桜ノ花ガ舞ウ頃ニ

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1:野薔薇:2014/02/10(月) 20:12 ID:cJo

―桜の花が舞う頃に。

君と一緒に、思い出と言う名の糸を紡いだ。

君と紡いだ糸はとても短いけれど、

僕の大切な宝物だよ。

今でも、桜が咲くと思い出す。

あの、咲き誇る桜の花びらを……。



>>2
作者のコメント

>>3
主な登場人物

>>4
短縮URL

2:野薔薇& ◆tEkM:2014/02/10(月) 20:20 ID:cJo

新しく長編を書きたくなり始めました!
今回は珍しく、下書きをきちんと書きますので!!
違いが分からない?
そ、それは気のせいです!
と、とにかく、下書きするので亀さんです。←
下↓のスレも宜しくお願いします♪
「たんぺんしゅう。」
http://p.tl/f-TS
「NEW・新撰組」
http://urx.nu/6Bed

3:& ◆tEkM:2014/02/10(月) 20:24 ID:cJo

荒木 祐大(アラキ ユウダイ)♂
心優しい少年。

こころ(ココロ)♀
全てが謎に包まれた少女。

4:& ◆tEkM:2014/02/10(月) 20:31 ID:cJo

http://p.tl/I_wC

5:& ◆tEkM:2014/02/13(木) 22:32 ID:6Oo

~お知らせ~
>>〇というのを書きますが、それは前回のものです。
また、&◆〇〇〇〇という名前は野薔薇となります。
好きでなってる訳じゃないのです……、すみません。
あと、本当に全然更新してなくてごめんなさい。
じっくり練らせて下さいお願いします。
あ、コメント等下されば嬉しいです!
有り難くてパソコンの前で土下座致します。←
ではでは!

6:*Shunya*:2014/02/13(木) 23:57 ID:OOM

初めまして!
プロローグを見た瞬間、泣きそうになりました。
『僕の宝物だよ』という所が感動しました。

宣伝になってしまいますが、
『☆pure☆私の気持ち』という小説を書いてます!
良かったら感動コメントください!

7:& ◆tEkM:2014/02/14(金) 17:06 ID:o4Q

>>6
え、あ、ふえ…!?
まさかまさか読者様が……!!
まだ全然書いてないのに←
ど、どうしよう、あ、えっと、土下座だ土下座。
誠にありがとうございますっ!!(土下座100回)
あ、100は少ないか、じゃあ1000回……。
もー本当にすみませんです、色々と……。
さーせんしたm(__)m
よ、よろしくお願いしますですます!←

8:& ◆tEkM:2014/02/14(金) 20:01 ID:o4Q

>>1

小さな公園の真ん中にある、大きな桜の木。

お父さんは、この木が大好きだった。

この木は何百年も昔から此処に立ってるんだよ、って

よく言ってたっけ。

……生きていた頃は。



僕が五歳のとき、お父さんは急に倒れた。

心筋梗塞だった。

救急車で病院に運ばれたけれど、

―帰って来たときは、もう動かなかった。

ずっと閉じられた、お父さんの瞳。

……何で開かないの。

何で起きないの。

お父さん、お父さん。

―お父さん!

幼かった僕は何も分からず、お父さんの動かない体を必死に揺さぶっていた。



でも……、もう二度と、あの声を聞くことはなかった。

9:& ◆tEkM:2014/02/16(日) 16:44 ID:o4Q

>>8

僕の家は母子家庭となった。

僕は四季の桜をお墓に供える、と決めた。

不定期ではあるけれど、必ず。


……だって、お父さん、寂しがっちゃいけないし、あと。




―お父さんなら、きっと喜ぶから。


今日は、蕾の桜を。

僕は幹に足を掛け、ぷち、っと一房取った―はず、だった。

10:& ◆tEkM:2014/02/16(日) 17:12 ID:o4Q

♭設定調査♪
まあ、小説にほとんど関係の無い設定を書くコーナーですね。

・祐大の両親
母…荒木 奈津美(あらき なつみ)
祐大の唯一人の家族。
優しく温かい。
家事と仕事を両立させるしっかり者。
※小説には残念ながらほとんど出て来ません!

父…荒木 拓哉(あらき たくや)
祐大の父。
母と同じく優しい性格だった。
祐大が五歳のとき心筋梗塞で亡くなる。

・祐大の服装
白を基調としたTシャツに、青いシャツを羽織っている。
Tシャツの袖は緑色。
真ん中に、「Let's go!」と赤い文字で大きく書かれている。
シャツは青が基調で、よく見ると水色のチェックが入っている。
ズボンは濃い青色のジーンズ。

・公園
桜の木しか無い、とても小さな公園。
名前は付いておらず、大体の人々は「桜公園」と呼んでいる。
街の人達に親しまれており、祐大の家の近く。

11:みみ:2014/02/17(月) 17:04 ID:A1.

なけますね。
プロローグでも。
お父さんがなくなるとは、非常に寂しいこと、悲しいことです。
とくに、長男である、コウダイ君には。
ですが、この小説を読んでみると、うれしいことがありそうですね。
次が楽しいことです。
私も小説をやっているので見習いたいものですね。
では、がんばってください。

12:& ◆tEkM:2014/02/17(月) 19:42 ID:CNg

>>11
ありがとうございます!
土下座してます!!(今何回目だろ……)←
あ、一応、主人公の名前は『ゆうだい』です。
片仮名似てますね……、気付かなくてすみません。

13:& ◆tEkM:2014/02/17(月) 19:51 ID:CNg

>>10
片仮名に変換してない…!
うわあああごめんなさあああい!!(汗)

14:みみ:2014/02/17(月) 22:03 ID:A1.

ユウダイでしたか・・・
すいません(土下座×600)

15:& ◆tEkM hoge:2014/02/17(月) 23:07 ID:CNg

>>14
いえいえ、片仮名ですし、間違えやすいと思いますよ!
取り敢えず土下座返し1200回……←

16:& ◆tEkM:2014/02/18(火) 21:36 ID:/0Q

>>9

「……ん?」

いつもと少し…………、いや、大分握った感覚が違う。





―柔らかくて、あったかい。




見上げると……、いつの間にか白い肌の少女が枝の上に座っていたのだ。

僕はこの少女の手を間違えて握ってしまったらしい。



「うわっ、ごめんなさい!」

僕は口ごもりながら手を離そうとした。

すると少女は逆に、握る手を強くした。



「離しちゃ、嫌。」






舌足らずな声で言われた途端、僕は顔に血が昇って行くのを肌で感じた。

17:& ◆tEkM:2014/02/18(火) 22:47 ID:/0Q

>>15
間違えてほげしてしまっていたようです……!

