青天の霹靂

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1:& ◆6J4E:2013/08/20(火) 22:24 ID:SMM

室町時代をモチーフにしたものです。
禁止事項 荒らし→アク禁で(*^^*)
     雑談

  アドバイス&感想お願いします(*^^*)

  登場人物…高井 秀乃助  
       但馬の豪族。畿北十二軍の筆頭。
   
       志田 辰義
       高井の軍師。将軍の従兄、足利 泰成の息子で、志田 勝成の養子。

       足利 輝之
       室町幕府の将軍。豪族嫌い。

       中心人物はこんなもんで、明日から書いて行きます

2:& ◆6J4E:2013/08/20(火) 22:25 ID:SMM

>1は永年です(^-^;

3:& ◆6J4E:2013/08/21(水) 18:45 ID:SMM

一章 天魁の章


 室町幕府が立てられて五年。
 内乱を繰り返して出来たが、功労者はほぼこの世を去った。時の将軍は元山城の守護、筒井輝之。足利尊氏の側近
細川龍政の手によって暗愚な尊氏の長男が暗殺され、名君として名の高い輝之を尊氏の養子にした。
「兵が減ったのお…」
「致し方ありません。将軍の政策で兵は七年間毎月二百人幕府に税の代わりに納めないといけませんから……」
秀乃助の呟きに従者が答えた。
 かつては七万を越えていた畿北十二軍の兵も、今は二万を少し越える程度だ。規模によって納める兵は違うものの、
十二軍の中には二千程度しかいない豪族もいる。それでも一つも十二軍を抜けていない。
「殿、ただいま帰りました。」低く落ち着いた言葉が聞こえてきた。
「おう、辰義。幕府の様子はどうだったか?豪族嫌いは続いておろう。」
「はい。今度は大和の長田蕭雪が納める兵が足りないことで取り潰しとされた模様です。蕭雪は事実無根だといってお
りますが、おそらくそうでしょう。」
「それでは、我らも同じ目に会うかもしれんな…」
 心に黒い雲が被ったようだった。

4:永年:2013/08/28(水) 17:57 ID:SMM

 どうにもならない憂鬱の中、辰義は笑っている。
「何故かのような時にお主は笑えるのじゃ」
と、少し苛立ちながら言うと、
「殿の考えていることには成りはしないからです」
「何じゃと」
「殿には人望があり、それを潰すと将軍の評判が悪くなるからです」
「それでも潰すかもしれんぞ」
 辰義は少し考え、
「曲がりなりにも私は将軍の親族です。そこまでしないでしょう」
「それもそうだな」
 秀乃助は苦笑した。


 上様のあれほどの豪族嫌いは人望を失う…
 そう思いながらも自分の立場上、そんなことを言えばすぐに首が飛ぶ。そんな自分を清興は不甲斐なく感じて
いた。中川家自体も豪族からの成り上がりのため、親族は重役に置かせて貰えなかった。
「清興様、細川従五位龍政様がお訪ねです」
「何、龍政様じゃと。これ、出迎えの用意を致せ」
 そう言ったものの、主人を売った様な龍政とはあまり会いたくなかった。

5:レモンクレープ!:2013/08/28(水) 19:00 ID:DpU


歴史系ですね!
面白そうです!
ちなみにうちは歴史好きです!
特に!戦国時代!

6:永年:2013/08/29(木) 22:43 ID:SMM

感想ありがとうございますm(__)m
次書いてみるかもしれません(^-^;

7:永年:2013/09/07(土) 23:15 ID:SMM

 門の前で待っていると、直ぐに龍政が来た。
「龍政様、この度はどのようなご用件で…」
「おう、清秀。二人で話したい儀があるのじゃ」
「はあ。なんでございましょう?」
「うむ、直ぐにでも話したいところじゃが、話が漏れては困る。奥に行こう」
「はっ、分かりました。しかしどこで?」
「まあそういうな。それでは、行くか」
 龍政が歩き始める。その後ろを清秀は歩いて行くが、この道がどこに続いているか見当がつかない。しかし、龍政
は迷いなく路地を進んで行く。どこに行くのですか、と聞いてもまあそういうなとしか返ってこない。
「さあ、あと少しだ」
 何度か見た光景な気がしてきたが、場所が思い出せない。
「着いたぞ。中に入れ」
 周りを見渡してここがどこか思い出した。そして、血の気が引いた。
 将軍邸だったのだ。
「お前の死地はここだ。潔く散れ」
 将軍が笑っていた。次の瞬間には、世界が白くなった。

8:永年:2013/09/08(日) 20:43 ID:SMM

>>7
奥に行こう→どこか違うとこに行こう

でした(^-^;続きになってない(笑)

9:永年& ◆8BNk:2013/11/01(金) 20:46 ID:SMM

只今vitaより打ってるため、なかなかup出来ません。
読んでた方、申し訳ありません。

10:永年& ◆8BNk:2013/11/30(土) 20:22 ID:SMM



龍政は清秀の死体を見ながら、自分を邪魔する者は只一人を
除いて、居なくなったと思った。
しかし、どうも周りから気が放たれている。
これで失礼しますと言って帰りたいとこだが、門も閉まっている。
「上様、反乱の芽はほぼ無くなりました」
しかし、輝之は何も言わない。
「これからは内政をしていかねばなりますまい」
「龍政」
「はっ、何でございましょう」
「お前に内政は全て任せる」
龍政は仰天した。しかし、
「分かりました。精一杯努めます」となんとか言えた。何か嫌な気がする。
「よし、家へ戻れ」
「はっ、ありがとうございます」
一安心した。だが家へ帰ってその安心は消えた。
家族が皆切り殺されていた。

