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1:林檎:2013/11/01(金) 22:06 ID:i2.

序章

白紙の紙____
淡い空の世界__

真っ白な世界を空の世界に埋め尽くす


空は___
まるで"君"の様で__


真っ白な私を君が包み込む

君は私の大切なモノ


このノートと空の様に__
君が私の世界を変えた____

2:林檎:2013/11/01(金) 22:11 ID:i2.

まずルールです。

・書き込みは絶対に一日一回にして下さい!
・悪口とか荒しは対応しません
・絶対に宣伝とか止めて下さい
・小説に関係の無い話題は避けて下さい
・感想をくれた方にはなるべく早めに返事を送ります
・更新はノロいので早くとかコメは書かないで気長に待って頂きたい…


何かルールじゃ無くなって来た…w
まぁ取り合えず、このルールは守って下さい。
宜しくです。

3:林檎:2013/11/01(金) 22:33 ID:i2.

「なー如月、ここ分かんねぇ教えろ」

クラスメイトの木津が教科書を見せてくる。
たく面倒だな……。

「その命令口調止めてくんない?殴りたくなる」


私は指をポキポキ鳴らす。


私は如月 澪(キサラギ ミオ)。
普通の中学生です。

「お前ってマジ男子見てー顔だって男っぽいし」
「はぁ…?ふざけんなお前!」


まぁ…男子っぽいのは本当で。
良く「え?女??男かと思った…」と言われる。

目元はちょっと大きめ。
髪は男子より少し長い位。
少し日焼けしていて茶髪。

スポーツ男子的なイメージらしい。


「なぁ澪どーでも良いから早く教えろよ」
「はいはい。面倒な男だな…」


私は教科書を見る。

「で。何処分からんの」


木津が指差す。
はぁ…?!!超楽勝じゃん!

「こんなんも解けねーの?!」
「悪かったな」

木津はふて腐れる。
中々面白い。

「えーっとねーここはこーでああして………」
「分かったサンキュー」


立ち去ろうとする木津。

「待った」
「ん?」


私は手を差し出す。

「金」
「取引かよ!」
「当たり前」
「……わーったよ。やる」


木津は苺ミルクを私に渡した。

「えー!これだけ?」
「お前好きだろ。これ」

そう、柄に合わず私は苺ミルクが大好物だ。
一日に三回飲む程。

「ん。じゃもー良いや」


私はヒラヒラと手を振る。

4:林檎:2013/11/02(土) 07:23 ID:i2.

手渡された苺ミルクを飲んでみる。

「んー!やっぱ苺ミルクは美味しい!」


あ。紹介し忘れたけど、苺ミルクをくれた奴は木津 悠人(キズ ユウト)。
木津の家は私の隣。
顔は可愛いけど性格は生意気。


「ねぇねぇー澪」
「んー?」

親友の七実がニコリと微笑む。
唯一の親友の七実は東京出身。
親の転勤でこの田舎の秋田に来たの。


「さっき木津君と良い感じだったね〜」
「はぁ…?何処が!」
「だって木津君って澪には妙に笑顔見せるし。私の時はいつも作り笑いみたいだもん」

確かに…木津って女子苦手だからな。
て事は……


「私…女として見られてないって事じゃん!」
「あ。そっかぁなるほど!」
「納得すんなー!」


まぁ私、男子っぽいから木津が話し掛けやすいのかも。


「なー如月」
「ほら。呼ばれてるぅ〜」


七実がニヤニヤしながら私の背中を押した。


「な、何…?」
「お前って確か美術部だよな?」
「え…?あ、うんそうだけど…」


確かに私は美術部だ。
一年の時はテニス部だった。
でも、試合の途中で腕を損傷。
骨折してしまったのだ。
一年の三学期で治ったものの皆とついて行けず転部した。

それで美術部に入ったと言う訳だ。


でもそれがどうしたんだろう____?

5:林檎:2013/11/02(土) 14:07 ID:i2.

