茜色の約束

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1:遥:2014/01/03(金) 23:38 ID:L4o

すみません!書き直します…

登場人物

望月 縁 -Mochizuki Yukari- ♂

伊塚 絵実 -Izuka Emi- ♀


******

プロローグ

紺色で薄暗い空が茜色に染まった
影が俺と絵実を映した


「御免ね…縁…秘密にしてた事が有るんだ」


絵実がうつ向きながら呟いた
少し身構えて答えた

「何…?」


「私ね…病気になったの…」
「え…」


俺はその場から固まってしまった
病気…

「そ、それって治らねぇのか…?」
「治らない。心臓病で治療法が無いの」


哀しげに微笑んだ
そんな…

「二十歳までギリギリ生きれるって」

二十歳…
今は、中一
だから後七年しか生きれないと言う事



「…その代わり約束して欲しい」
「約束?」


「どんな事が合っても私を信じて、…笑ってて欲しい…約束ねっ…」


絵実が泣きながら微笑む
俺も震える声で言った

「お前を信じる。絶対泣かねぇ」




茜色の空の下で
俺と絵実は約束を交わした___…

2:遥:2014/01/03(金) 23:55 ID:L4o


ガラッ…


「あ。縁!久しぶり」

絵実が向日葵の様にパアッと明るく笑った

俺の幼馴染、絵実
絵実は心臓病と発覚してから入院している


「ねぇ…縁…学校行ったらダメ…?」
「ダメ」

ダメに決まってるだろ…
心臓に大きく負担が掛かったらどうすんだよ

「何で…退屈だよ…毎日毎日…寝てるんだよ?
心臓に別状無いから退院したい…」

「……無理なんだよ」


絵実はふて腐れてボソッと呟いた

「……私を信じるって約束は?」
「…それとこれとは別だ」


信じるって言ったのは事実
だが命に関わるんだぞ?
医師だって許す訳ねぇよ…

「……縁と学校行きたいな…」
「……」


俺も行きてぇよ…
でも安静にしてないといつ死ぬか分からねぇのに…


「はぁ…退院したいな」
「それはお前次第だろ。頑張れよ」

他人事みたいだが…
それしか言えなかった
俺には応援と見舞いしか出来ないから


でも必ず絵実は死なない
もし死んでも俺は泣かない…
俺が悲しめば絵実も悲しむから

絶対絶対…泣かない

3:& ◆6iPM:2014/01/04(土) 09:17 ID:L4o


「藤咲さん。血液検査ですよ」

看護師の声で、ビクッとする絵実
昔から絵実は注射が嫌いだ
なのに血液検査は週に一回ある
だから、すげぇビクビクしてる
俺はただ背中を押してやるしか出来ない

代われるのなら代わってやりたい
でも、俺がしてもなあ……


しばらく椅子に座っていると……

ガラッ!


「縁、縁!異常無いし週に三回定期検診に来るなら
学校に通っても良いって!」

ほ…本当か?!

「うん!でも薬は飲まなきゃダメだし、激しい運動もダメだって」

中一の冬、久しぶりの登校……
すげぇ心待ちにしてたんだろうな…

「明日、退院だって!友達にメールしよ」

絵実が赤い携帯を出す
おいおい……マナーモードにしとけよ……
患者が規則守らなくてどうすんだよ

て言うか絵実の友達って……
野坂と飯島だよな

最悪だ……
あの二人ってすげぇ煩いし
四六時中、騒がしい奴等だしな……

まあ、嬉しそうだしいっか…
俺は不満だけどな


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