君と私のIovestory

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:恋日:2013/12/11(水) 21:46 ID:m-lls

これはラブストーリーです。

是非読んでください。

2:恋日:2013/12/11(水) 21:55 ID:m-lls

主な人物

伊藤 彩花    [中1]
(いとう さいか)

桐生 日向 [中1]
(きりゅう ひなた)

花井 雪 [中1]
(はない ゆき)

渡井 直人    [中2]
(わたい なおと)

3:恋日:2013/12/11(水) 22:54 ID:m-lls

私に恋は始まらない・・・そう思っていたのに

私のlovestoryは始まろうとしていた・・・


____*******____

つまんないなぁ〜・・・

「さ〜いかっ!おっはよ〜」
「雪〜!おっは〜」

雪は私の唯一の親友だ

「彩花〜元気ないよ〜」
「まあね。雪はいつも元気だね」

「えへへ、あっ!もう始まるね」

ガララララララッ
「席に着け〜!」

ガタガタガタ

「今日は最初に転校生を紹介する。入ってこーい」
ガラララッ
「こんにちは〜」

4:恋日:2013/12/12(木) 23:27 ID:m-lls

「桐生日向です。よろしく」
パチパチパチパチ

ふーん・・・「日向」っていうのか。
顔はいいね。腹黒そうだけど

「「「きゃあああああ!超イケメンじゃん!!」」」

うるっさいなぁ〜
どっからそんな高い声がでるんだよ!
私は思わず
「はぁ!」

やば!でかいため息が・・・
うわ〜みんな見てるし

「すいませ〜ん」

これも全部、日向のせいだ!
お前の顔がいいから!

「はぁ、じゃあ桐生の席だが・・・」
「先生!私の隣の席空いてます!」

ん?あぁサリナか・・・
あの人、性格悪いから嫌いだな
まぁ、私には関係ないけど

「先生、僕、伊藤さんの隣がいいです」
「はあ!?」
なぜ!?サリナにらんでるし!!
「伊藤いいな」
「え、はい」

はぁーなんで隣なんだ
「よろしく」

「・・・ども」

いやーー!!

5:恋日:2013/12/15(日) 08:43 ID:m-XfI

「もっしも〜し?」

・・・スースースースー

起きる気配・・・なしか
はぁ〜・・・なんでこいつの隣なんだ。だいたいどうして私の隣に・・・ブッブツ


「・・・ぅるさい」

え?
あれ?心の声だったんだけど・・・てか起きてんじゃん!

「喋ってないですけど」

「喋ってなかったんだ?ん・・・じゃあ、あんたがさっき何思ってたか・・・あてようか?」

無理でしょ?だけど当てれるもんなら

「どうぞ。無理だと思うけど」

「ふっ・・・あんた信じてないだろ」

「当たり前じゃん」

「じゃあ当たったらどうする?」

当たったら・・・もちろん
「どうもしな__「俺が決める」

じゃあ聞くなよ!おい!

「俺が当たったら・・・・・・・」


「1つだけ言うこときいてもらう」


「はあ?」
「別にいいだろ。どーせ当たんないんだから」

まぁそうだけど

「・・・分かった」

「よし!じゃあ言うぞ」
「どーぞー」

絶対ムリムリ

「お前はさっき『なんで俺が隣なんだろう』って思ってただろ」

「・・・・・・・」

・・・当たってる

「当たってる・・・・だろ?」

「・・・っ」
「はっあんた分かりやすいな」

「・・・うるさい〜」
「じゃ言うこと聞いてもらうな」

嫌だけど約束だししょうがない・・・うん

「分かった」
「じゃ屋上いこうぜ」

6:恋日:2014/01/06(月) 01:59 ID:m-BeI

「行こうって言ってもさ」
「何?」
「授業中なんだけど・・・」

これで逃げれる!
さすがに授業を抜け出すことはないよね。私って天才

「フッ」

は?こいつ鼻で笑った?


「先生!」

え?この声・・・日向?

「なんですか?桐生さん」

まさか・・・まさかまさかまさか!

「伊藤さんが気分悪いみたいなんですけど」

嘘つけ!私、すこぶる元気なんだけど

「そうですか、なら伊藤さん保健室に・・・あぁでも先生がいないな」

いや先生!私元気ですけど

「先生!僕が付き添います!」

おいおいそれはだめでしょ

「そうですか。なら担任の先生には言っておきます」

ちょっ!先生!
あっそうだ雪!助けて!

雪は手を振っていた。
ん?”狼には気をつけろ"?口パクで確かにそういった。

「じゃあ先生、よろしくお願いします」

「はい、分かりました」

「行こう、伊藤さん」

悪魔だ!桐生日向は悪魔だ!

「・・・へーい」

ガラガラと私と日向は教室から出ていった。

「まさかあんなことするなんて思ってなかったよ」

「だろうな。お前、逃げれるっておもってただろ」

ゲッ合ってるよ
こいつはもう人間じゃないな

「狼からはにげられないんだぜ」

何それ!意味分かんないんですけど

「・・・すいませーん」

なんでこいつに私が!

「ほら着いたぞ」

え!早いなー
屋上あるんだーはじめてきた

「・・・で言うこと聞くってやつだけど」

あぁ、忘れてた・・・どうせ、飯おごれとかだろ




「お前・・・俺と付き合え」



「は!?」

7:恋日:2014/01/06(月) 12:23 ID:m-BeI

「なんで!?私とあんた知り合って2時間しか経ってないじゃん」
「いや、正確には1時間37分だ」
「そこはどうでもいいの!」

意味分かんない!
知り合って間もないのになんで!?

「拒否できないからな。決定」
「え!そういうのは無し!私だって好きな人くらいいるよ!」

嘘だけど・・・いるわけないじゃん。
恋愛ってめんどくさいし

「誰?」
「えーと・・・」
「本当はいないんじゃないか?」
「・・・」

はい、そうです。すいません。男子に興味がないのでねぇ。って言ったらヤバイことになるから言わないでおこう

「じゃ、決定な」

うーん、付き合うって言っても普段の生活と変わんないと思うからべつにいいや
「分かった。条件付きで」
「何?」

ふふふ、私は目立ちたくないんでねぇ
「学校では私に近付かないで」
「は?無理に決まってんじゃん」

意味不明でーす。

「てことでよろしく・・・ニヤッ」
「ゲッ」

こいつ・・・何か企んでないよね

8:七美:2014/01/06(月) 12:39 ID:l1A

いきなり入ってすみません!
面白いお話ですね(*^^*)
文も分かりやすくて上手ですね!

9:恋日:2014/01/07(火) 00:07 ID:m-BeI

七実さん、ありがとうございます!

10:恋日:2014/01/07(火) 00:36 ID:m-BeI

桐生日向と付き合うことになった私はイライラしていた。
あの俺様悪魔め!絶対仕返ししてやる!!