18:& ◆tEkM:2014/02/20(木) 21:19 ID:K5s

はい、絵を載せます!←
そのうち色々な謎は解けますよー!(意味不明)
http://kie.nu/1GOn

19:みみ:2014/02/21(金) 19:28 ID:A1.

優しい少女の正体は!?

20:& ◆tEkM:2014/02/21(金) 20:31 ID:Z5o

>>20

さあねえ……!?
正体は永遠の謎でs((こほん←咳払い

21:& ◆tEkM:2014/02/21(金) 21:23 ID:Z5o

>>16

淡い桜色を基調としたワンピースが風に靡く。

……何だか不思議な子だ。


「僕は荒木 祐大。君は?」

聞くと、何も履いていない足を振りながら少女は首を傾げた。

……聞こえなかった様だ。

僕はゆっくりと言い直した。


「名前、何?」

「ナ、マエ?えっと…。」


―何で考えているのだろうか。

日本語、よく分からないのかな。

でも、見た目は日本人だよね……。

色々考えている内に少女は言葉を続けていた。


「そうだ、こころ。ナマエ、こころ。」

「ここ……………ろ!?」


思わず聞き返すと、少女―こころ―はコクッ、と頷いた。




何故だろう。

何か聞いたことのある様な気がする……。

考えて油断していた刹那……、僕は木から足を滑らせてしまった。

22:雪恋 ◆WUeQ:2014/02/22(土) 14:00 ID:m5.


お久しぶりです。
元瑠璃です←覚えてませんよね(笑))
女の子の正体……気になります!!
そして何より絵が可愛い><*

23:& ◆tEkM:2014/02/22(土) 20:33 ID:iiA

>>22

瑠璃さん!
お久し振りです。
覚えてますよーっ!
お越し頂きありがとうございます。(土下座)
絵……下手です!←なら載せるな
正体はまあ、少しずつ……ふふふふ(怪しげな笑み)

24:みみ:2014/02/22(土) 22:36 ID:A1.

やっぱ そうくると思ったー!
こころちゃん かわゆ♪

25:& ◆tEkM:2014/02/22(土) 23:18 ID:iiA

>>24
ネタバレになってしまいますからね(笑)。
こころは本当の天然ちゃんです。
今のところ。
これからどうなるのかな?!←わざとらしい

26:& ◆tEkM:2014/02/23(日) 17:04 ID:KcM

♭設定調査♪

こころの服装
淡い桜色が基調。
よく見ると白いチェック柄が入っている。
丸襟。
襟にはオレンジ色のリボン。
腰に茶色いベルト。



DEAR.皆様

試験が近いのであまり来れません……。
コメントいつでも歓迎です!

27:& ◆tEkM:2014/02/25(火) 21:12 ID:nsY

下書きはすんごい進んでるんですよ…。
せ、清書が終わらない……。
ごめんなさいっ!!

28:& ◆tEkM:2014/02/26(水) 21:58 ID:nsY

>>21


「ててて……。」

痛む箇所を抑えながら首だけ起き上がると、こころはまだ僕の手を握っていた。

僕にまたがり、きょとんとしている。



……軽い、な。



こころは繋いでいる手で僕を起こしてくれた。

その手が温かい。



「こころ、祐大と仲良くしたい。」



そう言い、こころは首を傾げる様に右肩に頬を当てて微笑んだ。

僕は言葉少なに、

「よろしく。」

と呟いた。





顔が真っ赤になっているのが、鏡を見なくても分かった。

29:& ◆tEkM:2014/02/27(木) 23:16 ID:nsY

試験前なので更新遅れます。
上げなくても結構です。
コメントお待ちしております!

30:& ◆tEkM:2014/02/28(金) 21:04 ID:nsY

♭余談♪
この小説もまだまだなのにも関わらず次回作を書き始めております。←
そこで!
次は大規模的にやろうかなと!!←
葉っぱと「小説カキコ」と言う掲示板を股がり全く同じ作品を載せようか、と!
理由は聞かないで下さいやりたくなっただけなんですすみません。
まあ、何時の日になるのかは誰にも分かりません。←
もしかしたら、チャラになっているかも……ですけども、ね。

小説カキコ↓
http://www.kakiko.cc

31:モエ:2014/03/01(土) 12:46 ID:A1.

写真見ましたが、あの二人の少女、ユウダイと、こころですか!?

32:& ◆tEkM:2014/03/01(土) 14:59 ID:nsY

>>31
祐大は男の子です。
どっちもこころちゃんですねー。
服が違うのは仕様です(笑)。
はじめまして、ですかね。
お越しいただきありがとうございますm(__)m×100

33:& ◆tEkM:2014/03/05(水) 13:49 ID:CNg

落ちてしまっていましたね…。
試験あと少しなので、しばしお待ち下さい。

34:モエ:2014/03/06(木) 20:04 ID:10Q

了解!
あと、はじめて じゃないんですよ?
みみ です♪

あと、どうやって写真載せたのでしょう・・・?
教えてください!

35:野薔薇:2014/03/06(木) 22:24 ID:Ag.

ななさんでしたか!
名前が違ったので……。
失礼致しました。

画像は、私の場合タブレット機能を使用して写真を撮り、アップロードしています。
個人的には此処がお勧めです↓
http://kie.nu/
此処でアップロードすると確認画面になりますので、そのURLを貼れば完了です♪
私は機械音痴でコピペ出来ないので手打ちですが(汗)
パソコンだとカメラから画像を移してやれば良いと思いますよー。
無知ですみません……。

36:& ◆tEkM:2014/03/06(木) 22:28 ID:Ag.

下書き完結したので明日、ウサギさん更新行くと思います!
構えておいて下さい←

★おまけ☆
私のよく使用する短縮URLサイトです。↓
http://p.tl/
簡単なので取り敢えずやってみて下さい!

37:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 15:49 ID:a.E

>>28

「行ってきます……。」

「授業中寝るんじゃないわよー!」


はいはい、と交わして玄関に出る。

髪には寝癖がついたままだけど……、面倒だしいっか。

ぼんやりしながらリュックサックを背負って僕は外に出た。

38:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 15:54 ID:a.E

>>37

ー寝惚けた頭が一気に覚めた。


こころがブカブカのセーラー服を身に纏い、僕の家の前に立っていたのだ。

学年カラーの赤のラインが襟についている。


…同い年、だったんだ。

言葉使いと仕草から、てっきり小学生だと思っていた。



「引っ越して来てたの?」



その問いにこころは答えず、可愛らしく微笑んだ。


「……学校、行こ。」

「う、うん…。」



―どうして僕の家を知っているのか。

そこまで聞くことは、出来なかった。

39:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 15:59 ID:a.E

はい、では昔に描いたこころちゃん解説バージョンです。
いやー、男の子描けなくて困ってます(汗)
主人公なのにね。
ごめんよ祐大。
こころもこころで劣化させて悪い。
が、載せる、うん!
い、今の絵はこれより少しはマシです…。

制服version
http://kie.nu/1I_Q

私服version
http://kie.nu/1I_R

40:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:09 ID:a.E

>>40

「本当なんです!信じて下さい!!」



学校に着くと、クラスメートの金切り声が教室中に響き渡っていた。

本人は制服ではなく、青いワンピースを着ていた。

……何があったのだろうか。




不思議に感じながら僕は席に着いた。

リュックサックを机の上に置く。

こころは勝手に僕の隣に座った。


……先生に何も言われてないけど、良いのかな…………?

確かに隣には誰も座ってなかったけど…。





ドキドキしている僕とは裏腹に、こころはいつものキョト顔で頬杖をついていた。

41:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:13 ID:a.E

♭設定調査♪

はーいみんな、設定調査の時間だy((黙れ
…えー、こほん。←咳払い
制服について!!

・男子
学ラン。
金ボタンが着いている。
袖に学年カラーのライン。
基調は黒。

・女子
セーラー服。
青いスカーフ&スカート。
襟に学年カラーのライン。
基調は白。

42:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:24 ID:a.E

~ちなみに~
学年カラーと聞いてピンと来ない方の為に。(小学生の方々は分からないと思います)
えーっと、小1のとき、クラスごとに色が決まっていませんでしたか?
一組は赤、二組は青……の様に。
この仕組みになっている小学校に通う方々。
アレみたいなものです。
はい。
分からなかったら私の小学校の仕組みとは違うのでしょう。
大まかに言うと、学年を分ける色です。
今年の一年生は赤、二年生は青、三年生は緑だとすると。
来年学年が上がると、一年生は緑、二年生は赤、三年生は青となります。
これまた一年経てば、一年生は青、二年生は緑、三年生は赤となり、
そしてまたまた一年すれば、一年生は赤、二年生は青、三年生は緑となります。
ローテーションするんですね、はい。
その色は三年間付きまといます。
上履きの色も、ジャージの文字の色も、学校によっては校章が学年カラーとなります。
祐大達の学校の様に、制服が上級生とは違うラインがついているところもある(はず)です。
分かりにくいですね…、すみません。
中学生になればわかります、多分!←
定まっていない学校もあるのかも…。

43:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:28 ID:a.E

あああ!!
>>40

違ーうっ!…>>40
これだよっ!!…>>38

アンカーミスりました、すみません…m(__)m

44:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:33 ID:a.E

>>40


―クラスメートの制服が消えた。

朝のホームルームで知ったことだった。

先生の話もその事で持ちきりだ。




……こころのことは良いのかな…。

皆もそちらの話ばかりで、こころのことなんか気付いていない様だった。



ちらっ、とこころを見る。

頬杖を着いたこころが気付き、にこっ、と笑顔を見せた。

思い切り……、机に落書きしているではないか。



―全っ然分かってない!!

僕は思わずため息を吐いた。

45:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:38 ID:a.E

~ホームルームとは~
えー、これもピンと来ない方がいらっしゃると思うので、一応。
ホームルーム(HR)は俗に言う「朝の会」「帰りの会」のことです。
それをまとめてHRって言います。
でも…、今だ使いますね、「朝の会」とか。
「朝のホームルーム」よりも短いし分かりやすいし。
まあ、知っておいて損はないと思いますよ(笑)。

46:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:42 ID:a.E

♭雑談♪

えー、かれこれ10レスくらいしてしまいましたね(汗)。
私の文を読むってのはそう言うことなんです(どういうことだ)
昔なんか一日に20くらい書きましたねー。
亀になったり兎になったり、こちとらも忙しいんですよ←←
今は試験の解放感が半端じゃなく、とにかく書きまくってます(笑)。
私を追っかけ回すのは色んな意味で大変です(笑)。
マイペース過ぎる私にお付き合いありがとうございます。m(__)m

47:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:45 ID:a.E

>>44

噂が噂を呼び、話はどんどん膨れ上がっていった。

白と黒の背中の中に、青が一人、ぽつん、としている。

勿論、授業なんか進められない状況だった。

48:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:46 ID:a.E

>>47

間違えて書き込むボタンを…!!
み、短いっ!!
さ、さーせんした。m(__)m

49:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:53 ID:a.E

>>47

こころは一人、ぼんやりとしていた。

机の上には鉛筆が一本。

こころの持ち物は、それだけだった。

しかもそれは机の中に入っていた落とし物らしい。

そう言えばこころはバックを持っていないのだ。

どうしてかは分からないけど……。

そこに触れるのは止めておこう、と決めていた。

家庭の事情も、あるかもしれないんだから……。



僕の家は母子家庭なのだ。

お母さんは夜働いて、昼間は主婦の仕事をしている。

お母さんが大変なのは、僕だって知っているから。



もしかしたら、こころも。










……僕と同じなのかもしれない。

50:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 16:59 ID:a.E

祝!
>>50!
ごじゅーーーっ!!
行ったあああっ!!(ぱちぱち)
いやー、今回現実で桜が散るまでに書けるかなあ…、とか思ってましたが、
……大丈夫だろ、うん。
先月立てたばっかりだけど。
下書き終わってるし。
もしかしたら桜が咲く前に終わらせられるかも…!
がんばります!!

51:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 17:08 ID:a.E

>>49

僕はノートに定規を当てて、一枚破った。

そして開いた教科書と共に、破いたノートを渡した。


こころは大きな目を不思議そうに見開き、僕を見詰めた。





……使って良いの?



