A letter of invitation

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1:花:2013/09/02(月) 08:44 ID:tf6





『A letter of invitation


貴方にゲーム招待状が届いています。
  ルールは簡単 
 ただ、○×ゲームをするだけ。
ですが間違えてしまえば貴方は大切な人を失います。



――それでも、参加しますか?』


        

2:花:2013/09/02(月) 09:07 ID:tf6




 ある日届いた招待状に、私は目を疑った。
 幻覚を見たか夢でも見てるかと自分を疑った後、頬を少しつねってみるとヒリヒリと痛む。


「夢じゃない…」


 誰だって、

『三鷹 陽子様


A letter of invitation


貴方にゲーム招待状が届いています。
  ルールは簡単 
 ただ、○×ゲームをするだけ。
ですが間違えてしまえば貴方は大切な人を失います。



――それでも、参加しますか?』
 
 何て招待状を受け取ったら吃驚するだろう。
 首を傾げてよく見てみると、場所が書かれていし、時間、服装など具体的なことは書かれていなかった。
 具体的なことが書いていないなら、行きたくても行けないだろう。
 そもそも何故具体的なことを書かないのか。

「意味分かんない……」

 来て欲しいのなら、場所と時間は最低限書かないと駄目だろう。
 どうも腑に落ちない。
 再度首を傾げた後、その招待状を手に握り締めたまま家の中に入っていった。




 

3:みみ:2013/09/02(月) 11:14 ID:tf6



何となく今更ですが、


題名を通訳すると「招待状」です。

友情×バトルファンタジー(?)的な作品になる予定です。


グロ多めになる予定なので、苦手な方はスルーでお願いします。
全て私の妄想の世界の話です。盗作はしていません。


上記のことは作品の説明だと思っていただければ......

4:花:2013/09/02(月) 11:45 ID:tf6



何度も申し訳ないです。
>>3は私です。


それと、ファンタジー的にはなりません
魔法なんか使いません 主人公!


本当に申し訳ないです。

5:花:2013/09/02(月) 14:40 ID:tf6




 そして、そのまま自分の部屋のベットへダイブ。
 いつもみたいな、ゴミと汚れがついていないベットはふかふかで気持ちが良い。
 あぁ、昨日掃除しておいて良かった、何て笑うと再度あの招待状を見る。


「――大切な人を失う…か」

 
 私に大切な人なんていたっけなと記憶を辿ってみるが、思い当たる人はいない。
 しいて言うなら、家族くらいだろう。
 三日前に、唯一無二の友人ユリと喧嘩したばかりで友人なんてそんなにいない訳だし。
 作る暇があるのなら、勉強しておいた方が将来の為だ。
 何て、自分らしくない考えを頭の隅に置きながら昨日から読み始めているノペライズを手に取る。


 
 パラパラと本を捲っているうちに、睡魔に負け私はベットに体を預け、寝ることにした。




――――――――
――――――
――――



「…こ! …よう、こ! 陽子!」


 それから何時間経っただろうか。
 私の名前を呼んでいる声が遠くから聞こえてくる。

「ユ……リ…」


 自然にユリの名前を呼ぶと、相手はそれが嬉しかったのだろうか。
 私の手を取り、体をゆさゆさ揺さぶり始めた。





 

6:みみ:2013/09/03(火) 18:11 ID:tf6




 それから、数分後。
 私は頬に生暖かい水を感じたと共に、鼻を劈くように臭う鉄の臭いで目を覚ました。


「臭い……一体此処はどこ?」
「此処は、地獄とでも言った方がいいのかな。おはよ、陽子」


 聞きなれた声に振り返ると、そこに居たのは涙で顔をぐしゃぐしゃにしたユリだった。
 何故、ユリが此処に。
 ユリにも、あの変な招待状が届いたのだろうか。


「ユリはまだ、怒ってるけ、ど。此処は何処か分かんないし、怖いから一緒に居てあげてる」

 
 ユリは吐き捨てるように言い、ふいっと何処かへ視線を移す。
 私も釣られたように、ユリの視線の先にある何かに視線を移すと、「ヒッ…!」と悲鳴を上げた。
 何せよ、そこにあったのは無尽蔵とも言わんばかりの、人間の死体だらけだったからだ。
 口から血を吐き出している者も居れば、人間かどうか疑いたくなるような死体もある。
 ユリはこんなところで一人でいて、心細くなかったのだろうか。
 昔から怖がりだったユリがこんなところに居て、大丈夫だっかのだろうか。

 いや、大丈夫じゃなかったのだろう。
 だからこんなに目の周りが腫れているのだろうし。


「こんなと、ころに、居たくないし……どっか行、こっ」
「あ…、うん」
「ほら、行くよ。陽子」
「うんっ」


 
 ユリに手を差し出され、私は体を起こすとユリの小さな手を遠慮がちに握り、走り出した。

7:花 ◆hyzw:2013/09/05(木) 20:15 ID:tf6





 歩き続けること十数分。
 まだ、地面は人間の死体だらけだ。
 その死体を踏まないようにつま先立ちをしながら、器用に歩く。

 それにしても。
 此処は何処なのだろう。何故こんな地獄のような所にいるのだろう。
 疑問と不安と恐怖で胸がいっぱいだった。
 ――ユリもそれは一緒のようで私の手を握っている手が少し震えている。
 それにさっきから一言も話していない。


