あの日、あの時。

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1:misaki:2013/10/06(日) 21:11 ID:FGk


今年もこの季節がやって来た。
 あれから…五年か…。

「咲真…_」


山嘗 凪 
15歳の少女。 五年前行方不明になった、北三 咲真を忘れられずにいる。

竹地 圭斗
15歳の少年。 北三 咲真と山嘗 凪の幼馴染みで、凪に想いを寄せている。

北三 咲真
10歳の時に死んだ少年。

2:misaki:2013/10/06(日) 21:27 ID:FGk

「覚えてる?」
紅葉が 地面一面に張るこの季節。
幼馴染みの圭斗に話しかけた。

「……何…がだ?」
圭斗は思う、どうせ咲真のことだろう。

「タイムカプセル。」
淡々と話す凪に、咲真のことじゃないのは珍しいなと思いながらも、圭斗は返事をする。

「5年後に掘ろうって、言ってたやつか?」
「うん。」
凪は、地面の一点を見ながら話している。

「…掘り返すのか…?」
あれを掘り返すのには、少し抵抗がある。
あれは…あの頃『三人で』掘ろうと約束したものだ。

「うん…だけど、咲真が…」
「でも、咲真は…」
何を考えてるのか、分からない。
 凪は口を止めずに、話している。
「…三人で掘ろうって…」
「だからっ、咲真はぁ!」
慌てて、口を接ぐんだ。
 地面を見ていた凪の目は見開き、こちらを見ていた。

「……悪い。…つい」

「いや、大丈夫。」
少しの沈黙の後、凪は言った。
 感情がこもってない…咲真が行方不明で亡くなってからだろうか、こんな話方になったのは…

だけど、俺はそんなことは深追いしない。

「悪い。」
もう一度だけ言って、それからは一言も発さずに歩いた。

3:ももえ:2013/10/07(月) 07:28 ID:qVo

面白い!


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