偽りの恋~ドSの仮彼~

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1:ちょこ☆いちご:2014/01/21(火) 22:25 ID:nLc

はい。ごめんなさい。ごめんなさい。
元チョコリーナです。
最近小説板来てません(汗
小学生も忙しいのですよ…
来れなかった理由としては、
・月曜以外六時間
・最近遊びに誘われる時が増えた
・ダンスの練習
・オリキャラにはまったw
多分3月頃から定期的に来れますね…

今回は恋愛物です♪
最近ドSにハマっていまして…自分でも書こうと思いました!とりまスタートでぇす!

2:ちょこ☆いちご:2014/01/21(火) 22:30 ID:nLc

私、相川七瀬は、普通のどこにでも居そうな高校生。

だが、ある日あの事件で、私の平凡で落ち着いた高校生活が、はちゃめちゃでドタバタの高校生活へと生まれ変わった。

それが私の『偽りの恋』

3:ちょこ☆いちご:2014/01/21(火) 22:51 ID:nLc

第一章 ~憧れの人~
_ガタンゴトン_
私の目の前に、電車が止まる。プシュ〜と言う音を出して開いたドアの中には、いつもの顔ぶれが揃っていた。

「おはよう!」
そう挨拶した私、相川七瀬。
「おはよう、七瀬」
と返してくれた親友達。

私は気づいている。私が座った、つまり私達が座っている席の隣の席の前に立っているのは、学校のアイドル、佐川 翔也だという事を。親友達は気付いていないみたいだった。

私の憧れの人だから。
私の片想いの相手だから。

佐川 翔也、通称、翔君はスポーツも勉強もできて、そのルックスも顔も、あの優しくて男らしい性格も、全て大好きだ。

ただ_音痴で料理や裁縫が不得意。
けれど、そんなの翔君には関係の無い事。だって_翔君には、『未来の花嫁候補』が居るのだから。

「ちょっと交換日記あんたまだ渡してないでしょ〜!!」
しっかりものの私の幼馴染み、鈴木 彩は、おっとりマイペースな親友、
星川 萌乃に、私達3人の交換日記の事を言っている。そんな事をあははと笑っている訳には行かない。今のうちに心の準備を整えなければ。

「えぇ?私渡して_」
「○○駅〜」
萌乃の言葉を遮る様に言った駅員の声と共に、私の点滴はやって来た。
「 おはよう、七瀬に彩、萌乃!」
『今日も悪夢を見るのか』その言葉が脳内でグルグルと回る。

「おはよう」
そんな私の気持ちを察している訳も無く、彩達は挨拶を返した。

4:ちょこ☆いちご:2014/01/22(水) 22:21 ID:nLc

「ねぇねぇ、翔君居たんだ…」
「だね、うちファンやのに気付かんかった」
私の天敵、宮里 雪那のおかげで、電車に乗っていた女子の視線が翔君に向けられた。

「ねーねー、翔〜今日一緒に行くよね〜?」
雪那は翔君と特別仲良く、私とは違い、元気でクラスのムードメーカーであり…
そして、仲の良い理由の最も明暗な事実…『幼馴染み』であるからだ。

ちなみに、翔君も雪那も同クラであるのだが、勿論、雪那は翔君を追いかけ、自分を冷ややかな目で見る翔君ファンの女子(私と親友達も入っている)をものともせず翔君にべったりくっついてるのだが…

今日の翔君は違うみたいだ。だって…
「ごめん、今日部活早いから」
と、雪那の誘いを断った。いつもなら、「いいよ」と、クールにOKするはずなのに。

雪那の顔がぷくぅと少し膨れる。だが翔君は気づいてないのか、わざとなのか、どこかを見つめている。
って、こっち向いた?!
私はとっさに別の方向を向いた。気持ち悪いヤツと思われるのだけは避けたい。

「○○駅〜」
と、私達のやりとりを終わらせた駅員の声。私は、自分が日直の事を思い出したのだが、既に遅い。

ガヤガヤと、同高の生徒や先生達がホームへ出ていく。雪那は膨れっ面のまま。そんな雪那を取り残し、私や親友達はさっさと電車を出た。翔君は『部活が早い』と言っていたが、私と同じで人混みに捕まり、私と同じスピードで改札を出た。