11:永年:2014/02/03(月) 11:31 ID:Rlg

誰がやったのかは直ぐに分かったが、理由が思い浮かばない。
何故傀儡のように操っていた頼之がとどうしても思ってしまう。
堂堂巡りしながら時間が過ぎていった。


「細川龍政の親族、郎党皆殺された模様。龍政は出仕していますが、昔ほどの切れ味は無い模様」
「里鴦、仕事の金だ」
そう言うと、辰義は里鴦に銀二袋投げた。
「次は将軍の周りを調べろ。報酬は三袋」
「御意」
「よし、行け」
と言うやいなや、里鴦が闇に消えた。
里鴦の本当の名は誰も知らず、里鴦自身までも忘れたそうだ。真実は分からないが。
「辰義は居るか」
秀乃助が襖を開けて入ってきた。もちろん秀乃助は里鴦のことを知らない。
「どうしてもしたいことがあるのだが」
「何でしょう?」
「備中を攻める」
突然のことに辰義は腰が砕けた。
備中と言えば山陽一帯に大勢力を持つ赤松家の本拠地に攻め入るとは殿に何が起きたのだろうか…

12:永年:2014/04/23(水) 21:05 ID:xaw

「どうなさいました?」
そう聞くほかない。
「相手が弱まっているからに決まってるではないか」
「と言いますと?」
見当が付かない。
「死んだのだよ、当主が」
「延祐がですか?」
「うむ、儂も驚いた。病死だそうだ」
「成程。ですが、残党はどうなっているのですか?」
「質問だらけだな。まあよい、四分五裂じゃ」
「殿はお凄いですな…」
心からそう思った。
「よし、族長を集めろ」
「はっ」
また里鴦の力が必要になるなと思いつつ廊下を急いで走った。

13:永年:2014/04/28(月) 15:38 ID:6Rw


戦準備に垂水家の総力を挙げて始めた。
「兄上、これなら四千は出せますぞ」
「農兵はどのくらい訓練すれば指揮下の兵と一緒に動けそうか」
垂水家には農民扱いの農兵というのが正規兵とは別にいる。
「十日ですね。これまで調練がなくとも鍛えておくよう言っておきましたから」
「ならば十三日後には準備が整うと統括に伝えろ」
「はっ。十三日後に準備が整うと統括に伝えます」
「よし、行け」
「御意」
泰赳が立ち去ると入れ替わりに従者が入ってきた。
「どうした」
「播磨の宇野盛章が手勢二千五百を率いて投降してきました」
「何!まことか!」
「城外に布陣しております」
宇野家といえば赤松家の一族でその中でもかなりの勢力を持っている家だ。その宇野家が離反するとなると、赤松家はかなり動揺していると見ていい。
「よし、盛章と会うぞ」
泰赳がまだ帰る途中だろうから呼び戻せと命を出し、従者が引き出した馬に乗った。

14:汐羅:2014/05/11(日) 15:00 ID:/Fg

歴史系かけるなんてすごいですね!!
それに、とても面白いです♪才能あるんじゃないですか!?
これは私も油断してられませんn((
・・・ま、まぁお互い頑張りましょうね(;´∀`)

15:永年:2014/06/01(日) 12:50 ID:vL2

>>14
読んで頂きありがとうございます。
そんな面白くないとは思いますが汐羅さん目指して頑張ります( ‘-^ )b

16:永年:2014/06/01(日) 13:12 ID:2u6

「相当混乱しているのでしょうか」
「だろうな。備前高松城では屍体を見ない日がないらしい」
「なら勝てますね」
「いや、そうは問屋が卸さん。管領だから幕府も助けに来るだろう」
「そうか…とすると我が所領は奪われてしまうのでは?」
「垂水城をそんなに甘く見てるようだとお前もまだまだだな」
「はあ」
そんなことを話しながら城門まで来た。
「開門ー」
鉄で作った城門が重々しい音と共に開いた。
「初めまして、末将垂水城城主垂水泰晃と申します」
「弟の泰赳でございます」
「ご丁寧な挨拶痛み入ります。私めは宇野城城主宇野盛章と申します。我等は延祐の跡を継いだ延照の暴政を見るに耐えかね、赤松家を離反し、垂水家に投降し忠誠を尽くす所存です」
「なるほど、将軍の憂国の心、尊敬に値します。将軍の様な方が配下になって頂けるとはこの泰晃、幸福者でございます。ところで後ろに控えていらっしゃる若将軍はどなたで?」
目鼻立ちのはっきりした若者が進み出てきた。
「それがし宇野盛章は息子、実頼と申します。以後どうぞ宜しくお願いします」
「この愚息は槍と棒に長けており、将軍の側近としてお使いして頂きたく存じます」
目が好奇心に溢れていて、側近としては申し分無いように思える。
「よし、実頼を我近習としよう」
「はっ、早速のお聞き入れ届け、有難く存じます」


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