その口の動き。

その表情。


たまらなく愛しかった。



……勿論。



そう笑顔で答えると、こころはぱあっ、と嬉しそうに顔を染めた。

52:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 17:13 ID:a.E

♭設定調査♪@番外編
今までの設定調査、まとめました。
ご参考までに。
>>10
>>26
>>41

53:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 17:17 ID:a.E

かなりハイペースなので文のところも纏めてみました。
>>1
>>8-9
>>16
>>21
>>28
>>37-38
>>40
>>44
>>49-51

54:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 17:23 ID:a.E

>>51

「あっ……。」

こころは何かに気付き声を上げた。

はっ、として口を押さえる。


……こう言うところも、愛しかったり。



こころは僕に気付かず、顔より大きな教科書の裏で思案の表情を浮かべた。



しばらくして、こころはすぅっ、と机を寄せて来た。










「こうすれば、祐大も見れる。」







はにかんだ笑顔が、僕の胸に心地好く刺さった。

こころの吐息が耳に届く。










……この鼓動よ、何時までも。

僕の中で鳴り響いて…………。

55:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 17:33 ID:a.E

ここら辺で一旦休憩しますー。
>>53>>54を付け足します!
もし私が見落としているものがあれば教えて下さい!!

56:モエ:2014/03/07(金) 20:27 ID:10Q

ありがとうございます!

次がどきどきですね♪

57:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 21:52 ID:a.E

>>56

この後は(色々な意味で)暴走します(笑)

58:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 22:01 ID:a.E

>>54

制服の謎は解けなかった。

僕はリュックサックに教科書を詰め、チャックを閉めた。


「さ、帰ろうか!」


うん、とこころは頷いた。








僕の靴を、白い裸足が追い掛ける。

思い返すとこころは学校でも裸足だった。

……でも。










ナ ニ モ 言 ワ レ ナ カ ッ タ 。








つくづく不思議な奴だ……。

複雑な気持ちで隣をちらっと見た。


その張本人は、ご機嫌で鼻歌を歌っていた。

59:& ◆tEkM:2014/03/07(金) 22:11 ID:a.E

♭雑談♪
今日はなんといつの間にか20レスしてましたーっ!!←おい
さすが野薔薇の兎バージョn((痛いからやめい
取り敢えず「最新50」ボタンをクリックすれば何とかなる範囲ですねっ☆←何とかならなかったら大変だよ
えー、レス数は多いのですが中身が薄くなっています(笑)
生温かい目で見守って下さi((押し付けがましいわ

60:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 10:49 ID:a.E

>>58

家に着いて……しまった。

「ばいばーい!」


ここれろは手を振り、駆け足で去って行った。

僕は軽く手を挙げて見送った。

腰まである長い黒髪が角に曲がって見えなくなった。






















……こころは一体、何処に住んでいるのだろうか。

こころは僕について色々なことを知っているのに、僕はこころのことを何も知らないのだ。


















―僕は、こころの名字すら知らない。

61:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 10:51 ID:a.E

>>60

それに気付いた途端、僕はがっかりしてしまった。



無知な自分。










もっと、もっと知りたいのに。




















―僕にはその勇気はない。











もやもやしながら、僕は家の扉を開けた。

62:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 10:55 ID:a.E

はい、ここから場面がめちゃくちゃ変わります!!

今までのを一応纏めておきます。


>>53
>>54
>>58
>>60-61

63:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 17:07 ID:a.E

>>61

……やっぱり、無いか。

洋服箪笥を引っくり返しても、セーラー服は見付からなかった。

丁度3才年上の姉が居ることが救いだ。

朝は慌てて思い付かなかった。

いつも喧嘩ばかりだけど、今回は感謝してやっても良いかな、なんて。

勝手に一人で妄想し、彼女はふふっ、と笑った。

姉は小柄で大柄な彼女には少し小さかったが文句は言えない。



彼女はセーラー服に念入りにスプレーをして、クローゼットに仕舞った。







パジャマに着替え、下半身に布団を被せる。

ぱち、と紐を引いた。

部屋全体が、真っ暗になった。

彼女は全身に毛布を被せ、目を閉じた。

64:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 17:11 ID:a.E

>>63

彼女は寝付きが悪いので、うつらうつらとしていた。












『オーイ。』




急に、暗闇で声がした。

呼び掛けられた彼女は目をこすりながら上半身を起こした。









……誰も居ない。






気のせい…だよね!?





奇妙な雰囲気を悟ったが、彼女は眠気に負けた。

まあ、明日調べれば良いか。

―そう思った刹那である。

65:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 17:13 ID:a.E

>>64


『セーフク、アリガトウ。』




彼女の耳に、はっきりとそう聞き取れたのだ。





がばっと跳ね起き、辺りを見回す。






















……誰も居ない。











制服って…、もしかして。










冷や汗が、すうっ、と頬を伝った。

66:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 17:16 ID:a.E

>>66

何もかも見られている気がする。

何もかも知られている気がする。

何もかも聞かれている気がする。

背中が寒い。





眠気も覚めてしまった…。



幻覚だと、信じたかった。

67:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 17:19 ID:a.E

>>67

『モウチョット、カリル。』



反射で彼女は頷いた。










……制服のことだ、と悟ったのは頷いた後だった。











『アリガトウ。』

68:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 17:21 ID:a.E

あああーーーっ!(汗)

>>66
違うっつーの!…>>66
これだから、ね!?…>>65


>>67
何度間違えたら気が済む…>>67
もう間違えない様気を付けます、はい。…>>66

69:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 17:26 ID:a.E

>>67

何も無い筈の暗闇の中に、一瞬……、そう、ほんの一瞬、


















笑った顔の女の子の姿が見えた。




その姿は直ぐに消え、―その場所に、桜の花びらがひらり、と落ちた。







彼女はその瞬間、やっと割れに帰り、甲高い悲鳴を上げた。








……叫ぶことすら、忘れていた。


















もう悲鳴なのも分からない様な声が、夜の街を走った。

70:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 17:28 ID:a.E

はい、今まで何故か上がってなかった癖にめちゃくちゃ更新したので纏めますよー!

>>62
>>63-67
>>69

71:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 20:47 ID:a.E

>>69

それでね、その花びら、生温かったんだって……!

きゃー、怖い!


信じられないーっ!





