隣の男子は康君でした。

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1:紅茶:2013/12/21(土) 21:52 ID:CFc

登場人物

日下部 飛鷺 -Kusakabe Hiro- ♀
・主人公、男勝りでクール

秋木 康 -Akigi Kou- ♂
・眼鏡男子、髪が普通の男子より長い

2:紅茶:2013/12/21(土) 22:05 ID:CFc

序章

俺、日下部 飛鷺(クサカベヒロ)
あ。一応女
一人称は『俺』

今、人生で一番重要なイベントをやってる真っ最中

そう。席替えだ


今時くじ引きと言う不公平なルールだ
くじ引きって運だし…
俺、運悪いしなー…

絶対に秋木……秋木 康(アキギコウ)と隣になりませんよーに!!

くじ引きを睨みながら引く

番号は『17』

場所は窓際の四番目でそこそこ良い
けど問題が一つ……


「………宜しく」


「……マジかよ…」




隣の席が



くじ引きを睨む程お願いしたのに……

何故
何故何故何故…!!


秋木と隣なんだよー!

3:蜜柑 ◆LpuU:2013/12/21(土) 22:31 ID:X/s

おー 来たぜw
紅茶の第一号ファン、
この 浦○悠○がっ!!!!!!

てか、プロローグからして
面白いじゃんw
頑張って、ちゃんと続けろよ?

4:紅茶:2013/12/21(土) 23:19 ID:RAw

あ、一人追加ねw

相馬 岬 -Souma Misaki- ♂
・飛鷺の男友達&幼馴染

-------------------------------------

「ギャハハハハ…!」
「ちょっ…!そんな笑う?」

休み時間、男友達の相馬に早急の出来事を言ったら笑われた

勿論、話題は秋木の事

「だってさ睨んでまでくじに賭けてるとかアホ過ぎだろ?!」
「あんたにアホって言われたく無いわっ!」

そんな笑わなくても良いじゃん
しかも変な笑い方だし…

「煩い奴より静かなんだからマシだろ?」
「……確かに…」

相馬の様な猿以下の奴よりマシか…

「お前って単純」
「悪かったねっ!単純で」

俺は軽く相馬の足を蹴る

「お前さ…もっと女らしくしろよ」
「何だよ女らしくって」

意味分からん
何故、女らしくしなきゃダメなんだよ

「じゃなー」
「おう」

相馬と別れた後、数人女子が集まって来た


「ねー。飛鷺と相馬って付き合ってんの〜?」
「はぁ…?!!」

何でそうなんの?!
馬鹿なの?!

「だってぇー相馬君といい感じじゃん」

彼奴と?俺が?
いい感じ?

ふざけてんの?

「くっだらない」
「えークールだなぁ。飛鷺は」

クールな理由はね…

女子が嫌なの!
本当に女子って恋バナばっかで…
きゃあきゃあ騒ぐし…
自分の事、可愛いとか勘違いにも度が過ぎるし…

だから相馬としか一緒に居たくないの!
男友達とつるんでる方がよっぽどマシ

女子なんて嫌だ
まぁ俺も女子だけどな

5:紅茶:2013/12/22(日) 10:50 ID:RAw

キーンコーンカーンコーン…

はぁ…英語だ…
一番嫌いなんだよな〜…
チンプンカンプンで何語?って感じ

「……」

秋木は黙ったまま黒板を見詰めている
前髪を伸ばしっぱなしにしていて
しかも眼鏡だから顔が隠れている

興味有るんだよねー…
顔見てみたいな…

「…なぁ…秋木」

しばらくの沈黙の後、返事が返って来た

「……何」

なんだ聴こえてんじゃん

「顔見せてよ。見てみたいんだけど」
「やだ」

そ、即答かよ!
そんな嫌?
相当な不細工とか?

「何で嫌なの」
「……とにかくやだ」

何それ…
すっごい見たいんですけど…!

「ねー良いじゃん見せろよ」
「無理」
「お願い!一瞬ぐらい」
「無理」

……頑固だな…
仕方がない…隙が有る時にするとしよう

俺は一旦諦めて先生に見えない様に寝た

6:紅茶:2013/12/22(日) 11:01 ID:RAw

スコーン!

