♪ピコの短編集♪

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1:ちょこ:2013/12/14(土) 12:59 ID:smk

えっと、未だに完結作品1作のちょこです。
ここでは短編集を書きたいと思います!
それと皆さんからも冒頭文と、一回で終わる短編募集してます!

2:ピコ:2013/12/14(土) 13:26 ID:smk

注 
ピコってのは、ここでの名前にしたいと思いますので…

「ありがとう」
私はいつものパン屋さん、心屋でお礼を言う。
「また来てね!」
店長の心さんは言った。
「いつ食べても美味しいよ。ここのメロンパンは。」
私が誉めると、
「あら、ありがとう。でも、最近お客様が減っているのよね…」
心さんはしんみりと言った。
「私はいつまでも心屋の大ファンだからね!!…そろそろ帰る!メロンパン冷めたらちょっと美味しくなくなるからねー冷めても美味しいのがここのメロンパンだけど、やっぱ焼きたてが一番だし!」
私が言って、ドアに手をかけると、心さんは笑顔で手を振ってくれた。

それから3日。私はいつも通り心屋でメロンパンを買う。それから、クリームパンと、クロワッサンも買って、礼を言う。
「…ねぇ、心屋、あと2週間で閉店になるかもしれないの。」
心さんは、前よりいっそうしんみりして言った。
「え?!そ、そんな、嘘でしょ?!」
私は驚いて、心さんを見つめた。
「ほら、見て。お客様、あなたしか居ないでしょう。」
心さんはショーケースの中のメロンパンを見つめて言った。
「本当だ…」
心さんは吹っ切るように首を振り、私に言った。
「今までありがとう。最後の日には、余ったパン、全部あなたにあげるわね。」
心さんがニコニコ言った。でも、その目は、どこからどう見ても、悲しそうに思えた。

一週間後。
私は心屋に駆け込む。
「心さん!」
「あら、来てくれたのね。」
心さんはまたいっそう悲しそうだった。
「心さん!落ち込んじゃダメ!」
私は心さんの肩に手を置いて、心さんをじっと見つめた。
「心さん、あなたのパンは世界一美味しいです!私は心さんがまたここに、心屋をたてられるように、精一杯応援しますっ!!」
私は言って、ドンと、手作りの募金箱をカウンターに置いた。
「ここじゃなくていいから、また心屋が回転できるように、募金をするの!一秒でも早く二代目心屋ができるように!!」
「…!」
心さんの目に涙が浮かんだ。
「ありがとう。また、あなたにパンを食べさせてあげられるよう、私も精一杯努力するわ!」
心さんがカッツポーズ。
「じゃあ、今日もメロンパン、頂戴!」
にこにこと私が言うと、心さんはメロンパンを袋に入れて、手渡してくれた。
「今日は無料よ。この募金箱のお礼。」
「じゃあ、メロンパンの分だけ募金する!」
「あら、その手があったのね。」
心さんは笑った。
「ありがとう、心さん!また来るから!」
5日後
「いよいよ明後日か…」
心さんの呟きが聞こえた。私はいつもよりとても沢山のパンを取って、カウンターに置いた。
「心さん…」
私の目に、涙が浮かんだ。募金箱の中身は、心屋の数少ないお客さんのおかげで、ぱんぱんになっている。
「今日も募金するね。」
私は言って、百円を入れる。その間に、いっぱいいっぱいのパンを袋に入れる心さん。
「じゃあ、また来るから!」

閉店当日。
「心さん …」
私は元心屋の前で、心さんに、パンを貰った。袋いっぱいで。
周りには、数少なかったお客さん達が居る。
「皆さん、今までありがとうございます。また、ここへ戻って心屋が再開できるよう、がんばります!」
心さんが言うと、周りから、拍手が起こり、ついに、心屋は、閉店した。

3: ◆OYA2:2013/12/14(土) 22:55 ID:APM

チョコちゃん!来てみたよ^^
いいお話だね!
すごくおもしろかった!

