青い眼の支配

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1:幼音アリア:2013/10/31(木) 18:17 ID:BJ.

青い眼の謎の支配者と、支配者に立ち向かう
少年少女達による戦いを描く人間ドラマ小説です


【キャラクター】

アルン・ロア (この作品の主人公、支配者と契約を結ぶ)

ファイン・ロッド (この作品のヒロイン)

フェドー・ロー (謎に包まれた少年、アルンをサポートする)

ロダン・キリエア (支配者に復讐を誓った少年)

フィアーナ・キリエア (ロダンの双子の妹、兄のロダンを慕っている)

ラナ・セトロイム (暗殺が得意な元殺し屋)

イオ・マファロン (ラナと共に暗殺をしてきた元殺し屋)

アロード・デイアー (まだ子供の七人をまとめる男性、七人にとっては父親の様な存在)

支配者 (世界の全てを支配する支配者、自分の全ては正しき世界への道標と思っている)

2:幼音アリア:2013/10/31(木) 18:58 ID:BJ.

西暦 1882年 クアール暦 11年

支配者と少年の出会いは、世界の歯車を
奇妙な方向へと傾けてゆく......







                 第一章 【世界の支配法則】







「うっ...ん.....? どこだここは...」

「おっ、目が覚めたな、大丈夫か?」

「アンタ、誰だ...? ここは一体どこだ?」

「おっと、自己紹介が遅れたな、俺の名はアロード・デイアー
お前が道で倒れていたからここに連れてきたんだ
そしてここは先月までやっていたカジノだ.....
まあ、ヤツの支配が大きくなってからはこんな店はどんどん潰れていったがな...」

「ヤツ?何だ、ヤツって」


アロードは、その発言を聞いた瞬間耳を疑った


「お前、ヤツを知らないのか!?」

「あ、ああ...」

「ちょっと来い!!」



何だ?何を驚いてるんだコイツ...

ヤツって一体何なんだ?

3:匿名さん hoge:2013/10/31(木) 19:54 ID:Viw

これもですね。
まあもうひとつの方読んで

4:幼音アリア:2013/10/31(木) 23:28 ID:BJ.

「おいおい、そんなに引っ張るなって!!」

「いいから来い!!」

「どこに向かってんだ?」

「くればわかる…」


可笑しな奴だ、何をいきなりどこに連れて行くつもりだ?


