「ありがとう」

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1:フリューゲル:2014/03/05(水) 21:15 ID:uCE

さて書きます。
主人公 日並桂
性格 普通 容姿 普通 成績 普通
どこにでもいる女の子のお話

2:フリューゲル:2014/03/05(水) 21:40 ID:uCE

私、日並桂。どこにでもいる女の子。
友達は、いない。ましてや俗に言う彼氏とやらもいない。
まあ小学生だもんね。

ここは私の通う田打野小学校。私は六年生。広い校庭、校舎、使いやすいトイレ。うん、いい学校!
「ぴぃんぽぉんぱぁんぽぉん」
あ、放送だ。うちの学校はあんな広い校舎建てた割りには放送合図音も買えなかった。だから放送合図は校長の声。悲しい!なんか物悲しい!
「転入生を紹介しまぁす」
転入生も放送で紹介するのか・・・
転入生と聞いて少し騒がしくなる校舎。
「挨拶お願いしまぁす。」
おい校長!その喋り方やめろ!いい歳してなんだ!
次に聞こえてきたのは当の「転入生」の凛とした声。
「六年生の千山巡だ。みんなよろしく頼む」
どうやら女子らしい。でも六年って・・・早く見てみたい。
みんなそう思ってるらしく顔がうずうずしてる。
「はぁい六年生のみんなぁ!千山さんと仲良くしてねぇ!というわ・・・」
ん?終わった?と思ったら放送音設定の場所で委員長の笑さんが立っていた。
「校長のうっとおしい話なんて聞いてたら耳が疲れるわ。さあみんな耳塞いで?」
ミシッと音がなる。笑さんの手によって破壊される放送音設定機械。
(そういや笑さん校長嫌いだったな・・・)
クラス全員が一斉に耳を塞いだ。

3:フリューゲル:2014/03/06(木) 20:22 ID:uCE

誰かコメントください!

4:フリューゲル:2014/03/07(金) 00:14 ID:uCE

朝の放送が終わってから、ついに転入生、千山巡が学年室にやってきた。クラスから好奇心のあるもの、数名がそろそろと教室から抜け出して行く。私も、その一人。
(転入生ってもんは明日の朝ごはんより楽しみなものなのだ。ーー私にとってはね)
先生たちに気づかれぬようそろーりそろーり学年室を覗くと・・・
(((はああああ?)))
私たちは一斉に思った。だって学年室にいたあの子!さっきのあの凛とした声からは似てもつかない、小さな体、顔つき。
(3年が教室間違えたか。)
そう思った。でも違うんだ!あの子が転入生、千山巡!
そのあとかすかに聞こえたのが先生たちの質問の声とその質問に答える千山さんの声。
どこの小学校から来たんだろう。家族は?性格は?
いろんな聞きたいことがぐるぐると頭をまわっていたときだ。
「そろろ行きましょうか。」
「はい」
いつの間にか二人ともドアの前にいる。「やばい。」そう感じたときだ。
「おい!」
という声が聞こえて私の首に誰かの腕が巻きつく。
く、苦しい・・・
私はそのまま引っ張られて行った。

5:フリューゲル:2014/03/07(金) 00:25 ID:uCE

「大丈夫か?」
私を引っ張っていたやつはクラスの男子、風強覇矢生だ。
女子には人気があるが、私はそうではない。でもこいつ、私と目が合うと顔が急に真っ赤になるんだよな。なんでだろう。私の「解けない問題」の一つだ。
「どうもありがとうございます。」
私は丁寧に謝って見た。すると覇矢生がものすごい赤くなっていた。
女子がきゃーと騒ぐ。笑みさんが殺意のこもった笑顔で女子を見る。
ー覇矢生は私に丁寧に謝られるとすごい赤くなり、女子が騒いで笑みさんが起こる。・・・心のメモ帳に書いてそっとしておいた。