「彩花ー怖いんだけど」
「雪ー!聞いてよー、あの悪魔がさー・・・」

雪に話そうとしたとき日向が私の腕をつかんだ。

何だよ!近づくなっていったのに!ん?でも拒否られたんだった。

「何?日向。邪魔」
あ、言っちゃった。
本音だからいっか
あれ?日向さんのお顔が怖いんだけど

「ごめん、花井さんこいつ借りていいかな?」

はい、出ました!十八番、王子様スマイルー
雪!拒否ってお願い

「どうぞいくらでもお貸しします」
「ありがとう」

裏切り者ー!
私がどうなってもいいのか!?

「離せー!悪魔変態やろう!!」
ゲッ言い過ぎた。
お顔が怖い怖い。

私は資料室につれてこられた。
何だよ。いったい


「お前、俺のこと悪魔って言ったよな」
え!?そこ!?別によくない?

「うん、言ったね。それが何か?」

「・・・お仕置きだ」

出た!俺様発言!って嫌だよ。絶対

「嫌です。ごめんなさい」

「謝って済むと思うなよ。確か悪魔変態やろうだっけ?」

「・・・すいません」

「ダメだ、お仕置き決定」

こいつ小学校でどんな教育されてきたんだ?
こうなったら逃げるべし!!

「逃げれると思うなよ」

た、確かに。
170はあるだろう身長の高い日向の両手は私の顔のよこにあり、右足でにげないようにしてある。

にっ逃げれない!

無理だ!あきらめよぅ
「わかったよ。で何?」


チュッ

リップ音が資料室に響き渡った。

ま、まさかお仕置きって

「キ、キス!?」
「お仕置き終わり」

「私、ファーストキス!」
「なんだお前そんなこときにしてんのか?」
「気にするわ!」

「ま、どっちでもいいけど」
いやいやよくないって

「キスだけで済んだことありがたく思えよ」

変態悪魔やろおぉぉぉぉぉぉ!!!

11:七美:2014/01/09(木) 00:01 ID:l1A

恋日さん、ホント上手ですね(*^o^*)
たまにしかみれないけど続き楽しみにしてまーす( ´艸`)

12:夏葵:2014/01/10(金) 09:27 ID:bEM

はじめまして、夏葵です。とても面白いです!続き頑張ってください!

13:恋日:2014/01/11(土) 00:42 ID:m-BeI

あの“お仕置き”のせいで私のイライラは増していた。

あの変態野郎!悪魔!鬼!
うーイライラするなー

「うわ!彩花イライラしすぎ!」
「直人先輩!」

直人先輩は私の唯一信頼できる人
悩みごとは絶対に聞いてくれる

「直人先輩ー転校生がひどいんですー」

「またか、聞いてやるから俺が帰るまで待ってろよ」
「やった」

よし!これでイライラはなくなるはず!
あれ?後ろから鋭い視線が・・・

「ひ、日向?」

日向の顔があまりにも怖くてかんでしまった。

「あいつ誰?」
「先輩だけど」
「仲いいのか?」
「まあ」

一体何が言いたいんだよ!?

「・・・つく」

「は?」

よく聞き取れなかった。

「ムカつくっていってんだよ!俺以外の男と仲良くすんな!」

「は?なん・・・ンー」

私は今日二回目のキスをされた。しかも教室で。

「キャアアアアアア!!!」

女子の声がうるさい。でも
さすがに私も教室ではヤバイと思い、離れようとしたが、日向は手を私の腰に回し、頭を押さえているから逃げられない

「は・・・な・・・ンして」

キスの雨が降ってくるから言葉にならないことを言った。

「・・・ン、ぷはっ」

やっと離れた。
こいつキス魔だ!

「今日お前は俺と帰るからな。先輩にもそういっとけ」


やっぱサイッテイ!!!

14:夏葵:2014/01/11(土) 20:00 ID:bEM

恋日さん、すごいです!私はこんなにすごいのは書けません!続き頑張ってください!

15:恋日:2014/01/18(土) 16:54 ID:m-BeI

日向side

「行かないで」

これが俺が母親に言った最後の言葉。
小学5年生の時俺の母親は、死んだ
原因は癌だった。
それから俺はグレだした。父親を殴ったり蹴ったりした。そして父親は自殺した。親戚の家に預かられた俺は孤独だった。

そして、この中学校に転校した。


「桐生日向です。よろしく」

中学なんてどうでもいい。ていうか行きたくねぇ・・・

「「「キャアアアアア!!」」」

うるせー
だから女は嫌いなんだ。
顔だけで決めやがる。バカな生き物

「はぁ!」

ため息?だよな、しかも女だし。
その女は窓側の一番後ろに座っていた

顔は整っていた。いわゆる美人だ

小さな顔、ほんわりピンク色の唇、長いまつげ。

正直・・・みとれてた

こいつ、モテるよな

「・・・じゃあ、桐生の席は」

生徒の名簿を昨日見せてもらったから名前はだいたいは覚えてる。

特にあの女は・・・

「先生!私の隣が空いてます!」

こいつは確か・・・海津サリナだ
男好きそうという印象で覚えてる

ていうかこいつの隣なんて死んでも無理!
どうせならあいつの隣がいい
偶然あいているし・・・いいよな

「僕、伊藤さんの隣がいいです」

うわ、超嫌な顔してるし

伊藤彩花、これから覚悟しとけよ

16:恋日:2014/01/21(火) 18:55 ID:m-BeI

日向最低!!
キ...キス二回もしやがって!
しかも教室で!頭おかしいんじゃない!?
だいたい何でキス何か!
キスって好きな人とするものでしょ!
何で好きでもない日向なんかと!

「ごめん、遅れた。彩花帰ろー」

直人先輩?何で?
うーん・・・あ、そっか今日一緒に帰るんだった。

さぁ、帰るか

「はぁい、よいしょ・・・あ!」
「どうした?」
「今日・・・一緒に帰れなかった」
「はぁ?」

そうだった!日向に一緒に帰るって言われてたんだった!
もう嫌だよー

「すいませ〜ん」
「何で?」

怖い怖い。先輩こういう時だけ怖いんだから。
ていうか、直人先輩には全部言っていいよね。黙っとけなんて言われてないし。うん!大丈夫!

「あのですね、実は・・・」

日向と付き合うことになったこと
日向にされたこと全部言った

「・・・ふ〜ん、お前に彼氏できるんだ」

え、そっち?
そこじゃないでしょ!?
「日向って最低」とかあるじゃんもっと考えて

「その日向って子勇気あるなーー」
「どういう意味よ!」
「だってお前みたいなガサ__ドカッ」

なんとなくムカつく言葉が出そうだったんで殴っちゃいました。テへ☆

「ケホッ、お前先輩に何すんだよ」
「直人先輩が悪いんです〜」
「はいはい。・・・っとあのさ、お前そいつのところ行かなくていいのか?」
「は、何で?」
「帰るんだろ?今日」
_____あ
忘れてたぁ!!!

「ヤバイ!」
「馬鹿、怒ってるぞ〜」
「うわぁ!じゃあね先輩!」
「たまには俺とも帰れよー」
「もちろん!バイバーイ」
「おー」

ヤバイヤバイ!
絶対怒ってる!

