殺風景

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1:樹梨 ◆txvg:2013/08/15(木) 11:07 ID:jQE


毎日見る、夢がある。



……殺風景。

何の色もない。
光も、風さえ吹いていない。


きっとこの夢は…


私の心を表すものだろう。

2:樹梨 ◆txvg:2013/08/15(木) 11:12 ID:jQE


10年ほど、普通に笑ってない。

私の笑顔は作り物だ__


心も空っぽだった。

何も考えない。
自分の生きる権利さえも。


辛いことがあれば、独りで泣く。

嬉しいことがあれば、独りで笑う。


だけど涙なんて、もう出ない。

私は…


神様にも 裏切られた人間なんだ。

3:樹梨 ◆txvg:2013/08/15(木) 11:26 ID:jQE



「今日、テストなんでしょ? 勉強したの?」

「したよ。いってきます」


お母さんは、子供の気持ちを考えない。

私を『良い子』にしようとするんだ。


前まで、あんなに優しかったのに…


ガチャ


私は、いつも通り家を出た。


「おっはよー!」

家を出ると、いつもいる。
『楠田 那乃 クスダ ナノ』だ。


「今日さ、占いでねー…」

朝なのに、元気いっぱい。
正直ウザイ。

那乃のことを、友達なんて思ったことない。
同情ばっかりして、色々な人を味方に付けるからだ。


「あっ! 智志くん!!」

「楠田おはよー」

げっ、智志…

「それと、杏もな?」


そう、私は『岸田 杏 キシダ アン』だ。
そしてコイツは『西宮 智志 ニシミヤ サトシ』

幼馴染みだけど、めっちゃウザイ。


でも、無口な私は無視をする。

ウザイ奴に構ってたら、時間の無駄。


「あははっ」「それでソイツがさー」


うるさいな…っ

私は耳を手で塞いで、学校へ向かった。


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