怪盗ジョーカー U

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:ブラックキャット:2013/08/25(日) 16:54 ID:xoE

「満月の夜は気をつけろ。
 怪盗ジョーカーがやってくる」





 ――――なんて。



 一体、誰が言い始めたんだろ。


 なぁ、凛も思うだろ?

 ……知らない。けど、可能性があるとするならば間違いなく、漣の決め台詞じゃないのかな。

 ………。
 あれ、もう忘れて? アレは勢いで言っちゃったから……。

2:ブラックキャット:2013/08/25(日) 17:00 ID:xoE

ブラックキャットです。
とりあえず人物紹介いきまーす。


紅本 漣
 中1。13歳。
 飛鳥と圭の息子。
 凛とは幼馴染。
 飛鳥の運動神経、圭の頭脳を受け継いだメッチャすごい奴。

 ジョーカーの実行担当。


今川 凛
 中1。13歳。
 孤児院出身。
 連とは幼馴染。
 圭がそのまま女子になった様な性格。
 とりあえず頭脳が半端ない。

 ジョーカーのナビ担当。

3:ブラックキャット:2013/08/25(日) 17:19 ID:xoE

「ただいまー」
 ……やっと入学式が終わった……。

 玄関のドアを開けると、母さんと目が合った。
 そのまま、テーブルへとずるずると引きずられていく。
「か、母さん!?」
 女性だというのに、この握力と腕力は何だ。見た目に騙される男は容赦なく張り倒されるな、こりゃぁ。
 いいから、いいいから。と全く相手にされない。
「大体漣が遅いのよ、凛はもうとっくに帰って来てるって言うのに」

 母さんの言葉に驚いた。


 ――――それはない。だって、


 俺は学校が終わると同時に全速力で走って帰ってきたのだから。


 自慢じゃないが、足には結構自信がある。凛が俺を抜くほど速くないのは知っているから……。
 まさかあいつ…………。


 そこまで考えたところで、テーブルへとついた。
 大人しく椅子に座って、凛が来るのを待つ。

 しばらくして、凛も母さんに連れられてきた。
 凛が向かいに腰掛けるのを待って、声を掛ける。
「凛。……まさか入学式に出てないとか言うんじゃないだろうな?」
「…………何で?」
 凛にさっきの俺の考えを伝えると、凛がぼそっと呟いた。


「………漣が飛鳥さんのことをかなり恐れている事は考えてなかった。……失敗だな」


 ……。
「失礼な!」
「……何、反論の余地がある?」
 …………無い。
 がっくりと俯く。

















「――――怪盗ジョーカーの名を、連と凛にやろう」
 父さんの言葉に煌いたのは、どうやら俺だけじゃないらしい。

4:ゆう:2013/08/25(日) 18:47 ID:dYo

言ってくれるじゃないあんた。ねえ?
見た目に騙される女は容赦なく張り倒されるのよ?

あと、最後の圭の台詞の漣、漢字違うよ?
ひなは本っ当変換ミスが多いなぁ……(苦笑)
おまけに、圭の台詞の雰囲気じゃないし……
まあ良いや。

これ原作の漫画の方で、最後ちょっとだけ公開された奴でしょ?
懐かしいねぇ。
んじゃ、あたしも頑張って来よっと。

5:匿名さん:2013/08/25(日) 20:16 ID:oSs

コレってもしかして漫画の
「怪盗ジョーカー」のパクりじゃ…

6:ゆう:2013/08/26(月) 10:15 ID:KAY

匿名さん、あたしが御答えしましょう。
確かに怪盗ジョーカーという漫画は存在します。
けど、あたしが知っている限りでは、二作。
一作目は匿名さんが言う通り、多く広まっている「怪盗ジョーカー」。
二作目は、当スレのスレ主、ブラックキャットが描いているオリジナル漫画「怪盗ジョーカー」。
当スレは、漫画で完結させた「怪盗ジョーカー」を新たに小説化したものです。
決してパクりではありません。

何故お前が答えるんだとお思いなら。
あたしはこの小説の原作、オリジナル漫画の「怪盗ジョーカー」の読者です。
ブラックキャットの絵&漫画を何度も見て、完全なオリジナルだと思っています。
「怪盗ジョーカー U」のキャラクターデザインも先日拝見し、これも新たなオリジナルだなと思いました。
まだ何か言うことがありますか?

