったの!』

『うわ、ごめんね(´・_・`)』

『大丈夫だよ!結衣ちゃんて顔文字使うんだね!やっぱ女の子ってそうなのかな?』

『割と皆使うよ!』

『そうなんだ!あ、俺もLI○Eやってるから友達になろう?』

『うん!』

20秒くらいの間が空いて亮くんのアカウントが送られてきた

『じゃあ、そっちで話そっか!』

『うん!』

歯磨きを終えてパジャマに着替えベッドに腰をかける

『結衣ちゃん、亮だよ!よろしくね!』

『うん!』

……あ、

安西くんの方に一回戻ろう

『安西くん、ごめんなさい』

よし

……頑張った

お、亮くんから来てるぞ

『もうそろそろ寝るね、ごめんね』

『ううん!おやすみなさい!』

『おやすみ!』

そういえば、もう眠いぞ

寝よっかな

スマホを充電器に置いて寝る体制に

パッとパネルが光る

……まだ寝ないぞ

だれだ、眠いとか言っていた人は!

眠気が吹っ飛んだ!

『ごめんって、なんで?』

はうぅ……

『安西くんのLI○Eでたくさん関係ないこと喋っちゃったからさ』

『ああ、気にしなくていいよ
 それより、教えてくれてありがとう』

……あー、もうヤダ

今日はなんだかおかしい

明日になったら治ってるかな?

『いいえ』

テレカクシデス

『おやすみ、また明日ね』

『おやすみ!』

なんだか明日はイイことありそうです!

58:Ruka:2014/07/11(金) 17:35 ID:H1.

続き楽しみです!!!

59:海莉:2014/07/12(土) 15:13 ID:2ak

>>Ruka様

続き、書きますね(*^_^*)
見てくださってありがとうです!

60:海莉:2014/07/12(土) 15:22 ID:2ak

ピピ「お、朝だ!」

今日はなんだか目覚めが良い

いつもはピピだけじゃ起きないのに

いつもより遅い7時30分にセットした目覚まし時計

……でもちょっと眠いかも

無理矢理に体を起こして洗面所へ向かう

顔を洗い、クマができていないのを確認

昨日は楽しみすぎてあまり眠れなかった

「お洋服、どうしよ……」

朝ごはんを食べるときは服のことを考えた

シャワーに入っているときは髪型のことを考えた

着替えてからはずっと鏡ばかり見ている

……変じゃないかな?

なにこいつ気合入れてんのとか思われないか心配だ

落ち着け、落ち着け



そして私は家を出た

61:海莉:2014/07/13(日) 21:46 ID:2ak

今日は愛菜と待ち合わせをして行くことにした

コンビニの前で愛菜を待つ

「あー……キンチョー……」

途端に視界が暗くなる

「誰だと思いますか!」

「愛菜だと思います!」

そっと手をよけて振り向くと
ムスっとした顔の愛菜が立っていた

「何ですぐ答えるの〜!」

可愛い

「ごめんごめん」

笑って返す

「ねえ、何で緊張するの?」

「き、聞いてたの!?」

「え?うん」

「なんでもないよ!行こう!……ってニヤニヤしない!」

「ごめ〜んね♡」

突然、ジーッと愛菜が全身を見てくる

「……結衣、なんかいつもと違う」

「そ、そう?」

「うん、いつもの私服はパンツなのにスカートはいてる」

今日はスカートをはいたのだ
髪もいつもは下ろすか、ポニーテールだが
今日は二つに結ってみた

恥ずかしい

変なのかな

「……着替えたい」

「ダメ!可愛いんだから!」

突然、自分に自信がついた

「ありがとう!愛菜も可愛い!」

「ははっありがと!」

そして私たちはコンビニを後にした

62:珈琲:2014/07/14(月) 17:45 ID:InY

何これ・・・
めっちゃ面白い!
最初から夢中で読んじゃいました。
続き、楽しみにしています。
がんばってくださいね♪

63:海莉:2014/07/14(月) 23:24 ID:2ak

>>珈琲様

すっごく嬉しいです!
ありがとうございます!