「着いたぞ、ここだ…」

「ん?ただの人ごみじゃないか」

「見ていろ…」

「……?」


その時


「道をあけろ------っ!帝王様のお通りだ------っ!」

「来たぞ」

「来たって…何だあれ? よく見えねえな…
目が青いってことしか確認できねえな」

「そう、あいつこそ青い目を持つ悪魔だ…」

「悪魔?何を根拠にそんな馬鹿げたことを…」

「ああ、まただ… 見てみろ…」

「…!!おいっ、あれって…」

「ああ、公開処刑だよ……」

「酷い、酷すぎる!! 誰にも人の命を奪う
権限なんてない筈だ!!止めてくる!」

「あっ!おい待て!」

「ゆ…許してください…」

「これは帝王様が世界を正しい方向へ導く為の道標、
貴様ら人類の未来の為の儀式なのだ!!
断じて中断することなど無用!」

「そ…そんな…」

「よし…やれ…」


斧が大きく振り上げられた


「ひっ……!!」


「待てッッッ!!!」

「……ん?」

「貴様、帝王様の神聖なる儀式に口を挟む気か!
貴様も直ちにこの場で処刑だあぁっ!」

「うるさいぞ!!口を閉じろ!」

「て…帝王様、畏まりました…」


突然の出来事に、その場に冷たい風が
死神の鎌の様に何かを切り裂いた



「この私の聖なる儀式を止めたのは貴様が初めてだ……
貴様、只者じゃあないな…」

「るっせえっ!なにが神聖なる儀式だ!!
てめえの身勝手な考えだけで人の命がどんどん消えていくのを
ただじっと見てられっかってんだよぉっ!」


アルンの怒鳴り声が、支配者の中のとてつもない
邪悪な何かに火を灯した


「貴様、なかなか面白いことをいうじゃあないか……
よし、契約だ…」

「…!!帝王様、それは…」

「貴様、この私に口出しするというのか……?」

「いっ、いえ!滅相もございませんっ!」

「よし、それでいい…」

「お前、支配者面しているけど、本当はただの
残忍極まりない大悪党のクソったれじゃねえか!」

「…ッ!! まあいい、貴様、名は?」

「俺の名前は、アルン・ロアだっ!
よく覚えていやがれ、必ずてめえをぶっ潰す!必ずな!!」

「よし、契約成立だ 今から貴様にこの私を倒す
チャンスをやろう…… 期限は100年、その100年の間に
この私を倒せない場合は貴様の負けだ…

名づけて100年支配遊戯……」

「人間がそんなに長生きできるわけがないだろ!ふざけるな!」

「果たしてそうかな…? しかし、貴様だけでは
戦いに勝ったところで嬉しくもない…
あと七人、人間を集めろ… では待っているぞ」

5:幼音アリア:2013/11/01(金) 18:21 ID:VCM

episode 2 【謎の少年フェドー・ロー】



「畜生、あの野郎…勝手なことばっか言いやがって!
何が100年支配遊戯だ、ふざけてやがるぜ!」

「とにかく、あいつは言ったことを必ず実行に移す奴だ…
早く七人集めないと…」


アロードがアルンの言葉を遮った


「そんなことはわかっている、俺はあいつのあの態度が気に食わねえだけだ!
人前で見せしめに人を殺すことになんのためらいも悪意も抱かねえあいつの態度がな!」


再び、アロードがアルンの言葉を遮る


「仕方がないことなんだ…今の世界は殆どがあいつの支配下にある…
全ての人間が、あいつを知らないわけがない筈だが、お前は知らないみたいだな
記憶喪失か何かかと思ったが、さっきあいつの前で名前を言っていたし…
お前は一体、何者なんだ…?」

「俺にもわからない…自分の名前も誕生日も歳もわかるのに、
今までの人生で自分が何をして生きてきたのか、さっぱりわからねぇ…
思い出せねぇんだ…」

「お前、そんなんじゃあっという間に命を落とすぞ?」


いきなり一人の少年が会話に口を挟んだ


「ん?俺のことか?」

「そうだ、アルン・ロア…」

「どうして俺の名前をお前が知っているんだ?」

「さっき人ごみの中にいてな、その時見させてもらったよ
お前の威勢の良さを…あの青目野郎にあれだけのことを言う奴は
お前が初めてだった…はっきり言って驚いたよ、冗談抜きでな…
だが、お前は大きな勘違いをしている」

「勘違い?」

「ああそうだ、威勢の良さだけではあいつに勝てるどころか
あいつの部下にですら即殺される…必ずな…」

「だからって人が殺されるのをただじっと見てろっていうのか!?
冗談じゃねぇ!!ふざけるなっ!!!」

「そういうことを言っているんじゃない、お前の力ではまだ
誰にも及ばないと言っているんだ…」

「誰にも…」

「俺の名前はフェドー・ロー、今からお前の言う七人の一人に入らせてもらう…
俺について来い、俺が全てをお前に見せてやる…」

6:幼音アリア:2013/11/02(土) 07:43 ID:VCM

episode 3 【教会のファイン・ロッド】


フェドーのサポートを頼りに、町を散策し始めた一行…
ここでもまた、新たな出会いが待っていた…


「おいフェドー、これから一体何を見せてくれるっていうんだ?」

「お前はただ俺について来ればいい…そうすればこれから先、
お前がどんな運命を辿るのかがわかる…全てな…」

「運命ねぇ…」

「お前達、今は話よりも仲間になってくれる相手を
探し出すのが先なんじゃないか?」


アロードが二人に問いかける


「わかっているさ、アロード…だからこうやって
散策しているんだろ?」


その時、アルンがある建物を見つけた…


「これは…」

「ああ、これは教会だよ…最も、奴の支配力でついこの前
見てのとおりボロボロになっちまたがな…」

「ん?あそこにいるのは誰だ?」

「ああ、あれはファイン・ロッドだ…この教会の信者の
まとめ役みたいな奴だ」

「ちょっと話してくる…」

「おい待てよ、ファイン・ロッドは体が弱いんだ…
いくらなんでもあいつを仲間にするのは賛成できねえな」

「アロード、お前は仲間を増やそうとするアルンの気持ちが
わかっていないようだな…」

「……?」

「考えてもみろ、アルンはさっき奴と直接対立して奴の恐ろしさを
十分に知った…この危険な場所にファインをいさせておくのは
やばいと思ったんだろう…」

「た…確かに…」

(神よ、どうかこの世界をお助けください…)

