.°∞・. 空色 .・∞°.

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1:遥:2014/01/18(土) 21:13 ID:L4o


*登場人物*

櫻庭 悠 (サクラバハルカ) ♀
* 高一。平凡中の平凡な女子

里島 淳平 (サトジマ ジュンペイ) ♂
* 高一。明るくて凄い天然


-------------------------------------

遥です!

また立てちゃいました…。
五時間カラオケしたので疲れ気味ですw
私の名前の『ハルカ』を使いました!
苦手な友達も『ハルカ』って名前ですけど…((汗

でわ!

>>2 序章
>>3 本編スタートです♪

2:遥:2014/01/18(土) 21:31 ID:L4o

序章

高一の秋___…

空は綺麗で青く澄んでいた
私はその景色が大好きだった

茜色に染まる夕焼けの空よりも
白銀色の満天の星空よりも


君が大好きな空色が良いんだ

七色でも無く
金色でも無く
銀色でも無く



空色が大好きなんだ____…

3:遥:2014/01/18(土) 21:48 ID:L4o


君との出会いは確か五ヶ月前の出来事


五ヶ月前____…





「はぁ…最悪…」

私は席に付くなりうめく様な声を上げた


この学校に入学してやっと一ヶ月経った五月

葉っぱが桜色から若葉色に変わり
教室の雰囲気も変わる季節

私は一枚の用紙を見つめて溜息を付く



「赤点取ったぐらいで気にしない気にしない!」

七瀬が私の背中をバシバシ叩いて笑う

この大雑把で口が軽い子は私の親友の七瀬
O型だからか知らないけど…
もの凄い大雑把で適当

私が疲れるのも七瀬の大雑把さが原因

…ああ…頭痛い…


「高校初めてのテストで赤点だよ?!気にするよ!」


私は生まれつき頭が悪いみたい
中学校の時なんて勉強してもダメ
私がこの高校に入れたのは奇跡としか言い様が無い

それぐらい頭のレベルが低いのだ


「まだ春だから大丈夫だよ!」





……それ慰めになって無いよ…七瀬
ああ…マジで頭痛い…

4:遥:2014/01/18(土) 21:54 ID:L4o

早いですが新キャラw
>>1 に書いとけば良かった…


真城 七瀬 (マシロ ナナセ) ♀
* 高一。小学生からの親友。大雑把

5:遥:2014/01/18(土) 22:07 ID:L4o


「御免。屋上に行って来るわ…」

七瀬に伝えると綺麗な眼が見開いた
まさか…あんた勘違いしてる…?

「も、もしかして自殺すんの?!」

あー…やっぱり…
てかもし自殺するなら一々報告しないでしょ!
全く…馬鹿七瀬…

皆に見られてるじゃん…

「違うって!サボりだよ」

慌てて説得すると安堵した様に微笑む
なんとか誤解は解いた…


私はまた頭を抱えながら階段を上る
サボるのはほぼ私の日課になっている
前、先生に散々怒られたけどね…



私はボロい錆び付いたフェンスに寄り掛かる

私はこうやって景色を見るのが大好き
サボる時は必ず景色を見ている


しばらくボーッとしていると何か飛んで来た
ん…?

あれは…紙飛行機…??
足元に落ちた紙飛行機をサッと拾う


あ…コレ…入学テストの回答用紙?
何処から飛んで来たんだろ…?

辺りをキョロキョロ見回すと屋上の上で誰か寝ていた

…入学テストって事は…同い年だよね
私は梯子を上った

そこには普通の男子がヘッドホンをして寝ている

…この人も点数が悪かったのかも…
ここは点数悪い同士として慰めよう!

6:遥:2014/01/18(土) 22:24 ID:L4o



「あ…あのー…」


声を掛けると私の声に気付いたのか眼を開けた


「コレ…貴方のですか…?」

捨てたのに返しちゃ悪いけど…
誰かに見られたら嫌じゃないのかな?



「……」

彼は黙ったまま私を見る
…もしかして怒ってる?
視線が完全に私に向けられている

「ご、御免なさい!勝手に拾って…」
「…要らないから大丈夫」

ボソッと呟く彼
良かった…怒ってる風に見えたから…


「て、点数悪くても気にしなくて良いよ?
私も点数悪いからさ!」

私は励ます様に言った
すると……



彼はクスッと微笑んだ
…あ…笑うとこ格好いいかも…

私が見惚れていると紙飛行機を広げた
それを私に突き出す

…え?見ても良いの?
私が回答用紙を見ると…


微笑んでた私の口元が引きつった
悪いと思ってた彼の点数は



95点だった…


「え…?え…?」

戸惑う私に笑いを堪えてる彼
…わ、私…凄い勘違いしてる…!
すっごい恥ずかしい…!!


