君との時間

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1:柚穂:2013/09/12(木) 17:48 ID:kDU

よろしくです

2:柚穂:2013/09/14(土) 17:32 ID:Mz6

1995年11月8日

この日、ひとつの奇跡(ひげき)が起きた



時間は23時44分
何秒かは知らない

この5時間ほど前、ある女性が腹痛を訴えた
そして、傍にいた男性と共に病院へと急いだ

その女性は、体が弱かった

20歳までしか生きられないと医者に言われたが、この時の女性の年齢は22歳
2年長く、生きられたのだ

その後、女性は分娩室へと運ばれた
男性はその部屋の前のベンチに座った

今まで誰にも見せなかった、不安で泣きそうな顔で


そして

女性の体から、小さな命が産まれた
それと同時に


女性の亡骸があった





そう

1995年11月8日

それは





私が産まれた日
そして

私の母が亡くなった日



母は生まれつき体が弱く、出産は無理だと言われてきた

だから私ができた時、周囲に産むなと言われたらしい


しかし母は、産むことを決めた




私の名前は
如月 叶(きさらぎ かなえ)

母が考えた名前だ

「この子の幸せな願いが、全て叶いますように——―――――――」





その願いを叶えるために、母は犠牲になった



父は、私の事をひどく嫌った

「お前がいずみを殺した」と


いずみとは、母の名前である

毎日毎日言われた

「お前さえ………お前さえいなければっ…………いずみはっ……!」










私が

お母さんを



殺した――――――――――――――

3:柚穂:2013/09/21(土) 22:58 ID:d9w

幼いころの記憶はほとんどない

数年後には完全に忘れてしまっているだろう
まるで…雪のように…静かに……


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