出会えて

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1:海莉:2014/03/16(日) 10:52 ID:.bA

今日はアイナ=グリフィス様が
街へ来られるので5日ほど前から街はずいぶん賑わっている

家々の装飾、塗り直した街の電灯……

いつも以上に華やかだった

街の住人はまだか、まだかとうんうん唸っていたところだ


俺……アレン=マクベスはそんな街を見ていた

俺は街で仕立て屋を父さん、母さんと一緒に営んでいた

「アレン、お姫様まだかな?」

この子はリアン=ミラー

俺と同じ年で花屋を営んでいる

「予定の時間より2時間も過ぎてるよね」

「うん……ずっと立ってるから足、しびれちゃった」

「ん……」

俺は上着を石で出来ている階段の上においた

「……ほら。」

「え、なん……汚れちゃうよ?」

「いいから、ほら」

「あっありがとっうっ」

ぎこちなさそうにお礼を言うリアン

……可愛い

端の方にちょこんと座るリアンが俺の方を見上げて
服の裾をつまんでくる

……可愛い

「アレン、お隣座って」

「……ん」

少し触れる方が妙に緊張した

その緊張も束の間、アイナ=グリフィス様が来られたのを
知らせるラッパが音高く響いた

急いで立ち上がった


アイナ=グリフィス様は馬車に乗りゆっくりと道を横切っていく

横についているカーテンは空いていて手を振っていた

「スゴイ……可愛い……アレン……アイナ様可愛い」

確かに、可愛い

色は雪みたいに白くて髪はブラウンで目がパッチリしていて……

チラッと隣を見るとリアンが一生懸命背伸びをしていた

「見えるか?」

「うん、大丈夫!」

「……そっか」

ちっちぇもんな、リアンは

「見て!アレン!アイナ様こっち見てる!」

ホントだ

こっち見てる

ニコリと笑ってこっち見てる

そのままアイナ様は馬車で通り過ぎていった

2:海町 宇宙:2014/03/17(月) 16:31 ID:.3E

アイナ様…
可愛い!!

3:海莉:2014/03/19(水) 21:29 ID:.bA

>>海町 宇宙様

ありがとうございます(*´∀`*)

4:海莉:2014/03/19(水) 21:46 ID:.bA

「行っちゃった……」

「うん……」

「もう一度でいいから見たいね!」

「だな!」

しばらく街は騒然としていた

アイナ様が来られたのは……ああ、1歳の時だ

15歳になられたアイナ様の美しさは街をも静ませるほどだった


「ねえ、海に行かない?」

「行くか」

「うん!」


俺たちは階段を降り走って人ごみを駆け抜けた

並んで歩くこと5分

「きれい……」

「いつもとの違いがわからない」

「アレン……」

「ん?」

「ううん、なんでもない」

女はこれの違いがわかるのか?

いつもと変わらないキラキラ光ってる海の違いが?

女ってわかんね


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