「ご、御免なさい!」
「いや…別に良いけど」


まだ笑いを堪えている
うう…そんなに可笑しかったのか…
余計恥ずかしい……

7:遥:2014/01/18(土) 22:33 ID:L4o


「お前、名前は?」

早急の声とは裏腹に明るい声の彼
え…迂闊に名前を言って良いの…?
まぁ不審者な訳無いからいっか


「さ…櫻庭 悠です」

小さい声で言うと彼が微笑んだ

「悠か…俺は1-Bの里島 淳平!宜しくな」

1-B…同じクラスだ…
何で同クラなのに知らなかったんだろ
早急より明るい性格だし目立ちそうなのに

…まぁ男子苦手だから眼中に無かったのかもね

え!てか今…悠って…
初対面なのにいきなり呼び捨て?!

「あ…宜しく…」


恥ずかしがりながらも呟いた



…里島君…か
これがきっかけで仲良くなれると良いな

8:遥:2014/01/18(土) 22:48 ID:L4o



        *



ガラッ…

私は怒られるのをなるべく抑える為に直ぐ教室に戻った


「櫻庭。もう授業出て平気なのか?」


突然担任が変な事を言い出した


「は?」

どう言う事?
私が七瀬を見るとピースしている

…ああ…嘘ついてくれたのか…


「あ…もう大丈夫です」

そう言って席に着く
……ああ…ビクった…



あれ?そう言えば…里島君は?


「おい。里島はサボりか?」

先生も気が付いた様だ
気付くの遅っ…

「淳平はサボりでーす!」

男子が叫んだ
先生は男子の言葉で怒り出した

「何?!またサボりか!…今度こそ反省文だな」

反省文とか小学生じゃ無いんだから…

里島君…後で凄い怒られるんだろうな
可哀想…

まぁ七瀬が嘘つか無かったら同じ状況になるだろうけど

9:遥:2014/01/18(土) 23:35 ID:L4o


キーンコーンカーンコーン…



「あー!やっと授業終わった!」

私は伸びをして叫ぶ
七瀬が嘘ついてくれたんなら…もっとサボれば良かったな…
ちょっと後悔しながら帰り支度をする


ガラッ…


その時、里島君が教室に入って来た


「里島君!やっと戻って来たの?」
「ああ…今朝の!同クラだったのか!」

ビックリした様に言う里島君
里島君も私は眼中に入って無かった様だ




「里島っ!来たな。此方へ来い!!」

いつの間にか先生が凄い形相で里島君を睨んでいる


「ヤベッ!」

焦る里島君を無理矢理、職員室へ引きずる先生




……里島君…ドンマイ!

10:遥:2014/01/18(土) 23:52 ID:L4o


帰り道で七瀬に色々質問された

「あんたって淳平君と仲良いの?!」

興味津々で訊く七瀬
…女子ってこう言うの好きだよね……

「屋上でサボってた時…知り合っただけ」
「本当に〜?」

本当だって!
まだ二回しか会った事無いし
それで仲良いって言わないでしょ!

「でも羨ましいな〜!淳平君と喋れるなんて…」

恨めしそうに私を見つめる七瀬

「何で?」
「何でって…結構人気だよ?」

へぇ…私は眼に止まらなかったけど

「確かに明るい性格だけど…顔は至って普通じゃん」

七瀬が勿体ぶった顔をする

「男は顔じゃ無いのよ!中身よ中身!
外見が格好良くても性格悪い奴だったら最悪」

力説してるけど…
中学生の時…

「男は中身じゃ無くて顔よ!
性格良くても顔悪い奴だったら最悪」

って言ってなかった?

凄い矛盾してるんですけど?


「え〜?そんな事言ったかなぁ?空耳じゃない?」


……ほーら
都合が悪くなったら誤魔化して…



「じゃ!コンビニ寄ってくから!」
「えっ?あ…うん」

口実付けて逃げちゃった…
いつも七瀬はそうなんだから…
本当に呆れる!