昨日よりも騒がしさが増した教室。

「ユーレイ」を見たと言う彼女は小さな制服―きっとお姉さんのものなのだろう―を無理矢理着て意気消沈している。

周りにどろどろとした雰囲気を与えて居る位だ。

それに比べてこころは昨日と変わらず、窓の外を眺めている。







―こころが来て3日。








この3日間、不思議な出来事しか起こっていない様な気しかしない。

72:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 20:49 ID:a.E

>>71

制服幽霊。







そんな幽霊なんて聞いたこともないけれど、この話は学校中を駆け巡った。














……この日から、不可解な現象がどんどん沸いて行くのを、僕たちはまだ知る筈が無かった。

73:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 20:58 ID:a.E

♭雑談♪
えー、悟って頂けると思いますが、ちょいと怪談系出ます。
あ、ちゃんとネタあるんで、そこら辺は大丈夫です、はい。←訳分からん
今見ると……、ものすごく未熟です(汗)
でも、敢えてそのまま載せたいと思います。
私も地味に進化(笑)してるんだなー、と感じつつ。

そして、今後このスレが終わったらの話!
な、何と……、クリスマスの話です!!
えっと、夏休みまでには清書終わって、スレ立てられればって感じなんで……、
正反対の季節です。はい。
その辺は野薔薇が一番承知してます(笑)。
他掲示板で文字化けしなければ、また、此処で文字化けしなければタイトルは英語になります。
私の気が変わらなければ………、ですが。
今から宣伝してもどうしようもないですけどね、とにかく、その時はまたお付き合い願います。

74:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 22:10 ID:a.E

>>72

こつ、こつ……。

「誰も居ませんかー?」

律儀的な足音と共に、その声が廊下全体に響く。

懐中電灯の光。

子供が好きだからこう言う仕事に就いた訳だが……。


誰か居たらまずいんじゃないのかよ?





自分の言葉に自分で突っ込み自分で笑う。


……彼は暗闇が苦手なのだ。





























―よし、後少しで仕事終了、と。

最後に彼はトイレに明かりを向けた。

75:& ◆tEkM:2014/03/08(土) 22:16 ID:a.E

>>74

男子トイレは異常無し、と。

さて、最後は女子トイレか……。



誰も居ない筈だが、女子トイレに入るには躊躇ってしまう。



……仕方ない、仕事だもんな。




きい……。







彼は古い女子トイレのドアを開けた。

76:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:14 ID:a.E

>>75


……誰も居ない。

よし、完了だ。

彼は職員室に戻ろうとした。













その時。

彼は異変に気付いた。





















































……トイレのドアが一つ、鍵が掛かっていたのだ。

77:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:21 ID:a.E

>>76

……上手く巻けたな。

ホームレスの男はベッドの影から身を出した。

―やっぱ、このベッドが一番柔らかい。

ちっ、子供ってのは得してるなぁ。

無駄な恨みを持つ。






…よし、じゃあ寝るか。

男はベッドに潜った。

78:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:25 ID:a.E

>>77










人、とは不思議なものだ。








男はその後よく言う様になった。










































……ぎゃああああ、と言う叫び声より、うぅぅぅ、と静かな呻き声に目を覚ますなんて。

79:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:28 ID:a.E

>>78

教室は昨日と違い、しいんとしている。

当たり前、なのかもしれない。









……連続して、二つも原因不明の事件が起こったのだから。

80:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:30 ID:a.E

>>79

女子トイレに現れた透明人間。

誰も居ない筈のトイレで扉が閉まっており、


















…ジャアアア、と水を流す音がした、と言う。

81:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:31 ID:a.E

>>80

その後扉が開き、丁寧に手を洗ったらしい。


その日事件が起こったトイレに近づく者は居なかった。

82:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:34 ID:a.E

>>81

もう一つは……、包帯人間。

保健室で包帯まみれの人が呻いていたらしい。

ホームレスの男が住み付いていたのには驚いたが、事件はそれ以上の驚きを皆に与えていた。

83:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:45 ID:a.E

>>82

男は何も出来ず、震えていたらしい。

うぅぅ、と呻いている声でじたばたしていたのだが、






……包帯が、少しはだけたのだ。














―何も、無かったのだ。





指が露出される筈の包帯部分に。

84:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:47 ID:a.E

>>83
「何も無かった。」に変更して下さい…(汗)
すみません打ち間違い……ああああ(泣)

85:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 09:58 ID:a.E

>>83

制服幽霊も透明人間も包帯人間も、共通して言える事。

一つは、女の子であること。

呻き声が女子だった、と言うので皆女なのだ。



もう一つは、桜の花びらが落ちてから消えたこと、だ。







何かが引っ掛かる…。















僕は不意に外を見た。

桜の花が、少し咲き始めていた。

86:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 10:00 ID:a.E

纏めますーっ!!

>>70
>>71-72
>>74-83
>>85

87:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 10:21 ID:a.E

>>85

今年は桜の開花が少し遅いらしい。

まだ桜が満開にならない中、僕らは何時の間にか学年が一つ上がっていた。












こころと一緒に、半開きの花を一房取る。

88:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 10:26 ID:a.E

>>87

風が吹く。

「怖い。」

こころはぶるっと震えて、僕の袖をぎゅ、と握った。

横顔が怯えている。

何に怯えているのか、僕には分からなかった。

89:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 10:33 ID:a.E

>>88

そう言えば、出会った頃に比べてこころは少し痩せた。

袖を掴む力も弱い。

……どうしたのだろうか。

でも僕は敢えて聞かないことにした。








そして、こころと一緒にお墓に桜を供えた。

90:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 10:36 ID:a.E

♭雑談♪
気付けば15レスもしていました…wow!←
切りが良いですし、ここら辺で一旦休憩します♪
えー、兎ペースで申し訳ないのですが追っ掛けて下さい☆←←

91:モエ:2014/03/09(日) 12:47 ID:10Q

話がいいな、やっぱり♪

神っす、やっぱ野薔薇様!

92:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 12:59 ID:a.E

いえいえ、そんなことは絶対にありません!!
あ、絶対ってとこ重要です。
テスト出るy((殴
今見返すと、物凄く未熟な文章です。
それなら直せって話ではありますが……。
直すと多分話がどんどんずれるんです(笑)
やはり、そのままの方が良いかなと思い、敢えて修正は加えていません。
拙い文章ですが……、生温かい目で見守ってやって下さい←

93:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 13:07 ID:a.E

>>89

懐中電灯の光が二つ。

一つは、ずんずんと進み、もう一つはおどおどと進む。




「この時期に肝試しなんか嫌だよぉ…。」



これだからぶりっ子は困る、全く。


苛々する気持ちを抑え、彼女はウインクした。




「春だからこそ、夏には味わえない醍醐味ってのがあんのよ。」


「で、でもぉ……。」










わざとらしく彼女の背中に身を隠す姿は滑稽だった。

94:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 13:19 ID:a.E

>>93

ひゅぅぅぅぅ、と風の音。

「きゃあっ!!」

わざとらしいにも程がある叫び声に、彼女は苦笑いした。

「風だよ、大丈夫だから。」

先行くよ、と彼女は無理矢理進んだ。










かた……こと、かた、こ………………。








―え!?










確かに今……、物音がした。

95:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 13:22 ID:a.E

>>94

音は……、理科室から。

そんな…………………、まさか。

お化けなんかじゃないよ、ね!?






半分祈る様な気分で彼女は少しずつ理科室に足を運んだ。













































そして、ガラガラッ、と勢い良く扉を開けた。




















「誰だっ!」

96:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 13:24 ID:a.E

>>95

やっと追い付いた友人が、甲高い悲鳴を上げた。

彼女はその有り得ない光景に、呆然としていた。





















































人体模型が、動いていたのだ。

97:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 13:27 ID:a.E

>>96

ガタガタガタ…………。

彼女達が居る扉を、人体模型は静かに見詰めた。

そして、ぐううう、と首が定位置に戻ると、動かなくなった。







その時、ひらり、と桜の花びらが一枚落ちた。

98:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 13:31 ID:a.E

>>97

一週間ぶりの怪談。

良い意味でも悪い意味でも、彼女が嘘を吐かない事は、誰もが知っていた。



怪談を信じない彼女がこんな話をするとは、やはり……。























―お父さん、これは一体、どう言うことなの!?




僕は心の片隅にいつも居るお父さんに問うことしか出来なかった。

99:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 13:32 ID:a.E

纏めますよっ!

>>86
>>87-89
>>93-98

100:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 13:34 ID:a.E

祝!
>>100です☆(´ω`*)
こんなに続くとは思ってませんでした!
物語も終わりに近付いていますので引き続き頑張ります♪

101:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 14:14 ID:a.E

>>98

その途端だった。











きゃあああああああああああああああっっ!!!!!





甲高い叫び声。



皆は一斉にそちら側に顔を向けた。

102:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 14:19 ID:a.E

♭雑談♪
こんな話書いてると呪われそうな気がしますねえ(笑)。
怪談話は怪談板から引っ張ったのと、私が勝手に作ったのがあります。
いやー、結構怖いですよ?
彼処。
嘗めてたら罰当たりそうな位です。
夜は見ない方が良いかもれませんね(笑)。

103:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 14:23 ID:a.E

>>101

荒々しく扉を開けたのは、担任の先生だった。


皆が一斉に駆け寄る。








「何があったんですか……?」

誰も聞きたいけど聞けないことを、僕はゆったりした口調で言った。

104:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 14:33 ID:a.E

>>103

「校長室から……、笑い声が…………。」

皆ははっとして、固唾を飲んだ。

―まただ。

「校長先生に、言う、ことが、あって……。でも、いらっしゃらないから、帰ろうって……。」

ぜえ、ぜえ、と息切れしながら先生は言った。













……6個目の不可思議現象は、先生が体験してしまった。

信じられない、と言っている場合で無いことが、この時はっきりしてしまった。

105:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 15:09 ID:a.E

>>104

教室が沈黙の渦に飲み込まれた。




「……先生、何持ってるの?」

男子生徒が恐る恐る言った。



もう嫌な予感しかしなかった。

106:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 15:22 ID:a.E

♭雑談♪
アンカーが三桁って、何だか新鮮ですー☆
毎回毎回三桁かあ……。
ついこの前まで30くらいだったのになあ←本当だよ
一日に10や20を越える兎ペース、これが私です★(きりっ)
明後日には終わると良いなあ、と思ってます(笑)

107:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 15:40 ID:a.E

>>105

先生が、手をゆっくりと開いた。

皆で覗き込み……、言葉を失う。









やっぱり。

僕はそう感じた。




















その中には、桜の花びらが入っていた。

108:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 15:49 ID:a.E

>>107

こころがトイレから戻って来た。

皆の沈黙に目を大きく見開いている。

いつものきょとんとした顔。




こころは僕の側に来て囁いた。

「祐大、皆どうしたの?」

僕はその問いに笑って誤魔化すことしか出来なかった。

109:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 16:05 ID:a.E

>>108

「お母さんね……、再婚しようかと思うの。」

お母さんの急な爆弾発言に、僕はバターの箱を引っくり返しそうになった。

慌てて掴むが、手がベトベトになった。

110:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 16:09 ID:a.E

>>109
その位、慌ててしまったのだ。

111:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 16:09 ID:a.E

あああ!
色々すみませんが>>109無視でお願いします!

112:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 16:10 ID:a.E

>>109でなく>>110!
わー、もうすみません…!

113:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 17:27 ID:a.E

>>109

お母さんは今までお父さん一筋だった。

「再婚はしない」と言うのがお母さんの口癖の様なものだった位なのに。

僕は何だか凄く苛立ってしまった。

114:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 17:30 ID:a.E

>>113

「何で急にそんなこと言うの!?」

言い方にどうしても刺が出てしまった。

だって……、だって。

「お母さん、実は彼氏が居るの。」

お母さんは早くも有頂天だ。
















―僕の気持ちも知らずに。

115:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 17:34 ID:a.E

>>114

「部長さんなの、ウチの会社の。告白されて、付き合って…、もう1年になるかな?」

で、そろそろ結婚しませんかって、プロポーズされたの。

にこにこしながらお母さんは喋り立てた。









『プロポーズされた』。




その言葉が、僕の頭の中をぐるぐる回った。







苛立ちは、激しさを増した。

116:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 17:45 ID:a.E

>>115

「もう良いよ!!」


僕はバターを塗りかけていたバターナイフをがしゃん、と乱暴に置いた。

ばたん、と椅子が倒れる。








「ちょっ、祐大!?」





お母さんの声も聞かず、僕は家を飛び出した。

117:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 19:24 ID:a.E

>>116

人目も憚らず、とにかく走った。

リュックサックを背負い、学ラン姿で、……泣きながら。




周りの知らない人々が、僕を不思議そうな目で見た。







視界が、世界が、涙で歪んでいる。









「くっ…………、うっ……………………………。」



僕は息切れと嗚咽で息が苦しくなり、道端に座り込んだ。

118:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 19:28 ID:a.E

>>117

リュックサックを強く抱く。

今すぐ、大声をあげて泣きたかった。























僕は、知らない人を「お父さん」と呼びたくなかった。




























僕の「お父さん」はただ一人。




























……天国に居る、お父さんだけだ。

119:野薔薇:2014/03/09(日) 20:22 ID:a.E

>>118

―どのぐらい時間が経ったのだろうか。

人の気配がして顔を上げると、穏やかな表情をしたこころが僕を見詰めていた。

学校の鐘が鳴る。

「あ、遅刻……。」

泣き腫らした目で無理矢理立とうとすると、こころは止めた。

「たまには、サボっちゃおう。」

その人懐っこい笑顔が、僕に届いた。

120:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 20:53 ID:a.E

>>119

こころは、僕の話をゆっくり聞いてくれた。

言い終わると、こころは遠くを見詰めた。

風が優しく、こころの長い髪を揺らす。

121:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 21:00 ID:a.E

>>120

「祐大は、お母さんのことが好き?」

「え……、あ、うん、勿論!」

夫と言う大黒柱が居ない家。

毎日毎日主婦の仕事。

それが終わったら内職。

夜にはコンビニで働いて。

一人しか居ない……、僕の家族。























「お母さんの幸せ、祐大も幸せ?」

「当たり前じゃないか。」

その言葉を聞くと、こころはふわっ、と笑った。

122:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 21:04 ID:a.E

>>121

「それなら、大丈夫。」

長い髪を顔に掛からせながら、こころは言った。




























柔らかく……、あの時よりも細い手が、僕の肩にそっとかかった。







































こころが、目を閉じた。


























温かい感触が、頬を走った。

123:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 21:16 ID:a.E

♭雑談♪
きゃぁぁぁぁああっ♪
いやいやー、こう言うの大好きなもんで♭←お前が書いたんだろ
このバカップルめが、羨ましいぜ全く!!!((ο(>ω<)ο))

……さて、と。
恋愛未経験、初恋もまだな変人女子が、こんな話を書いて良いのかどうか。(笑)
まず、何か違う。
多分。
恋ってどんな感じなのかも知らないんだもん。
それに……接吻(笑)なんて…………。
いやー、分からない。
全くもって分からない。
こんな馬鹿が恋の話を書いてるなんて、恋する乙女の皆さん、または恋する男の皆さん、すみませんでしたm(__)m
あ、でも、怒られても責任は取りませんよ?←意味不明

124:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 21:32 ID:a.E

>>122

桜が満開になったある日。




















こころが、急に姿を消した。








いくら待っても、こころは来ない。










こんなこと、今まで経験したことがなかった。











先行ってるのかな。









それを…、半場祈る気分で考える。












でも……、席に、こころは座って居なかった。












7つ目……、最後の謎。

















こころが、消えた。

125:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 21:35 ID:a.E

>>124

隣の席が、がらん、としていた。







殺風景な教室。





殺風景な窓。







殺風景な机。







殺風景な人々。








何もかも、殺風景に見えた。

126:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 21:40 ID:a.E

>>125

今まで光を帯びて来た物全てが、何処かへ飛んでいってしまう様な感覚。






皆の様子は何時も通り。










変化は……、一人減った、と言う事以外、何もない。




落ち着かなくて、僕はこころの席に腰かけた。










何も起きない。






当たり前の事なのに、僕は苛立ちと困惑が混じった、複雑な心情になった。

127:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 21:46 ID:a.E

さあ、そろそろ物語も終盤です!
続きはまた今度ー♪
纏めですよー!

>>99
>>101
>>103-105
>>107-109
>>113-123
>>124-126

128:& ◆tEkM:2014/03/09(日) 21:46 ID:a.E

あ…!
>>113-122でした(汗)

129:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 17:06 ID:Uz2

>>126

「荒木、席間違えたのか!?」

男子のからかう笑い声。

「誰も居ないからって違う席座るなよーっ!!」



























……え!?








スルーしそうになった彼の言葉をリピートする。
















『誰も居ない』と言う言葉を。

130:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 17:10 ID:Uz2

♭余談♪
>>30の件ですが……、取り消しますっ!
二つ掛け持ちする理由が無いのにやっぱ可笑しいだろ、と言う事で…。
次作は勝手ながらカキコの方に書かせて頂きます。
野薔薇の名前ではありません!!
詳細は「たんぺんしゅう。」にて書くと思うので、そちらを随時ご覧下さい。

131:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 17:17 ID:Uz2

>>129

誰も居ない……、訳が無い。

だって…、だって、こころは此処に居た。


冗談であって欲しい、と思った。


「まさか。こころが居たろ?」

何気無く聞き返した。

冗談に決まってら、そんなにマジになるなよ。

……そんな言葉が欲しかった。

132:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 17:22 ID:Uz2

>>131

「ここ……ろ!?お前、何言ってるんだ??」

素顔で、そう言われた。

胸に、槍が突き刺さった様な感触。





























……嘘だ。

嘘に決まってる。








「嘘だろ!?嘘って言え!おいっ!!!!」

「あ…、荒木!?いきなりどうしたんだよ!」

困惑する彼の胸ぐらを掴み、激しく揺さぶる。

もう何がなんだか、僕には分からなかった。

自制、なんか、かけてもいなかった。

133:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 17:29 ID:Uz2

♭雑談♪
穏やかで大人しい祐大が狂っちゃいましたね(´・ω・`)
やはり、恋心と言うもの?
さて、こころは何処に行ってしまったんでしょうか。
こころの正体、皆さんは分かりましたか?
あ、分かっててもお口はチャックですよー←
えー、そろそろ終わるので、コメントは早めにお願いしますm(__)m
野薔薇さん兎バージョンは加速しつつあるので(笑)、コメントしようとしたらもう終わってた、みたいなことが有り得ます。
いや、真剣に。
まあ、ゆっくり更新しようとは思っていますが。
あと少し、祐大にお付き合いお願いします。

134:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 17:38 ID:Uz2

>>132

この急展開に驚きつつも、皆は僕を止めに来た。

腕が不自由になる。

「離して!!」

精一杯抵抗するが、中々ほどけない。


「あら………………き?!」

乱れた制服を直しつつ、彼は訝しげに僕を見た。

























「うわぁぁぁぁぉぉおおおおっっ!!!!」















僕はもう我を失い、こころの机を思いきり蹴倒した。

135:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 17:59 ID:Uz2

>>134

がしゃんっ!!