私は全速力で校門へ走った。

校門には一人、背の高い男がいた
「日向ーー!!」

あれは・・・

「・・・え?」

17:恋日:2014/01/24(金) 20:47 ID:m-NOc

「・・・え?」

校門に立っていたのは日向ではない別人だった。
しかも私が一番知ってる人。そして



この世で一番嫌いな人



男子に興味がなくなったのは、いや正確にいうと男子が怖くなった理由はこいつにある・・・

東 春樹・・・

「さ〜いか!久しぶり!」
「春樹!なんであんたがここにいんのよ!」
「彩花怖ーい」
「私に近づかないでっていったでしょ!?」
___ガシッ

「っ・・・」
「てめぇ俺にどんな口きいてんだよ。またあんな目にあいたいのか」

あんな目・・・
そう私は小学生時代はこいつの・・・

奴隷だった・・・。

18:恋日:2014/01/24(金) 21:02 ID:m-NOc

「嫌っ・・・やめて、下さいっ」
「じゃあ、やめてやるから飲み物買ってこい」


春樹はいじめグループのリーダーだった。何もしていない人を殴り、女子には下劣なことをしていた。
私が奴隷扱いされてる理由それは・・・

私はなぜかモテていてクラスの中で目立っている存在だったからだ。
私がモテていると知った春樹は無理矢理私を彼女にし、自慢していた。

もちろん春樹は私のことを好きではない。

だから、毎日放課後に
春樹率いるいじめグループを集め、私を殴ったり体を触ったりしていた。

さすがにキスはしなかったが・・・

私は毎日が嫌だった。
先生は見ても見ぬふり、春樹が怖いから

時には春樹の家で抱かれたりした。
当然無理矢理。
あの日のことは忘れられない。

それから月日が経ち、卒業し、ついに春樹と別れた。
それで終わりだと思っていたのに
今、私の目の前にはあいつがいる。

誰か・・・

19:夏葵:2014/01/24(金) 22:00 ID:bEM

日向、助けに来ませんかね〜。
来てほしいです!

20:恋日:2014/01/25(土) 17:54 ID:m-NOc

「誰か・・・」

誰も助けに来るはずもないのに私は何を言っているんだろう。

「あの時と一緒で誰もお前なんか助けになんか来ねーよ。ほら!行くぞ!」

腕を強い力で引かれる。

確かに私を必要としてくれる人なんて・・・いない
こんな汚い私を誰が助けてくれる?
そんな人この世にはいないだろう。
自分勝手でわがままな私。
誰も助けないはずだ・・・

でも、今は誰でもいいから・・・





____助けてよ





・・・一瞬、小さい光が見えた


「てめぇ!俺の女になにしてんだ!」

____え・・・


「誰だお前?」

「伊藤彩花の男だけど」


「は?まさか!おまっ・・・・・・・もういい!またなバカ女!!チッ」

日向・・・だよね?
助けてくれたの?

「彩花!大丈夫か!?」

日向の声を聞いて自然と涙が出てくる・・・

「ごめんな」

長い日向の指が私の涙を拭う。

謝るのは私の方なのになんで・・・


「ひ、日向〜・・・来てっ・・くれ、て、ありっがとぅ」

泣いてて言葉にならないけど私は『ありがとう』と何度も何度も言った。
「助けてくれてありがとう」って伝えたくて・・・


「・・・うん。分かったから泣き止め」

「ヒック・・・ぅん」

少し落ち着いた私は日向に過去のこと全部話した。
春樹との関係・・・
春樹にされたこと・・・

全部聞いた日向はゆっくりと私を抱きしめてくれた。
怖いはずなのに日向なら大丈夫な気がして・・・


「・・・そっか。辛かったよな、寂しかったよな。お前は強いよ」

「っ・・・ううん。私っ、汚い!」

「汚くないよ。誰よりも清らかで綺麗だ。」

日向はこんな私に綺麗と言ってくれる。それだけで私は幸せだよ。

日向は私を強く抱きしめた。

「日向、痛いよ?」

「これからは俺がお前を守ってやる。だからずっと俺のそばにいろ。」

誰かにそう言ってほしかった。
誰でもいいからそばにいたかった。

でも
こんな私が日向のそばにいていいの?
日向のそばにいていいの?


「私なんかが日向のそばにいていいの?」

「お前がいい」

「・・・っ日向〜」

好き。私、日向が好きだよ。
今はまだ言えないけど
いつかは伝えたい。

日向が好きって

私は日向を強く抱きしめた。
私の想いが届くように・・・

21:夏葵:2014/01/26(日) 13:07 ID:bEM

日向来てくれた!

22:恋日:2014/01/28(火) 22:29 ID:m-NOc

どれくらい経っただろうか・・・
日向の胸から顔を上げると広い空は真っ暗だった。

「・・・日向?」
「彩花、もう大丈夫か?」
「うん、ありがと。あのさ・・・今何時かな?」

「!・・・あぁ7時だよ」
「な、何?」

一瞬だけど、日向の目が大きくなったような気がした。

「あ、いや。いつもの彩花らしくないなぁて思って・・・」

「どういう意味?」
「ライオンが子犬になった感じ?」
「は?」

意味分からん。

「あのさ・・・」
「な、何?」
「お前、携帯持ってる?」
「うん」

前に携帯が欲しいって言ったら買ってくれた。って言ってもお父さんとお母さんしか登録されてないけどね。

「アドレス教えろ」
「え、いいの?」
「当たり前」

“桐生日向”
初めて親以外の人、登録したな。
しかも好きな人。
「もう遅いし、帰るか」

「やだ」

_____え?

私、今何て?

「やっぱり今日変だ・・・まぁ俺的には嬉しいけど。ていうか家来るか?」

「え?でも親・・・」
「俺、親いねーし、今親戚のとこに住んでて今日はその人達3泊4日の旅行に行ってるから誰もいねーんだよ」

「いや、でも」

それって二人きりじゃん?
嬉しいけどさ。男と二人ってしかも好きな人と・・・心臓もたないよ。

「あぁ、お前ん家の親が許さねぇか」

確かに私には親がいるけど

「それは大丈夫だよ。私、必要ない子だもん」
「どういう意味?」

「私ね・・・妹がいるんだ。私の親、勉強勉強ってうるさい人なの。でも私は勉強はできないから、親からは諦められてて。だから勉強のできる妹だけ可愛がって・・・私がいじめられてても知らんぷりされてた。それで今は私はいなくてもいい存在。妹さえいればそれでいいって思ってるから」

「・・・俺とずっと前に出会ってたら守ってあげれたのにな」
「ううん。過去なんてどうでもいいの。今が大事なんだから。だから気にしてない」

「やっぱり強いな」

「全然」

強くない・・・本当に

「じゃ大丈夫かていうか。家にいたくないでしょ」
「まぁねー」
「じゃあ、来る?」
「うん!」

23:恋日:2014/01/29(水) 20:36 ID:m-NOc

日向side
彩花にまたキスしちまった。
俺、相当あいつに惚れてんな。
あいつはー・・・あの先輩と話してた。帰ること忘れてねぇかな。忘れてそう・・・
行くか・・・