11:遥:2014/01/19(日) 10:26 ID:L4o


ガチャ…


「ただいまー」


玄関を開けて挨拶するが私の声が空しく廊下に響くだけ


私の両親は夜遅くに帰って来る
母親は十時くらい
父親は深夜一時に帰って来る

たまに顔を合わせても両親は喧嘩ばかり
いつ離婚してもおかしくない状況なのだ

土日も働き詰めで昼御飯はカップラーメン

中三の時、部活中で倒れた事がある
その理由は弁当を作ってくれなかったから
自分では作れないし、頼め無かった

母親と父親は私の事どうでも良い存在みたい

友達だって…
七瀬以外は居ないもん…


私が死んでも七瀬くらいしか悲しんでくれないと思う
両親は死んで良かったって思うかも知れない






私って…誰にも必要とされて無いのかな…

溢れる涙を制服の袖で拭いて無理矢理笑顔になる

「…大丈夫。私は七瀬が居る」

そう呟いて部屋に向かった

両親に必要とされなくたって良い
友達に必要とされなくたって良い

七瀬に必要とされればそれで良いんだ

12:遥:2014/01/19(日) 10:31 ID:L4o

すいません!微妙な訂正です!

× 「…大丈夫。私は七瀬が居る」
○「…大丈夫。私には七瀬が居る」

です。

13:遥:2014/01/19(日) 10:44 ID:L4o



        *


「おはよう!悠〜!」

急に抱き付いて来る七瀬
ビックリして心臓が飛び出るかと思った…

「ビックリしたじゃん!心臓に悪いなぁ…」
「御免御免!」

それ…適当に謝ってるでしょ…
全くもう…!

でも七瀬と居る時間は私の心を溶かしてくれる

固まって冷たかった心が
柔らかく暖かくなる

だからずっと…ずーっと七瀬と一緒に居たい


「七瀬…私とずっと一緒に居てくれてありがとう…」

私が微笑んで言うと今度は七瀬がビックリした


「え…?!どうしたの?!いきなり」
「…ずっと友達で居ようね…」

私が少し涙目になりながら呟いた
七瀬はニコッと笑った

「当たり前じゃん!ずっと一緒だよ」


母親なんて要らない
父親なんて要らない


七瀬のお陰で私は私のままで居られるから____…

14:遥:2014/01/20(月) 16:57 ID:L4o


教室に入り自分の席に座ると、
前斜めに座ってる男の子が振り向いた



「よっ!悠!」

ニコッと微笑む彼は…



「さ、里島君?!前斜めだったの?!」

嘘でしょ…
こんな近かったのに同クラだって分からなかったなんて…

それにまた悠って…


「あ。俺の事、淳か淳平って呼び捨てにして良いよ」


え…?!
まだ会って三回くらいなのに…
急に呼び捨て?!
男子の事…呼び捨てにした事無いよ…



「えっと…じゅ…淳……君!//」

淳君が限界だった
呼び捨てなんて恥ずかしいよ!


「ハハッ!まぁ淳君でいっか!改めて宜しくなー悠」

名前を呼ばれた途端ボッと赤くなった
は、恥ずかしい…!

その一部始終を見ていた七瀬がニヤニヤしている


「へーぇ…初々しいねぇ…」
「もう!七瀬…!」


淳君に聴こえない様に小声で言った
それでも七瀬はニヤニヤしたまま

全くもう!
聴こえてたらどうすんのよ馬鹿…!

15:遥:2014/01/20(月) 17:13 ID:L4o



       *


「……であるからして…」


ふわぁ…眠…
私は出そうな欠伸をかみ殺してジッと我慢した

相変わらず授業って暇で退屈…
春だから眠たいし…


ああ…眼が閉じ…



ゴンッ!


私はそのまま机にぶつけて眠気が覚めた



「痛ったぁ〜!」

私が額を擦る
うう…恥ずかしい…
私って最近格好悪…


「煩いぞー櫻庭!」


先生の注意と共に笑い声が聴こえる
今まで無視されてた女子達も笑ってる


「すいませーん…」


私が謝ると、前斜めの淳君も笑ってた
淳君までっ!

うう…最悪…
それにめっちゃ額痛いし…


「…授業続けるぞー」


急にシーンとなる教室
でもまだ笑いを堪えてる淳君
そんなに可笑しかったの?!


私はそのまま頬杖を付いて外を眺めた
…綺麗な景色…

淳君を見るとシャーペンをクルクル回して空を見ている


途端、淳君と目が合った
あ…ヤバ…!
私が視線を反らそうとするとニコッと微笑んだ

…格好良い…

って…
私…もしかして惚れちゃった?!

