【シリアス】タマネギため息たちつてと

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1:ミカサ:2014/02/15(土) 18:54 ID:64Y

【シリアス】タマネギため息たちつてと

本来「うらないつくーる」で活動させていただいてます!活動歴3年です(`・ω)♦

涙物語です・・・。
それではどうぞ!!!

〜〜〜〜〜

リズムを奏でる包丁
そしていつものため息。

台所では小さなストーリーが描かれていた。

2:もみじ@名前変更しますた^p^改行めっちゃ減らしたw:2014/02/16(日) 13:11 ID:64Y

「テトー!来月、タマネギ部門のコンテスト、参加しない!?」

青い空に白い雲。笹野テトは、親友の高嶋麻友に近づく。

「ニンジン、タマネギ、ナス、ジャガイモをどれだけ上手く調理できるかっていうコンテ! いかない?」
「嫌よ、タマネギは嫌いよ。」
「そんなんで調理部の部長勤められてんの〜?」
「仕事はちゃんとやってるわよ!」
「本当に? あはっ、ごめーん」

宮野高校、略してミヤコーの調理部部長を務める笹野テトは、タマネギが嫌いだ。
理由は…

「だって涙がでるのよ、タマネギって…。」
「グラサンかけてれば大丈夫だよ?」
「不審者みたいじゃない。」
「だいじょーぶ!テトの涙の出方、すごい綺麗で美しいし!」
「そういう問題じゃないわ…。」

笹野テトは整った顔立ち、文武両道で、運を見方につけている、いわゆる最強だ。
超お嬢様なのだが…。


親は以上なほどに厳しく、テストで一門間違えるごとに10発、2問間違えたら20発じゃすまないほどの
ビンタをうけていた。そのせいで顔は腫れ上がり、真っ赤になっていた。

酷い時は蹴られて、血が出ても殴られることだってあった。
表向きはとても優しく、裕福な家族に見えたのだが…。



ある日、こう告げられた。

『テト。こんなに成績が悪いのなら、もう聖才学院には入れたくもない。』

聖才学院は、お嬢様学校で、中高一貫校だ。文化が優れている、とても有名な学院である。
テトは、聖才学院に入るために、必死で勉強していた。
入ることが夢だった。

「嫌!私、聖才学院に入りたいわ!!!」

『黙るんだ、テト!…これは、お前の実力が悪いからだ。反省しろ!』

「嫌よ、嫌…!」



「おぅい、テトー?どしたのー?」

「えっ? 何でもないわよ、ごめんなさい…」


このことは、麻友にもいっていない。

3:もみじ@この欄は、毎回連絡用に使うことにします!:2014/02/16(日) 14:03 ID:64Y

「お母様、お父様、テト様がお帰りになりました。」
「こんな遅くまでなにやっているのです!」

乾いた音がお屋敷に響き渡る。
テトは瞬時に腫れる頬を押さえる。

「なにやってたか言ってみろ!」

胸倉をつかまれ、ドアに押し付けられる。
それを見て、お世話係も、執事も、シェフも、皆。
自分の仕事場へ戻っていく。

「おい、いってみろ!」
「嫌よ、言わないわ、死んでも言わないわっ…」
「いいなさい、テト!」

二人による暴行は続けられるが、決してテトは調理部の事を口に出さなかった。
言えば、きっと、調理部を止めさせられるから…。

調理部はテトの友達がいる、唯一笑い合える環境なのだ。

勉強をしてもすぐ解ける。
運動だって勝負にならないほどに相手が弱い。
掃除をすると、「私がやるよ、服汚れますよね?」
机を運ぶと、「俺がやるよ、体力使うだろ?」
家に帰ると、ビンタ、ビンタ、血。

