僕は友達の彼氏に恋をしたそうで

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1:海莉:2013/11/21(木) 13:42 ID:Qpg

※駄作かも

※BLかも

うふふふふ…

2:海莉:2013/11/21(木) 13:58 ID:Qpg

登場人物

柊 翔 (ひいらぎ かける)

高校1年生



黒神 翔 (くろかみ しょう)
高校1年生



雨音 澪乃 (あまね みおの)
高校1年生

3:海莉:2013/11/21(木) 16:22 ID:Qpg

ピカッと僕のスマホが光を放った

それは幼馴染の澪乃からのメールだった


TO:かける

付き合うことになったよ(*^_^*)
本当にありがとう!

翔のおかげだよ☆

-END-

澪乃に彼氏ができた

僕の妹みたいな存在の澪乃


TO:みおの

おお!
よかったじゃん!
幸せに

-END-

送信ボタンを押す

僕は涙をこぼした

好きだった

本当はずっと前から

大好きだった


TO:かける

うん!ありがとう!
かける、大好き!

-END-


ボロボロと涙がこぼれ
改めて僕は涙腺が緩いのかな
と思った


TO:みおの

寝るわ
おやすみ

-END-


TO;かける

おやすみ

-END-

僕はベッドにダイブした

澪乃の『大好き』は僕の『大好き』
とは、違うんだ

4:海莉:2013/11/21(木) 16:28 ID:Qpg

ドンと体に痛みが走った

すぐに状況判断はできなかったが
ベッドから落ちたことは分かった

時計の針は5時30分過ぎを指していた

ああ、何をしようか

学校の宿題なんて面倒

二度寝は危険

朝食にしては早すぎる

カーテンを開けてみる

5:海莉:2013/11/21(木) 16:35 ID:Qpg

太陽はまだ登っていない
から少しヒンヤリする

「……走ろう。」

ジャージに着替えて
リビングのテーブルの上に

『散歩してくる
 朝食までには帰ってくる』

と書いたメモ用紙を置いた


ドアを開けると冷たくて気持ちのいい空気が
僕の体を包んだ

「んっんん〜!」

ノビをして軽くストレッチをすると走り出した

6:海莉:2013/11/25(月) 16:16 ID:Qpg

朝ってこんなにも気持ちがいいのか……

肌に触れる風が冷たくて眠気が覚める

白い吐息

「ハッハッハッハ」

近所の公園についた

ここに来るの久しぶりだなぁ

「……なんか、ある?」

滑り台のしたに、何かあったのは

ダンボール箱

7:海莉:2013/11/27(水) 15:55 ID:Qpg

ダンボールの中にいるのってたいてい犬か猫だよな

ダンボール箱は思いのほか大きかった

……いや、かなりデカイ

『可愛がってください』

ゆっくりと蓋を開ける

「え?あっ……は!?」

女の子

中には女の子が入っていた

いや、女性?

同い年くらいの女性が中で震えながら寝ていた

「どうしよう……見なかったことに……」

スースーと寝息をかきながら丸くなって寝ていた

「できない」

彼女を背負って家まで帰ることにした

8:海莉:2013/11/29(金) 18:57 ID:Qpg

ゆっくりとドアを開けて気づかれないように家に入った

階段を上る時が正直、辛かった

部屋に入ると自分のベッドにその子を寝かせた

ボロボロのジーパン
裾が切れたTシャツ
ボサボサの髪の毛は長く
黒髪だ

ああ、もう6時だ

「ん……」

ドス

その子が寝返りをうって
ベッドから落ちた

9:海莉:2013/11/29(金) 19:14 ID:Qpg

そんな時ちょうどトントンと
階段を誰かが登ってくる音がした

「かける起きてるの〜?」

どうしよう
どうしよう
どうしよう

オカンが来る

この子どうしよう!?

なんとかして隠さないと!!

そうだ……そうだ!布団!

バサっと布団を被せた

勢いよくドアを開け

「うん、さっき起きた。」

平然を装う

「かける、あの……ごめんね」

突然謝りだした母さん

「言い忘れてたけど、これから一週間……お父さんと出かけなきゃダメなの。」

「えっ!?マジ!?」

「だから、その〜……3万円ほど渡すから使いなさい」

さ、3万!?