ま、まさかね…

16:遥:2014/01/20(月) 17:20 ID:L4o


「なーに淳平君に惚れてんの?」

今朝みたいにニヤニヤする七瀬
もう!本当に好きだね…

「何でそうなるの?!」
「だって…授業中ずっと見つめてたじゃん♪」


嘘?!
全然気付かなかった…

「それ…恋してる証拠じゃない?」

ニヤニヤしっぱなしの七瀬
…もう!面白がらないでよねっ!

「そんなんじゃ無いって!」

私が怒って教室を出た


「え?悠?ちょっと!何処行く気?!」
「サボる!!」
「またぁ?!待ってよ悠!」


私は無視して屋上に上がった
…そんな訳ない

絶対淳君に恋なんてしてない!
まだ知り合ってばっかりだし…
第一、淳君の事…まだ知らない…

誕生日も好きなモノも…
彼女が居るのか居ないのかも…


って何で私モヤモヤしてんの?!


私は怒りながら屋上のドアを開けた

17:遥:2014/01/20(月) 17:38 ID:L4o



「ん?悠…?お前もサボり?」


ゲッ…超本人が此処に…
私は回れ右をして戻ろうとする
すると腕を掴まれた


「何で逃げんの?一緒にサボろうぜ!」

微笑む淳君にドキマギする私
淳君は何とも思って無いと思うけど…
手…繋いでるよ…

手汗とか出てないよね…?
真っ赤になる顔を隠してコクリと頷いた


「悠って良く屋上でサボってんの?」

淳君が明るい声で聴く
淳君の声は透き通る綺麗な声だ

「中学校では老朽化してて立ち入り禁止だったから」
「へー俺の学校も」

え?!そうなんだ…
やっぱり新鮮だよね…屋上って


「なぁ…メルアド教えて」
「えっ?!」


急に言われてドキッとした
だ、男子と交換するの初めて…

「あ…悪い…嫌だよな…」


あ…違う違う!


「う、ううん!良いよ!」
「本当か?じゃあ交換な」



私達はメルアドを交換した
七瀬と元中の子しか無いから嬉しい!


「毎日メールしていい?」
「おぅ!」


やったぁ!
初めて男子のメルアド…
嬉しいな…

18:文乃:2014/01/20(月) 17:48 ID:X/s

ちょ…失礼。
メールアドレス=メルアド
じゃ なくてさ…((汗

言うとしたら メアド だよね?!((

19:遥:2014/01/21(火) 20:56 ID:llg






三限目が終わり、私と淳君は教室に戻った
席に着くと七瀬が申し訳なさそうな顔をしていた

「御免…無神経な事言って……」

いつも適当で大雑把な七瀬
でも珍しく謝ってる
私はニコッと微笑んだ

「ううん。此方こそ御免ね…」

私達は微笑み合った




「え?!淳平君とメアド交換したの?!」
「う、うん」

照れながら頷いた
七瀬になら言っても良いよね

七瀬は嬉しそうに言った


「進歩したじゃん!これで友達に昇格ね!」

大袈裟に喜ぶ七瀬

「べ、別に好きじゃないし!」

私が焦りながら言っても無視する七瀬

「怪しい〜!」


もう!私が淳君の事好きみたいじゃん…



「何か楽しそうだな?何の話し?」

淳君!
七瀬はニコニコしている

「あのねぇ……悠がぁ……んぐっ!」

私は慌てて七瀬の口を塞いだ

「ひ、秘密〜」



誤魔化してその場を離れる
はぁあ……危ない危ない……

20:& ◆6iPM:2014/01/21(火) 21:02 ID:llg

文乃

あ…本当だww
教えてくれてありがとう!
やっぱり3DSが使いやすいわw

21:遥:2014/01/25(土) 08:58 ID:llg


学校の帰り

私はそそくさと家に帰る
早く淳君にメールしたい!


家に帰ると「ただいま」も言わずに部屋に入る


私はベッドにダイブして携帯の画面を見つめた


どうしよう…!
初メールって何書けば良いのかな?
七瀬とはくだらない事をメールし合ってたけど…

男の子の場合はどうメールするのかな?


私がメールの内容に悪戦苦闘していると…



『~♪』


着メロが流れた
来た…!!

メールが二件来ていた

一件は七瀬の愛犬ショコラの写真

可愛い〜!
トイプードルの赤ちゃんって可愛いよねぇ…


もう一件は…

淳君だ…!