私は、『私を見る予知なんて無いんだろうな』と思いつつ、駅を出る。

ガッ
誰かに腕を掴まれた。
もう、何なの?私日直なんですけど!
と思いつつ、一応普通の顔で振り向く。

「何で_」
『何ですか』と言おうとしたその時、私はハッと、息を飲んだ。

5:ちょこ☆いちご:2014/01/22(水) 22:47 ID:nLc

翔也Side

_ガタンゴトン_
次の駅は、あの子が乗ってくる駅_
胸が高鳴る。

「○○駅〜」
プシュ〜…と開いたドアを俺は直視。来た来た…俺の片想いの相手、相川 七瀬…ドクンと心臓が鳴る。

「おはよう!」
と、挨拶した七瀬ちゃん…いや、ナナチャン。その挨拶は、俺に向けては無いのだろうけれど。

ナナチャンの好きなところとしては、その美人な顔立ち、太りすぎでも痩せすぎでもないルックス、大人〜な感じの性格…。

何もかも大好き。何かドジったりすんのとか守ってやりたい感じ…あ、俺Sだからね?題名に出てるでしょ??(作者:それ以上言うなぁっっ!)

俺はナナチャンをチラ見しつつ参考書に目を通す。いや、見てないけどさ(笑)
もう何かナナチャンがこっちを見ている様な…

「○○駅〜」
ハッ?!や、ヤバい〜!!
「おはよう、七瀬に彩、萌乃!」
オーマイガーッツ…
お呼びじゃねぇんだよ宮里 雪那ッッ!!

雪那は幼馴染みで元気でいつもクラスのムードメーカーだ。
雪那はべったべったくっついてくるのだが、俺はギャーギヤー騒ぐ娘は好きじゃない。

つまり雪那は嫌い、大人しいナナチャンが大好きなのだよ。
「ねーねー、翔〜今日一緒に行けるよね〜?」
あぁ、ウザイ。もう、こうなったら逆らおう、もうナナチャンにアタックしてしまおう…と思い、適当な嘘をつき、誘いは断る。

で、膨れっ面の雪那を放っておき、窓の外を見つめる。ナナチャンを見る…って、顔背けられたぞ、俺嫌われてる?

これはヤバいぞと思い、ますます誘いたくなってしまう。

「○○駅〜」
よし、と立ち上がる。と、ナナチャンすたこらさっさとホームへ…俺は慌てて追いかける。

改札を抜けるとナナチャンに追い付いた。俺はすぅと息を整え、ナナチャンの腕を掴んだ。

ガシ
ナナチャンが振り返る。その可愛い目と言ったら…

「今日、一緒に帰れないかな」
小声でそっと言った。
その時のナナチャンの目がとてつもなく嬉しそうに見えたのは、俺だけなのだろうか。

6:ちょこ☆いちご:2014/01/22(水) 23:00 ID:nLc

_ドクンドクン_
何これ_夢?幻?私幻覚見てるの?!

あの翔君から…あの学校のアイドルがイケメンがモテモテが天使がぁっっ!
私を帰りに誘うなんて信じられない…

親友達はアゴが外れそうな位口をポカーン、私もポカーン…
取り合えず、私はOKした。

「ありがと。じゃあ門で待ってるから」
翔君はタタタと走って行ってしまった。私一瞬便直。と、日直の事を思いだし、私達は学校へ急いだ。

私は一限の授業なんて全く耳に入らなかった。ニ限は算数…超厳しい松田先生だ。集中しないと何て事になるか…

だが、そこからも、上の空だわ親友に冷やかされるわ噂をどこから聞いたのか女子から睨まれるわ…

と、あっという間に昼休み。事件は起きた。

7:ちょこ☆いちご:2014/01/23(木) 21:13 ID:nLc

翔也Side

あぁ言ってしまった言ってしまったぁっ!!
俺ついに言ったぞ!

この3ヶ月…ずっとナナちゃんを見続けた。この3ヶ月ずっと憧れていた。
その夢が叶いかけているのだ。後は…『告白』。

と一限から思っていたのだが。昼休み、事件は起きた。

_カツ、カツ_
と、足音が聞こえる。
屋上で昼寝をしていた俺。いつも女子避けに使っている、人通りの少ない廊下からの階段を登ればたどり着く、秘密の隠れ場。

なのだが、足音はさらに近づいている。もしや女子か?と思い、急いで物影に隠れる。

_ガチャ_
「ねぇ、話って_」
?!ナナちゃんの…声…?