「いやいや、そんなにいらないって!」

「ダメ!ご飯とかに使いなさい」

「1万もあればいいって。」

「謝罪の分と……小遣い!」

って言っても僕、そんなに遊んだりしないから
2万ほど小遣いがある

「行ってくるわね!留守番、お願いね!」

「えっちょっと待って!」

「大丈夫!かけるはしっかり者だから!」

そう言うと出かけていった母さん

唖然とする僕

仕方がない……か

仕事だから、ね

それに……

今は母さんたちが家にいない方が都合が良いかも

10:海莉:2013/11/29(金) 19:20 ID:Qpg

部屋に戻るとまだ、寝ているその子

……よく寝るなぁ

「……シャワー入ろ」

さすがに少しだが汗をかいた

朝からシャワーとか女々しいな

下着とTシャツ、短パンをもって風呂場へいった

11:海莉:2013/11/30(土) 11:27 ID:Qpg

頭と体を洗って出たために5分くらいしかしなかった。

ガッチャ

着替えリビングへ行く。

「飯、どうしよ。」

まだ時間的には早いけど作るか。

実は、母さんが仕事の出張で家を出ることが
多いから結構、料理はできる。

「ん。あ、どうしよ。」

二人分作ったほうがいいのかな?

帰るのかな?

いや、拾ってくださいってあったし……。

様子を見てこよう。

そろそろ起きるだろ。

ガチャ……

ゆっくりドアを開けたつもりだった

ビクンと彼女の体が動くと

「ふあ〜……おはようございます」

伸びをする彼女はまだ、状況判断ができていないらしく
大きく目を開け驚いていた

この人誰?みたいな感じで

僕だってそんな感じだよ

「あの、さ。怪しいもんじゃないから。名前は?」

「あ……」

「あ?『あ』から始まるの?」

彩花?彩音?彩?あ……あ……

「わかりま、せん。」

「はぁ?」

名前が分からない?

この子は、いわゆる『記憶喪失』なのか?

え、でもさ、漫画的すぎじゃないか

『ぐぅぅぅぅ〜』

この子のお腹がなった

「飯、食べますか」

「……はい。すみません。」

12:海莉:2013/11/30(土) 11:35 ID:Qpg

あ、パンがある

卵、バター、レタス、トマト、ベーコン……

ベターではあるが、
トースト、ベーコン、目玉焼き、サラダ作るか

腹減ってんなら早いほうが良いよな

「すぐ作っから待ってて。」

「はい」

13:海莉:2013/11/30(土) 12:09 ID:Qpg

本当にすぐ出来て

「ドリンク、何が良い?」

「何でも良いですよ」

「そ。」

冷蔵庫の中にはオレンジジュースがあったから、それにした

それを2つ並んだコップに注いだ

「はい、どうぞ。」

「ありがとうございます」

僕らは黙々と食べ始めた

僕は、ふと思ったことを質問し始めた

「あのさ、いつ頃から記憶ないの?」

「えっと……覚えてるんですけど、言い表せないっていうか……」

は?なにそれ?

「どういうこと?」

「記憶?なくなってから一度も家から出たことがないんです」

平然といった彼女

「閉じ込められてた……ってこと?」

「わからないです。私も出ようだなんて思ったことなかったので」

「これから、どうするの?」

「……。」

家を出たことがないってことは、
家の場所、分かんねぇってことだよな?

「母さんが帰ってくるまで、家にいて良いよ」

「えっ……」

困った表情

「ごめん。さすがにオセッカイか」

「嬉しい、です。」

「……そっか」

今日から家族(仮)が増えた

14:海莉:2013/11/30(土) 12:19 ID:Qpg

「ごちそうさまでした」

改めて、この子は礼儀正しいと思った

「風呂、入る?」

「はい!」

僕はお湯を入れに行った

リビングに戻るとただ、ボーッとどこかを見つめていた

ふと時計を見ると7時45分にもなっていた

……何か、忘れてる?

なんだ?