頑張ります♪

64:海莉:2014/07/14(月) 23:44 ID:2ak

「ねえ、今日って安西くんも来るんだよね!」

「え、うん、来るよ!楽しみだね!」

「あら、あらあらあら!?結衣ちゃぁ〜ん、もしかして!?」

「違うよ!絶対!違う違う!」

「へぇ〜……」

「もう!」

そう言って私は愛菜の手を引いて足を速めた



「あれ、もう皆来てる?」

「あ、ホントだ」

私と愛菜は3人に手を振った

「あ、安西くんいるよ!かぁ〜っこいいねぇ〜」

「ニヤニヤ禁止!わかった!?」

私は握っていた手をより強く握った

「痛い痛い!わかったよ!」

……ちょっとだけ力を弱くした

「ごめんね、待った?」

「い、いいや。皆今来たとこ」

「ん、よかった。……なに?俊ちゃん?」

「や、なんでも。何かいつもと違うなーって」

「……変だよね、ごめんね。」

「変じゃない!いや、むしろ可愛い……」

「え?」

ん、んん?

かっ……え?

可愛いって俊ちゃん言ったの?

「や、何でもない!や〜普通だよ!うん!可愛いとかそんな……いや、可愛いけど
 って……俺、何言ってんだ!?あーもう行こう!」

「うっ……はい!行こっか!」

先頭を歩き始めた俊ちゃんを
拓斗と愛菜がからかい始める

「相沢さん」

「はい!えと、こんにちは!」

「?……こんにちは」

もー……

愛菜が変なこと言ったから顔見れないよ……

チラッと横目で見てみる

……かっこいいかも

「相沢さんモテモテだね」

「そんなことないよ!?どうしたの急に!」

「なんとなく。来るとき氏家さんと手つないでたし。成瀬くんに可愛いって言われてたし。
 ……亮とメッチャ仲いいし」

「俊ちゃんは、あれ、ほら、どうせまたからかってるだけ!
 亮くんとは仲いいよ!」

「あ、自分で言った。……氏家さんは?」

「愛菜は、私が安西くん……なんでもない!」

「俺が?」

「忘れて!」


今日は皆おかしい

みんな、みんなおかしい

65:海莉:2014/07/15(火) 00:08 ID:2ak

ここはわかりにくいと思うからセリフの
前に名前をつけます(結衣=結、愛菜=愛、安西くん=安みたいな)

==========================

私たちは大きなショッピングモールに来た

ゲームセンターとか、服屋さんとか、
たくさんお店が入ってるとこ

愛「最初どうする!?なにやる!?」

拓「愛菜、お前今日テンション高いな!」

愛「だって楽しいんだもん!」

俊「まだ来たばっかだぞ!?」

愛「でも楽しいの!」

今日の愛菜はいつもより元気

愛「ゲーセン行こ!ゲーセン!」

俊・拓「おう!」

土曜日なだけあって人が多い

迷子にならないかな?

あ、やばい

3人歩くの速い……

安「だいじょぶ?」

結「ん……」

安「手、はぐれないようにする?」

……わお

神様っているんだね

え、嘘だ

結「い、いいです!大丈夫!」

安「……ダメ」

少し強引に引っ張られた右手が温かい

私は無言で安西くんについて行くことにした

安「あ、3人、もうエレベーター乗った」

結「え!?あー……行っちゃった」

安「次の、乗ろう」

結「うん」

愛菜ー……助けて、死にそう



ピンポン

『1階でございます』

グイっと手を引っ張られエレベーターへ

一番奥のほうへとふたりで流される

安「大丈夫?」

大丈夫じゃない

大丈夫じゃないよ!?

さっきから展開急すぎるって!

『2階でございます』

また増えた人の数に安西くんとの距離がさらに近くなる

『3階でございます』

少し人が減り距離を広げたものの
またも人の波

安「ごめん!大丈夫!」

咄嗟に壁と安西くんでぺちゃんこに
なりそうだった私を安西くんが空間を作ろうとしたがために
壁ドンとやらそんな状態に

漫画とかでしか見たことないよ?

今日はかかとが高い靴を履いた

それが良いのか悪いのか、顔がすごく近い

もう、嫌だ

何で?何でこんな心臓がうるさいの?

