一輪の花と一人の僕と独りの君は。

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1:色彩:2013/08/27(火) 01:47 ID:lNw

僕は……知らなかった。
18年という時間を過ごしてきても、知らなかった。

・・・・・・花の中に『人』が居たなんて。

2:色彩:2013/08/27(火) 01:56 ID:lNw

あれは忘れもしない。

高校の帰り道………8月のクソ暑い中、
進路相談の事について学校に呼び出された日の事だった。

僕、笹原 唯(sasahara yui)はつい見とれてしまった。
目の前に落ちていた綺麗な……それはそれは美しい一輪の百合に。

今となっては思う。
何故あれを拾ってめでてしまったのかを。

すると突然、何かの音が聞こえた。
「-------」

微かだが、僅かに声が聞こえる。
何処からの声だろうかと僕は周りをキョロキョロみた。

しかし、人は愚か猫一匹さえ通っていなかった。

すると、今度は僕にちゃんと聞こえるような声で………

「もし………水が……欲しい」

良く聞くと、その微かな声は僕の拾った百合から聞こえてくる。


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