菅原ン家のいもーと。

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1:iwasawa:2013/11/27(水) 17:18 ID:qLA

こんにちは〜♪♪

ファンクラブ掲示板に出没する者です♪♪

うつつかな娘ですがなにとぞよろしくです!

2:iwasawa:2013/11/27(水) 21:16 ID:qLA

父さんが出て行ってから、俺の家族は貧乏だった。
ボロボロのアパートの部屋じゃ狭いし、風呂無しだし、最低だ。
その上俺の下に二人弟がいて、全員食べ盛り。
母さんも大変だと思う。
「健太、ごめんねいつも。」
母さんは買い物カゴとお財布とメモを俺に渡しながら言った。
「いいんだよ。どうせ暇だし。」
嘘だ。
本当は暇なんかじゃない。

3:iwasaws:2013/11/28(木) 14:02 ID:qLA

宿題だってあるし、部活で走り回ってきたからつかれてるんだよ毎日。
それで帰ってきてすぐにおつかいだのなんだの頼まれたらため息だってつきたくなる。
「本当にごめんね。」
でも……、父さんが出て行ってから急にシワがふえた母さんの謝る姿を見ると、そんな気持ちどこかへ行ってしまって……。
「いいんだって。んじゃ、行って来るな。」
笑顔で行ってしまうんだ。
そんなことを繰り返して、父さんが出て行ってからあさってで満五年なんだな。
実は俺、こっそりカレンダーに記しているんだぜ、母さん。
毎月14日になると、胸が痛くなるんだぜ、母さん。
こんなこと中学二年生のガキが思うには十年早いかな、母さん。

4:iwasawa:2013/11/29(金) 18:07 ID:qLA

「スガちゃあーん!」
夕焼けで赤く染まる川沿いを歩いていると。
遠くで女の子の声。
スガちゃん?
スガちゃんって……。
やば!
俺はあわてて買い物カゴで自分の顔を隠した。
「スガちゃん、なに急いでんの?」
「ゴッメーン!兄貴の友達に用があってな。」
この関西弁。
この低くて野太い声。
あぁっ!絶対あいつじゃん!兄貴の友達って、絶対俺じゃん!
さっきまでのしみじみした気持ちがドカーンとふっとんだ。
「そうなんだぁ。じゃあまた明日ね!」
「おん!明日遊ぼな!」
関西弁が近づいてくる。
怖いって、どこのオバケ屋敷よりも……。

5:iwasawa:2013/11/29(金) 18:16 ID:qLA

足音と共に声も近づく。
「健太ぁ!西田健太ぁ〜!」
俺の名を呼ぶ声。
「出てらっしゃあーい!逃げられへんよーん。」
脅しの言葉。
俺の心臓は今にも飛んで行きそうだった。
「あっ、見つけた。」
電柱の陰にかくれていたのにあっさり見つかった。
ひぇ!
「フフフ!見つけでこの貧乏男!」
____スガちゃん。
俺の同級生、菅原 亮介の妹。小4のくせして生意気で俺に対してめちゃくちゃ厳しい。
すぐに蹴ったり殴ったりしてくるからハッキリ言って怖い。
その上貧乏なことをバカにしてくるし、カツアゲはするし。
もう会いたくない……。
「どこ行くわけ??」
「どこでもいいだろ……。」
と言ってから後悔した。


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