「戻って来いよ。テニス部にさ」
「……はぁ…?」


木津の言うことは訳が分からない。
ふざけないでよね…また行くとか有り得んから…。


「ふざけんな!もうテニス部に戻らないから」
「何で。あんなに一年の頃楽しそうだったのによ…怪我治ったならまた続けりゃー良いじゃねーか」
「そんな簡単に言わないでよ…!もう皆にはついて行けないの!戻る訳無いでしょ…!」


私はグーで木津の頬を殴る。

「…ってぇな…お前、テニス嫌いなのかよ!ずっと美術に逃げんのか?!」

マジギレする木津。
何なのよ…お節介……。
他人の事ばっか考えないで自分の事考えなよ…馬鹿。

「別に逃げてなんか…っ…『あっれ〜?澪じゃん』

この嫌味っぽい口調は……、


「嘘でしょ…何で静香達が此処に…」
「久しぶりー!み・お・ちゃん」


嫌……この三人だけには逢いたく無かったのに……。
ずっと避けてたのに…!
何で今更…!!


「如月…?」
「触んないで…大丈夫だから」

震える肩を押さえる。
私が止めた理由は______

怪我や皆について行けないのが本当の理由じゃ無い…。

もっと他の理由が有るの___……。


「澪さぁ…うちらがちょっといじっただけなのに何で転部すんの?」


そう。私はコイツらにいじめられてた。
本人はいじってるだけと言い張る。
でも…この怪我は______…


静香が______……。


「戻っておいでよ澪。怪我も完治したんでしょ?ね…!また一緒に部活しよ?」


やだ…やだ…死んでも戻らない…!

「嫌!静香何か…消えろ!」
「…!!なっ!コイツ!!」


静香は私の髪を引っ張る。
物凄い威力だ。

「痛っ!離せっ!」
「言う事聴かないあんたが悪いんでしょ!とっとと私達の奴隷になりな!」

「止めろ!嫌がってんだろ!!」


木津…?!
木津は私の涙をそっと拭いてくれた。


「止めろよ。澪に手を出すな」

え…?!今…今、澪って…!


「……っ」
「行くぞ澪」
「う、うん…」


私は木津に手を繋がれたままこの場を去った。

6:林檎:2013/11/02(土) 14:20 ID:i2.

「はぁ…っはぁ…もう此処までこればもう来ないよ…」

木津が息切れしながら喋る。
それより……、

「木津…さっき私の事…澪って…」
「え…?ああ、あれはとっさに…御免な嫌だったろ」
「嫌…その……だな…」


別に嫌な訳じゃない。
木津も嫌いじゃない。

でも……、


何で…澪って……。

胸の奥が熱くなる。
こんな気持ち初めてだ。


「まぁ…それはとっさの行動だから」
「うん。とにかく助けてくれてありがと」


私は微笑む。
木津の頬が赤い気がする……。

「照れてんの…?」
「て、照れてねぇよ!」
「可愛い」
「俺は男だ…!!」
「へいへい」


何か木津と喋ると心が暖まる。
ほっこりするって言うのかな…?
安心するんだよね。


沈黙。


「御免な…無理矢理テニス行けとか言って」
「え…?ああ!別に!気にして無いし!」
「そっかなら良いけど」


また沈黙。

何だろう…会話が続かない。
なんとなくギクシャクしてる感じ。


「……澪」
「え…?!!何!急に」


心臓に悪い…。

「って呼んでも良い?」
「え…う、うん…」
「じゃ、お前も木津じゃ無くて名前で呼んで」
「えっ…?!!」

7:林檎:2013/11/02(土) 14:31 ID:i2.

……えーっと……。

…あれ…?


「木津って下の名前何だっけ?」
「はぁ…?マジかよ!人の名前忘れるとか…」


えーっとう"ー…!


「あ!……悠人さんでしょうか…?」
「何で敬語何だよ」
「あ…すみません…」
「早く言えよ」
「め、命令すんな!えっと…ゆ、悠人……//」


あ"ー!!
恥ずかしい!何だよこれ!
恋人同士みたいじゃねーか!!


「うう…恥ずかしい…」
「…俺だって恥ずかしいし」
「あんたが最初に言ったからでしょうが!!」
「サーセーン。ま良いや澪宜しく」
「改めて宜しくです。ゆ、悠人…」


男子に名前で呼んだ事無いから恥ずかしいんですけど…!