ガタガタ

「さ・・・「あの!日向君!」

誰だこいつ?
邪魔すんじゃねぇよ。ったく
「何?」

「ちょっと屋上へ来てくれませんか?」
は?
うーん・・・彩花の方を見ると先輩に少し慌てて話してた。

思い出したみたいだ。良かった。
もう少し時間がかかりそうだし、

チッ。少し時間潰しに行くか

「・・・いいよ」
正直嫌だけど、教室にいるよりかは良いし

屋上は冬のせいか冷たい風が吹いてた。
「日向君、私・・・」

ハァ、早く彩花と帰りてぇ。
今日、いろいろあったな。
ていうかありすぎじゃね?
彩花に一目惚れして、付き合うことになって(無理矢理だけど)
キスを何度かして、一緒に帰ることになって。
初めて感情的になった。

「・・・から好きです!付き合って下さい!!」

ヤベ。全く聞いてなかった。
彩花のことしか頭になかった。
でも、告白だよな。好きって言ってたし
めんどくせぇ

「ありがとう。でもさ、俺のどこが好きなの?」

「そ、それは・・・優しいところ・・・」

「・・・・・・・・・君は、本当の俺を知らない。俺も君を知らない」

「・・・っなら!付き合ってから知ります!」
「そうしたら君は後悔する」
「・・・しません」
「俺は、本当の自分を隠して生きているんだ。君はまだそれを知らないから『しない』って言いきれるんだ」

「・・・でもっ・・・私は」
「それに俺、彼女いるから」

チッ。言いたくなかったんだけどな。

「・・・え」
「だから、俺のことは諦めて下さい」
「え・・・でも、やっぱり」

「ハァ、いい加減諦めてくんない?俺、下に彼女待たせてんだけど」

「・・・ひ、日向君?」

「これが本当の俺。分かったなら諦めて」
「ご、ごめんなさい」
「じゃあね」

これぐらいがちょうどいい。優しくふるより、少し冷たくフッた方が諦めてくれる。
俺はその女子をおいたままにし、彩花のところに走って行った。

「結構時間かかったな・・・クソッ」

「・・・で・・・よ!・・・な・・・!」
女の声が聞こえた。何を言ったかは聞き取れなかったが。
でも、この声は・・・





_______彩花だ







続く

24:文乃:2014/01/29(水) 21:37 ID:X/s

すみません、入っていきなりですが
アドバイスを…((

「・・・・・・」では無く、「……」の方が
文が綺麗に見えるそうです。
なので「……」の方が良いと思います。

……話は凄く面白いです!
読者になっちゃいましt((
頑張って下さい、応援してます。

25:恋日:2014/01/30(木) 22:43 ID:m-NOc

文乃さん
アドバイスありがとうございます!

読んでくれて嬉しいです!
頑張ります!!

26:恋日:2014/01/30(木) 23:39 ID:m-NOc

日向side
俺はがむしゃらで走った。
息も荒くなってきた。
彩花はあの男に何か言われてるみたいだ。彩花は抵抗しない。諦めてる感じだ...
でも、もしその考えが俺の勘違いだったら...
そう思ってしまい走っていた足をとめた。
俺は何もできないのか...

「だ、れか...助けて」

はっきりと聞こえたわけじゃないが俺の耳にはそう聞こえた。
俺は止めていた足を動かした。

どうしてか怒りがこみあげてくる。

自分に対してかそれともあの男に対してか分からないが...

彩花の顔が見える距離にきた。
彩花の顔には

一粒の涙が流れてた。

「てめぇ!俺の女になにしてんだ!」

無意識にそう叫んでいた。

男は彩花の彼氏と分かるとそそくさと逃げてった。
放り投げられた彩花はその場に座り込んで泣いていた。

「ひ、日向〜...あ...り、がと...う」

彩花は泣きながら「ありがとう」と何度も言っていた。

少し落ち着いたところで彩花は俺に過去のことを話してくれた。
あの男は“春樹”と言うみたいで、彩花の元カレらしい。
ひどいことをされたらしくそれが原因で男が怖くなったみたいだ。
じゃあ彩花は男に“興味がない”じゃなくて男が“怖い”のか......

「...俺のそばにいろ」

そうしないと俺はお前を守れない。


俺は...彩花をこの手で支えたいんだ

27:恋日:2014/02/02(日) 10:34 ID:m-ASI

「お母さん!お父さん!テストで100点取ったよ!」

「あぁ彩花か。テストで100点か...どうせ一枚だけだろ、ユリカは全教科100点取ってるんだ......まったくお前は姉のくせに妹に負けるなんて」

なんで?100点とったのに誉めてくれないの?
私、頑張ったのに...なんで?

「はぁお前はやくたたずだな。子供なんてユリカ1人で良かったよ」

じゃあ、私はいらないの?
ワタシハヒツヨウナイノ?

嫌だ。嫌だ!こんな夢...
もうヤメテヨ

「...いか...か!...彩花!」

「ん...日向?...あれ?」

思いたい体をゆっくり起こした。

_____ポツ

手の甲に水滴が落ちた。
しかもどんどん落ちてくる。
これは何だろう...

「何で泣いてんの?」

泣い...てる?
涙が止まらない。
あの夢のせいだろう...
小学2年生のことだった。
ただ認められたくて。誉めてもらいたくて。頑張っただけなのに.......いつも妹と比べられ、いくら頑張っても認めてくれなくて。
一人で部屋にこもって苦しくて、寂しくて、押し潰されそうで。
私の前は暗い道しかなかった。

「彩花?」
「ううん。夢で小さいころの事思い出しただけ」
「...そうか」

「あ、ごめんね。私部屋に入るなりすぐねちゃって...」
「いや、別に寝顔見れたしラッキー」
「見たの!?」
「当たり前。見ないわけないじゃん」
「そうですかぁ」
「何食べたい?」

う〜ん。食べたいものかぁ
オムライス?。いやいやうーん
あ!
「肉じゃががいい!」

お母さんが小さいころに作ってくれた肉じゃが。

「分かった。待ってろよ」
「え、作れんの?」
「余裕」
「手伝う」

何か心配だし
黒い物体とか出てきたら...
あぁ怖い

「そうか?じゃあ手伝って」
「はーい」

28:恋日:2014/02/04(火) 21:16 ID:m-0Vo

「ごちそーさまでした。あー美味しかった」
「そうか」

カチャカチャと日向が食器を片付ける。
私はその様子をボケーと見ていた。
......様になるなぁ
みたいなことを思いながら。

〜♪

私の携帯の着信音がなる。
誰だろ...
「もしもし?どちら様ですか?」

『何こっち見てんの?』

___え?

え、え、えーーーー!!
なんで日向が!?