「学校!!やば!」

びっくりしてこちらを見る彼女

でも、まぁいいか

休む

学校に電話しよう

声を低くして父さんの声真似をする

「もしもし。1年、かけるの父ですが」

「あら、かけるくんのお父さん。どうなさったんですか?」

「実は、かけるが風邪ひきまして……」

「あら、そうですか。お大事になさってください」

「はぁ、ありがとうございます。では」

カチャ……

電話を切った

15:海莉:2013/11/30(土) 14:57 ID:Qpg

次に澪乃に電話をかけた

澪乃はすぐに電話にでてくれた

「もしもし?」

「かける、寝坊したの?遅刻しちゃうよ?」

「ごめん、ちょっと今日学校行けないから、じゃあ……」

それだけ言って電話を切った

今思えば、澪乃に電話したところで何も起きないのにさ

この頃は、そう思っていた

でも、この一本の電話で僕らは出会ったんだ

僕は風呂場に行った

もう、お湯はたまっていた

「風呂、どうぞ」

「ありがとうございます」

軽く使い方を説明して入ってもらった

その子が来ていた服を洗濯機に入れた

そうだ、台所綺麗にしないと

その前に、歯磨き……

鏡とにらめっこしながら歯を磨いた

台所に行くと食器は元々あった場所に戻されていた

綺麗に洗われて

「でも、なんで……?」

ここにあったよ、なんて教えていない

う〜ん……

ガチャ

お、上がったかな?

「あ、あの……」

「ん?おお!?」

バスタオル一枚で目の前に現れた

「私の服……」

「あっごめん!洗濯してる」

「あ、そうですか」

「ちょっとまってて」

自分の部屋までダッシュで行って黒いTシャツとジャージの長ズボンを持っていった

「とりあえず、これ!」

「ありがとうございます」

服、どうしよう……

そうだ

どうせ学校に行かないんだから

「買い物行くから髪乾かすよ!急いで!」

即効で髪を乾かしてあげ母さんからもらった金を財布に入れて
買い物に出かけた

16:海莉:2013/11/30(土) 15:08 ID:Qpg

とりあえずむかったのはショッピングモール

「とりあえず、何買う?」

「いえ、そんな……けっこうです……」

とりあえず……う〜ん

あ、試着するとき困るから……

し、した、下着売り場?

「行こ」

恥ずかしいぞ、変な目で見られるぞ

「いらっしゃいませ〜」

「あの、この子の下着……お願いします」

「あら、彼氏さんが選んでもいいんですよ」

ニコニコしながら言う店員さん

「彼氏じゃないです!」

「あら、失礼しました」

「いいえ!」

5分経って、戻ってきた

やっぱり女は買い物に時間がかかるのか

金を払って店を後にした

「次、どこ行く?」

「……。」

「ちょっと、そこ座って待ってて」

自動販売機に行ってミルクティーを2つ買った

そういえば、あの子の顔まともに見てないな

髪で隠れてるのもあるし
背が低いのもあるし
俯いてるからか

ミルクティーを取り出し戻ると
やっぱり足元を見ている

「はい。」

ふと顔を上げたこの子

へぇ、綺麗な顔してんじゃん

大きな目
赤くて薄くて少しアヒルな感じの口
ほんのりピンクの頬
綺麗になった髪

そのへんの女の子よりは全然可愛いと思う

キュンとかはしなかったけど

「ありがとうございます」

3分ほど休憩して服屋に向かった

17:海莉:2013/11/30(土) 15:32 ID:Qpg

カワイイ系の服が揃ってある店に入った

う〜ん……何でも似合いそうだが

ふと彼女を見ると1つだけ、じ〜っと見つめてた

花柄の、短めなワンピース

「これ、着てみて」

それを渡すと静かに頷いて試着室へ行った

あと、なんかあるかな……

これ、可愛いかも

ピンク地に茶色っぽい襟のついたシンプルなワンピース

もって行ったときカーテンがあいた

「どう、ですか?」

「うん、似合うと思う」

真っ赤になった顔

リンゴみたい

「これ、着てみて」

また、試着室へ向かった

3着くらい買っとくか

あ、そうだ

靴……

この、ピンクのパンプスでいいか

それに、くろい長いソックス
これ、なんて言うのかな?

あと、白い靴下

これ、いいかも

中に白い長袖のブラウス
襟がヒラヒラしてる

んで、ショートパンツのオーバーオールみたいなやつ

……けっこうはしゃいでるな、自分

試着が終わったであろう彼女を見に行った

「よし、買おう」

「いや、1つでも充分多いくらいなのに……」

いや、買う

「これら、ください」

「はい」

会計を済ませて店を後にする

3着と靴下類、靴を渡して

「トイレで好きなの着てきな」

「……はい」

なんか、楽しいな

これから、どこ行こう

う〜ん……?