「よう、ファイン・ロッドさん?」

「え…?」

「教会でお祈りか、頑張っているな…」

「あ、貴方、誰ですか…?」

「俺か、俺はアルン・ロアだ」

7:はるん☆☆:2013/11/02(土) 19:12 ID:MNw

>>3
もういいんじゃないですか?
そんなに責めなくても

8:~ななみそ~:2013/11/03(日) 19:05 ID:smk

トーク板にてカキコ頂いた
オシャレズ・バンパイアの作者、ななみそです!これを読ませていただき、さすがだと思いましたねー!

9:幼音アリア:2013/11/04(月) 08:11 ID:cuM

episode 4【決断の旅路】


「アルン…ロアさん…?」

「ああ、アルンって呼んでくれ
それよりも、教会でお祈りをしているのはわかるが、
一体何を祈っていたんだ?
恋が実りますよーにとか、大金持ちになれますよーにとかか?」

「そっ、そんなんじゃありません…」

「じゃあ何を祈っていたんだ?」

「そ…それは…」

「…もしかして、世界平和か?」

「は…はい…」

「そっか…」

「見ての通り、この町はあの青い目を持つ支配者さんに
荒らされて、建物や野原は一面荒地と化しています…
私はもう…こんな酷いの耐えられません…
だから、神様にお祈りを捧げていたんです…
あの、アクフォウス様に…」

「アクフォウス?何だよそれ?」


アルンがファインに問いかけた


「アクフォウス様は、私達信者がお祈りを捧げる
神様のことです…
言い伝えによると、この世界の全てを知り、時をつかさどり、
この世に幸福を齎すと言われています…
あそこにある石膏像は、アクフォウス様の像です…
この前この教会が壊された時も、あの石膏像だけは
無傷で残りました…
何か不思議な力があるのだと、私は思っています…」

「でも、お祈りだけじゃ世界は救えないぜ?」

「どういうことですか?」


今度はファインがアルンに問いかける


「神様なんてものを信じるのは人それぞれだ…
信じたり、信じなかったり…
あんたが神様を信じているのをとやかく言うわけではないが、
お祈りっていうのは、神様に対してお願いをしているわけだ…
だが、誰にだってできない事がある、それは神様だって同じだ…
神様ではなく、支配者と人間が始めた争い…
人間はそれを自分達で食い止めなきゃいけないんじゃないかな?
争いは、神様が止めるんじゃなくて、自分達自らの手で
食い止めなければ意味はないんだよ…」

「アルンさん…」

「ファイン・ロッド…お前、俺達と一緒に
奴を倒しに行かないか?
絶対に危ない目にはあわせない、頼む…」


バチィンッ!!


ファインがアルンの頬を思いっきり引っ叩いた


「………」

「なっ、何しやがる!」

「あなた、何でそんな無茶な事するんですか!?
私だって世界を救いたいです、でもあの人に勝てるとは到底
思えません、命を粗末にする人は嫌いです!!」

「じゃああんたはこれからもそうやって人生で数多く来る
苦難から逃げていくのか!?
今こうやって口で争っている間にも、多くの人が奴のせいで
死んでいってるんだぞ!!
今俺達がやらなきゃいけないことは、神様に祈ることじゃなくて
奴の支配を一日でも一秒でも早く食い止めることだろうがッ!!
あんたはそうやって救える命も見捨てるのか!?」

「……」

「わ、わりぃ…ついカッとなっちまって…」

「いえ、いいんです…あなたの言っていることが正しいんですから…」

「……」

「アルンさん、私決めました…あなた方と一緒に行きます」

10:美火紗:2013/11/04(月) 09:47 ID:bCk

アリア
小説書くの上手!
続きが気になる!

11:幼音アリア:2013/11/04(月) 09:53 ID:cuM

ありがとう、みかささん♪

12:美火さ:2013/11/04(月) 10:45 ID:bCk

どういたしまして!
みかさ でいいよ?