4:ピコ:2013/12/14(土) 23:14 ID:smk

えーっと…IDからしてSikiちゃん?!こんな駄作を誉めてくれてありがとー♪

5:ピコ:2013/12/15(日) 13:46 ID:smk

私、藤森 亜美は、ベッドの上で寝転がっていた。
今日は日曜日。親はショッピングモールへ。ただでさえ暇なのに、モールにもつれていってもらえないだなんて…あり得ない。けれども学校に行っても結局帰れと言われるだけ。仕方なしに私は立ち上がった。時計の針は、丁度12時を差していた。私は、
「はぁ…」
と、小さく溜め息をつくと、一階へと向かった。だらだらと昨日の残り物を冷蔵庫から取り出す。電子レンジにかけた後、テーブルの前にどっかと座ってもそもそと食べる。私は、まだ三分の一くらい残っている肉じゃがを、冷蔵庫にまた入れ直した。それから何をしようかと考えた結果、TSUT○YAで立ち読み、という結果が出た。私は、またもだらだらと着替えて、だらだらと持ち物を用意する。これだけだらだらしているのに、時計の針は、まだ11時二十分を差している。私は、まあいいかと思い直して、外へ出て、家の鍵を閉める。そして、自転車にまたがり、
シャコシャコ!
と、音をたてて、TSUT○YAに向かう。そろそろ疲れたなと思った頃、TSUT○YAに着いた。私は自転車のスタンドを降ろすと、店内に入った。目指すはレンタル本コーナーである。
一冊の少女漫画を棚から手に取る。その漫画に夢中になって、いつの間にか五巻まで読んでいた。時間は3時50分。まだまだいけると思い、6時までに、全巻読んでしまった。そろそろ帰ろうと、自転車にまたがった。

次の日。
「バーカァ!」
「ブスは帰れ〜」
パシッ
私の肩に、黒板消しが当たった。
「帰れ!帰れ!帰れ!」
たちまち帰れコールが始まる。
ガコ!
「帰れっつってんだろ?」
怖い。でも、私は席に着く。皆が私をけなす。蹴られて殴られて、イタズラされて、閉じ込められて。今日も憂鬱な時間が始まる。私は肩のチョークの粉を払う。そして、チャイムと同時に。
「おはよう!」
担任が入ってきた。
「今日は転校生を紹介する。」
ザワ…
唐突である。けれどもそいつも私をいじめるのだろう。私はまた1つ、溜め息をついた。
「入ってこい!」
先生の合図で入ってきた転校生は、目を見張るほどの美少年…だった。
「キャアアアア!!」
クラスの女子から黄色い声が上がる。
「ちぇ、男子か。」
男子達は興味無さそうに言った。
「静かに!」
先生は言った。
「この子は野崎 竜だ。仲良くやってくれ。席は…そうだな、藤森の隣が空いてるな。」
私はいきなり名前を呼ばれて驚いた。先生は、野崎君を誘導すると、何事も無かったように、ホームルームを始めた。
「宜しく。亜美って言うんだな?」
「な、何で私の名前を?!」
「そこに藤森亜美ってくっきりはっきり書いてるだろ。」
野崎君は私の教科書を指差した。
「そ、そか…あ、えっと宜しくね。」
私は驚きながらも宜しく言った。
休み時間には、また、いじめが始まる。
ガシャン!
私の机が倒れる。
「帰れ!帰れ!帰れ!帰れ!」
また帰れコールが始まる。
「おい何やってんだお前ら!」
私はまたも驚いた。
「…野崎君」
嬉しくて、泣いていた。
「あ?新人君、生意気だねぇ。」
男子がからかった。
「お前ら、こいつをまたいじめたら俺が蹴り飛ばしに行くからな!」
野崎君は言うと、私の机を戻してくれた。
皆は、ちぇと、舌打ちすると、あきらめて自分達で立ち話をしに行った。
「野崎君…」
「んだ?」
野崎君がおかしな声を上げたので、私はクスリと笑った。
「なぁ、亜美、俺お前好きだ。付き合ってくれ」
「は?」
「だぁかーら、お前が好きだっつってんの」
「え、えと…よ、喜んで…?」
そう言った瞬間、私の人生はくるりと向きを変えたのだった。


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