「寝てる間に登録しといた☆」

台所から日向がそう言った。
はぁ〜。びっくりしたぁ
いきなり何だよ!もうっ
怒ったふりをして頬を膨らませる。

「悪かった。怒らんでー」
「ふふーん、怒ってないよー」
「あ、こいつ」

〜♪

また、着信音が鳴る。

「日向?」

携帯の画面を日向に見せた。

「いや、違う」

え、誰だろ。

「もしもし?」

『あ、繋がった。オレオレ』

オレオレで分かるか!
は!まさかオレオレ詐欺!?
あ、いかんこういう時は冷静に対応しなければ
「誰ですか?」

『え!彩花まさか忘れた!?オレだって』
「だから知りません。誰ですか?」

『えー...オレだよ。網代優!』

網代優...
あじろゆう...

あぁ!!思い出した!
「泣き虫優か!」
『泣き虫じゃねぇ!』
「あはは、ごめんごめん」

優とは保育園と小学校が一緒...といっても小学4年で転校したんだけど。

「どうしたの?ていうか何で番号しってんの?」

『番号はお母さんに聞いた』

よく教えてもらえたな。

『で、用は明日学校で話す』
「学校って?まさか...」

『そのまさか。彩花の学校に転校するのだーー』

「えーーーーー!!」
『てことで。ガチャ』

29:夏葵:2014/02/04(火) 22:12 ID:bEM

恋日さん、お久しぶりです!
続きが早く見たいです!

30:恋日:2014/02/07(金) 00:09 ID:m-0Vo

「あ、え...う、嘘でしょ」

優が...優が転校してくるなんて...
私の周りばっかりうろつくだろうな。
め!めんどくさっ!

「誰からだった?」
「保育園からの幼馴染み。私達の学校に転校してくるんだって」
「ふーん。で、男?」
「うん。あ、一応言っとくけどただの幼馴染みだからね」
「分かってる」

本当に分かってるのか?
眉間にしわよってんだけど
まぁ、いいか。

パコン

あり?メールだ。
受信箱を開ける。
__________
to彩花 祝ってー

じゃん!ついに携帯買った!!

メルアドは前、教えてもらって覚えてたから...てか分かりやすいね。

で、で、日向君とは付き合ってるの?
まさかもうキスしてたり...ないか!

返信待ってまーす。(>д<)/
__________

おぉ!!
ていうか教えたっけ?
ま、いっか。
日向のことと優のことと今の状態を話しとこう。

..........よし!そぉーしん!

「誰?」
「雪だよ。携帯買ったって」
「ふーん...」
「さっきから『ふーん』しか言ってないよね」
「気にすんな」
「気にしてないけどさー」

パコン

はっや!

__________
to 彩花

えええーーーー!!
1日で進展しすぎ!!
彩花に先こされた!お幸せに!
明日学校遅れんなよー

網代優って人が転校してくるんだ。しかも彩花の幼馴染みでしょ!?
絶対友達になる!

じゃおやすみーm(__)m
__________

雪、優のこと女って思ってるな。
誤解は解いてあげよう。

.......これでいっかオヤスミっと



「よし!終わり」
「遅い」

あ、先寝ててもよかったのに...
寝っ!ああ!

「あのさ、私どこに寝ればいい?」


「俺の隣だけど」


「は!?」

「当たり前」
いやいや日向君?
さすがにダメでしょ

「...私、床で寝る」
「ダメだ。俺の隣。ほら行くぞ」
「いーやーだー」

「抱き上げるぞ」

「...行きます」

こうして無理矢理寝室につれてかれた。
ドサッと日向がベットに横になった。
私の心臓はすごい早さでドキドキとなっている。
どうすればいいのか分からずその場に立っていた。

「何つったってんの?早くこいよ」

私の気持ちも考えてよー


「あ、と...あぁ!私、お風呂入ってくる!!」

この発言は間違っていたのか、2分くらい沈黙が続いた。

「...誘ってんの?」

「違う!」
「風呂なら1日くらいいいだろ。そんなにはいりたいなら朝はいれよ」

「分かった...でもぉ」

「遠慮すんなよ。ほら」

グッと日向に引っ張られる。

「日向!」

ドスッと日向の広い胸に倒れた。

「これでいい。オヤスミ」


あったかい。日向の体温が私に伝わる。

「ん...オヤスミ。日向」

...好きだよ

31:夏葵:2014/02/08(土) 08:40 ID:bEM

面白いです!2人、ラブラブですね。
まさか、優は彩花が好きとか?

32:恋日:2014/02/10(月) 21:25 ID:m-QDU

___ジリリリリリリ
「...んー...ガシャ」
気持ちいい朝だー...___
私はゆっくりと体を起こ...
「....重っ...」

___せない
日向の長い腕が私の腰にあった。
日向は相変わらず寝息を立てて寝ている。
このやろう!朝から重いんだよ!
「....おりゃ!」

おもいっきり日向の腕を投げてやった。強すぎたせいかベッドから落ちた。

「...痛っ...朝から変な起こし方すんなよ...バカ...」

「うるさいなぁ。起こしてやったんじゃん。早く学校行く支度して!」

私は制服を着ながら日向に叫んだ。

「...お前さぁ、いつも着替え持ってんの?」

日向がモタモタと制服を着ながら私にそう言った。

「雪の家に泊まることが多いから、服は一応持ってるんだよ。ってか!目の前で着替えないでよ!!変態!」

「別にいーじゃねーか!お前が見なければいいんだよ!」

狭い部屋の中で喧嘩が始まった。

「......!ああ!学校!日向早く!」
「お前が__「分かったから早く!」

日向は何かブツブツと言いながら準備している。

「遅れるー!バタン!」

勢いよく扉を開けて私は全力で走った。
こんなに走ったの何年振りだろ...
2分位走ったところで..,

ん?あれ?日向は?
日向がいないことに気付いた。

「日向?」

「...お前、走って間に合うと思ってんの?」

声のした方を振り向くと自転車に乗っている日向がいた。

「まさか、ずっと自転車でついてきてた?」

「そうだけど。お前が気付かねぇから...。早く乗れ」

「いいの?」
「じゃないと間に合わないだろ。本当にバカだな」

それから私と日向は自転車に二人乗りして学校に向かった。
私の顔は赤かった...と思う

キキーー!!
「ギリギリセーフ!」
「お前重すぎ」
「うるさい!」

ガラララ
教室の扉を開けると皆の視線が私と日向に集まった。

「「「彩花さーん!!!」」」
「「「日向くぅーん!!」」」

私と日向の周りにたくさんの男女が集まってきた。
うるさっ!
「ねぇねぇ二人って付き合ってんの!?」
“どーなの?”とか“どうなんですか”という声がいろんなところから聞こえる。
こういうときどうすればいいんだろう

「....そうだよ」

え?日向!?