13:幼音アリア:2013/11/04(月) 16:46 ID:cuM

episode 5【仲間の居場所】


「ほ、本当か!?」

「はい、現実から逃げてばかりでは何も始まりません…
あなた方と一緒に行きます、いえ、行かせてください」

「ああ、もちろんだ!!」

「おーい、アルンー、そろそろ行くぞー」


アロードが教会の外から呼びかける


「わかった、今行く!さあ行こうぜ!」

「はい!」


ギュッ…


アルンがファインの手を優しく握り、走り始めた


(暖かい手…なんて希望に満ち溢れた暖かさなんだろう…)

「待たせたな、アロード、フェドー」

「で、結局仲間になったんだな、ファイン・ロッド…」


フェドーがファインに言った


「はい、逃げてばかりじゃ先には進めませんから…」

「これで三人か、あと五人集めないとな」


アロードが言った


「え?五人?」

「あっ、そうか、ファインにはまだ言っていなかったな
俺を除いて七人仲間を集めるよう奴と会った時に言われてな
ファインとフェドーを含めてあと五人、集めなきゃな」

「それなら私、一緒について来てくれそうな人を知っていますよ
しかも二人…」

「でかしたファイン!あんた最高だぜ!」

「えっ…?」


ファインが顔を赤くした


「で、その二人ってのは何処にいるんだ?」

「あ、はい…この先のグラウィード通りの路地裏にいます」

「グラウィード通りって、今ちょうど奴の支配下にある軍隊が
戦争をしている真っ只中じゃないか?」

「今は一時休戦中ですので心配はないです…」

「よし、じゃあ行くかっ!いざ、グラウィード通りへ!」

「私がご案内します」

「いや、ちょっと待った!」


アロードが言った


「な、なんですか?」

「お前はまだ子供だろう?危険地帯案内役には適さない、
俺に任せろ!小さい頃からグラウィード通りは庭みたいなもんだ」

「そういえば、アロードって何歳なんだ?」


アルンがアロードに問いかけた


「ん?俺か?23歳だが」

「お前、大人だったのか?」

「ああ、見ればわかるだろ?さぁ行くぞ」

「ああ、そうだな」

「あ…あの…アルンさん…」

「何だ?ファイン」

「あの…一つだけ、お願いがあるんですけど…」

「……?」

「あの…その、て…手を繋いでいてくれないでしょうか…?」

「いいぜ、さぁ繋ごう」

「は、はい…」


ギュッ…


「…暖かい」

「何か言ったか?」

「あっ、い、いえ、何でもないです!」

「そうか?ま、いっか」

(暖かい手…なんか胸の辺りが熱くなってくる…)

14:幼音アリア:2013/11/09(土) 07:49 ID:xAg

episode 6【静夜】


「さて、グラウィード通りに向かうわけだが、ここからが
一番の問題だな…」

「どういうことだ?アロード」


アルンがアロードに聞いた


「奴の支配が無かった頃は、グラウィード通りは活気溢れていたんだが、
サソリだの猛毒蜘蛛だのとにかく危なっかしい生き物ばかりが近くに沢山
いてな、楽しい場所でもあり危険な場所でもあったというわけだ」

「おいおい…やべえだろ…」

「しかもお前ら、解毒剤とかは当然持ってねえよな?もしサソリにでも
刺されたら五分もすればあっという間にあの世行きだから気をつけろ」

「あ、ああ…」

「でも、あれだけ戦争が激しかったのですから、サソリさんも蜘蛛さんも
もういないんじゃ…」

「ファイン・ロッド、特にお前は気をつけたほうがいい…」

「えぇっ、な、何でですか!?」

「お前が首からぶらさげているその金属製のペンダント、すごく小さいが
あいつらはどんなに小さくてもキラキラ光るものには容赦なく集まってきて
気づけば既に地獄絵図だ…」

