高校生の日常

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:雨森/*:2014/02/25(火) 15:57 ID:PNs


登場人物

桜庭 鈴音 (サクラバ スズネ) ♀
高1。人見知りで親しい子にも敬語を使う

森川 聖 (モリカワ ヒジリ) ♂
高1。無表情でクール

小日向 陽乃 (コヒナタ ハルノ) ♀
高1。マイペースで天然。お菓子大好き

加賀見 飛鳥 (カガミ アスカ) ♀
高1。優しくて何時も笑顔

西野 翔太 (ニシノ ショウタ) ♂
高1。優しくて頭が良い

五十嵐 純 (イガラシ ジュン) ♂
高1。馬鹿でモテない


---------

>>2 プロローグ
>>3 本編スタートです

2:雨森/*:2014/02/25(火) 16:09 ID:PNs


プロローグ

中学生のとき…

ずっと同じ日を繰り返す様な毎日
私はそれに満足していなかった

朝起床し、学校へ登校
誰とも話さず放課後まで寝る
そして夕方に帰宅

土日は図書館で勉強


つまらない…寂しい

そんな気持ちを抱えて中学校を卒業
公立で偏差値の低い日高高校に入学した


高校生活も絶対…つまらないんだ
と当時の私は、そう思っていた



だけど…

私はつまらない日々から解放された
高校生の日常が楽しくなったんだ



"5人"とクラスメイトのお陰で__…

3:雨森/*:2014/02/25(火) 16:41 ID:PNs



「おはよ~!」
「あ。御早う!ねぇ昨日さぁ~…」


和気あいあいと校門を歩く人を眺めて溜息を付く



私、桜庭 鈴音
日高高校一年生です

季節は春
入学式を終え、騒がしさが消える5月
特に行事も無い月だ


私は雑談をしている生徒を横切った
生徒玄関で革靴を上靴に履き替える


一息付いて皆とは別方向の廊下へ行く




「はぁ…誰か友達になってくれないかなぁ」


私は携帯を持っている
けれど友達が居ないから憧れのメールが出来ない

友達も居なければ遊び相手も当然居ない



CDとかDVDみたいにレンタル出来ないかなぁ…

なんて中学生時代、馬鹿なことを言っていた



生徒の数が多い日高高校に入学したのに…

友達ゼロ
これは本当にヤバイ…





私は苦笑しながら教室のドアを開けた

4:雨森/*:2014/02/25(火) 16:54 ID:PNs



「じゃあ私が友達になってあげる~!」


ドアを開けた途端、飛び出す小さい影
私は驚いて尻もちを付いてしまった


「痛ったぁ…」


うう…地味に痛い…



「御免ね~。教室の前で独り言呟いてたから~」


悪びれもせずノロい口調で喋る子
……小日向 陽乃

栗色の髪を緩い二つ縛りにしてカーディガンを腰に巻いている

印象は…とにかく小さい
それに尽きる

身長は…ギリギリ150センチぐらい
小柄で天然なことからクラスの人気者だ


そんな遠い存在の子が…友達宣言?
有り得ない…信じられない



「あの…わ…「あ~!!飴ちゃんが潰れてる~!!!」


え…?飴…ちゃん?
私が下を見ると飴が粉々になっている

この子…学校にお菓子持って来てるのか



「うわ~ん!!大事な飴ちゃんが~!!」


しかも飴だけで号泣!
へ…変な子…


と、取り敢えず宥めなきゃ…

5:雨森/*:2014/02/25(火) 17:10 ID:PNs



「あ…あの…私のポッキーあげますから…」


鞄から余ったポッキーを彼女に差し出す

途端彼女は泣き止み笑顔を見せた



「うわぁ!ツブツブ苺~!」


お菓子あげたら落ち着くのか…
半ば苦笑しながら安堵する



「ありがとうね~!桜庭ちゃん!」
「あ…どーも…」


桜庭…ちゃん?
初めてだよ…その呼び名…


彼女は残りのポッキーを3秒で食べ、教室に戻った


……本当に謎だなぁ…あの子



汚れたスカートを手で払いながら立ち上がる


結局…友達…になったんだろうか?
そこは不明だけど…




ああ言う明るい子と友達になりたいなぁ…

6:雨森/*:2014/02/25(火) 17:26 ID:PNs



       *


「6月1日は合唱コンクールだ。
 五限にパート決めするからな~」


合唱コンクールかぁ…
まだ5月なのにもう練習するんだ…

私…集団の行事…苦手だな…


「あ。桜庭!伴奏頼む」
「はい」
「じゃ~授業始めんぞ~」



       *


「桜庭ちゃ~ん!」
「あ。小日向さん何か御用ですか?」


休み時間
小日向は私の所にやって来た

「もう~堅いなぁ!君は」


……堅いって別に…友達じゃ無いし


「言いたいのはそれだけですか?」
「あ~いやいや!桜庭ちゃんって伴奏者なんだね」


そう。私は合唱コンクールの伴奏者
え…?意外だって?

失礼な!
こう見えても5歳からピアノ練習してるもん!


「…?それが?」
「伴奏者って凄いね~!尊敬しちゃう~」


ノロい口調ではしゃぐ彼女
伴奏なんて簡単なんだけどなぁ


「それじゃあ~伴奏頑張ってねぇ~!」


満面の笑みで手を振る小日向
ん。結構笑うと可愛いな彼女は

よし!合唱コンクールまで頑張りますか!

7:雨森/*:2014/02/25(火) 17:41 ID:PNs



        *


「それでは…合唱コンクールの曲決めとパート決めをします。
 曲の候補が有るので手元のプリントを見て下さい」

委員長がハキハキと司会する
今は五限で曲決めとパート決めをしている


「その候補の中で3つ選んで下さい」


ん〜…どの曲もイマイチだな…


「ねぇ~桜庭ちゃ~ん」


あ…そうだった…
小日向さんと私の席…前後ろだったっけ


「何ですか?」
「何の曲にする~?」


だから今それを決めてるんでしょうが!!




結局、曲決めは来週となりパートだけ決めた


小日向はソプラノらしい
まぁ普段…声高いしね

でも早い曲とか歌えるのだろうか?
何時もノロノロの口調だし


「では来週曲決めをします」


委員長が司会を終わらせると同時に五限が終わった

よっしゃ!6限サボろっと!


書き込む 最新10 サイトマップ