「ユリ」
「ひゃあっ!! な、な、何!?」
「ううん。さっきから何も話さないから不安になっただけ」


 ユリの手を強く握り直すと私は下に俯いて立ち止まった。
 ただ、怖い。何処か解らない所に人間の死体と私とユリだけでいるのは、すごく怖い。
 

「陽子は、さ……もう少し怖がり直したら?」
「ユリに言われたくない」
「色々、ごめんね」
「ううん。私こそ意地張ってユリ怒らしてごめん」


 無理に笑うと、私はまた歩き出した。
 
 ――これからの未来のことを考えながら。

8:みみ ◆xgV2:2013/09/16(月) 17:43 ID:cJs



 これから、私達はどうしたらいいのだろう。
 大人しく招待状に書いてある通り、○×ゲームに参加すればいいのか。
 それとも、このまま歩き続け○×ゲームに参加することを回避すればいいのか。
 ――幼い私達にとっては、難しい決断。
 参加して、大切な人――家族を失ってしまうのが怖い。
 だが、参加せずにこのまま宛もなく歩き続けるのも嫌だ。

 ……じゃあ、どうすれば良いのか。

 頭にそのことだけを浮かべてただユリに着いていった。
 どうか、これからは天国のように楽しくて明るい絵本のような所に行けるように。
 ユリと仲直りしてこの暗闇から抜け出すことができるように。





 それから暫く宛もなく歩き続けた時だった。


「……っ!」


 激しく頭が痛んだ。
 ぶつけた時の外側に対しての痛みではなく、頭の中を鈍器で殴られたような、酷く気持ち悪い痛み。
 クラクラと視界が歪む中、私はユリの手を強く握り締め気を失うのを防いだ。
 足も力を入れ、倒れ込まないようにと自分にできる事を精一杯する。

 ――倒れてユリに迷惑をかけてはいけない。

 喧嘩して、それまでにも散々迷惑をかけてきたのに、
 こんな訳の解らない所に来てまで迷惑をかける訳にはいけなかった。


「わぁっ、陽子どうしたの!? 顔真っ青だしっ!」
「だいじょ、ぶ…だからぁ、先行って…て…」
「そんな訳にはいかないよ! 此処じゃいけないからどっか行って休もうよ!」


 ユリは私を担ごうとおんぶをしようとしているのか、
 死体のない所まで私を引っ張るとしゃがんで「はいっ」と私がユリの背中に乗るのを待っていた。








 

9:花 ◆4X5Y:2013/09/30(月) 12:12 ID:cJs




 
このままだと結局はユリに迷惑を掛けてしまう。
 私は「少し休んだら大丈夫」と無理をしてへなへなと座り込むと、
 まだ痛む頭を押さえ出来るだけ痛みを堪えた。
ユリは酷いことをした私を助けようと手を差し伸べてくれた。
 そんなユリに迷惑を掛けるようなら友達失格だ。


「陽子ぉ…死んじゃダメだよ……」


 ユリは今にも泣きそうな顔で私の顔を覗き込むと手を握り少しでも心の支えになろうとしてくれた。
――頑張ろう。痛みになんか負けない。
 心の中で誓うと、私もしっかりユリの手を朦朧とする記憶の中で力強く握りしめた。


「大丈夫……死な、ない…か、ら…」
「もぉ喋らなくて――――逃げ、ないと…」
「……え、」


ユリはいきなり座っている私の手を握り締め走り出した。
 どうしたんだ、と霞む視界の中で見えたのは、
 ――無尽蔵と言わんばかりの死体が私達を追いかけているということ。
ガクガクと膝が笑う中、ユリは必死に走り続けた。
 そんなにも運動神経が良くないユリはすぐにでも追いつかれてしまう。
 現に追いかけてくる死体達は手を伸ばしてしまえば届く距離にいる。
 もうダメかもしれない。そう諦めかけた時だった。
ふわり、と体が浮かんだと思えば追いかけていた死体達がじゅわりと溶けていっている。


 反射的に振り返るとそこにいたのは、一人の青年だった。
彼は私達のことを見ると驚いた様子でハァハァと荒い息をしている。




 

10:やゆ ◆Datc:2013/12/26(木) 14:41 ID:uYc



上げないとヤバイということで上げ

11:黒猫P 907:2013/12/26(木) 19:15 ID:PPg

面白いですネ

12:やゆ ◆Datc:2013/12/29(日) 12:10 ID:uYc

>>11

ありがとうございます!

13:・・・。:2013/12/30(月) 19:11 ID:WU2

すごいです。

また、読みたいです。


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