どれ位寝ただろう
突如、頭を叩かれた

何だよ…せっかく寝てたのに…

俺がぶつくさ文句を言いながら起き上がると……


ゲッ…


「日下部!授業に寝るな!夜に寝ろ!」
「……ほーい」

軽く返事してから欠伸をする
眠…
しかも頭痛てぇし…

「欠伸するな!」

もー面倒な先生だ…
欠伸くらい見逃せよな…

……くぁ〜…あ…
ったく眠みー


「…お前、そんな寝てるから身長高いんだな」

フッと馬鹿にした様に秋木が笑った

確かに俺は女子にしては高い
女子のクラスの平均が155cm位
でも俺はそれを上回る170cm

男子より高い
まぁ寝る子は育つだからな

でも能力は育たないが…

それはともかく…秋木の素顔が見たい
強い風邪が吹いたら見えるけどな…

今は秋だから台風の時期なんだが…
何で教室の窓は閉めてんだよ!

これじゃあ何時になったら見れるのか…

7:紅茶:2013/12/22(日) 13:14 ID:RAw

音楽の時間
十月なのでもうすぐ合唱コンクールの日だ

面倒だなー
実は俺…音痴なんだよな…
俺のせいで最優秀賞は無理だ絶対に

俺達のクラスは『HEIWAの鐘』を歌う

でもこの曲…高いんだよなー全体的に

ちなみに俺はアルトだ
ソプラノなんて声が枯れるから到底出来そうに無い

「じゃーアルト集まってー」

アルトが集まって行く
秋木はテノールか…

って秋木の事はどーでも良い!

「…飛鷺?聴いてる?」
「……あ。御免」

ついボーッとしていた
あーあ憂鬱だ…

「じゃあ始めに最初の『la』を皆出してみて」

パートリーダーの舞が仕切る
来た俺の一番嫌いな所

「la___lala___la__la___lala__la…」

こ…声が枯れる…
自分の声じゃ無いぞ…これは…

「…飛鷺…大分無理してるけど…大丈夫?」

舞が心配そうに言う
ヤバ…迷惑掛けてる…
合唱なんて無ければ良いのに…

「御免。俺、ちょっと休む」
「そっか…無理しないでね」
「…うん」

俺は席を外し、休憩した
近くを見ると秋木も休んでる

「秋木も休憩?」
「……サボり」

へー意外
真面目だからサボったりしないのかと思ってた

「意外」
「…お前もサボり?」
「いや…ちょっと声がね…」

すると秋木が笑った
な…何で笑うんだよ…!

てか最近、俺…笑われ過ぎじゃね?!

相馬とか…相馬とか後…秋木とか

「てか…前髪どうにかしなよ」
「……何で?」

何でって…生徒指導の黒田に怒られるよ…

「まぁ…目は付けられてる」

やっぱり…

「切りなよ。鬱陶しくねぇ?」
「やだ」

うー本当に頑固…


「飛鷺ー!そろそろ戻ってー!!」
「ほーい!じゃね。康君♪」

最後はからかい交じりに言った
意外と可愛いかも康君…
でも何か言いにくいから止めとこう

8:紅茶:2013/12/23(月) 13:58 ID:RAw

「じゃあ次は一人一人歌ってみよう」

え"…マジかよ…

「何順?」
「…出席番号順からだから…あっ私ね」

舞が歌い始めた
綺麗な声で音程は安定している
う…上手い!

「次は…有沙ね」
「えー体調悪いからぁパス」

はぁ…?!
馬鹿かよコイツ…

「…はぁ…じゃ時間の無駄だから…次」

って次…俺じゃん!

「飛鷺。出来る?」
「あ…うん」

ヤベェ…ピンチだ
俺、音痴だからな……

ピアノの音が流れる
う"っ…余計緊張してきた…

やっぱり、『la』が出なかった
声が掠れて音程も最悪

秋木にも相馬にも笑われたし…
最悪だ

「やっぱり…テストして見たけれど…秋木君、飛鷺、相馬君は不合格ね」

え…女子は俺だけ…?!


