高校生の日常。

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1:雨森/*:2014/03/01(土) 09:42 ID:PNs


すいません!書き直します


登場人物

桜庭 鈴音 (サクラバ スズネ) ♀
高1。人見知りで誰にでも敬語を使う
肩ギリギリまである黒髪を緩い密編みにしている

森永 聖 (モリナガ ヒジリ) ♂
高1。無表情でクール
肩より少し短い黒髪で耳にはピアスをしている

小日向 陽乃 (コヒナタ ヒナタ) ♀
高1。マイペースで天然。お菓子大好き
栗色の髪を緩い二つ縛りにしている

相島 飛鳥 (アイジマ アスカ) ♀
高1。優しくていつも笑顔
腰まである黒髪

西瀬 翔太 (ニシセ ショウタ) ♂
高1。優しくて頭が良い。聖の親友
肩より短い黒髪に黒縁の眼鏡を掛けている

水城 尚 (ミズキ ナオ) ♂
高1。馬鹿で女子にモテない。同じく聖の親友
黒髪の短髪

茅ヶ崎 篠 (チガサキ シノ) ♂
高1。可愛い系男子で意外と毒舌。同じく聖の親友
茶髪でフードを深く被っていてヘッドホンを着けている

2:雨森/*:2014/03/01(土) 09:52 ID:PNs


プロローグ


私は人見知りで中学時代は友達なんて居なかった

当然遊びにも行けない

だから何時も家で勉強
そのせいか成績が上がり、益々避けられた

つまんなくて…寂しくて…
不登校になった時期もあった

高校を卒業しても…
就職しても…


これから先ずっと独りぼっちなんだろうなぁ…




____と当時の私は思ってた

でも高校に入って私は独りじゃ無くなかった


きっかけは"あの黒髪の男子"だった____…

3:雨森/*:2014/03/01(土) 10:24 ID:PNs


「おはよ~!」
「あ。御早う!ねぇ、昨日さぁ~…」

和気あいあいと通学路を歩く人を眺めて溜息を付く


私、桜庭 鈴音
日高高校一年生です

季節は春
入学式を終え、落ち着いた5月
特に行事の無い月だ


私は雑談している生徒を横切り、
生徒玄関で革靴を上靴に履き替える



「はぁ…誰か友達になってくれないかなぁ」


私は中1の頃から携帯を持っている
でも友達が居ないから親のメアドしかない


CDとかDVDみたいにレンタル出来たらなぁ~…
なんて馬鹿なことも言っていた

生徒数が多いので有名な日高高校でさえ
友達ゼロ

これは本当にヤバい…













私は苦笑しながら教室のドアを開けた

4:雨森/*:2014/03/01(土) 11:14 ID:PNs



「じゃあ私が友達になってあげる~!」

ドアを開けた瞬間、飛び出す小さい影
私は驚いて尻もちを付いてしまった


「痛ったぁ…」


うう…地味に痛い…





「御免ね~!教室の前で独り言呟いてたから~」

悪びれもせずまったりとした口調で喋る子
…その口調と何故か憎めない笑顔は…



「小日向さんか…ビックリした…」


小日向 陽乃
栗色の髪を緩い二つ縛りにしてカーディガンを腰に巻いている

印象は…とにかく小さい
それに尽きる

身長はギリギリ150センチぐらい
小柄で天然なことからクラスの人気者だ


そんな遠い存在の子が友達宣言?
有り得ない…信じられない…



「あ、あの私…「あ~!!飴ちゃんがぁ~!!!」


え…?飴?
私が下を見ると飴が粉々に潰れていた

この子…学校にお菓子持って来てるんだ…



「うわぁ~ん!!大事な飴ちゃんがぁ~!!」

しかも飴が粉々になっただけで号泣!
へ…変な子

と、取り敢えず宥めなきゃ…

5:雨森/*:2014/03/01(土) 11:28 ID:PNs


「あ、あの…私のポッキーあげますから…」

鞄から余ったポッキーを彼女に差し出す
途端、彼女は笑顔になった




「うわぁ~!ツブツブ苺だぁ~!」


お菓子をあげたら落ち着くのか…
半ば苦笑し、ホッと一息付く



「ありがとうね!桜庭ちゃん!」
「…あ、どーも」


桜庭ちゃん…?