「いや、あの…その、前からナナちゃんが好きだった…んだよね、付き合ってくれませんか?」
それと、男子の一声。俺の心潰れそう。俺の頭はち切れそう。

「あ…の、私、他に好きな人が…」
申し訳なさそうなナナちゃん。
「そっか…ううん、気にしなくていいから」
そう言い残し、屋上を出ていく男子生徒。

うん、もう今しかない。そう思った俺。立ち上がり、一人取り残されたナナちゃんに歩み寄った。

8:ちょこ☆いちご:2014/01/23(木) 22:30 ID:nLc

私は屋上につったっている。
時は、『告白をされた瞬間』だ。

断った私と、相手との沈黙。
だって、私翔也君好きだし、相手は話した覚えがないのだが。

そして、相手は去っていった。取り残された私。だが、その五秒後、信じられない事が起きた。

「七瀬」
?聞き覚えのある声。でも、この声で私を七瀬って呼ぶ人って?

そう思い、振り替える。私の唇に当たったのは_学校一のイケメンの唇だった。深い深いキスをされる。

何が起こっているのだろうか。
私死んだの?
幻?疲れから?
夢?寝てた?私?

だけど、正気に戻ろう。今この瞬間、絶対に私以外の女子が体験できない事…

_チュッ_
と音をたてて離れた翔君の唇。
「なぁ、俺と付き合って」
「ほぇ?」

突然の事に、放心状態。
「断ってもダメ。もうお前俺のだって、これ、契約だもん」
は?言ってる意味分かんない…

「俺の友達さぁ、皆彼女いんの。だから見せびらかすの。」
_ドクン、ドクン_

仮でもいい。偽りの恋でいい___
勿論OK。
「じゃぁ遠慮なく」

ギュッと抱き締められる。
…ん?何?もぞもぞもぞもぞ…
ハッとして見れば、なんと翔君の手が横腹でいやらしくもぞもぞ動いているではないか。

「ヒッ…」
思わずそんな声を挙げてしまった。
「あーのさぁ…翔君って…S…?」
「そぉだよ」

え、え?え”え”え”え”え”え”え”?!
は?天使翔君はどこいった?
へ?アイドル翔君どこいったの?!
もう、何でこんな人OKしちゃったのー?!

9:ちょこ☆いちご:2014/01/23(木) 22:49 ID:nLc

あぁ、やってしまった、愛しのナナちゃんにやってしまった!!

何あの気持ち悪いさわり方!もう我慢できないってどういうことだよ!
俺のバカー!!本性出すの早すぎんだよこのアホ!

絶対引かれた。
絶対嫌われた。
絶対終わりだ。

と、思いつつも先程ナナちゃんと下校。その顔が可愛いと言ったらもう…途中で転びそうになってさぁ〜超可愛いんですけど!!

「おい翔!」
_げし_
「いでっ…んだよねえちゃん…」
俺の姉、唖李砂。鬼だ。

「てめぇあたしの期間限定ケンチキ味のポテチ食っただろ!!」
_げし_
「いいだろ…別に」
あまり耳に入れず受け流し、スマホを手に取り。

_ピピッ_
おう、愛しいナナちゃん…と、思いながらメールを打つ。
[明日一緒に学校行ける?]

ピコーンと着心音。
「は、早い!」
「ん?何〜?彼女ぉ〜?」
ねえちゃん…姉というものは嫌だ。

リビングを離れ、自分の部屋に行く。
[行けるよ!いつもと同じでいいかな(・ω・)?]
うっ…可愛い。顔文字使うって…ギャップ可愛い…

[うん、いつもみたいに乗ってきて!]
と打ち、送信。携帯の電源を切る。
そしてゲーム機を取りだし、ゲームに熱中した。

10:ちょこ☆いちご:2014/01/24(金) 21:16 ID:nLc

「あーあああああ!!!!」
「うるさいわよ、七瀬」
お母さんの声で、私一時停止。

「ずぉぉぉぉ!!」
で、また叫び出す。お母さんは呆れて、
「お母さん買い物行ってくるから!」
と、行ってしまった。

あの翔君が…『ドS』…信じられん!!ありえん!
ううん。これはチャンスかもしれない。

だって、本能を出した=好きかも?
ってことになるのだ。
うん、これはチャンスだ。

と言うことでドSの件は置いといて。
って!!何言ってんの自分!