6:フリューゲル:2014/03/25(火) 23:47 ID:uCE

覇矢生の話は置いといて・・・
なんと転入生、千山巡が我が6年2組に!
クラスにきてまた自己紹介。うわあめんどくさそう。
それでも千山巡は素直に自己紹介。
「今日からこの6の2になる。千山巡だ。よろしく頼む。」
うん。声はめっちゃかっこいいのに見た目が幼いよね・・・
だが幼いのは見た目だけだった。
千山巡、テストがずっと100点だ。彼女が間違えるのはあり得ない。そんぐらい。
いつの間にか彼女はクラスのリーダー的存在に!まとめ役も上手いし。
でもその分だけ、彼女は孤立していた。

7:フリューゲル:2014/03/26(水) 15:42 ID:uCE

すいません!主人公2人デス!
日並桂とあと千山巡もいます!
よろしくお願いします!
桂目線になったり巡目線になったりします!
よろしくです!

8:フリューゲル:2014/03/26(水) 16:11 ID:uCE

「千山さん、憧れちゃうなー」
私は小さく呟いた。
今は放課後。私がどこに行くかって?
音楽室よ!
私は音楽と楽器が大好きな音楽オタク!
音楽室の鍵を開け、部屋の中に一歩足を踏み入れた時だった。
「ん?」
なんか・・・いつもと雰囲気が違う。薄暗いような、怪しいような。
「んん?」

9:フリューゲル:2014/03/26(水) 16:21 ID:uCE

さらに目をこらすと・・・
夢っすか?これ夢っすか?
・・・信じられない。楽器が浮いてる。
しかも不気味な光を放っている。
おそるおそる近づいてみる。怖いけど、あの楽器がなんなのかが気になる・・・
私がそっと触れると、「ぱっ」と楽器が光った。
「うわ!」
とっさに目を閉じてしまう。
しばらくしてそっと目を開けると・・・
『吹ける・・・あんたなら吹ける・・・』
「はあ!?」
楽器が喋った!
『あんたになら吹かれてもいいわね・・・』
『『吹きなさい!』』
さらにはあっと光って楽器は喋らなくなった。
あり得ないことの連続でしばらくフリーズする私。
その後で楽器を見ると・・・
あれ?なんかさっきと雰囲気が全然違う。「吹いて」って言われてる気がする。
いや,直感が吹いていいと言っている!
ドキドキワクワクしながら、私は楽器に口を当てた。

10:フリューゲル:2014/03/26(水) 16:36 ID:uCE

「ぽーぽーぽーろろろ」
あれ?意外と普通。そして能天気な音だな。
そう思った瞬間、音楽室のドアが勢い良く開いた。
「ガラララララッ」
「うきゃあ!」
猿か!自分でもツッコミたくなる叫び声。
でもドアを開けた主はそれどころではないようだった。
「それを・・・それを吹いたの?」
千山さんだ。
「吹いたって・・・これ?」
私は自分の持っている楽器を指差す。
千山さん、大きく頷く。
「えーっと・・・うん。」
そのとたん、千山さんが大声をあげて座りこんだ。

11:フリューゲル:2014/03/26(水) 16:48 ID:uCE

誰かからアドバイスみたいなのいただけると嬉しいです。
その・・・始めて書いたのであんまり良くないところだとか教えていただけると嬉しいのです。
自分もそのアドバイスにそって善処しますので・・・
よろしくですお願いします。

12:フリューゲル:2014/03/27(木) 07:53 ID:uCE

巡目線
燃え盛る大地、木々。そのそばにある大きな家は「ガラリ」と無残な音を立てて崩れ落ちていく。
『お父さん!』
『巡、最期だ。お前の使命は、田打野小学校に封印されてある笛を破壊すること。その笛を吹いてはならない。吹いたらーー」
父は、血まみれの顔で言った。
『「これ」が繰り返されるぞ!』

桂目線
「いやあああああああ」
「ちょっ、千山さん!?どうしたの?」
「みんな死んじゃう・・・あの時みたいに」
「えっ!?」
えっ?死?えっとーえ?
その瞬間、床がグラリと揺れた。