7:ブラックキャット:2013/08/26(月) 20:30 ID:xoE

ゆう

そうそう。
……ありゃ。間違えた。

あー、題名のせいかな?
まぁいいや。

今度からはうちが答えるからね。

8:ブラックキャット:2013/08/26(月) 20:49 ID:xoE


 玩具を与えられた子供の様に、俺は向かいの凛を見た。
「なぁ、凛! 勿論、やるよな?」
「……面白そう」
 余りにも素っ気無い一言だけど、凛なりの最大級の評価なのだろう。

 母さんが俺の服の裾を引っ張る。
「まぁ待って、そう急がなくても良いから。――――ね? 圭」
 母さんの隣に立っている父さんが頷く。


「……1回目の仕事だけは、俺達が標的を調べた。その内容を信じるかどうかは……特に凛。
 お前次第だ」


 父さんの視線は特別なような気がするのよねぇ。


 ――――と、母さんは言った。まったくその通りだ。
 あんな視線を向けられると誰も言葉は発せられないくらいに真っ直ぐで、強い意志を秘めていて……。
 本当に俺の父さんなの? くらい、初めは思ってしまったくらいだ。


 凛は頷いた。
「勿論、こちらで裏付けはさせてもらいます。
 ……それより、漣は実行担当でいいよね」

 突然話を振られて、慌てて考える……必要もなかった。
 ナビもしたかったかなぁ、とは思ったけど流石に無理だ。


「OK。じゃ、凛はナビよろしく」
「了解。……圭さん、早速標的の情報くれますか」










 凛はパソコンに向かい合い、
 俺はいつも通りのトレーニングをする。


 “日常”から「非日常」へと変化した瞬間だった。

9:ブラックキャット:2013/08/26(月) 20:51 ID:xoE

漣のプロフィール、ちょっと変えますね。
あれじゃ凛の立場がなくなる……。

連は母・飛鳥の超人的な体力は受け継いでも、父・圭の常識はずれの頭脳は何処かへと流れた。

……ということで。

10:ゆう:2013/08/27(火) 18:18 ID:xUY

そう言うそこもひなだよね。
嬉しくなります。ふふふ。

出来る?

変わっても漣は漣でしょ……
って、凜なら言うかな。呆れ気味に。

11:ブラックキャット:2013/08/30(金) 17:46 ID:xoE

何が?

まぁ、たしかに。

12:ブラックキャット:2013/08/30(金) 19:36 ID:xoE


 朝日が照らす、俺達の寝室部屋。
「凛? 凛? ……凛、聞こえてるんだろ」
 凛が煩そうに寝返りを打った。小さな声が聞こえる。 
「…………寝てる」
「起きてんじゃねぇか!」
 布団を剥がして無理矢理起こす。
 ぐらり、という効果音が似合う動作で起き上がった凛の目は半開きで、このまま学校に行かせてもいいのだろうかと不安になる。
 未だ顔を俯かせて体をぐらぐら揺らしている凛を急かして、居間に連れて行く。

 凛がご飯を食べている間に急いで着替えて、居間に行く。
 目の前にあるご飯を食べ終わる頃には、凛の目も覚めた……筈。相変わらず半開きの目だが、僅かに機能している様子が見れるから問題なし。
「………ご馳走、様でした」
「ご馳走様ー。母さん、弁当は?」
「今やってるの。ほら、早く準備しなさい」

 母さんの小言を背に受けると、父さんが顔を出した。
「飛鳥、時計……止まって……る……ぞ」
 母さんが固まる。
 父さんの手の中にある携帯を見ると、既に家を出なければいけない時刻を10分回っていた。
「……ぅ、」
 わああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!?









 ぜーぜー息を切らせて教室に入る。微妙に視線を集めているのは、恐らく凛だろう。……あんなに走った俺について来て、未だ目が半開き……恐ろしい。本気で。
 ぐらぐらして危なっかしい凛を席に連れて行って、俺も自分の席に座る。
「……凛、いくらなんでも授業中は寝るなよ?」
「…………それ、は…聴けない、注文、だ……」
 そう呟いたかと思うと、ばったり机に突っ伏した。くー、くー、と寝息が聞こえる。
 寝るの!? 今!?