もう、明日から気が重いよぉ…

11:ちょこ☆いちご:2014/01/25(土) 08:26 ID:nLc

第二章 ~偽りの恋~
「俺達付き合い始めました!!」
私と肩を組む翔君と、びくびくする私、その目の前には、「フーッッ!!」と言う男子&私を睨む女子。

怖いよぉ…何で翔君こんなにオープンなの?!
「相川さんってそんなに可愛くないよねぇ」
「腹黒そう」
「男好きかもね、あれは」

女子は悪口をいい始める。
「おい…こいつの悪口言ったら俺が許さねぇ」
「キャァァァーーー!!」

何でそうなる…女子退散。一方男子はキスコール。無理だよこ、な大勢の前で…

_チュ…_
はっ?!
唇をいきなり塞がれる。翔君…

「うおーーーーーっっ!!」
「いやーーーーーっっ!!」
男女別の騒ぎ声…もう、無理…

「もっとラブラブっぷり見せないか?」
小声で言う翔君。
「もう、この変態!」
私は翔君を引っ張り、資材室に連れた。

「何…」
「ここなら何しても見られないでしょ」
私は言った。

翔君は、
「え、早急の嘘」
「は?!」
「いや、これも嘘」

頭がこんがらがる…
_ギュッ_
いきなり抱き締められる。
「お尻触らないで変態」
「すんません」

ハッ…胸、胸、胸当たってるぅぅぅ!!いやぁもう無理…多分私顔真っ赤…
「ちょっと胸当たってる」
「すんません」

と言いつつ離れてくれない。それどころかキスまで始めた。
唇を離した翔君。

「舌出せよ」
は?!
「変態!!」
Dキスなんてできるわけない!

と思うと、また唇を塞がれる。長い長いキス…うっ…長い、長すぎるって

「んんーー!!」
唇を離し、私を見る。
「苦しかったの?」
「ハァハァ…当たり前でしょ」

「じゃあもっかい」
もう何だよこいつキス魔だろ。
またキス。チュッチュと離しては付け離しては付け…

「ヒッ」
唇を舐められる。壁に押し付けられて、無理矢理に口の中に翔君の舌が入ってくる。

「やめ…」
逃げようとしても逃げられない。左右は手で塞がれ、股の間には翔君の左足が…

「んっ…いや」
_ピラ_
…唇を離した翔君。
「ピンク…か」
は?何が…?
「パ・ン・ツ♪」

「変態〜!!」
「でも逃げられないからな」
そうだった!左右は塞がれてて…
するとまた抱き締められる。今度はお尻を触られる。もう身を任せようと、諦ようと、決意した。

12:夏葵:2014/01/25(土) 11:29 ID:bEM

はじめまして、夏葵です!
とても面白い小説ですね!
続きがとても楽しみです!
頑張ってください!

13:ちょこ☆いちご:2014/01/26(日) 09:48 ID:nLc

>>12
ありがとうごさいます!こんな駄作を…

14:ちょこ☆いちご:2014/01/26(日) 10:32 ID:nLc

教室に戻れば嫌〜な視線が降ってくる。
もうヤダ、もう無理、もう最悪…
助けて親友達よぉ〜

と言っても都合の悪い事に二人の姿は無かった。

「ねぇ、ちょっと来てくんなーい?」
ヒィ…怖い。ギャルだ。
私が答える間も与えられず、5、6人のギャルに連れられて屋上へ。

「てめぇ調子乗りすぎだろ」
_パシッ_
いきなり頬を叩かれた。じんじんと痛んでくる。

「学校一のアイドルと付き合ってる?嘘に決まってんだろ」
_ガッ_
横腹を蹴られる。

「調子になんて…乗ってない…っ」
その時。ガチャとドアが開く音がした。入ってくるのが親友なのか仮の彼氏なのか…それとも全く違う人なのだろうか…。

15:夏葵:2014/01/26(日) 11:11 ID:bEM

全然駄作ではないですよ!

16:ちょこ☆いちご:2014/01/26(日) 11:37 ID:nLc

「萌乃…彩…」
屋上に来たのは、親友達。
「チッ…行こう」
ギャル達はさっさと退散。

「なーに抜け駆けしてんの」
凸ピンをくらうが、三人は笑いあった。
「恋もいいけど私達も構ってくださる?」
「うん!」

「で?何があったの?ただ翔君と付き合って暴力振るわれただけには見えないけど?」
彩が言った。少しの沈黙があったが、私は、全てを親友達に話した。

勿論、二人硬直。
「ドS…?!」
「仮…彼…」

「「萌え〜♪」」
?!何でそうなる?!
「うらやましいなぁー私もいじられたーい」
「仮彼なんて、偽りの恋から本物の恋へ…ってなるやつでしょ?!」

「二人…肉食だった?」
「交換日記にかいてなかった?」
彩は言った。
「あ…。そういや書いてた様な無いような…」

「書いてるって」
「はぁ〜」
溜め息1つ。

「早急Dキスされた…」
「「え?!」」
「それ絶対本命だって!」
「もう絶対、仮だなんてただの言い訳でしょ?!」

と、萌乃も彩も興奮ぎみ。
私も嬉しくなり、
「そうかな?!」
と、言った。

私の中に、「ほっとした気持ち」が溢れ出そうになった。

17:ちょこ☆いちご:2014/01/26(日) 11:42 ID:nLc

>>15
ありがとうございます!!小説板の住民に比べれば全然でございます…

18:夏葵:2014/01/26(日) 12:44 ID:bEM

いえ、本当に面白い小説です!
続きが早くみたいです!