13:フリューゲル:2014/03/27(木) 08:12 ID:uCE

「うわっ!」
ものすごい地震だ。
「違う。これは地震じゃない!『奴ら』がきたんだ!」
私の心を察したのか千山さんが言った。千山さんは私の腕を掴み、走った。
ーさっきからなんだろう。「死」とか「奴ら」とか。うーん
やっぱりここは聞くしか・・・!
「ねえ、さっきから「奴ら」とかって言ってるけどなんなの?奴らって」
「へ?」
逆にびっくりする千山さん。
「え?し、知らないの?」
「えっとーまあ、うん」
さらにびっくりする千山さん。
「えええ!?じゃあなんで笛を・・・」
彼女が言いかけたとき、またグラリと床が揺れた。
「はわわわわわ」
何かを決心したかのようになると、彼女は言った。
「まあ何かしら問題があったのね・・・仕方ない!そのまま連れてくわ!」
「ええええええ!」
「あなたは本能のままに動きなさい。いい?ためらいなんてするんじゃないわよ。」
そう言うと私は千山さんに引っ張られて行った。

14:フリューゲル:2014/03/27(木) 08:55 ID:uCE

「ついたわ」
ここは屋上。風通しがよくていいところだ。
「はー」
一息ついたとき、前から声がした。
「おやあ?千山の子じゃあありませんかあ」
ふと見ると、黒コートに長い髪の男がいた。
「コレスト・・・」
千山さんが小さくつぶやく。
これスト?ああ、男の名前か。
「隣の子はあ?」
私を指差して「これスト」いや「コレスト」が言う。
「この子は・・・笛を吹いた子。」
「へええ。この子がですかあ」
コレストはいつの間にか私の前にいた。
「うわっ」
「あれれえ。この子よく見たら黒羅の子じゃあありませんかあ。」
「はああ?」

15:フリューゲル:2014/03/27(木) 16:14 ID:uCE

こくら?なにそれ?
横を見ると千山さんが硬直していた。
「黒羅って・・・あなた・・・」
正直、なんのことか分からない。全く分からない。
「分からないって顔してますねえ。でも私はあなたに会ったことあるものお。笛も吹いたしねえ。間違いないわあ。」
「で、でもこの子は何もー」
「だまりなさい」
コレストの一言でぐっと黙る千山さん。
「覚えてない・・・てことは記憶喪失ねえ」
コレストがニヤリと笑う。
「記憶を思い出させるか」
その瞬間、コレストの腕がかあっと赤くなった。
「あっ!?」
頭の中に何か入ってくるー
私はそのまま倒れた。

16:フリューゲル:2014/03/27(木) 17:01 ID:uCE

なんだろうこれ。頭の中に何かが入ってくる。
でも何かは分かる。私のー私の記憶だ。

『異世界も疲れるね。』『ホント現世界って何かわかんないけど。』
私と私の友達の声。
現世界?ああ地球か。私は「異世界」に住んでたんだ。
あり得ないことでもすんなり受け入れてしまう。頭が朦朧とする。
当の友達はー
『ねっ巡!』
千山さん?
『今日から六年生かー』『ホントね。巡は何組がいい?』『桂と同じクラス。』
ああ、私と千山さん仲良かったんだな。
『でも巡お父さん先生じゃん。あたし達仲良いの知ってるから違うクラスにー』『いやー聞きたくないー』『もー!』
ホント笑顔だ。楽しそう。
それからいろんなことを知った。
自分のクラス、性格、友達、異世界でのこと。そして自分の名前。
『黒羅千夜、蝶の異人です。』
こくらちよ・・・異人・・・
席についた私に、隣の男子が声をかける。
『黒羅千夜っていうの?いい名前だな。』
『そう?』
『千夜って呼ぶぜ。俺寿凛太!鷲の異人だ。よろしくな!』
あれ、この男子、知ってる。覇矢生だ。
『みなさん!今日から六年生です!頑張りましょう・・・うわっ』
地震だ。あれ?この揺れ知ってる。
さっきのだ。
『我らはグランド・グリーフだ。今からこの異人学校を支配する。』
『うわあああ!』
『みなさん!落ち着い・・・ガハッ』
指導しようとした先生が殺される。
凛太を引っ張っていく私。
『私、蝶の能力であいつらを倒す。』
『そんな!あいつらは天才暗殺舞台だ。行ってもー』
『分かってる!でも、私が止めなきゃー。大丈夫。生きて帰るから。』
『・・・約束な。』
『うん!』