「俺と彩花は付き合ってるよ」

おまけにニコッと笑ってそう言った。

「「「えーーーー!!!」」」

ギロッと睨まれる。もちろん睨んでいるのはサリナだ。


「こらー!お前ら!朝から騒がしいぞ!早く席につけ!」

ぞろぞろと自分の席に戻ってく。
私も戻ろうとしたとき雪が

「...後で詳しく教えてね」

と言った。
何を教えればいいんだろ。

「ok」

一応そう返事しといた。
そして全員が席に座ったのを確認して先生が続けた。


「昨日、桐生が転校してきたばっかりだがもう一人この教室に入ることになった。はいれー」

「男かなー」
「イケメンだったらいいなー」
「いや、美女だろ」

いやいや、男ですから。


「ガララララ。_____」

33:恋日:2014/02/11(火) 07:04 ID:m-QDU

「ちわ〜っす」

やっぱり優だった...
あいさつ軽っ

「今日からこのクラスに入る網代優っす!よろしく!」

無駄にテンションが高い。
あぁ、いつもか。
ん?何か女子達の目が輝いているように見えるのは気のせいか?

「「キャアアアア!!!イ、イケメン!」」

うるさ!!
2日連続でこの高い声を聞くなんて...

優の席は雪の隣になった。
雪に話しかけてるみたいだが雪は緊張しているようだ。
雪はチラチラとこっちを見てくる。
まぁ、いきなり知らない人から話しかけられたら誰でも緊張するだろう...

「...いか....彩花...」

日向が隣からコソッと話しかける。
か、顔が近い!

「な、何?」

「本当にただの幼馴染みなんだよな」
「そうだけど。何か?」
「...いや、別に」

なんだ?
そして午前中の授業が終わり、昼休みになった。

「さーいかっ」

さっそく優が来た。
ていうかそのテンションの高さをどうにかしてほしい...

「ちょっと耳貸して」

「...え」

それは日向が許すかな...
日向は...隣のクラスの子に呼ばれたみたいだ。
たぶん、告白だろう。
少しイラッとした。これがヤキモチか...
じゃなくて!日向いないし...いっか

「はい」

と言って
長い髪を耳にかけ優の方に体をもっていく。

「...____」


...え...

34:恋日:2014/02/25(火) 20:11 ID:m-jeU

「……気を付けろよ….」
「……うん。ありがと」

私が優から聞いたこと......それは......
____春樹が......この学校に……来る......

聞いたところ、クラスは違うがこの学校に転校してくるのは間違いないらしい。

ガタガタガタ

......ヤバイ
春樹のことを考えるとあの思い出....いや、悪夢がよみがえってくる……
......イヤ、ヤメテ
....イ....ヤ......ダ
そこで記憶は途切れた。
「「「キャアアアアア!!!___...」」」
____....

「......ん」
......ここは....
...白...天井....保健室か......消毒の匂いがする....

「か!......彩花!!」
私を呼ぶ声
声のした方を見ると三人が私の顔をすごい顔で私を見ていた。
「....雪?......優?.....日向?」
「そうだよ!雪だよ!分かる!?」
「ぅん」
「俺!先生呼んでくる!!」
優が走って先生を呼びに行った。

「雪....私......」
「彩花、教室で倒れたんだよ。その時、日向君が来て、倒れている彩花を見てすぐに抱き抱えて保健室に運んでくれたんだよ」

「....ありがと、日向」
「.....お前軽すぎ、ちゃんと食えよ」

廊下からバタバタと足音が聞こえてくる。
「伊藤さん!大丈夫!?」
「はい....ありがとうございました」
「いいわ、お家の方に電話したけどお仕事中ででなかったから私が....「いいです。一人で帰れます」

親は家にいるはずだ。今日は二人とも休みの日だから。たぶん面倒なことになると悟って出なかったんだろう。

「....でも」
「彩花、俺が帰るまで保健室で寝とけ。先生、俺が伊藤さんを家まで送ります」
日向がそう提案をした。
「それは助かるけど....あなた授業が......「大丈夫です」

いやいや、私が大丈夫じゃないわ!
逆に悪化するぞ!!!!

「....分かったわ。一応先生には事情を説明しとくわね」

「ありがとうございます。じゃあ俺荷物持って来るから....花井さんと優、彩花を見てて」

「うん!分かった!」
「俺....呼び捨てかよ」
「わりぃ、でも苗字忘れたから....いやか?」
「いや、優でいいよ」
日向は「じゃ」と言い保健室から出た。それに続いて先生も「じゃあ、頼むわね」と言いでていった。

....てか!ちょいちょい!!!!話を進めるんじゃなーい!
なにげに二人とも仲良くなってんじゃ!!
私はそう叫ぶ気力と精神力がなかった

「あ、私、彩花の荷物取ってくる!!たぶん日向君忘れてるだろうし」

「ありがと。雪」
「フフ。親友なんだから当たり前だよ!!」
そして雪も保健室を出ていき、保健室には優と二人きりになった。
沈黙が流れる.....

「....わりぃ彩花。俺があんな話をしたからだよな」

先に口を開いたのは優だった。

「いや、大丈夫」
「俺さ___....」

35:asuka:2014/02/26(水) 22:43 ID:kgU

面白いです

36:恋日:2014/03/17(月) 21:13 ID:m-RT2

「俺さ……」
優の顔はすごく沈んでいた。
こんな優初めて見たかも……..

「俺….小学の時一緒だったじゃん?」
「うん」
「その時俺、彩花が....春樹の言いなりになってんの知ってたのに....何もできなかった......」
「別にいいよ。優は何も悪くないし。悪いのは優なんだから」
「ありがと….いやちげぇ!言いたいことが違うぞ!?」
「知らんわ!私に聞かないでよ!!」
「あ、わりぃテンパって……あー….つまりだな。俺が言いたいのはだな」

なんか優、変……いつも変だけどさ...

「俺な….小学の時…実は......」
「うん」
ベッドの隣の机の上にあったペットボトルの水を口に含む
「俺……彩花のことが好きだったんだ……」
「ブッッ!!」
思わず水が口からでてしまった。
優が「なにしてんだよ」と言いながら濡れたところを拭いてくれた。
「だ…だって、全然知らなかった….」
「当たり前だ。俺も言ってねぇし……何度も告ろうと思ってたんだけど....春樹にばれたらと思うと怖くて言えなかったんだ」

あーなるほどね……
あいつそんなこと知ったら優を半殺しにしたんじゃないか?
「……で、今は?」
なんとなく気になったから聞いてみた…
「……好きな人……できた。彩花じゃねぇからな」

そんなことしってんわ!!
……誰だろ

「知ってるよ……..誰??」
「あのな……好きな人は雪なんだ」

雪って降る方の?
あぁ!それなら私も好きだ
「…なんとなく言っとくけど降る方の雪じゃねぇからな」

う……分かってたけど….じゃあ....降る方の雪じゃないってことは….ん?あれ?雪って雪ぃぃぃ!?