髪……ちょっと長さ揃えようか

どこの美容室が近いかな……

「あの、変じゃないですか?この格好……」

お、やっぱ似合ってる

「うん、可愛いと思うよ」

やっぱりリンゴになる

「ありがとうございます」

「いいえ。じゃ、次行きますよ」

「え。」

すぐ近くにある美容室に足を運んだ

18:海莉:2013/11/30(土) 16:09 ID:Qpg

「この子、お願いします」

「どんな感じにして欲しいとか、ありますか?」

「なんか、ある?」

「いいえ……」

「任せます」

「はい!では、こちらへ」

トントン拍子で物事が進んでいく

どれくらいかかるかな?

けっこう前に買ったミルクティーを口にした

「どのくらいかかりますか?」

「1時間半くらいかな?」

「わかりました。ちょっと、出てていいですか?」

「はい、いいですよ」

着替えてこよう

Tシャツ、ジャージの短パンで歩き回っていたことに
ようやく気がついた

家は歩いて15分くらいで着いた

Gパン、白いTシャツ、黒い半袖パーカー

こんなもんでいいか。

面倒だし

洗濯物を干してまた、美容室へ向かった

12時か……腹減った

歩いたり走ったりしたもんな

なんか時間が経つの早い気がする

中に入ると

「ちょうど、終わりましたよ〜」

「ありがとうございます」

コツコツと音を立てて現れたのは
出会った頃とは比べ物にならないくらい
可愛い子

長い黒髪は軽くクルクルしてて
前髪が左に流れて揃ってて
パッチリした目
赤い薄いアヒルみたいな口
ほんのりピンクの頬
細長い足
すごく細くて小さめな体型

ピンク地に茶色っぽい襟のワンピースに
黒い長いソックス
ピンクのパンプス

この世で始めて、こんな可愛い子見た

何も言わず会計を済ませて店を出た

「あの……ありがとうございます」

「いいよ、別に」

「変、ですか?」

「似合ってる、すごく」

またリンゴになる

僕らは近くの喫茶店に入って昼食を取った

19:海莉:2013/11/30(土) 16:12 ID:Qpg

「ごめんね、色々歩き回しちゃって。疲れたでしょ」

「はい。でも、楽しかったです」

ニコリと優しく笑った

「あのさ、名前「つけてください」

驚きのあまり、彼女を見た

20:海莉:2013/11/30(土) 16:23 ID:Qpg

「美咲……」

「美咲?」

「うん、嫌か?」

「美咲……可愛い名前ですね」

この子は、正直

笑った顔が花が咲くように美しいと思った

だから、美咲

変かな

「あの……お名前、今更ですけどなんていうんですか?」

スマホを取り出し翔と打った

「これで、かける」

「かける……さん」

「かけるでいいから」

「かける、くん」

「はい」

ニコリと笑った美咲

やっぱり、美咲って名前が似合う気がする


******************
プロフィール

名前 美咲(みさき)
性別 女

その他、不明
******************

21:海莉:2013/12/01(日) 16:23 ID:Qpg

「ただいまー」

「おじゃまします……」

「フフっ」

「どうしたんですか?」

「ん、何でもないよ」

今は家族?なんだから
『ただいま』でいいと思うんだけどな

ふと時計を見る

3時、か

明日、学校どうしよう

行ってもいいけど……美咲、どうしよう

ガチャ

「かける!いる〜?」

「えっ!?みっ澪乃!?」

「うん!ノート写したの持ってきたんだけど……」

急いで玄関まで行くと澪乃と知らない男

それも、怖いくらい整った顔

でも、この顔……誰かに似てる?

「上がってもい〜い?」

「えっあ、それが「おじゃましま〜す♪」

澪乃が上がった時ちょうど
リビングから顔をのぞかせた美咲

あ〜……どうしよう

何もわからず立ち尽くす澪乃

困った顔で覗いてる美咲

呆然と立っている僕

表情を変えない、知らない男

さぁ、どうしようか……

22:海莉:2013/12/01(日) 16:45 ID:Qpg

「かける、かのじょ、いた、の?」

「いや、なんていうのかな。まぁ、部屋行ってて」

「う、ん」

部屋に行った澪乃と男

あの男、彼氏なのか?