興奮する自分を抑えながら内容を見る


_________________

From:里島 淳平

Subject:無題

_________________

明日暇?

−END−

_________________


短っ!
まぁ淳君らしいけど

明日かぁ…
そう言えば…今日って金曜日だった
私は素早く返信する


震える手を堪えて送信ボタンを押した
送信しましたと言う表示が出て一安心

こんなに男子との初メールって緊張するんだ…

何かまた興奮してきたぁ!

22:遥:2014/01/25(土) 09:16 ID:llg


しばらくしてまた返信が来た

_________________

From:里島 淳平

Subject:無題

_________________

じゃあ…真城と翔太誘って四人で遊園地に行くか?
土曜日10:00に水野公園でOK?

−END−

_________________


やったぁ!七瀬も来るんだ!
淳君と二人で行くの緊張するって思ってたんだよね

私は『OK。誘っとく』と返信した


遊園地なんて小学生ぶりだな…




あれ?四人って…


翔太って誰だろ?


私は一応、『翔太って誰ですか?』と返信した

同じクラスに居たかなぁ…?
それか違うクラスとか?

まぁ淳君と同じクラスで知らなかったし…

翔太って人も同じクラスなのかも


まぁいっか!
明日行けば分かるし!

めっちゃ楽しみだなぁ♪

23:遥:2014/01/25(土) 09:37 ID:llg



        *


『~♪』


朝、着メロで目が覚めた

うわっ!ヤバい!!
制服のまま?!

最悪…シワだらけじゃん…
って今日は遊園地だ!


ワクワクしてたのに忘れてた…
それより…服選ばなきゃ!


私はタンスを強引に開けて服を出す


んー…ガーリー系?
それともロックとかクール系?
遊園地だし動きやすい様にポップ系?

何時も私はロック系
でも淳君も来るし…


良し!ガーリー系にしよ!
私は奥に閉まってあった服を出した



フワフワで白色のベレー帽
ガーリーなレースのワンピ

髪の毛を綺麗にして完璧!


早急のメールを確認すると七瀬からだった


_________________

From:真城 七瀬

Subject:OKだよ!

_________________

分かった!時間無いから直ぐ来るね!
淳平君と遊園地だなんて幸せ者だね♪
可愛い服着てきなよ〜!

−END−

_________________


何か二行余計な気がする…
それに今気付いたんだ…

まぁ来るしOKかな?
携帯を待ち受けに戻すと時刻は9:50

ヤバ…!後10分しか無い!
私は携帯を閉じて玄関に行く

水野公園だと…五分くらい!
走るのは得意だから三分で着く筈!



「行って来まーす!」


玄関で挨拶しながら玄関を出た

24:遥:2014/01/25(土) 09:55 ID:llg



「御免ー!待った?」


私は猛スピードで走った
予想通り3分ジャスト!


「悠!何時もクール系なのに可愛い!」

七瀬が急に抱き付いてきた
もう…急に七瀬は抱き付くんだから…


目が合うと淳君が微笑んだ

「私服似合ってんな!予想以上に」

ドキッ…
男子に誉められたの初めて…




「悪い。遅れた」


背後に低い声が聴こえたので振り返る
黒髪で眼鏡の男子が居た
あ…この人…


「あ。紹介する。1-Aの藤堂 翔太」

1-A…違うクラスだ…
確か…学年トップだった気がする

「宜しく」


短い言葉だけど冷たくなく優しい声だ
微笑むと結構格好いい
まぁ淳君の方が格好いいけど…


って何言ってんだ…私


「じゃあ遊園地行くか!」
「おーっ!!!」


七瀬が大きな声で叫んだ
もう…ビックリしたなぁ…


藤堂君…か
頭良いから性格正反対だけど…
仲良くなれるかな?

25:遥:2014/01/25(土) 09:58 ID:llg

はい!新キャラです!