初めてそんな呼び方されたな…


彼女は残りのポッキーを3秒で完食した


……本当に謎だなぁ…あの子


汚れたスカートを払いながら立ち上がる


結局…最初の友達宣言は何なの?
まぁ、言われたとき…凄く嬉しかったけど




小日向 陽乃かぁ…
友達になれたら良いなぁ

6:雨森/*:2014/03/01(土) 11:53 ID:PNs



       *


その後、何だか面倒になったので授業をサボった


勿論、向かうのは屋上
日高高校の屋上は広くて綺麗

中学校の屋上は老朽化してて立ち入り禁止だったなぁ…


私は柵に寄り掛かり景色を眺めた

綺麗な澄んだ青空で吸い込まれそう
私は雲の無い空が好き

空っぽで真っ青で…
心がリセットする感じ


でも高い柵が邪魔だった

私は柵に手を掛け外側へ行った




「うわっ!怖っ」


柵の外側って結構怖い
まぁ強風が来なければ死なないでしょと楽観的に思いそのまま外側に居た




すると…

強風が私を襲い、バランスを崩した

「わわっ!!」



ヤバい…!落ちる…!!
私は慌てて目を瞑った

7:雨森/*:2014/03/01(土) 12:16 ID:PNs



ああ…私は死ぬんだな…

友達が居ないまま孤独に死ぬんだ…
結局、絶望と後悔だけが残ったなぁ



「おい!桜庭!」


え…?私を呼んでいる?
何で…私、死んだんでしょ?

混乱する中で私を呼ぶ声は止まない


「ん…誰…私の名前を呼んでるの…」
「桜庭!早くそこから降りろ!」


え…私、死んでないの?
良かったぁ…


安堵しながら私はゆっくりと目を開けた


そこには私の腕を掴んでる子が居た

肩より短い黒髪に耳には沢山のピアス
ちょっと不良っぽい感じの男子だった



「えっと…森永…?」


無表情で私の腕を掴んでる男子
それは間違いなく同じクラスの子だった

森永 聖
確か…同中だったよね…


「おぅ。お前同中だった桜庭だろ?
 お前…自殺とか何馬鹿な事してんだよ」


へっ?
じ、自殺?!


「も、森永…私に別に死のうとした訳じゃ無いよ?」

「はぁ?じゃあ…何で柵の外側に居るんだよ。
 誰だって勘違いすんだろ…」


……心配…してくれたんだ
森永のクセに優しいとこ有るじゃん


「じゃーな。今度は落ちんなよ」
「はい。ありがとうございました」


森永かぁ…
無表情で何考えてるか分かんないけど…

本当は優しい奴なんだ…
私…皆に無視されてる訳じゃ無かったんだ

8:雨森/*:2014/03/01(土) 12:30 ID:PNs


私は屋上がトラウマになり教室に戻った

今は休み時間らしく、騒がしい

「あ。桜庭ちゃん!」


小日向が私を見付けると駆け寄って来た


「今朝はありがとうね~!」
「あ…はぁ…」


やっぱり彼女は人気者なんだなぁ…


「陽…桜庭さんと知り合いなの?」
「うん!そうだよ!」


小日向と一緒に居る子は確か…

「あ。紹介するね!私の友達の…」
「相島 飛鳥です。宜しくね」


そう。相島 飛鳥
いつもニコニコしてて優しい子だよね
ずっと仲良くなりたい!って思ってたんだよね…


「あ…相島さん…宜しく」
「飛鳥で良いよ?」

ニコッと微笑む彼女は凄く眩しかった
いきなり呼び捨て…
は、恥ずかしいよ…


「あ、飛鳥…ちゃん」
「うん!私は鈴ちゃんって呼ぶね!」


…鈴ちゃん
そう呼ばれたの何年ぶりだろう?
小学生の頃、良く鈴ちゃんって呼ばれてたな…


「ああ!二人共ズルい!私も鈴ちゃんって呼ぶ~!
 鈴ちゃん!私のこと陽って呼んで?」


膨れっ面で言う陽
可愛い顔が面白い顔になった


「陽!変な顔しないでよー!」
「アハハッ…!」


こんな大声で笑ったのも数年ぶりだ
飛鳥ちゃんと陽のお陰で笑えた

「ありがとう…久しぶりに友達出来て嬉しい」
「うん!もう私達友達だよね~!」


陽が泣き出しそうな私を見て微笑んだ
また…友達沢山出来ると良いな…


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