「大丈夫だファイン、俺が守るから!」

「ア…アルンさん…」


ファインがまた顔を赤くした


「おい三人とも、話もいいがそろそろ日が沈む、食事と
寝る場所はどうするつもりだ?」


フェドーが言った


「それなら大丈夫だ、俺のズボンのポッケに小さいがパンと
クッキーが入っている」

「でかした!アロード!」

「これで今夜は平気ですね!」

「寝る場所はそこら辺に寝ればいいだろ、よし、ここら辺で
焚き火をするか」

15:幼音アリア:2013/11/16(土) 06:27 ID:hf.

episode 7【青い眼の来訪者】



「焚き火って言ったって、薪なんてどこにあるんだ?」

「心配すんな、俺はこの辺には詳しいんだ
薪がある場所くらいわかる」

「ある場所って…」

「例えばあそこのつぶれた店、あの店は店内を暖かくするために
石造りの暖炉で薪を燃やしながらやっていたんだ
つまり、あの店にはまだ薪が残っている可能性がある
あの店は常に予備の薪をいくつか置いてあったからな」

「よし、俺ちょっとあの店の中を探してくるぜ!」


アルンがアロードに対して言った


「気をつけてな」

「フェドーさん、ちょっとお話いいですか?」

「ああ、なんだファイン・ロッド…」


ファインがフェドーに話しかける


「フェドーさんのその腰にかけている剣は危なくないんですか?」

「ああ、これか…これはとても大事な剣なんだ…
俺の一族はやつに全滅させられてな…一族の長が死ぬ際に俺に託した物なんだ…
だからこの剣は一族のみんなの形見でもあるってわけだ…」

「す、すみません…知らなかったもので…」

16:幼音アリア:2013/11/16(土) 07:44 ID:hf.