藤堂 翔太 (トウドウ ショウタ) ♂
* 高一。優しくて学年トップ


淳平の幼馴染の翔太です!
私、結構「翔太」使うなぁ…((笑

26:遥:2014/01/25(土) 10:07 ID:llg


遊園地に着くと七瀬がはしゃぐ

「ねぇ何乗る?何乗る?!」
「七瀬。落ち着いて…」

苦笑いする私
本当に遊園地好きなんだね…

「じゃあ…ジェットコースター乗るか?」


………ゲッ…
絶叫系…苦手なんですけど…


「悠も乗るでしょ?」

七瀬が興奮した様に言う
…どうしよう…
絶叫系…怖い


「え…えっと…う、うん…」





ああ…OKしちゃった…

私は仕方がなくジェットコースターの座席に乗る

淳君と藤堂君が一番前に座る
私と七瀬はその後ろ


うう…よりによって近い…
どうしよう…




ジェットコースターが動き出す

ああ…始まっちゃった…



早速スピードが上がる
頂点に行って真っ青になりそうだ



そこから…
一気に下へ____…





「きゃぁぁああああああー!!!」





……もう…死ぬ…

27:遥:2014/01/25(土) 10:18 ID:llg



        *


何回も叫んで私の顔は真っ青


「ちょっと…悠…大丈夫?」


七瀬が心配そうな顔で私の背中を擦る

うう…吐きそう…


「御免…凄い気持ち悪い…」


ヤバい…吐きそう…
するとビニール袋とペットボトルを渡された



え…?


私が顔を上げると藤堂君だった




「藤堂…君?」
「ん。吐くやつと水」


え…藤堂君、めっちゃ優しい!
秀才って冷たいイメージあるけど…
それは私の偏見みたい


「ありがとう…」


私は結局、吐かなかった
水を飲んだら結構楽になった



「もう良くなったよ!」

私が満面の笑みで七瀬を見る
七瀬はホッとした顔をしていた


「じゃあ次は…お化け屋敷〜!」



え"…ちょっと…
何で私の苦手なのを七瀬は選ぶのよ…


「早速レッツGOー!」



あ、ある意味…鬼だな…七瀬は…
私はまた苦笑いしながら着いて行った

28:遥:2014/01/25(土) 10:28 ID:llg


「じゃあ二人ペアで行こう!」


でグーパーのジャンケンで決めた

結果…

私&藤堂君ペアと七瀬&淳君ペアに決まった


「御免…私が淳平と一緒で…」

申し訳なさそうに頭を下げる七瀬
良いのに…別に好きとかじゃ無いし
それに藤堂君と仲良くなるチャンスだし


「じゃあ私達、先に行くね〜!」


嬉しそうに七瀬が入って行く
本当に怖いの好きだね…


五分して私達も入る事にした


       *


「うわ〜…結構暗いね…」


私はビクビクしながら入る
藤堂君は平気みたい

私って子供なのかな…


「なぁ…藤堂って言いづらいだろ?
翔太で良いよ。翔太で」

「え…?」


急に呼び捨てにするの…?!
淳君ですら呼び捨てじゃ無いのに…


「えっと…藤…翔太…//」


うう…恥ずかしい…
顔赤いの張れてるかな…


「ククッ…お前顔赤いぞ」


え…?!顔赤いの張れてる…!!
益々恥ずかしいよ!


「あ、私の事は悠で良いよ…」
「おぅ。悠」


…あっさり言える翔太が羨ましい…



私が油断していた時____…

29:遥:2014/01/25(土) 10:36 ID:llg


貞子みたいに髪の長い人が私の足を掴んだ



「…?!!きゃあああああ!!!」



私は思わず叫んで翔太に抱き付いた
翔太の鼓動が伝わって来る



「わぁ!!……ご、御免…つい…//」


もう…私の馬鹿!!


「いや…別に…だ、大丈夫か?」

少し動揺している翔太
翔太も顔が赤い


「うん…ビックリしたよ…」


照れてるドキドキと怖いドキドキの両方が重なる

ヤバい…ドキドキが治まらない…


「あ…一応…手繋ぐ?」
「え…?!!!」


突然どうしたの?!


「いや…早急…危なかったから」


ああ…なるほどね…
私は恐る恐る手を繋いだ



翔太の手は大きくて暖かかった

30:遥:2014/01/25(土) 10:49 ID:llg


「はぁ…やっと出れた…」


あの後、恐怖の連続で怖かった…



「あらら?何で二人手繋いでるの?」


七瀬がからかう様に言う
え…?


「あ…ご、御免…!」


私は素早く手を離した
忘れてた…


「ふぅーん…展開早くない?」
「確かに…お前ら仲良くなるの早いな…」


苦笑いする淳君
そう言えば…今日で一気に仲良くなった



「ねぇ!悠乗りたいのある?」
「……えっ?あ…」


しまった…ボーッとしてた…
んー…何に乗ろう…


「えーっと…コーヒーカップかな」
「あ!良いじゃん!四人乗りだし」


        *


て事で四人でコーヒーカップに乗る


「じゃ…回すよ〜!」


七瀬が合図をして勢い良く回る
えっ!待って!


