僕のトナリの宇宙人。

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1:小鳩 ◆X0QQ:2014/03/04(火) 17:28 ID:hN6





「……私は、宇宙人だ」

ある日現れた、謎の少女により____




僕の生活は変わっていくのだった。

2:小鳩 ◆X0QQ:2014/03/04(火) 17:42 ID:hN6

友人と別れ、独りぼっちの帰り道。
今日の晩飯はどうしようか、とか思いながら歩く。
道の角を曲がった、丁度その時。
自分の家の方から、大きな銃声が聞こえた。

「…強盗、か?いや、そんな訳ないよな…?」

僕はひたすら色々な考えを頭の中で巡らせる。
だが、考えられるものは全て有り得ないことだった。
兎に角、家の方に早足で向かう。
すると、そこに見えたのは、有り得ない光景だった。

「なにこの状況…」

思わず心の声を漏らしてしまった。
それは、黒髪の少女が多きな銃的なもの(なのかわからないが)で、得体の知れないモノ(多分世間では宇宙人というだろう)を打っている姿だった。
打っているのは自分の妹じゃなかったから良かったが。

「…お前が、瀬川真尋だな?」
「…え、ちょっと待って、なんで名前知ってんの」
「宇宙人だから」

まさに、はぁ?としか言い様のない台詞だった。
たしか、こういうラノベがあった気がする。
宇宙人とかいうヒロインに主人公が散々に連れ回される話。
そんな主人公の立場にはなりたくない。

3:小鳩 ◆X0QQ:2014/03/04(火) 17:56 ID:hN6

「ああ、そう。じゃ、僕は帰りますんで」

宇宙人だから、とか言ってドヤ顔をする相手を華麗にスルーし、僕は家に入る。
入るとすぐにガチャン、と扉を閉めて鍵をかける。
ドアを閉める音が聞こえたのか、妹(瀬川芳野)がぬいぐるみを持ち、此方に駆け寄ってくる。

「バカ兄。遅いぞ。この私を待たせるなんて最低だな」

容姿は良いのに、口調と性格だけはどうにもならない。
ごめん、と適当に返事をすると、手を洗ってすぐにキッチンへ向かう。

「今日のご飯はなんだ?」
「野菜炒め」
「…むー」

野菜炒め、と言うと、芳野は頬をぷっくりと膨らませる。
この仕草がなんとも可愛かった。

「お兄ちゃん…。人参だけはいれないで…」

僕の服の裾を掴んで、ぐいぐいと引っ張る。
そして、上目づかいで見上げられる。
……が、負けない。

「嫌いなものも食べなきゃダメだぞ」
「やーだー」
「ダメだから、な?」

そう言って頭をくしゃくしゃと撫でてやるが、表情は変わらないままだった。
そんなことをしている内に、野菜炒め(その他色々)が出来上った。


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