「雪?花井?」
「…そう」
優が顔を赤らめながら答える。
うわ……小動物みたい…可愛い
「いつから?」
「会ったときから」
「どこが好きになったの?」
優を質問攻めにする
……だって気になるんだもん!!
「隣の席であいさつしたとき…顔を赤くして下向きながらちいさな声で返してくれたとき可愛いなって……」
「ふーん」

なんだ『あるある』だな。
「…てことで俺、頑張るわ!!」
「……そう、頑張りな」
何を頑張るのかな……
ま、いっか!
「…彩花!」

37:恋日:2014/03/18(火) 00:04 ID:m-RT2

すいません!間違えました!!
彩花のセリフ
×「別にいいよ。優は何も悪くないし。悪いのは優なんだから」
じゃなくて正しくは
○「べつにいいよ。優は何も悪くないし。悪いのは春樹なんだから」
です!

38:はるん ◆mYy6:2014/03/18(火) 05:08 ID:pBA

面白いです!!

39:恋日:2014/03/29(土) 20:56 ID:m-Qrk

「彩花!」
「ひゃ!!」
突然名前を呼ばれてびっくりする
私を呼んだのは日向だった。
「帰るぞ!」
荒い言い方で日向は叫ぶ。
あの〜…日向さん……怒ってます?
日向をあまり知らない優は、どうした?って顔をしている。
私は昨日と今日の付き合いだが今、日向が怒っているということはわかる。
日向ベットに座っていた私を優しく下ろして……………くれなかった。
なんだろう…宙に浮いた感覚がする。
「ちょっ!下ろして!!」
私は宙に浮いたんではなく日向にお姫様抱っこをされていたらしい。
ジタバタと日向の腕の中で暴れる。
「ちょ、暴れんな。落としてもいいのか」
それはやだ。
私しぶしぶ暴れるのをやめた。
「よし、それでいい」日向は私の耳元で甘い囁きをし、カアアアアと私の顔は赤くなった。顔を見られたくなくて私は日向胸に顔をうずめた。チラッと日向の顔を見ると少しだけ赤くなっていた。
「さーいか!」
ガラッと扉が開かれる。
咄嗟に埋めていた顔を上げる
「あれ?お邪魔だったかな?」
雪……顔がすごくニヤニヤしてる……
「……」
「あ!彩花!荷物持ってきたよ♪」
「…ありがと」
「じゃ、私達はお邪魔みたいだし、優君行こっ♪」
あ、雪それは……
チラッと優を見るとまっかっかになっていた。
全く…雪のド天然………
「お、おぅ!」
少し緊張してる優はガタガタと座っていた椅子を急いで直し走って雪のところに行った。
「じゃ!ごゆっくりー♪」
ガラララとドアを閉め、優と雪はどこかへ去っていった。
そして、保健室には私と日向の二人だけになった。
…………う、緊張するな…保健室に二人だけって…なんでだろ
てか、いい加減下ろしてくんないかな……
「ねぇ、下ろして?」
「あ、わり。」
あ、意外。
下ろしてくれたー。てっきり下ろしてくんないかと思ってたから……ちょっとびっくりした
ポスっとベットの上に私を下ろした。
「ありがと………え?」
私の隣に日向も座ったのだ。
ベット……………
あー!!!私ったら良からぬことを…
「俺……」

40:恋日:2014/04/03(木) 19:10 ID:m-w8o

「俺………」
「うん」

なんだろう…。
日向の顔はとても暗い。
私も目線が床にいく

「……っやっぱなんでもねぇ!帰るか」
「……え」

何でもないって笑う日向の笑顔は偽物だと私は悟った。
そんな笑顔をさせてるのは私なの?
そう思い、不安になった。
ギュ
立っていた日向の制服の裾を握る。
「彩花どうし__」
「私ってそんなに頼りない?」
ヤバイ。
涙が……
「日向が…っ分かんないよ!」
うぅ、ダメだ。私……
私は立ち上がり日向の横を走って通ろうとしたが日向に腕を捕まれ足を止めた。そして日向の腕に包まれた。
「わりぃ……彩花が頼りないんじゃないんだ」
「え?」
「俺、不安だったんだ。分からなかった……彩花が俺のことどう思ってんのか」
私、今涙で顔グチャグチャだ……
私がちゃんと自分の気持ちに正直にならなかったから日向は自分を追い詰めていたんだ。
私は日向の広い背中に自分の腕をまわす。そして………
「好き…日向が好き。大好き………」
日向のおかげで自分の気持ちに向き合えた。
ギュウウ
日向の腕に力が入った。
「……っ俺も!彩花が好きだ!」
日向の顔を見ようと顔を上げる。
日向と目が合い、日向の顔が近づいてきた。
私はスッと目を閉じた。
私と日向は甘く、優しいキスをした。

41:くろわっさん:2014/04/04(金) 00:22 ID:eMs

乱·入!!!
素晴らしいスレです!!
恋日さん、頑張ってください!!

42:恋日:2014/04/05(土) 11:05 ID:m-w8o

日向side
「……好きです!付き合って下さい!!」
チッ。最近多いな。
つーか、こいつ誰だよ
俺のクラスじゃねえな。
ま、いいか。さっさと終わらそ
「ごめんね。俺、彼女いるから……」
よし、終わり。帰るか……
教室から出ようと足を踏み出したとき女が話してきた。
「彩花さん…ですよね。私思うんですけど……本当に付き合ってるんですか?」
「…」
なんだ、こいつ。
でも、確かに俺は一方的に彩花と付き合っている。
彩花の気持ちも分からないまま………
「あ!ごめんなさい。えっと、気持ち聞いてくれてありがとうございました!じゃあ失礼します」
丁寧な言葉遣いで女は出ていった。
俺も廊下にでる。
俺は……彩花が分からない。
「「「キャアアアアアアア!!」」」
悲鳴声が聞こえる。
俺のクラスだ。
嫌な予感がし、俺は走ってクラスへ行く
ガラガラガラ!
「彩花!」
倒れていたのは彩花だった。
俺はすぐに彩花に駆け寄った。
気を失っている。
「彩花!彩花!」
必死に彩花の名前を呼ぶのは彩花の幼馴染みの優だった。
俺は何も考えず、彩花を抱き抱え保健室に運んだ。
「俺も行く!」
優がそう言った。
「ついてくんな」と言おうとしたが彩花の幼馴染みだし、と思い何も返さなかった。
「私も!」
こいつは……確か彩花と一緒にいるやつだ。
俺は優と花井さんを連れて保健室に彩花を運んだ。

43:恋日:2014/04/30(水) 22:35 ID:r62

彩花side
ガラガラ
「おはよう」
私は教室に入り挨拶をした。
日向は……良かった。まだ来てないみたいだ。
保健室でキスをしてから日向とは気まずいまま数日過ぎていった。
ストンと鞄を置き椅子に座る。
鞄から教科書を出し、引き出しに入れようとしたら
「おう」
と誰かの声が聞こえた。
そ〜っと上を見ると見馴れた顔があった。
「ゲッ」
「ゲってなんだゲって」
優だった。
びっくりした日向だと思ったじゃん!
「優…どうしたの?」
「今日…だな」
そう…今日…春樹がこの学校に来る
「……大丈夫だよ!」
私はわざと作り笑いをした。
もう優には心配させたくない。
「彩花……っ。うん!そっか!」
大丈夫。大丈夫。私はそう何度も自分に言い聞かせた。

44:恋日:2014/05/01(木) 21:12 ID:Dw.