「あの、わたし……ごめんなさい」

「え?あ、気にすんなって。」

台所へ行って4つコップを並べて
オレンジジュースを入れて階段を上った

「持ちます」

「半分こね。はい。ありがとう」

2つ美咲に渡してドアを開けた

「はい、これ」

男にコップを渡した

「サンキュ」

かっこいいな、コイツ

「あの、どうぞ……」

「ありがとう」

ニコリと笑う澪乃

お似合いだな、二人

「かける、このお人形さん以上に可愛い女の子は……」

「ん、なんてい「拾われました」

23:海莉:2013/12/01(日) 17:45 ID:Qpg

「あー……」

「いや、実はカクカクシカジカで」

とりあえず一通り話した

澪乃はまだ、頭の整理が出来てないようだ

「この子……名前は?」

「美咲」

ふと、澪乃と美咲と僕のコップの中身が空なのに
気がついた

3つ頑張って持って何も言わずに部屋を出た

24:海莉:2013/12/03(火) 00:32 ID:Qpg

ん〜……何か納得したのかな?

まぁ、早く戻ろうか

また、コップにオレンジジュースを注いだ

「持っていくの手伝う。」

声のする方を見てみると
あのかっけぇ男

「あざっす」

「名前。」

「え?」

名前?

「俺、黒神翔。なんていうの?」

「柊翔っす。」

「かけるって、あれ?飛翔の翔の字?」

「ういっす」

「同じだな」

ニコリと優しく笑った翔さん

やばいな、この人

不覚にも見入ってしまった

暖かくなってきた頬を隠すため
俯いてジュースを注いだ

「行こ。」

そう言うとコップ2つを手に持って
でも、ペットボトルも持って階段をのぼていった

……本当、なんなの?この人

ドキッした

……なんて

男だぜ?相手は

足早に階段を登るとドアの前で待っている
翔さん

「悪い、かける。開けて。」

なんとか自分でも開けようとしている

ドアノブに手をかけた時
2つの手が重なった

思わず翔さんの方を見る

……顔、赤い

なんで?

ガチャっとドアを開けると

「サンキュ。」

と笑顔を見せてきた

本当、なんなんだこの人は

25:海莉:2013/12/03(火) 16:05 ID:Qpg

「明日、学校来れるの?」

ちょっと首をかしげる澪乃

やっばいな

なんなの

諦めようとしてんだけど

「ん、どうすっかな」

「そっか……」

なんでがっかりした表情すんの?

期待すんだろ、馬鹿

「明日、ここにいる人たち全員でどっか行こ。」

「「「え?」」」

僕、美咲、澪乃の声が重なった

26:海莉:2014/02/06(木) 17:21 ID:.bA

「いいね!行こ!」

小学生みたいにはしゃぐ澪乃

「ん、賛成」

軽く肯定する、僕

何も言わずポカンと口を開けている美咲

「んじゃ、決まりで」

「うん!めっちゃ楽しみ!」

「え、あの、私……」

うつむき加減でモジモジしながら
何か言いたげな美咲

「どうしたの!美咲ちゃん♡」

語尾の可愛さだけでドキン!と音を立てる
心臓が憎たらしい

「私、そのお金とか「あ、心配しなくていいぞ」

美咲が無一文なのは知っている

母は素晴らしいタイミングで小遣いをくれたものだ

「んじゃ、決まりな」

優しくニコリと笑った翔さんの背中に
バラの花びらが見えたのは幻覚だろう

とたんに頬が赤くなってきた美咲
に澪乃が

「どうしたの?」

とたずねると

「なんか夢みたいです……」

それは分かる、うん

激しく肯定しよう


「ねぇ、私コンビニ行きたいんだけど、良いかな?」

澪乃が小首を傾げながらたずねたので
「いってらっしゃい」と言った

「み、美咲ちゃんも連れて行って良いかな?」

「別にいいけど……美咲、どうす「行きます!」

そう言うと2人は家を出た


……あれ

僕を含め、頭の数が2つ

これは


ふ、二人きり!?

いやいや、いくら失恋したからって
男に発情するほど堕ちていない……はずだ

にしてもこの展開は早すぎる

とっととととととりあえず何か話さなければ

「翔さんは、澪乃の彼氏……ですか?」

「……実感ないけどな」

頬を少し赤らめて答える


「リア充爆発しろ……」

ぼそっと呟く

羨ましいぞ、ずるいぞ

「かけるは彼女いないの?」

真っ直ぐ目を見て問う翔さんはやはりかっこいい

「いないですよ。第一、こんなのと付き合うやつの気がしれないです」

「え?なんで?かけるは格好いいよ」

またも高鳴る心臓がにくかった


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