机が派手に倒れた。

























「……!」












僕は見た瞬間言葉を失い、我に戻った。

皆は僕を一瞬腫れ物の様な目で見たあと、一目散に逃げて言った。












しっかり見ているのは、僕だけだ。



















―大量の、桜の花びらを。

136:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 19:08 ID:Uz2

>>135
桜の花びらに埋もれて、小さくて青い何かが一瞬、太陽の光に反射した。

……手帳だった。

何だか見覚えがあり、それを手に取る。

古いけれど、大切に使われていたらしく綺麗だ。

僕は、手帳をぱらぱらと捲った。

137:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 19:17 ID:Uz2

>>136

その手帳は日記に使われていた様だった。

その字は……。






















紛れもない。














お父さんの字だ。





そう言えば、毎日几帳面に日記を付けていたっけ……。











帰って来たばっかりで、シャツが乱れて少々だらしない格好で、せっせと書いていたあの後ろ姿。








暗い部屋に、小さな明かりを着けて。







おやすみ、って言うと、一拍遅れて僕を振り替えってにこっと笑って。






おやすみ、祐大、って言う、その姿。






瞼の裏に甦る。

138:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 19:23 ID:Uz2

>>137

『祐大4歳の誕生日。祐大おめでとう。』





そう書かれたページには、僕が4本の蝋燭を吹き消している写真が丁寧に貼ってあった。



写真の隅に、小さい文字で何か書いてあるのを見付けた。








『祐大、いつもありがとう。』

139:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 19:26 ID:Uz2

>>138

くすっ、と笑い声が漏れる。













…お礼を言うのは、こっちの方だ。





お父さんは……、いつだって、側に居てくれてる。























今まで気付かなかったけれど、

―お父さんは、此処に居た。

140:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 19:33 ID:Uz2

>>139

最後の日記は、お父さんの命日だった。








あの日は、日曜日。





時刻は、心筋梗塞になる直前だった。


……お父さんはまめに時刻まで記入していたのだ。






日付の字が、震えている。







『もう俺は長くないのかもしれない。』








その日の冒頭文は、これだった。

141:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 19:44 ID:Uz2

>>140

『何だかそんな予感がする。いわゆる勘だ。だが俺が生きて来た中で一番確信を持てる勘。何故だか俺は知らない。』




…僕が聞きたいよ、お父さん。





そんな勘、当たんなくて良いのに。






『心の誕生には生きていられると良い。奈津美には出来るだけ再婚をして欲しい。奈津美に苦労して欲しくない。』

僕は何も言わず、黙々と読み進めた。

『この日記は、あの桜に埋めておこう。もしもの時、きっと祐大が見付けてくれるだろう。』




















日記は、それで終わっていた。

142:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 19:45 ID:Uz2

>>141

桜には埋めません!(汗)
桜の下、です!!

143:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 19:48 ID:Uz2

>>141




















この瞬間、僕の頭の中で、パズルの様に全てが繋がった。







「おい、荒木!?」








クラスメートの制止も聞かず、僕は学校を飛び出した。







この後授業があることなんか、どうでも良かった。




















ただただ、ひたすら走った。



























―あの公園へと。

144:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 20:02 ID:Uz2

>>143

ー荒木 心。







僕の……、生まれても来れなかった妹。








お父さんの後を追う様に、心も天国へ旅立った。








その頃は、お父さんの死で精一杯で、いつの間にか心の存在は消えてしまっていた。







……その名を使ったのであれば。


僕に、お父さんの日記を届ける為に。







現実的では無い。



でも……、全て繋がるのだ。

145:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 20:08 ID:Uz2

>>144

制服は、こころが僕に違和感を与えない為に盗んだ。

学校に住んでいたならばトイレだって使うだろう。

寝ようとして、包帯が絡まってしまったのだとすれば。

暇潰しにでも、人体模型で遊んでいたのかもしれない。

道草がてらに校長室に立ち寄り、数々あるトロフィーに興奮すれば。

こころは、僕にしか見えないのであれば。







あの事件、この事件。







全て……、辻褄が合うのだ。






僕を笑っても構わない。




どう考えても有り得ない事なのだから。







でも、きっと。









……これぞ、勘、ってヤツだ。

146:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 20:11 ID:Uz2

最後の纏めです!

>>127-128
>>129
>>131-132
>>134-141
>>143-145

147:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 20:19 ID:Uz2

>>145








さわさわ……、と風が吹き、桜が散って行く。









僕はその大きな木を見上げた。







「……君、だったんだね。こころ。」




小さく、小さく囁いた。







風を怖がっていた意味。




日を重ねるごとに痩せて行く訳。





やっと、分かったよ。







こころ…、君が散って消える生き物だからだったんだね。








僕は幹に手を当て、反対の手で僕の胸に当てた。

148:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 20:24 ID:Uz2

>>147

―君のおかげだよ。



僕が、お母さんの再婚を認める気持ちになれたのは。







お母さんの幸せを、願える様になれた。






……ありがとう…………………。






僕は、涙を流している事にようやく気付いた。




濡れた頬に、柔らかく風が吹き通る。








桜の花が、ひらひらと舞った。






―まるで、どういたしまして、と言う様に。





















その日、お父さんのお墓には、青い手帳と桜の花びらが供えられた。

END

149:& ◆tEkM:2014/03/10(月) 20:29 ID:Uz2

後書き
(今後コメントを禁止させて頂きます)
いやー、終わってしまいました(汗)。
桜、まだ咲いてませんね(笑)。
桜が咲く前に終わらせられて良かったです。

見て下さった方々。
応援して下さった方々。
心から、感謝の気持ちを申し上げます。
丁度1ヶ月(!)と言う短い間でしたが、お付き合い頂き、ありがとうございました!

2014.3.10 野薔薇


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