19:ちょこ☆いちご:2014/01/31(金) 23:07 ID:nLc

ごめんなさい!!ここ数日書いてませんw今度はハマらないですよ…絶対…
けど…明日ダンスなのね!あと友達と遊ぶ…だから明日の午後6時?更新でごさいます!多分…とりま明日いつか更新です☆

di.CYOCO☆ITIGO

20:ちょこいちご:2014/02/03(月) 23:42 ID:nLc

第三章 ~作戦~

私の家にて。
「只今から相川 七瀬の偽りの恋をどうするか会議を開始する!」
彩の甲高い声。
「イエッサー!」
と、親指を突き上げる萌乃…。

「萌乃議員!必要な物は揃っておるかね?!」
彩が萌乃に、耳がつぶれるんじゃないかと思うくらい大きな声で言った。

「ハッ、お菓子、ジュース、人数分のメモ、シャーペン、消ゴム、ボールペンも揃っており、まとめ用の紙もご用意しております!!」

萌乃はひとつひとつ指差して言った。

「で…何、この会議?」
「ハッ、相川 七瀬の偽りの恋をどうするか会議であります!進行はワタクシ、星野 萌乃がお送り致します!会長、鈴木 彩氏でございます!」

早口で言い切った萌乃。めずらしくハイペースだ。
「う〜ん…ていうか、二人共日本語おかしくない?」
「普通であります!」
「普通だっ!」

ずいずいっと、私の目の前に二人の顔が近付く。
「近い」

「それはさておき、萌乃議員、進行をしてくれるかね」
「ハッ、了解しました!
それでは、今回の議題は、佐川 翔也のドSの件についてであります!」

「私から意見を言わせてもらおう、佐川 翔也は表と裏の顔がある、危険人物とみなせると思うのだが」
うん、彩は説得力がある。そのしゃべり方やめればもっと…。
「ごもっともでございます」
ガクッ!!まぁそうだけど…

「私が思うに、翔君のSっぷりは果てしなく、今後、エスカレートする可能性があると思うんだけど」
「そこっ!タメ禁止!!」
意見を言ってあげたのだがね、萌乃議員…

「はーい…」
面倒臭いので大人しく返事をすれば、
「只今のところ、
・佐川氏は危険
・Sっぷりはエスカレートする可能性大
ですが、他に意見は?」

「そう言えば、翔君のって、本命かもって言ってたよね、それなら本当に両思いになれるのかな」
私は言った。
「おそらく可能性は高いだろう、七瀬議員。」
しゃべり方どうにかならぬか。お二人さん。

その後、意見を出しあった結果、
・翔君は危険人物(誉め言葉だそう)
・ドSエスカレートも有りうる
・両思いの可能性もあり
・ドSも悪くはない
・受け入れるべき
となった。

会長が出した結論は、
『ドSを受け入れ、七瀬自身がら本当の告白をするべき』
というのだ。

勿論、賛成はしなかったが、予測する様に、多数決で2-1で、メモ帳にこれまでの意見、「結論:ドSを受け入れ、七瀬自身から本当の告白をするべき」と、書き加えられた。

それからも会議は続き…。
議題を挙げては結論を出し、議題を挙げては結論を出し…と、繰り返せば、

議題『本当の告白について』
結論『七瀬からじっくり仮恋を楽しみ、仮デートで遊園地に行き、告白する。』

議題『女子対策について』
結論『親友たちが守る』

等…気付けばお菓子もジュースも飲み食いしきり、ボールペンのインクが少なくなり、元々少なかったシャー芯は切れ、まとめ用の紙もびっしり書き留められた。

「バイバーイ」
親友たちは、暗い冬の夜道をてくてくと帰っていった。

21:夏葵:2014/02/04(火) 22:20 ID:bEM

いつ読んでも、面白いです!

22:ちょこいちご:2014/02/04(火) 22:58 ID:nLc

>>21
こんな駄作のファン様は貴女一人でございますです!!ありがとうございます!

お知らせ
新しい小説、black game *闇のゲーム*を書き始めました。(掛け持ち早ぇ
ドラマ、ria game を参考にしているのでネタ被りしてるかもですが、ゲームの内容、大体のストーリーは違うので、楽しんで下さると幸いです。


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