ばさあ!蝶の羽を広げ、去って行く私。
『巡!』『桂・・・』
クラウド・グリーフの前には巡がいた。
『あたしらで叶う相手かい?』『わかんない。でやって見なきゃ。』『そうこなくっちゃ』

17:匿名さん:2014/03/27(木) 18:34 ID:uCE

『なんだこいつら!』『バカ強ええええ!』『クレスト様を呼べええええ』
戦闘開始から数分後。聞こえてくるのは敵の悲鳴。
『おや案外やわだね』『ごもっともで。』
ちなみに巡は風の異人。
その時、ギャルっぽい声が聞こえた。
『おやあこれはこれは可愛らしいお嬢さんですねえ』
そこには黒コートに長髪を可愛く束ねた男が。
『ようやくラスボの登場かい?』

こいつはヤバイと直感で思った。
なんだろう。長年の経験か。
自分自身よく狙われてきた。蝶の異人は珍しいから。
『名を聞かせてもらおうか』
『クレストでえす。このクラウド・グリーフのボスでえす。ー君たちはあ?』
『千山巡。』『黒羅千夜。』
二人が喋った時だった。
『巡!』
巡のお父さんだ。この学校の教師もやっている。
『お父さん!』
ホッとした顔になる巡。『生きてたんだ・・・良かった。』抱き合う二人。ホント良かった。
巡のお父さんはこっちを向いた。『君も生きていたのかい。本当に良かった。』・・・優しい人だ。
『感動の再開の途中すいませんがあ。僕はこの子達と戦いたいんだあ。邪魔者は・・・』
『死ね』

ドゴオン!
無残にはねる巡のお父さんの血。
『お父さん!』『おじさん!』
あっと言う間におじさんは炎に包まれた。
『見たあ?僕の能力う。僕は炎の異人さ。』
炎の・・・異人 、か。
その時、巡の声がした。
『何・・・い・・・の』
『はあ?』
『何がしたいっての言ってるのよ!』
巡の怒りが爆発した。
『楽しい?人を殺して。楽しい?人が泣いてるの見て。楽しい?人を傷つけて。あんたがやっているのは最低な行為だ!ゴミ以下の行為だ!』
『巡・・・』
『あんたみたいな奴に、あたしは負けない!』
巡はこっちを見た。
『行くよ。桂!』
『うん!』
私と巡はクレストに向かって走った。

18:フリューゲル:2014/03/27(木) 19:38 ID:uCE

『はああああ!』『おりゃあ!』
『二人ともなかなか強いですねえ』
と言いつつ私たちの攻撃はあまり当たっていない。せいぜいかする程度だ。
それどころかこっちはダメージを受けてばっかり。
『くっ・・・千夜こいつ見かけによらず強いよ』『ホントね』
巡がニヤリと笑った。
『さっそくだけど本気出そうか。』『そうね。』
『本気?たわけたことを。本気ならもう出してー』
その瞬間、クレストの背中から血が溢れ出した。
『やったね!』『うん!』
二回目の攻撃ーやはりクレストはかわしきれなかったらしい。
よし。このままうまく行けばー
『さてとヴォーミングアップも済んだし・・・本領発揮といくか』
『『え?』』
『今のが本気じゃあ・・・』
『何を言っているんだい?これがぼくの本気だと思ったら大間違いだ。』
ぞくっと身の毛がよだつ。
『さあ、行くよ・・・』

次の瞬間、クレストの姿が消えていた。
『あれ?』『どこに・・・』
『あ!桂!危ない!』
ゴオオオ!炎の塊が私のところにきたのだ。
『うわっ!』
よける暇もなかった。私はそのまま吹っ飛ばされた。
『千夜!』
倒れた私にクレストが近寄ってきた。
『黒羅千夜・・・ん?蝶の異人なのお?』
クレストがニヤリと笑った。
『金になるわねえ・・・殺すわあ』
ピカッと何かが光った。ここで死ぬのかと思って目をつむった。
ーでも違った。
『千夜!』『凛太・・・』
『寿君、逃げてなかったのね・・・ちょうどいいわ。千夜がもう倒れたから安全なところへ連れて行ってあげて。』
『巡!何を言って・・・』『早く!行って!』『巡・・・』『あなたが死ぬのは・・・見たくない。』
巡は覚悟を決めていたんだ。
『分かった。そのかわりーー』