彩花side
それから優は自分の責任戻って行った。
まぁ。春樹のことはほっとこう。あれ?私成長した?NEW彩花誕生!!的な?ハハハハ…
バカか私…なんか今日の私気持ち悪っ
「フフ…フフフフフ」
「何、気持ち悪い笑い方してんだよ」
「まあ気にしないで…フフ」
不気味な笑いを浮かべた。我ながら気持ち悪いと思う。
てか今日も遅い登校だなあ日向は。
ん?…ってあれ!?日向!?
「日向!?」
驚いてガタガタっと勢いよく椅子から立った。
うっ…皆の視線が痛い…。
でも、そんなこと今はどうでもいい!
「おう。おはよ」
「あ、うん。おはよ……じゃなくて!いつから居たのよ!?」
「お前が気持ち悪い顔で笑ってたところからかな」
うわっ一番悪いタイミングで来たな…こいつ。
「…まあ、いいや」
落ち着こうと深呼吸をし、席についた。
「変なやつ」
イラつく言葉が聞こえたが無視した。

45:恋日 :2014/05/01(木) 21:23 ID:Dw.

彩花side
「…だ……ことだそうだ。委員長任せたぞ!」
ふぅ…やっと終わった。
先生の長い長い説明の後、私はハァとため息をついた。
「なんだ?そんなに俺と一緒の班が嫌か?」
「そんなんじゃなくて…先生の話が長いなぁ……って!日向と一緒の班って何!?」
そんな話聞いた覚えがない!!
「お前先生の話聞いてなかったな」
「う……はい」
初めは聞いてたんだけど。長すぎてもう飽きちゃった。テへ☆
「しょうがねえな。教えてやるよ」
教えてもらいたくないが今は頼るしかない!
「……お願いします」
「来月に修学旅行があるらしい」
「はあ!?私らまだ1年なんだけど?」
「なんか今の校長が決めたらしい」
バカじゃないの!?校長!!
「それで2日目の京都自主研修の班で俺らの班が俺と彩花と雪と優になった」
え!?
今……雪って
「雪と一緒!?」
「俺もな」

46:恋日:2014/05/04(日) 15:19 ID:vZE

彩花side
「俺も一緒だけど嬉しくないのか?」
う、そう言われると……
意地悪っぽく笑う日向が憎たらしい。
でもそんな日向が好きな私もおかしいか…
「意地悪」
ゲッ……
ついボソッと言ってしまった。
「あ“?」
聞こえてたらしく野太い声で聞き直してきた。
「……すんません」
「で、どうなんだよ?」
チッ…これ以上張り合っててもしょうがないし…負けてやろう
「……うれ、しいです」
「ん」
く、悔しい……
「……てことでバスの席順を決めたいと思います。バスの席順は班と関係ないので自分の好きなところを決めてください。バス酔いする人はできるだけ前の席に座ってください。説明は以上です。それでは決めはじめて下さい」
「私、日向君の隣がいいですぅ」
委員長の説明が終わってすぐサリナが甘ったるい声で言い出した。
「あ、1つ言い忘れてましたが、バスに乗る時間は一日目5時間。二日目2時間30分。三日目5時間。計12時間半乗ることになります。よく考えて決めてください。後、挙手制ではなくプリントを配りますので好きな席のところに名前を記入してください」
委員長が付け加えで説明した。
サリナは……まだ決まったわけでもないのに目をキラキラさせて日向を見ている。当の日向は「チッ」と舌打ちをしプリントを見ていた。
日向も大変だな。
そんなことを考えてると席が書いてあるプリントが回ってきた。
「う〜ん。どこがいいかな」
「お前ここにしろよ」
突然、隣から日向が席を指で指しながら言い出してきた。
そこは……日向の隣!?
「え、いいの?」
「は?彼女なんだし当たり前」
日向と12時間一緒……嬉しい!
自然と私の顔は綻んでいた。
このやり取りを見ていたらしくサリナがいきなり委員長に質問した。
「委員長!隣の人と決めるのはいいんですか!?」
ヤバイ……
せっかく隣になれたのにどうしよう…
私はギュッと目を瞑った。
「……近くの人と話して決めるのは構いませんよ。でも席を立つのは授業妨害になりかねないのでやめてください」
この言葉で皆が近くの人と話始めた。
サリナは「ええ!?」と言って驚いている。
私は安心感しかなかった。
目を大きく開き委員長を見た。
すると目があって委員長はニッコリと笑った。
……良かった。
委員長ごめんなさい。影でいつも委員長の眼鏡が怖いって言って……委員長っていい人なんだね!
「良かった〜…」
私はボソッと言った。
12時間日向の隣に……嬉しい!

47:恋日:2014/05/05(月) 11:05 ID:Nnc

彩花side
嬉しいっ……
今、私は幸せな気分に満ち満ち足りていた。
……しかしこの幸せもある一言によってかきけされてしまった。
「…では、このプリントの希望の席とその理由を見て席を決めたいと思います。席がかぶっている場合はまた僕の方で検討させていただきます。だから必ずしも希望の席が叶わない場合もあります。また、席が決まったら決まった席を書いたプリントを配りますので意見がある場合は記入してください。では、僕からはこれで終わります」
………長い
長すぎでしょ!?
てか長すぎてよく分かんなかったよ!
しょうがない……日向に聞くか
「あの…」
日向の肩をトントンと叩く
「ん?」
日向は机に肘をついたまま私を見た。
ヤバイ……カッコいい…
じゃなくて!!
「委員長の話の意味が分からなかったので教えてもらえませんか?」
今は日向に頼るしかない……!!
てか私こんなに理解力なかったっけ?
「はあ?お前理解力ねえな」
「……」
ぐっ……何も言い返せない……
「だから、希望通りの席になるとは限らないってことだ」
えっと…つまり…日向の隣に座れないかもしれないってこと?
え……せっかく隣に座れると思ったのに……
私は委員長を見た
委員長はニヤッと悪魔のような笑みを浮かべてた。
あの悪魔野郎……
「てことで決まり次第配らせていただきます」

48:恋日:2014/05/09(金) 17:10 ID:Dw.

新登場人物☆
陸川 涼雅(りくかわ りょうが)
クラスの委員長
黒縁眼鏡が特徴
眼鏡を取ったらイケメンだが皆はそれを知らない

49:恋日:2014/06/07(土) 04:52 ID:t1w

キーンコーン…♪
授業終了のチャイムがなる
委員長の陸川君はプリントをもって教室から出ていった。
私はというとあまりにもショックで呆然としていた。
だっだって日向と隣になれないかもしれないって…サリナとかが隣になったら終わりだよ…
「…か……いか?…彩花!」

50:Ruka RJK:2014/06/08(日) 11:29 ID:H1.

ここまで読みましたが……すごくおもしろいですね!!続き楽しみにしてます!


書き込む 最新10 サイトマップ