うう…これから木津って呼んじゃ駄目なのかぁ……。

8:林檎:2013/11/02(土) 14:40 ID:i2.

「じゃ。お前部活あんだろ」
「あ…うん」
「じゃーな澪」
「おぅ…木津」


すると木津が戻って来て、

「苗字禁止」

木津の指が私の唇に触れる。

「……!!!」
「じゃな」


木津は何事も無かった様にくるりと背を向けて去って行った。


何なの…木津って呼んだ位で…。



        *


「ただいま…」
「お帰りー澪。ご飯は?」
「要らない。風呂入って来る」
「そう…」


私はスクバを置いて衣服を脱ぐ。
自分の鏡を見て唇に触る。


木津に触られた唇の所が熱く感じる。
何だろう…寒い季節なのにこの感じ……。

もー!風呂入ろ!!







そのまま私は気持ちをリセットするまでに三十分風呂に浸かった。

9:林檎:2013/11/02(土) 14:48 ID:i2.

「おっはよ〜!澪!」
「おはよ。七実」

朝からハイテンションの七実。
何かあったのか…?
いつもは微妙に低血圧だし。


「ね!澪って木津君と付き合ってんの?!」
「……?……はぁ…?!!!」
「だってさー私の友達が昨日木津と澪が一緒に居るとこ見たらしいの!ね!本当なの?!教えよー」
「え…違…『そうだよ。付き合ってる』


え…?!木津…?!!

「きゃー!やっぱりぃ!キスとかしたの?」
「んーこれからする」
「嘘ー!良いなー澪。愛されてるぅ」


は…?何でそうなんの?!
七実…噂好きだから広めそう……。
止めてー!


「二人で教室行ってきな!私邪魔者だからー」
「はぁ…?!ちょっ!七実!」



な…ななな…何てことすんだこの野郎ー!!!


「木津!七実に変な事言わないでよ!」
「えーでも白倉喜んでるし。俺良いことしたじゃん」
「してねぇよ!!!」


あーもうっ!最悪!


どうか…皆この事は知りません様に……!

10:林檎:2013/11/02(土) 14:56 ID:i2.

「てか、俺の事…悠人って呼べよ」
「呼ぶかこの野郎!もっと誤解まねくだろうが」


私はまだ言いたげな木津を無視して教室に入る。


ガラッ…

「澪ー!おめでとー!!」
「……はぁ…?!」


皆泣きながら私を見る。
な、何事…?!


「木津君と御幸せに!」
「悠人!お前が守れよ如月の事!」
「うう…木津君…まぁ美女の澪に負けるの分かってたけど!」


あ、あのね……。


「ちょっ…ちょっとー!別に木津と付き合って無いし、守って貰う筋合いも無いし、そもそも私美女じゃ無いんですけど?!」

「まぁまぁー否定しないでよ澪!美女は事実だよ」
「七実!広めたね〜!」
「だって面白いじゃん」



七実め〜。
悪魔だよ七実は……。


「もー好きにしてっ!」
「じゃ、俺と付き合うのも認める?」
「認めて無いし付き合わない!!!!」







もー!助けてー!!!!!

11:林檎:2013/11/02(土) 15:14 ID:i2.

「はぁ…疲れた」

やっと静まったよ…全く……。


「なー本当に付き合おうぜ」
「は…?!馬鹿な事言わないでよ」
「えー。じゃ恋人のフリしようぜ!」


恋人のフリ…?!!!
正気か!木津!


「何でお前と恋人のフリなんだよ!」
「なー。恋人のフリ位良いだろ?」
「良くないっ!」


何でお前と恋人のフリ何かしなきゃならねーんだよ!!


「な?頼む!デートと一緒に居るだけだから!キスとかしな…『良いよ…キスしても。恋人のフリでしょ?』


あ…?何言ってるんだ私!
勝手に口が……。

「は…?マジで…?」
「あ!今の無し無し!!」


木津の唇が近付いて来る。
や…だから……!



木津は頬っぺたにキスした。

「んーまだしねぇや!デートまで取っとく!」
「……の……か……」
「ん?」
「この…変態馬鹿ー!!!!」


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