「別にいい、気にしてない…」

「…すみません」


その時、アルンが走りながら店から戻ってきた

腕には薪を抱えていた


「アロード、あったぜ!この薪で最後だった」

「よし、それじゃあ晩餐といくか!」

「そうですね!」

「………」

「どうしたんだ?フェドー」


アルンがフェドーに聞く

次の瞬間、一つの答えが返ってきた


「俺はいい、晩餐はお前達でやっててくれ」

「な、何でだよ?俺たち仲間だろ?仲間ってのは楽しく晩餐も共に
過ごすもんじゃねえのかよ?」

「…とにかく俺はいい、やっててくれ」


そう言うとフェドーは歩き始め、何処かに向かいだした


「おーい、フェドー、何処に行くんだー?」

「………」

「行っちまいやがった、つれねぇな…」

「きっと照れ屋さんなんですよ」

「それよりお前ら見ろ、火が出てきたぞ」


アロードが二人に言った


「おお、さすがアロード!」

「フェドーさんは後で来ると思いますから、フェドーさんの分も
パンとクッキーはとっておきましょう」

「そうだな、ほれ、アルン ほれ、ファイン」


アロードが二人にパンとクッキーを渡した


「いっただっきまーす!」

「ありがとうございます、アロードさん」

「ああ、どういたしまして、それよりそのクッキーとパンの味はどうだ?
俺が作ったんだぜ?」

「すげぇなアロード、料理上手だな!」

「とても美味しいです!アロードさんの作ったパンとクッキー!」

「そうか、それはよかった」


そして、夜は更けていき時刻は深夜1時35分


「100年支配遊戯…この俺の手で絶対に食い止めてやる…
ファイン、アロード、まだ起きてるか?」

「………」

「………」

「ハハ、起きてる方が可笑しいか…」

「どうした?アルン…」

「フェドー、お前今の今まで一体何処に何しに行ってたんだ?」

「ああ、怪しい奴がいないか見回りをしに行ってたんだよ…」

「そういうことか…」

「それより、気をつけた方がいい…」

「ん?何が?」

「来たぞ…」

「来たって、誰が?」

「お前はあの建物の屋上に避難してろ」

「おいおい、ちょっと待てよ、来たって一体何が来たんだよ?」

「サソリと毒蜘蛛だ…」

「なあんだ、大騒ぎするほどじゃねえな」

「馬鹿!あいつらの目をよく見ろ!」

「……!! 目が青い…!」

「そういうことだ…」

「お前だけで倒すのか!?無茶すぎる、やめろ!」

「いいからお前は屋上に避難してろ!邪魔だ!」

「畜生、どうなってもしらねえからな!」


そう言うと、アルンは屋上に避難した


「これで戦える、よし…来い!」


サソリと毒蜘蛛の大群が迫ってきた

次の瞬間…


「シルバークラッシュ!!」


キイイイィィィィィィィィィン……


「フェドーの奴、何をしやがった!?耳が裂けそうだ!」

17:幼音アリア:2013/11/17(日) 06:58 ID:zDI

episode 8【夜明けの希望】



「畜生、鼓膜が破れそうだぜ、フェドーの奴一体何を…」


そう言ってアルンが下を見ると、銀色の光が辺りを包み込んでいた

しかし、その綺麗な光景とは裏腹に、両耳の鼓膜が破れそうなほどの

爆音が周辺に響いた


ドォウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン………


「終わった…」

「おーい、フェドー、今のは一体なんだったんだよー?」


アルンが屋上から呼びかけた


「もう終わった、降りてきていいぞー」

「わかったー、今行くー」


そう言うとアルンは、建物の中の階段から降りてきた


「にしてもフェドー、今の光と爆音は一体何だったんだよ?」

「ああ、シルバークラッシュのことか…」

「シルバークラッシュ?」

「ああそうだ、俺が持っているこの剣を使うとさっきの技が使えるんだ
ただし、あの技が使えるのは俺の一族だけだけどな」

「一族…?」

「俺の一族は奴に滅ぼされてな、一族の長が死ぬ時に俺にこの剣を託したんだ…
目の前で次々と殺されていったよ、家族も友達も…」

「そうだったのか…」

「それより、もう毒蜘蛛とサソリの心配は無いな…」

「フェドー、さっきの毒蜘蛛とサソリは何だったんだ?」

「あそこに死骸が落ちてるだろ、見てみな…」

「……!!普通のサソリと蜘蛛じゃねぇか!どういうことだ、
さっきは青い目ギンギラだったのに…」

「そう、それはどこにでもいる普通のサソリと蜘蛛だ、奴に操られていたんだよ、
しかも、そいつらは俺が殺したんじゃない…」

「……?」

「奴は蜘蛛とサソリの死骸を操っていたんだ、だから目が青かったんだよ…
奴は死んだ生き物まで操れるということだ、つまり、今回の様に奴が俺達に
敵を送ってくる機会なんて腐るほどあるってことさ…」

「でも、わざわざ蜘蛛とサソリごときにあれほどの技使わなくってもよかったんじゃないか?
たとえ奴に操られていたとしても、所詮は蜘蛛とサソリだろ?」

「馬鹿だなお前は、奴に操られているってことは奴の意思であのサソリと蜘蛛は活動
していたんだ、つまりは奴と同等のパワーを持っているんだ…
サイズが小さかったから、俺のパワーでも倒せたが…」

「そうか…」

「それより見ろ、朝日が昇ってきたぞ…」

18:匿名さん:2013/11/17(日) 17:46 ID:15o

episode 9【ストップバニー】



「もう朝か、早いな…」


朝日を浴びながらアルンが言った


「そうだ、フェドー、お前晩飯食ってなかったろ?
ほら、アロードが作ったパンとクッキー食えよ」


アルンがフェドーにパンとクッキーを渡す


「いや、俺はいい…非常食として残しておけ…」

「何でだよ?飢え死にしちまうぞ?」

「俺のことより、これからの旅のことを考えるのが先だろ?」

「まったく…」

「ふぁあ〜、よく寝たぜ…ファイン、起きろよ、ファイン」

「ふぇ?もう朝でひゅか?」

「いつまで寝ぼけてるんだ、行くぞ」

「は、はい」

「おはよう、フェドー、アルン」

「ああ、おはようアロード」


そういえばこいつら、なんであんな爆音が近くで鳴っているのに
ずっと寝ていたんだ…?