『絶対生きて帰ってきて。』

私の記憶はそこで途切れた。

19:フリューゲル:2014/03/27(木) 19:55 ID:uCE

すみません
「千夜」って書いたり「桂」って書いたり・・・
まだ桂の記憶の中なので正確には「千夜」です。ごめんなさい。

20:フリューゲル:2014/03/27(木) 20:34 ID:uCE

「い・・・け・・・けい・・・」
「桂!」
「はっ!」
しばらく意識が飛んでいたらしい。にしても・・・
さっきのは、夢?
「すっかり晴れた顔をしてえ。記憶が戻ったようですねえ。」
この長髪!
「クレスト!」
やっぱりあれは夢じゃない!現実なんだ!
「どうですかあ。記憶が戻ったきぶんはあ。」
「でも本当に記憶が戻ったの?あんたの能力なんてー」
「戻ったよ」
「え?え?でも・・・」「ホントに戻ったの。」
「私のホントの名前は黒羅千夜。2001年11月31日生まれ。あなたは2001年5月10日生まれ。私のー」

「私の友達」

「千夜・・・」
巡の目から涙がこぼれる。
「巡・・・『生きて帰ってきて』って約束・・・守ってくれてありがとう。」
「ばか・・・」
私も泣いた。
「あ、あと凛太は?」
「ここだよ。」
ひょこっと壁の後ろから凛太が顔を出した。
「あの時は私を助けてくれてありがとう。ホントに・・・」
「泣くなって!もー」
「そういう凛太が泣いてんじゃん。」
「うー」
二人で笑った。
「あ!そうだ巡!私が凛太と逃げてからどうなったの?」
「ああそれね!あの後決着はつかなかったんだけど何を思ったかクレストが学校に火を放ったの。」
「え!?」
「そしたらね、父がまだ生きていて、『あの笛を破壊しろ』というの。だからこの学校に来たの。」
「へー」
「それであの笛って結局なんなの?」
「あれは簡単に言うとクラウド・グリーフを呼び出すための道具。異世界にいた人しか吹けなくて、クラウド・グリーフは現世界にいる異世界人を殺しまくってるの。その笛を間違って異世界人が吹いてしまったらーー」
「おしまいね」
「そういうワケ。だから父は破壊しろと言ったのね」
やっぱり巡のお父さんはいい人だ。
あ!そうだ!
私はクレストの方を見た。
「記憶を戻してくれたこと、感謝するわ。でも、私はあなたを許していない。あなたを倒すまで私は死なない!」
「千夜・・・」
クレストはニヤリと笑う。
「そうですかあ。『私を倒す』ですかあ。」
「やれるもんならやってみなさい」
私は蝶の羽を大きく広げた。
「綺麗・・・」
誰かの声が聞こえた。

21:フリューゲル:2014/03/27(木) 21:29 ID:uCE

巡目線
「綺麗・・・」
そう呟いたのは私だった。千夜の能力は何度も見た事がある。私にとって別に珍しいというわけでもなかった。
でも今回のは・・・
ツヤのかかった黒。黒と言ってもどんな黒よりももっと黒い。漆黒とでも言おうか。
でもやっぱりーこの瞳・・・とても強い覚悟を決めている感じ。
すごい気迫感ね。
私も・・・と思い立ち上がろうとすると凛太が止めた。
「お前ががさっきクレストに攻撃されたのは知ってんだぜ。千夜は知らねーかもだが。」
そうなのだ。クレストに再開してすぐに不意打ちされたのだ。
脇腹で少しひど目の出血だ。
「てなわけであいつの戦いっぷり」
「見てやろうぜ。」
凛太はいたずらっぽく笑った。


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