消えた光

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1:ばやりん:2013/08/21(水) 01:10 ID:dS.

初めまして!へたくそだけどよろしくです!

2:ばやりん:2013/08/21(水) 01:18 ID:dS.

あの日 私たちは何を間違えたんだろう
あの日 私たちはどうして犯してしまったんだろう


だけど、これだけは言える
確信をもって言える


人を傷つけ、追い詰め、そして・・・


その人の人生を壊した
これから続くはずだった人生を

未来を
希望を


奪ったのは私たちだ

クラス全員。教師も。・・・いや

全校生徒かもしれない

3:ばやりん:2013/08/21(水) 01:43 ID:d3I

悲劇が起きたのは今から1か月前

・・・違う。半年前
いじめが始まったあの日から

悲劇は始まっていた・・・




櫻羽 奈史(さくらば なふみ)
中学2年生

この日は始業式だった


「奈史ー!早くしないと遅れるわよー」
「はーい!わかってるよー」


そんなん自転車で行けば5分もかかんないよ・・・


私立麗澤学園中等部

私はそこに通っていた


そんなに頭よくないけど・・・


みんなはわざわざ私立に行くより公立の方がいいんじゃないかと言ったが
私はどうしても地元の公立中学には行きたくなかった


とある事情で・・・






「・・・っと、着いた着いた」
この学校を選んだのは、家も近いし成績も全然いいし何より雰囲気が気に入ったからだ

入学してすぐに新しい友達もできた



「奈史っ!おはよ!」
「おっはよー!」


篠山 叶(しのやま かなえ)
この学校でできた友達

今では一番の親友だ
・・・だけど



叶と親友になってから
なんとなく申し訳ない気持ちでいっぱいになる

あんな事があったから・・・


「また奈史とおんなじクラスになりたいなっ!」
「私も!叶と同じクラスになりたいっ!」



「おっ!貼り出されたよ!クラス名簿」
「ほんとだ。行こっ叶」


「えぇ〜っと・・・」

櫻羽 奈史
篠山 叶


・・・・・・・・・・・

「やった〜!奈史と一緒!」
「よかった〜」

4:ばやりん:2013/08/21(水) 01:54 ID:d3I

その時、叶が固まった

「どした?叶」
「・・・いる」
「え?」
「あの人が〜〜〜」


大塚 明華(おおつか めいか)

「・・・うそ」


大塚明華 中等部1の不良
高等部1の不良、井ノ原 来夢(いのはら らいむ)と付き合ってるらしい

・・・どうでもいいけど


「ま、教室入ろ。」
「うん」








始業式が終わり、教室に戻った
すると・・・



「ちょっとお前!こっち来いよ!!」

大塚さんが誰かを呼び出した

5:ばやりん:2013/08/21(水) 13:54 ID:ARM

「は・・・はい」

鷲見 梨衣亜(すみ りいあ)
かなり地味な女の子

鷲見さんがどうかしたのかな・・・?


「お前さぁ!さっき来夢となんか話してたよね!?」
「えっ・・・いや、それは・・・」

「お前、来夢と付き合ってんだろ!?」

その一言でクラス全員が固まった


「い、いや、違います!」
「じゃあ来夢となに話してたんだよ!」
「そ・・・それは・・・」
「ほら!言えないってことは付き合ってるってことじゃん!!」

なんでそう決めつけるのかな・・・


「鷲見サイテー!」
「ドブスのくせに!」
「別れろ!今すぐ井ノ原先輩と別れろ!」

大塚さんの取り巻きが騒ぐ

鷲見さんと井ノ原先輩が付き合ってる・・・?
ちょっと申し訳ないけどありえないと思う

だって、鷲見さんは、恋愛なんて全く興味ないって聞いたもん

「・・・わかった」

大塚さんが呟いた

「明華?」
取り巻きの1人が言った

「わかったって・・・?」



「今度のオモチャ、鷲見にする」



オモチャ・・・

今まで大塚さんは、「オモチャ」と称していじめを行っていた
ということは・・・



鷲見さんをいじめる



・・・ってこと

6:ばやりん:2013/08/21(水) 19:05 ID:O52

「・・・いいね」
「ま、当然だけど」

大塚さんと取り巻きはにやにやしている

「・・・いや」
「は?」

大塚さんが鷲見さんの顔を覗いた
その時、鷲見さんが大塚さんにしがみついた


「いや!嫌です!ごめんなさい!もう二度と井ノ原先輩と話しません!!ですからっ・・・それだけは・・・!」
「ちょ・・・おい!明華から離れろよ!」

取り巻きが鷲見さんの髪の毛を引っ張った


「・・・もう遅い」
「えっ・・・?」

「言い訳しないですぐに謝ればよかったのに。今更謝られても遅い」
「そ・・・そんな・・・!」


鷲見さんはその場に座り込んだ

「ま、いいや。行こ」

7:ばやりん:2013/08/22(木) 00:01 ID:m6U

大塚さんと取り巻きは教室を出て行った

「・・・・・・・・・・・・・・・」

クラスは一気に静まった
鷲見さんは、座り込んだまま


・・・このカンジ、覚えている
この空気、覚えている

























「やっほお!奈史」
「おはよ。元気だね」


霧島 未唯亜(きりしま みいあ)
小学校で出来た友達

・・・いや、親友


あの日のことは、はっきりと覚えている
忘れては、いけないことだから・・・

8:ばやりん:2013/08/22(木) 00:24 ID:m6U

あの日の、放課後

「今日さ!奈史の家に遊びに行ってもいい?」
「いいよ。未唯亜」


これが。未唯亜との最後の会話だった・・・



「遅いなー未唯亜。約束は3時だったのに・・・もう4時だよ」
私は自分の部屋で未唯亜を待っていた

その時、家の電話が鳴った


「はい、櫻羽です」
お母さんが電話に出た


「はい・・・はい、そうですけど・・・

・・・えっ、未唯亜ちゃんが事故に・・・!?」



・・・え?
未唯亜が・・・!?






その後はよく覚えてなくて
気が付いたら未唯亜の病室にいた


ベットに、顔に白い布を被せられた未唯亜が、横になっていた


「未唯・・・亜・・・?」

何が起きたのかわかんなくて
でも未唯亜が目の前で横になっていて

でも未唯亜がなんで横になっているのかわかんなくて

でも死んでるんだから横になってるってわかった


それでも、信じられなくて
実はドッキリなんじゃないかって一瞬思って

それからわけわかんなくなって
頭真っ白になって



そこからは、覚えてない
きっとお葬式に行ったんだろう

9:ばやりん:2013/08/27(火) 00:49 ID:53E

お葬式のことは、あんまり覚えていなくて
覚えているのは、次の日のこと


「おはよ・・・」
私が挨拶しても、誰も返事をしてくれなかった

そして・・・



「人殺し!」

突然声が聞こえた

「えっ・・・?」

振り向くと、クラスのリーダー的存在の佐々木(ささき)君と榎本(えのもと)さんがいた


「お前のせーで霧島が死んだんだろ!」
「あたし聞いたんだから!未唯亜が奈史の家に行く途中で事故にあったの!」


その時、二人の隣にいた男子が言った



「ちげーよ。ほんとは櫻羽がつきおとしたらしーぜ」




・・・・・え?
違う。そんなことしてない

「はぁ!?何してんの!?」
「人殺し!人殺し!」

クラスのほとんどが「人殺し」とコールした


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