「仕方がないわ…明日から三人は放課後練習して下さい。本番は二週間後なんだからね!」

ええ…?!
じゃあ秋木達と一緒に練習を……?
マジ最悪…

9:紅茶:2013/12/23(月) 14:24 ID:RAw

「起立!礼」

『さようならー』

はぁ…憂鬱
最大級の憂鬱…

「行くぞ。飛鷺」
「んー」

三人で音楽室に向かう

「てかさ…誰ピアノ弾くの」
「「あ…」」

考えて無かったんか…

「まー良いや。ピアノ弾くよ」
と仕方がなく言うと、

相馬が怪訝そうな顔をした

「お前…ピアノ弾けるキャラだっけ?」

失礼な!
ピアノくらい弾けるよ…
一応、五歳からやってるし

「それに俺、サブですけど?」
「え?マジかよ」

マジですよ
まぁサブなんて役目無いから意味無いけど

「じゃあ弾けよ」
「うるっさいな…命令しないでよ」

相馬と口論になりながら弾いた
相馬と秋木がアングリと口を開けたままにしている

本当に失礼だな…君ら…

「なー秋木ってさ前見えてんの?」

相馬が質問した
確かに…目なんてほとんど隠れてるし

「やっぱり見てみたいなぁー…」
「だから無理」
「えーケチ」

凄い気になる…
秋木が手を離して溜息を付いた

おっチャンス!

「隙あり!」
「ちょっ?!」


うわ!ヤベ!!足が…!

「秋木!飛鷺!」

ヤバイ…!倒れるっ!

10:紅茶:2013/12/23(月) 14:32 ID:RAw


俺はコードにつまずいて転んだ
秋木を道連れにして

ドサッ!


「痛ってぇ…」


俺は起き上がった

すると……



ドキッ…


う…嘘……


秋木の顔が見えていた
その顔は……

涼しげな目元で顔立ちが整ってて
俺は不覚にもドキッとしてしまった


マジで…
秋木って格好良かったのか…


後ろを見ると相馬もビックリしてる
相馬も結構イケててモテる

でも相馬より格好いいと思う

って何言ってんだ…俺

「大丈夫か?」

相馬が我に返った様に呟く

「あ…俺は大丈夫」
「俺も大丈夫だよ」

秋木はまた前髪を直した
いつも通りの見慣れた顔

本当勿体ない…
あの顔だったら絶対にモテる筈

「じゃ帰ろうか」
「……うん」


何か…まだビックリしてる…

11:紅茶:2013/12/23(月) 14:50 ID:RAw

帰り道、途中で秋木と別れ
いつもの様に相馬と帰る

「意外だよなーイケメンだったとは」
「だな…何か見てはいけないモノを見た気分…」

これでうちのクラスはイケメンが二人居ることになる

意外と格好いいかもな…

っておいおい!
何馬鹿な事を口走ってんだよ!!

「お前何か顔赤かったしな〜」
「……?!はぁ?!」

嘘だろ?
顔赤くなってたのか俺?!

まぁ何故か不覚にもドキッとはしてたけど…

「やっぱりお前好きなんじゃねぇの?」

はぁ?!

「意味分かんないし。じゃーな」
「おう…じゃーな」

俺は急いで部屋に行く


「飛鷺ー!女の子なんだから靴ぐらい綺麗にしなさーい!」

全く…
何でこう母さんは『女の子なんだから』を連呼するんだ

別に良いじゃんか…俺の勝手だし

でも確かに良く見れば俺って女子から見れば男だよな…

髪は相馬より長いが女子から見れば短過ぎ

普通に男に間違われる
背も高いからか「君、高校生?」って良く言われるし

服も基本黒のパーカーとかカーディガンにジーンズだし

言葉遣いとかも…
部活は相馬と同じバスケ部

どっからどう見ても男子

髪伸ばしてたのなんて随分前だし
確か…八歳からショートだな

「はー…何考えてんだろ…俺」

一々そんなの気にしなくても良いのに…


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