*叶わない恋*

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1:*ざわわ*:2014/02/14(金) 18:07 ID:4iA

登場人物
 −山田梨奈(rina yamada)13−
  中学1年生。小学校の頃から好きだった竜太。中学生になるとクラスも離れ、話すこともなくなってしまった。
  そんななか、翼のことが気になりだす。
  趣味はポエムを書くこととダンス。

 −植松竜太(ryuta uematu)13−
  中学1年生。小学校の頃、一度梨奈のことを好きになっている。告白はしたが、返事が返ってこないまま終わった。
  それからは、しょっちゅう彼女を作るようになった。
  趣味はサッカー。

 −神山翼(tubasa kamiyama)13−
  中学1年生。小学校の時に彼女がいた。今も引きずっているのか、彼女を作ろうとしない。
  趣味はテニス。

 −桜木奈々(nana sakuragi)13−
中学1年生。梨奈の親友。中学に入ってから先輩のことが好きになった。
  趣味はダンス。

2:*ざわわ*:2014/02/14(金) 18:50 ID:4iA


 雪が降り始めた2月の中頃。
 バレンタインの前あたりの週だったかな。小学生の中で一番ドキドキした日があった。
 あんなに心臓がバクバクいって大丈夫なのか、心配になったくらいだ。

 あれは………

 学校から急いで家に帰り、友達と約束をしていたので靴を履いた。その時、

 「グシャ___」

 私は何かと思い見てみると、紙が入ってた。
 小さくて、子犬の写真がバッグにでかく写ってる可愛らしい紙だった。
 そこに薄く鉛筆で字が書かれていた。

 『  梨奈
  俺は梨奈のこと好きなんだけど
  梨奈は俺のことどう思ってる?
             竜太  』

 まず、最初に思ったこと。
 こんな短時間にどうやって靴の中に入ったのかが疑問だった。
 だが、それはすぐに解けた。
 ドアにはポストみたいなものがついている。たぶん、そこから手紙を入れ靴の中に入ったのだろう。
 謎は解けた!と思い、出かけようとする。
 と、同時にまた紙を見直した。
 え?!告白?!
 これが次に思ったこと。
 竜太が私に告白?!ありえない…
 確かに前から竜太には好き好きアピールをもらっていた。
 例えば、男女4人グループで遊んでいたとき。
 いきなり竜太が

 『俺の好きな人誰だと思う?』

 と、聞いていた。
 私は、

 『知らない』

 と、答えた。
 そこから、会話が続いた。

 『うちのクラス』
 『それだけじゃ、分からん』
 『一番端の列』
 『お、うちの列じゃん』
 『もう分かるだろ』
 『んー、綾香?』
 『違う』
 『えー、凛?』
 『違うし』
 『じゃあじゃあ、美緒!』
 『はぁ?なわけないじゃん』
 『えぇー、じゃあ誰よー。もういないじゃん』
 『一人いんじゃん』
 『…』
 『髪の長い子』
 『私?…ってありえないかー』
 『お前だよ』

 ここまでしか覚えていないが、確かに好きですアピールはもらった。
 どうすればいい?私は告白されたことがないから何をすればいいのか分からなかった。

 今ではこの日の決断を酷く後悔している。

 手紙の返事は一応書いた。だが、次の日

 「もし、いたずらだったら」

 その言葉が頭の中で回っている。いたずらで、それを私は本気にして、返事なんか書いてきて…
 そう思うとバカらしく思えてきたので、結局手紙は渡さなかった。
 それからは竜太とは何もなく、変わったこともない。
 あ、そういえば

 「お前のこと泣かしたら酷いことが…」

 みたいな事を男子が言っていた。
 よく記憶に残っていないのだが、そんなようなことを言っていた気がする。
 だけど、そんなことも忘れて卒業式を迎えていた。
 私は6年生になってから気づいたことがある。
 私は竜太のことが好きなのだと。
 あれから、竜太とはクラスが離れ、遊ぶこともなくなった。
 そして、竜太は彼女を作るようになった。
 その話を友達から聞くたんびに胸が痛くなって…頭がおかしくなるぐらい泣いた。

 そう、私は竜太の事が好きなのだ____


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