「どうしたアルン、不思議そうな顔して」

「あ、いや何でもない…ハハハ…」

「そうか?ならいっか」

「アロードさん、あの…」

「どうした?ファイン」

「その、朝ごはんは…」

「ああ、いっけね忘れてたわ、まあグラウィード通りに着けばなんかあるだろ
奴は食い物には見向きもくれず、支配を楽しんでるだけだから食料は残っている筈だ」

「な、なるほど…」

「じゃあ行くか、前進あるのみだ!」


一同は、グラウィード通りを目指して歩き始めた


「おい、フェドー」

「何だ、アルン…」

「お前、シルバークラッシュの時にすげえ爆音出してたのに、
なんでアロードとファインは起きなかったんだ?」

「ああ、あれは寝ている奴には聞こえない特殊な音なんだ…
起きている奴にしか聞こえない、と言ってもシルバークラッシュが出された時に
周辺にいる起きている奴にしか聞こえない仕組みになっている、だからあの二人は起きなかったんだ…」

「なんか色々とすげえな、シルバークラッシュって」

「そうか?俺は別にこれが普通だが…」

「あっ、皆さん見てください、あれ!」

「ん?どうしたファイン」

「ウサギさんですよ、まだ小さいですね、なでなでしてきます!」

「ハハハ、やっぱファインも女の子だなー、なあ、アルン、フェドー」

「ああ、そうだな」

「………」

「どうした?フェドー」

「おかしい、奴の支配力ならあんな小動物は一匹たりともこの周辺には
生き残っていない筈だ、なのに何故…」

「もしかして、あのウサギの目…!」

「かわいいですねー、ウサちゃーん…ん…?」


あれ、体が動かない…?


「ファイン逃げろ!!そのウサギは……」

「来たぞっ!!」

「えっ…!?」


ボワアァァァァァァァン………


辺りを砂埃が舞った


「ゲホッゲホ、何なんだ一体!?」

「アロードさん、アルンさん、フェドーさん、あのウサちゃんの目を見ちゃ駄目です!
体が動かなくなってしまいます!」

「ファイン、お前怪我は…?」

「無いです、それよりあのウサちゃんの目を見たら一定の時間動けなくなって
しまいます、危ないです!!」

「ファイン!!あのウサギの目の色は!?」

「え?」

「あのウサギの目の色は何色かと聞いてるんだ!!早く答えろ!!!」

「あ…青です…」

「畜生、やっぱりそうだったか!こりゃあ厄介だぞ!!」

「どういうことだ、フェドー!?」

「毒蜘蛛とサソリの時は動きが遅かったが、今度は動きが早い相手だ!!
奴め、厄介なもんを送りつけてくれたぜ!」

「いや待て、あいつがとまっている今ならシルバークラッシュが効くんじゃないか!?」

「青い目のウサギ!?シルバークラッシュ!?何が何なんだよ一体!!」

「アロードは黙ってろ!!」

「は、はい…」

19:若葉 ◆4DCs:2013/11/17(日) 18:34 ID:V6o

お邪魔します。
この小説結構前から気になって居たので
少し言いたいことが……
箇条書きで……
・「…」や「_」は偶数個使用。
(【一応補足】偶数……2個や4個、6個など2で割れる数の事)
・会話文が多い。地の文もっとやると更によくなる。
 会話文と地の文は3:7位の割合で書く。
例えばね

「好きだ」

 桜の木の下彼は顔をこの桜の花弁の様に染めた。
私はどう言えば分からず数秒黙り
その後、震えた声で彼にこう返事をした。
「__私も好きです」
 彼は照れながらも私の手をそっと握り
二人でただ上を見上げ桜の大木を涙流しながら見ていた。

みたいに地の文、情景模写を増やすと良いかなー

・会話文では簡単府「!」と疑問府「?」の後
 に一個開ける。

・会話文続きだけど
 会話文で改行するとき一個開ける。
「__私はあなたのことが好きです。
 私と……付き合って下さい」
↑上のような感じ。

後これはまぁ覚えといてってくらいのだけど
主人公の名前とか最初に紹介しない方がより良くなるよ。
物語書きながら増やしていくって感じ。

__少女、リアン・アルレイは走る。
何者かに追われているのか汗をかき、
怯えている表情で時折後ろを振り向く。

最初に出しちゃうと面白味が少し引いちゃうからね……
頭に入れとく程度で覚えて下さい。

以上……お邪魔でした。

20:幼音アリア:2013/11/19(火) 18:24 ID:ILU

ありがとうございます!アドバイス感謝です!

21:漣 ◆WOJE:2013/11/19(火) 19:53 ID:uwA

お邪魔します。
私、小説コンテストというものをしているのでよかったら推薦を。
http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1384855318/l50


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