「わわわー!!七瀬回し過ぎ〜!!」


目…目が回る…
地球が回る〜…


「キャハハ!楽しー!」


七瀬は回す速度を上げる
何か自分が駒になったみたい…






「はーい。お疲れ様でしたー」


はい。疲れましたよ…

31:遥:2014/01/25(土) 11:05 ID:llg


私はフラフラしてあちこちにぶつかる

「おい…大丈夫かよ悠」
「酔っぱらってるオッサンみたーい」

七瀬…笑い事じゃ無いんだよ〜…



すると…

グウウウゥゥ…


淳君のお腹が鳴る
私達はクスクス笑った


「じゃあもう12時だしご飯食べる?」
「「「賛成ー!」」」


       *


「何食べる〜?」

七瀬が嬉しそうに言う

「俺…フライドポテト…」
「私は…チョコパフェかな」
「俺もチョコパフェで」

七瀬はメモして注文した


「お待たせしました。チョコパフェ2つとフライドポテト一皿です」


その後私達は雑談した

「翔太もチョコパフェ好きなの?」
「ああ…甘いの好きだから」

へー意外!
男子って甘いの嫌いそうなのに

「二人気が合うね!成績全然違うけど」

七瀬が微笑む
…一言多い気がするけど…気のせい?


そう言えば…今日何か淳君、無口だ…
何時も明るいのに…

「淳君…?どうかしたの?」
「……」


む、無反応ですか…


「ん?悠何か言ったか?」


……反応鈍っ!

「いや…元気無いから」
「ああ…腹減ってるからな」


それだけじゃ無い気がするんだけど…
私の見間違いかなぁ…

32:遥:2014/01/25(土) 11:27 ID:llg


「そうだ!翔太メアド交換しよ!」

そう言えばするのを忘れてた

「おぅ。携帯貸して」


私は携帯を貸した
翔太の携帯は板チョコの様に薄い携帯だった

「よし。メアド交換完了」


翔太はそう言って私の携帯を返す
男子で二人目のメアドだ…!
嬉しいなぁ



「はいはい。いちゃつきタイム終わり!」

はぁ?!いちゃついて無いよ!
七瀬ったら…


「次は何乗る?藤堂君決めて」
「俺?……何でも良い」
「何でも良いじゃダメ!」

七瀬と翔太も結構仲良いね…
何か珍しい組み合わせ…


「……じゃあ…メリーゴーランド?」


え…まさか翔太の口からそれが出るとは…

私は翔太がメリーゴーランドに乗る所を想像した
でも凄く変で思わず吹き出した


「冗談冗談!…なら時間潰す為に近くのゲーセンは?」


あ!それ良い!
まだ2時だし…
遊園地は5時までやってるから賛成!

「じゃあゲーセンで5時なったら観覧車!どう?」

私が提案すると七瀬が頷いた


よーし!まだまだ遊びまくるぞ〜!

33:遥:2014/01/25(土) 11:37 ID:llg



        *


近くのゲーセンに着くと七瀬がまた騒ぎ出した

「ねぇねぇ!プリ撮ろうよ!」

七瀬らしいねぇ…
でも私…写真写り悪いんだよね…
たまに変顔になるし…


と考えてるともうプリ機に居た

嘘…?!いつの間に!!


『じゃ行くよ〜。3…2…1』


カシャ!


私は画面を覗く
どんなのになったかな…?


『こんな感じになったよ』


え…七瀬の変顔が…受ける!
私は吹き出した

「ちょっと!笑わないでよ〜!」


七瀬が頬を膨らませながらも笑う
翔太も淳君も大爆笑

ああ…友達って良いな…
高校生になって良かった!


プリ撮影が終わり落書きを始めた
私はわざと七瀬に鼻毛を書く

「ちょっと!鼻毛書かないで〜!」

男子達はまたもや大爆笑
笑い過ぎだろ…

「お返し!」

そう言って七瀬は私の髪型をハゲにする

「七瀬!やり過ぎでしょ!」
「アハハ〜面白いよ!」


もう!翔太も淳君も笑うな〜!