嫌だ、やめてよ。聞こえちゃう


幸か不幸か、安西くんに手を引かれて
10階のゲーセンまでは乗らないで
7階で降りて階段を使うことにした

66:Ruka:2014/07/21(月) 09:00 ID:H1.

やっぱりすごく面白いです!!続き楽しみにしてます!!頑張ってください

67:海莉:2014/07/21(月) 14:23 ID:2ak

>>Ruka様

最近、更新できなくてごめんなさい

本当にいつもありがとうございます

頑張ります!

68:sango:2014/07/21(月) 14:36 ID:5oI

続きが待ち遠しいです!
参考にさせて頂きます^^

69:海莉:2014/07/21(月) 14:37 ID:2ak

もー……なんで階段はこんなに人いないわけ?

安西くんさっきから何も喋んないし……

結「やっぱり今日は人が多いね」

安「……だな」

結「暑いね」

安「だな」

結「……。」

何、この会話

会話って言えるのかな

結「安西くん」

安「ん?」

結「疲れた」

安「休む?ベンチあるし」

結「うん」

ヒールにしなきゃよかった

ちょっとだけ足が痛い

原因はそれだけじゃないけど、ね

安「座ってて」

結「はい」

そのままどこかへ消え去った安西くん

思わずため息が漏れる

あ、愛菜に現在地知らせよう

結『ごめん!はぐれちゃった!今、安西君と8階と9階の間にいます!
  エレベーター混んでて階段を使ってます!ホントごめん!遊んでて!』

愛『了解!そのまま二人で消えちゃってもイイんだぜぇ〜ww』

結『消えません!じゃね!』

ちょっとだけ、元気?が戻ってきた

お、安西くんも戻ってきた

結「おかえり!」

安「……ただいま。メッチャ元気になったな」

結「うん!」

安「よかったよかった」

なぜか返す言葉を探してしまった

70:Ruka:2014/07/27(日) 00:54 ID:H1.

海里さん!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください

71:海莉:2014/08/03(日) 23:53 ID:AOY

安「ほら、これ飲んだら行きます?」

ぶっきらぼうに渡されたリンゴジュース

結「あっありがと」

何も言わないで隣に座る

リンゴジュースは冷たいのに
なんだかあつい

あーもうダメ

すごく緊張して気まずい

いや、でも居心地がいい

このままずっと続けばいい

安「行きますか」

結「はい!」

安「足、ダイジョブ?」

結「うん、ヘーキだよ!」

安「無理すんなよ」

そう言って手首を掴んで少し前を歩き始めた

なんだかあつい






なんとなく、わかってきた

これでしょ?

愛菜が言う『恋』って

72:海莉:2014/08/31(日) 22:45 ID:AOY

そのまま安西くんの後ろを歩きながら
私たちは10階へ行った

安「着いたけど……どこにいるんだろ?」

結「今、電話する?」

安「多分、こんなにうるさかったら気がつかないと思う」

結「じゃ、探そっか」

安「ん」

今度は手首じゃなくて手を掴まれた

……安西くんて、触り魔?

結「安西くんー……」

安「なに?」

結「手ー……」

安「迷子になるよ」

そうじゃなくて!

変に緊張して手汗がもう、ヤバイの!


力任せに腕を振り払った

安「……ごめ、え、なに?どしたの?」

あ、失敗……

腕を振り払い、服の背中を掴んだら
安西くんが前に進めないくらい力が入ってたらしい

なにやってんだろ、私

もう、ヤダ

恥ずかしい


振り向いた安西くんとは
目を合わせないようにして

結「こっちの方がいい」

と言った

あー、可愛くない

もっと可愛くなりたい

もっと素直になりたい

安「そっか。じゃあ、そっちでもいいよ」

ほっぺを少し朱色に染めて
優しい顔で
優しい声で
安西くんはそう言った

思わず顔が歪んだ

もう、どうしよう

好きって意識した途端、いつもの私じゃなくなる

バレたらダメ

なんとなくだけど、そう思う

でも、分かってるけど、顔に出ちゃう

こんなの初めてでどうすればいいのか分かんない

ねえ、だれでもいいからさ

どうすればいいか、教えてください


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