テトにとっての生きがいは、調理部にしかないのだ。

「もう嫌よ!お母様なんて、お父様なんて…家族なんかじゃないわ!」
「テト!待ちなさい!」
「…いい。二度と帰ってくるな!」

テトには初めての試みだった。
初めての反抗
初めての家出
初めての夜の街。
行くあてもなく、サイフに入った10万円を持ち、夜の街へと出かけた。

4:もみじ@特にお知らせがないですん^p^開覧感謝です^。^:2014/02/16(日) 14:18 ID:64Y

「あっれ、君、一人?」
「可愛いねぇ、ゲーセン行かない?」

五人組の男の人たちがこっちへ向かってくる。

「ゲーセン…ですか?」

ゲーセンというのは、麻友に教わった。ゲームがたくさんあるところで
ゲームセンターの略だ。
あと、こういう人たちの事をチャラ男というらしい。
ナンパ男ともいう。

ナンパは怪しいから気をつけろ!っていっていたが
テトにはいく所もない。

「一回もいった事がないんですけど…」
「いーよいーよ、教えてあげるよ〜」
「いいんですかっ!」

そしてゲームセンターNAMUKOへ向かった。

「うるさい…」
「こんなもんよ、こんなもん。慣れてくるって!そのうち〜」
すると、ナンパ男たちの一人が

「あっれ、こっちのホッペ、どしたん?切れてるし、赤いよ?」

とっさにテトは頬を隠した。

「だいじょぶ?」
「大丈夫、です…あっ、私これやりたいです!教えて下さいっ!」

テトはリズムゲームを教えてもらうことにした。



「ふ〜、楽しかったです、ありがとうございました」
「いつでも誘うよ、ケー番は?」

ケータイの番号の事だ。テトは、勉強には必要ないものとして、渡されていないのだ。

「ないです…。」
「そっか、ん〜…じゃあ、よし!こっちきて!」
「は、はい…」

連れてったさきはSOFTBANKという白いお店。

「買ったげる!今日たっくさん奢って貰ったし?」
「あ、あれは自分の意思なので…!」
「じゃ、俺も自分の意思で買ったげる!通話料金もこっちで払うわ!でもそのかわり…」
「今度またアソボ!はい、これどーぞ!で、これが俺のメアドね〜。いつでも連絡して!」
「あっ、あの、ありがと…ございます…!今度また遊んでもらえれば…嬉しいです…」
「おっけ。家まで送るぜ。」
「家…。」

楽しくて忘れていた。
家には帰れないことを。
この人たちの家に上がらせてもらうわけにもいかないし…

そうだ、麻友がいた。

「きょ、今日は友達の家に泊まるので…!大丈夫です、すみません」
「そう?じゃーなー。」


優しい人でよかったと、テトは思った。

5:もみじ@※注意※実際にナンパはこんな優しくないので、着いていかないこと!:2014/02/16(日) 14:35 ID:64Y

麻友の電話番号の紙はポケットに入っている。

そして電話をかける。

“もしも〜し、ふわぁあ…高嶋でーす…ってテト!?どしたの!?ケータイあるのかよ!”
「ご、ごめんなさい、いきなり…あの、家出、しちゃって…」
“あー、そんで、ウチくんの?いーよいーよ、一人暮らしだからさ〜、場所分かる?”
「う、うん、今から行っていいかな…」
“事情聞かせなさいよ!待ってるね!”

テトは走って、麻友の家へ向かった。



ピンポーン

「はいはーい、テトっしょ?まってね〜」

扉を開けてくれた。

「はいって?一人暮らし用だから、ボロいし狭いけど。」
「ありがとう、おじゃまするね」

「そこ座って。今コ−ヒーもってく。」
「うん」

「…で、事情とは?」
「あのね、私、家が金持ちでね…」

テトは全ての事情を話した。
家の事、勉強の事、暴力の事、ケータイの事。全部…

:::

:::

:::

「そっか…辛かったね」
「うん…」

安心からなのか、涙が出てきた。
コーヒーを飲み干す。

「…寝よっか。」
「うん、ありがとう。」

その日の夜は今まででイチバンおち着いて寝られた。

6:もみじ@テトちゃんは人運がいいんだなぁ(*´∀`*):2014/02/16(日) 15:58 ID:64Y

朝。
「どうしよう、学校…っ」
「教科書とかないもんね…?あっ、そうだ!今不登校中のアケミに聞いてみたら?家すぐそこだよ」
「うん。聞いてみる。」

槍内アケミは、1年前に不登校になってしまったクラスメイト。
いじめがあったわけではないんだけど…

理由は分からないけど、教科書借りれるか聞いてみよう!

(ちょっと諸事情によりいったん切ります)

7:もみじ:2014/03/15(土) 19:02 ID:64Y

「一応、教科書はもらってる。使わないけど。」
「あ、あの…かしてもらって、いい?」
「うん、まあいいよ」

アケミはあっさりと貸してくれた。
「あ、ありがと…帰りに、返しに来るよ」
「うん」

バタン


急いで学校に向かった。

8:真魚:2014/03/16(日) 21:46 ID:.3E

あら連絡がない。

9:燐祢 ◆y6:2014/03/20(木) 22:03 ID:APM

面白いですっ!
更新ファイトです!


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