あの列車に乗って…。

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1:ヨルtake6:2013/12/25(水) 16:40 ID:2rM

どーも!ヨルtake6です!
タケじゃないですよ?テイクですよ?


〜ルール〜
1、荒しなどはご遠慮します。
2、誤字がときどきありますが見逃してください…。

こんくらい…ですかね?

コメントなど大歓迎です!お待ちしております!

2:ヨルtake6:2013/12/25(水) 16:46 ID:2rM

俺は……何度あの列車に乗ろうとしたのだろう?

乗りたいのに乗れない……。
だから、何度も何度も病院にお世話になるんだ…。

母さんも父さんもそんな俺を心配してくれている。
何があったのか、何でそんなことをするのか。
必ず聞いてくるのだ。
でも…言えない。言いたくない……。
あの列車に乗りたい…乗って楽になりたいだなんて……。

3:ヨルtake6:2013/12/25(水) 17:29 ID:2rM

「涼〜!起きなさい!遅刻するわよ!」

俺、宮原涼(ミヤハラリョウ)。高校1年生。
宮原家の長男で後は弟が二人いる。

弟の名前は俊(シュン)と秋(シュウ)。
この二人は双子でめっちゃ仲良し。
小学3年生でクラスが同じらしい。

「兄ちゃーん!起きろー!」
「うわっ!何すんだよ!」

二人がいきなり部屋に入って来たと思ったら
俊が俺の上にダイブした……。

「ママが兄ちゃんを起こしに行ってって言ったから…。」
「…そっか、ありがと。」

秋は後から俺の部屋に入って来た。
ったく…双子のくせに何でこんなにも性格が違うんだ…。

俊は元気で誰とでも仲良くなるのだが…
秋は大人しく人見知りが激しい……。

「兄ちゃん!ご飯が冷める!」
「あー、はいはい。」
「ほら!秋も兄ちゃんを引っ張って!」
「ぼ、僕は遠慮しとくよ…。」

秋はいい子だ…うん、いい子…。

「着替えたら行くから、先にご飯食ってろ。」
「はーい!」

二人が部屋から出て行けばカーテンを開ける。

窓を開けると風が冷たい。
でも、空は雲1つない快晴だった。

4:ヨルtake6:2013/12/25(水) 23:09 ID:2rM

タンタンタン…。
リズムよく階段を降りていく。

「涼、今何時だと思ってるの?」
「いただきまーす。」

母さんの質問を無視して食卓に着く。
目の前のテーブルには、白米、納豆、味噌汁、焼き魚(鮭)、そして緑茶
という普通の和食。

(食パンが食べたかった…。)

と思い後でこっそり食パンを持って行く事にした。

「ごちそうさまでした…。」
「ママ、行って来ます!」
「はーい、行ってらっしゃい。」

俊と秋がランドセルを背負って家を出ていった。

「ほら、涼も急ぎなさい?」
「ん、ごちそうさま。」
「あ、また魚残して…。」
「行って来ます。」

玄関に行く前にキッチンへ行き食パンを一枚取る。

玄関へ行き家を出る。

「帰りにティッシュ買って来て!」
「はーい。」

めんどくさい…と思いつつ返事をした。

(これも…何かの作戦か…。)

学校へ行く前に母さんが○○を買って来て!と頼むようになったのは
俺が中学校の屋上から飛び降りてガチで死にかけたとき以来だ。

きっと父さんと何かの作戦をたててたどり着いた結果がこの
帰りに○○を買ってきて作戦……なのだろう。

「俺が死んで誰が困るんだっつーの。」

ボソリと呟いて食パンを口に含む。

学校に着くまで後30分。
今日もまた遅刻するな。

5:ヨルtake6:2013/12/25(水) 23:42 ID:2rM

ゆっくりと学校へ向かっていると後ろから
車のパッパー、と言うクラクションの音がした。

「うるさ、何?」

振り向くと赤い車が止まっていた。

ドアが開いて出てきた人物は…。

「何の用?」
「涼、お前遅刻すんぞ?」
「俺の勝手、あんたに関係ねぇだろ。」
「あんたって…一応教師だぞ?」

車から出てきた人物。
こいつは前の母さんの夫。
俺の義理の父親だ。

名前が宮原真(ミヤハラマコト)だ。

なぜ名字が変わってないかって?
母さんがまた宮原って人と再婚したからに決まってる。

「乗ってくか?」
「嫌だ、絶対嫌だ。」
「遅刻しても知らねぇぞ?」
「あんたにはマジで関係ねぇだろ。」
「そーだけど、教師として見逃せないし…。」

と、腕を思いっきり引っ張られた。

「何すんだ!てめぇ!離せよ!」
「久しぶりに一緒に登校しよーぜ?涼。」

そう言われて車に(無理矢理)入れられる。

「よし、行くか!」
「後で覚えてろよ、てめぇ…!」

助手席から睨めば『なんのこと?』とはぐらかしてくる。


朝からめんどくさい奴に会ってしまった…。

6:ヨルtake6:2013/12/27(金) 18:28 ID:2rM

「涼、母さんは元気か?」
「………。」

関係ねぇだろ、あんたには。
だから、俺は無視をした。

「涼、今の家族は楽しいぞ。」
「ふぅん。」
「娘も息子も可愛いし。」
「あっそ。」

だから何だよ。
聞きたくねぇ。関係ねぇし。

「だから…俺の方へ来ないか?」
「…は?」
「名字変わらないし、妹と弟がいるぞ?」

残念、弟が二人いるんだけど…。

まぁ…母さんには言うなって言われてるから言わねぇけど…。
いや…言いたくねぇけど。

「悪いけど、行きたくねぇから。」
「…何でだ?」
「誰が母さんを傷つけた男のとこに行くんだよ。」
「だが!ここからだと…。」

その時、ピルルルと真の携帯が鳴った。

「おっと、涼ごめんな。」

俺に謝って電話に出る。

「もしもし?何の用?」
『パパ!愛夏だよ!』
「愛夏!どうした?」
『今から会える?』
「今、学校に向かってるけど…。」
『じゃぁ、愛夏行くね!』
「えっ?ちょ!こら!」

会話が全部聞こえた……。

「…今の、娘だ。」
「だから?」
「会いたいか?」
「全然。」
「いや…会ってもらいたいな…。」

…なんで、こいつはそんなに会ってもらいたがる?

そう思ってため息をついた。


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