34:遥:2014/01/25(土) 11:48 ID:llg



「あー楽しかった!私、飲み物買って来る」

「じゃあ私もー!」


私と七瀬は自動販売機に行った



「翔太達は何飲むかな?」
「適当にコーヒーで良いんじゃない?」

やっぱり七瀬の適当さは健在か…
翔太と私はミルクティーにして、
七瀬と淳君はコーヒーにした


全部買って戻ろうとした時____…




「可愛いじゃ〜ん!何処から来たのー?」


高校生の男子に腕を掴まれた
もしや…ナンパ…?!
私は睨んで手を離そうとした

でも強くてほどけない


「腕細!俺此方タイプー」

茶髪の男が私の腕を掴む
止めて…怖いよ…

七瀬は目に涙を浮かべてる


「俺。コイツ気に入った」


茶髪の男が私を壁に押し倒す
男の唇が私の唇に触れそうだ

嫌…嫌だよ…翔太…淳君…
助けてよ!!!!






「おい。何やってんだよ」

35:遥:2014/01/25(土) 12:03 ID:llg


私は声のした方を見た


「じゅ、淳君……翔太…」

震える声で言った
助けて…二人共!


翔太が茶髪の男に向かって睨む

「悠を離せよ」

うわ!秀才のくせに怖いよ翔太!!

「あぁ?なんだテメェ」


茶髪の男は私を掴んだまま翔太に近付く

「離せって言ってんだよ」


翔太は睨み付け私と男を離した


「この野郎!」


男はキレて翔太に殴り掛かる

「翔太…!!」


翔太は上手く交わした
淳君は七瀬を持ち上げ、私の腕を掴んだ


「行くぞ」
「翔太は?」


淳君は指差す
その先には…

翔太は全員を倒していたのだ
……えっ…
凄っ…
秀才君を侮ったらダメだね…




「もう此処まで来れば大丈夫だろ」
「…御免ね…二人で行動したから」


私は翔太と淳君に謝る
私達…馬鹿だ…
何で一緒に行動しなかったんだろう…


「良いよ。それとも二人共怪我は?」

私は首を横に振る
七瀬も震える声で「大丈夫」と言った
よっぽど怖かったんだね…


「悠。そろそろ呼び捨てにしろよ」
「え…あ…うん!ありがとう淳平!」


私は満面の笑みを浮かべた
本当にありがとう…翔太…淳平

これからも宜しくね____…

36:遥:2014/01/25(土) 12:17 ID:llg



       *


「じゃー…観覧車乗ろー!!」

七瀬は元気を取り戻した
本当に切り替えが早いんだから…


「四人で乗る?」
「二人で乗ろうぜ。狭いし」


て事で…私と淳平、七瀬と翔太になった



「淳平…本当にありがとうね」
「ん?別に良いよ。活躍したのは翔太だからな」


まぁ…確かに凄かったなぁ…翔太は
その時___…


「ヤベ…俺…観覧車無理…」
「へ…?!今更?!」


淳平は気持ちが悪そうに呟く
高所恐怖症なんだ…初耳…


「御免…もう無理……」


そう言って淳平は私を抱き締めた

「じゅ、淳平……?///」


翔太の時よりドキドキする私
……私…淳平の事……


あれ…?何か…淳平熱い…
私は淳平の額に手を当てた


熱っ!
凄い熱…


「淳平…大丈夫?!」


淳平の息が荒い
冬だしもしかして…インフル…?


どうしよう!!

37:遥:2014/01/25(土) 12:34 ID:llg


もしかして…ずっと元気無かったのはこのせい?


「どうしよう…」

私は観覧車の中でアタフタする
このまま悪化したら…


「悠っ……もう…無理だ…」


苦しそうに息をする淳平
私はコートを淳平の体に掛ける

そうだ!!


私は、早急翔太に貰った水を出す
まだキンキンに冷えてる
これなら…


私はハンカチに水を染み込ませる
よし…何とかOK…

私は淳平の額に濡れたハンカチを乗せた


取り合えず…何とかセーフ…


「悠……ありがとな…」
「ううん。助けてくれたお礼」


そう言って淳平は笑った
良かった…少し楽になったみたい…


       *


「おーい!悠!大丈夫?!」


七瀬は私に近付く
うう…淳平を背負って歩くの疲れた…

「俺が淳平背負うよ」
「ありがと…」

翔太に交代して貰って帰った

「なぁ…淳平を俺の家で寝かせるか?」
「淳平の家は?」


そう言うと翔太は首を横に振る

「ダメだ。淳平の家は両親が居ないからな」

両親が…居ない…?
そんな…可哀想…


「良いから俺の家が近いから行くぞ」


私達は取り合えず翔太の家へ向かった


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