 先生が教卓の後ろに立つ。
「はい、それでは自己紹介からしたいと思いまーす。それじゃ……そっちの廊下側の子からで、よろしく!」
 俺は窓から2列目だから、当たるとしても後の方か。ほっと胸を撫で下ろす。

「……紅本漣です。……よろしくお願いします」

 無難に済ませて、凛の順番を待つ。凛は俺の隣、一番後ろだ。
 順番が回ってきて、凛が薄っすらと目を開けた。
 ガタッ、と立ち上がり、

「……………今川、凛」

 ぼそっと吐き捨てるように呟いて、ガタッ、と座る。
 こういう自己紹介を見たことのない人が多いんだろう、教室が少しざわめいた。
「凛……」
「………何、名前言えばいいんじゃないんだっけ」
 真顔で言う凛には、本当に尊敬する。





 凛はかなりクラスメイトから恐れられているらしい。
 学校が始まって、凛がよく行くようになったのは学校の屋上だった。1回凛について行ってみると、「風が気持ちいい」とウトウトしていた。

13:ブラックキャット:2013/09/01(日) 19:33 ID:xoE

「はーい、生徒会オリエンテーションが始まるので廊下に並んでくださーい」
 入学して早1週間。今日は生徒会執行部主催学校の説明会生徒会オリエンテーションらしい。要するに学校の説明会らしいが……。はっきり言って面倒だ。何でそんなことの為に態々体育館まで行かなきゃいけない?
 およその身長順で1年生が体育館へと続く廊下をぞろぞろ歩く。このクラスは身長の低い男子ばかりなのか、俺が一番後ろでクラスの人達に着いていく。ふと気になって凛を探してみると、なんと女子の一番後ろにいる。どうやら凛とその前の女子達の身長差はあまり無く、グループの間に凛が入ってしまうらしかった。……つくづく自由だな……このクラス。





 体育館に入ると床にシートが引いてあって、その上にパイプ椅子が並べてある。
「ぅっはー…。折りたたみの椅子でもこれだけ並ぶとなんか迫力あるな……」
「……4組はあっちだって。先頭は何をしてる……」
 俺達4組は行くべき場所が分かってないらしい。先生が慌てて手に持ったファイルをめくっている。
 しばらくして、やっと座れた。回ってきたプログラムを隣に回して後ろの凛を振り向いて言う。
「やっぱり、凛もこんなイラスト描いたりするのか?」
「……たまに。如何しようも無く暇な時だけ」
 たまに、って言うくらいどうしようもなく暇な時があるのか、凛は。
 宿題に追われて暇なんて無い様な気がする俺からしてみれば、かなり羨ましい。





『えー、それでは生徒会執行部主催生徒会オリエンテーションを始めます。それでは、先ほど配ったプログラムを見てください。……』
 ステージ上に上がった“生徒会長”の声がマイク越しに体育館に響いた。

14:ゆう:2013/09/02(月) 17:27 ID:2kU

何でもなぁーいっ。

あー 家も止まってたわ。時計。
さぁ頑張ってね。漣、凜。
凜の背の順の場所、あんたの境遇と一緒じゃん。ったく。
しっかし、圭は朝弱いなぁ――…。
ひなは強い癖に。
あたしは弱い! うん!
前はひなのチャイムで目覚めたー。

15:ブラックキャット:2013/09/02(月) 20:09 ID:xoE

いや、あんまり強くない。
チャイムと同時に出てkるのはいつになる……

16:ゆう:2013/09/03(火) 19:25 ID:b4o

そう?
あたしからしたら、凄いよ……
あー 無理かも。

17:ゆう:2013/09/17(火) 12:22 ID:PJ2

一先ず上げるよっ。

18:リナ& ◆IK9U:2013/10/27(日) 16:10 ID:QXw

初めまして。
怪盗ジョーカー、1から見ました。
飛鳥ちゃんと圭が大人になって、しかも結婚してるとか!
予想はしたけど、最高です。
1からゆっくり読んでたら、感想書くのが遅くなって……ちょっと前のなのに、すみません…。
最近更新されてませんが、楽しみに待ってますね。
頑張って下さい‼


書き込む 最新10 サイトマップ