俺は今日、未来、希望とやらを売った。そうさ。必要なかったはずだったんだ。

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1: ◆OYA2:2013/11/30(土) 22:33 ID:APM

* プロローグ*

いい加減、こんな世界飽き飽きしてきたね。




俺の存在なんて、だれも気づきゃしない。


みんな知らないフリして通り過ぎてく。





こんな下らない人生、すぐ終わりにしたかった。




だから、俺は俺の中の色々なモノを売った。


売り続けた。


アンタに気がつかされるまでは。

2: ◆OYA2:2013/12/01(日) 16:02 ID:APM

はぁ………
と、俺は深く溜め息をつく。

『溜め息ひとつついたら幸せもひとつ逃げる』なんて言うけど、
俺の幸せなんてとうに逃げてるさ。

外は、今の俺の気分何かとは裏腹に、
キラキラとネオンが輝いていた。

外を見渡せば、そこらじゅう店で埋め尽くされてる。
昔よく行ってた定食屋を見て、腹が減っていた事に気がついた。

そろそろ本格的にヤバイ。
ここ最近は味噌汁と飯しか口にしてない。
バイト先でも、ここ一ヶ月で四回は倒れた。

でも、金がない。だから、どうしようもなかった。

この歳で一人暮らしをしたのが失敗だったのだろうか?

俺は大学にも通っていて、とても裕福とは言えない生活をしていた。

毎月支払いだけで金が無くなって、その日の飯に困る、なんて事はよくあった。
酷い時は、水道を止められた事もあった。


ふと部屋を見渡せば、沢山の小説、数十枚はあるCDが山積みにされている。
俺は無言で紙袋にその本をつめていく。

袋がいっぱいになる頃には、その山積みにされていた本も、いつの間にか半分は無くなっていた。


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