夜の帝王は紅く染まる。

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1:Anna ◆VESI:2014/01/07(火) 15:57 ID:f/Q

はじめまして。

注意書きしておきます。
・血の描写など入ります。でも決してグロくはありません。
・私の文才力は未知数です。なのでアドバイスとかは嬉しく思います。


放置するかもしれない←
でも一応作りたいので(`・ω・´)よろしくお願いします。

2:Anna ◆VESI:2014/01/07(火) 18:23 ID:f/Q

夜の帝王は言う。

「女など信じる者ではない」と、

夜の帝王は言う。

「男など欲にまみれた卑劣な生き物」と、

夜の帝王は言う。


「この世に愛など必要ない」と。

3:Anna ◆VESI:2014/01/07(火) 20:48 ID:f/Q

20xx年、人類は既に狂っていた。

空から降ってくる金に踊らされる大人達、親指くわえて親の哀れな姿を見て育っていく子供達。

「………なーんて、こんな話があったのよ。」
「もう、脅かさないでよ!バカ!」

___午後の日射しが机を照らす昼休み。
佐藤 菜々(Satou Nana)と日下部 灯(Kusakabe Akari)はそんな話を冗談まじりに話していた。
「それにしても……………。」
「皆来ないなんて、おかしいよね。」

今日は火曜日、普通の中学校だったら登校日なのに。在ろう事か、担任まで不在なんて話はあるのだろうか。


「皆、たるんでるな〜(笑)」
「あ、秀と恭人。」

田中 秀(Tanaka Syu)と野口 恭人(Noguchi Kyoto)が二人を見下ろす。

「いやいや、弛んでても担任が来ないとか可笑しいでしょ。」
「まぁな、でも誰もいないなら帰ろーぜ。」

この四人は、幼稚園からの付き合い。
尚更、家も近く行くのも帰るのも一緒。

「そーだね、帰ろうか。」
灯と菜々が重い腰を上げたとき、

「……………あれ?」
既にドアの前にいる、秀と恭人。
菜々と灯は不思議に思い、秀と恭人の元へと駆け寄る。

「どうしたの?」
「帰るんじゃないの?」

若干フリーズしている二人、ようやく恭人が震えた声で口を開く。

「ドアが………開かない………」


その時、街で、日本で、世界で、歯車は廻り出していた___。

4:Anna ◆VESI:2014/01/11(土) 22:48 ID:f/Q

ーside Nanaー

「………開かない?」

灯が疑いの目で見つめる先には恭人。
「あぁ、本当なんだよ。開かない。」
溜め息まじりに目を反らして言う秀。

「閉じ込められたの…………?」
ただただ、開かないという扉を呆然と眺めている私。

「冗談、じゃないの?」
灯が拳を震わせながら言いかけた時、


ドォーンッ…………_____

遠くの方からもくもくと黒煙が立ち上っていた。

「何だあれ……………」
恭人の声に皆、唾を飲む。

それと同時に
『Let’s show time!!』

全く電源も入れてもビクともしないテレビが突然、紅く染まる。


『みなさん、こんにちは。』

テレビの紅い背景をバックに、小さな王冠を被った男の子がひらがな表示のテロップと共に現れた。

「何あの子供………………」
灯が少し脅えたような瞳でテレビを指差す。

「どうしたの?」
私は灯に駆け寄り、そんな事を口走る。
「…………この子、朝見たニュースで近くで起きた……殺人事件の…………殺された子にそっくりなの……っ…」


そう灯が言った瞬間、

ドォンッ…………___!!

さっきより増して爆発音が響いた。

5:Anna ◆LsP6:2014/01/19(日) 23:01 ID:l8o

赤く火で染まっていく街、四人は窓の向こう側の世界をジッと見つめていた。
『きゃはは!おもしろいね!』
テレビの向こう側に声をあげて笑う男の子。その瞳は黒い。
「何………が目的なの!?」

菜々が泣き叫ぶ声だけが教室中に響きわたる。灯は窓を見つめて硬直して、秀は唇を噛み締めてテレビの向こう側を睨み付け、恭人は呆然と立ち尽くしていた。
『しあわせになるなんてゆるさない。』
真顔のような顔で精気のない顔色。まるで人形のような男の子。
『さあて、さいごはここをやいてからはじまるんだ。』
男の子が指を鳴らしたと同時に、とてつもない爆発音、眩むような光に四人は唖然として窓の外を見つめる。
自分達の街、親達が待つ家、信頼出来る友達、今の一瞬の光で四人は一気に失ったのだ。

『いきのこれるのはひとりだけ。』
そう呟く男の子は嘲笑う。
『にんげんなんておろかなものだ。』

「おい、待てよ…………」
ブラックアウト寸前のテレビに秀が話しかけようとした時に低い声が響きわたった。


ー さぁ、狂いあえ。愚民共 ー

6:れい:2014/01/20(月) 15:39 ID:9Fk

なんか、めっちゃ面白そう!!
続けて読ましていただいます(・ω・)•*+

7:Anna ◆VESI:2014/01/20(月) 18:23 ID:l8o

>>6

ありがとうございます、

8:Anna ◆LsP6:2014/01/20(月) 23:00 ID:l8o

四人が呆然としている中で、テレビは音もなく消えた。
「ど……うすればいい…んだよ………」
途切れ途切れに恭人が発した言葉は他の三人も思っているような事だった。
そんな中、灯は無表情のまま掃除ロッカーへと足を運ぶ。まるでその姿は魂を抜き取られたような、虚ろ虚ろとしていた。
「あ………かり……?」
三人は生唾を飲んだ。灯は三人に向かってホウキをつきたてている。表情は少し笑っている。
「誰か殺さないと始まらないんだよ………!」

狂ったように灯はホウキを振り回す。三人は狭い「教室」という名の箱の中で逃げ回っていた。
秀はバケツを楯にして、恭人は机の裏で逃げ回り、菜々はただ一心不乱に逃げていた。

ー さぁ、狂いあえ。愚民ども ー

鮮明に耳元に残るような低い声。
その時、菜々の人間の本能のようなモノが目覚めたような気がした。
このままだと私の命が危ない、そう思った時には菜々の手にハサミが握られていた。


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