つまらない世界

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1:ちょこ☆いちご:2014/03/21(金) 11:53 ID:nLc

お久しぶりでございます…
ちょこ☆いちご、2、3ヵ月葉っぱ天国とお別れしておりました。
製作途中の小説を応援して下さっていた皆様に、心からお詫び申し上げます。
今回の小説でも、感想、アドバイス等、募集します。
辛口コメントは◎、中傷コメントは×です。
また、荒し等も受け付けません。

2:ちょこ☆いちご:2014/03/21(金) 11:57 ID:nLc

幼稚園時代、嫌がらせ。

小学校時代、イジメ。

中学校時代。…カースト。

つまらない世界を生きてきた自分。
このままじゃいけない。
でも、この世界を変える勇気も無い。
つまらない世界は…

もう、嫌だ。

3:ちょこ☆いちご:2014/03/21(金) 12:26 ID:nLc

「更彩」
「分かってる」

藤堂 玲果がうっすらと笑いを浮かべて、私の名前を口にした。

バシャッ!_
「やめっ…うぶっ」
私はクラスメイト、川崎 未来の頭を思いっきり押さえつけた。首すじには傷跡がいくつも残っている。

ニヤリと笑った玲果は、藤堂グループの令嬢で、生徒会長である。

こいつのおかげで…私の人生は黒く染まっていく。

私の名前は谷 更彩。

玲果は幼稚園からの幼馴染みで、小学校、中学校も同じ。

更彩には生徒どころか先生も逆らえなくて、少しでも自分に傷を付ければイジメのターゲットにされて。だから私もこうしてイジメに参加して。

物を隠すのなんてただの暇潰し。髪の毛も切り落として、暴力振るって、校内に合成写真なんかが貼られて。

金持ちはお嬢様校へ行けばいいのに。そう思って何年たっただろう。
そう言う私だって、そこそこ裕福な家庭で育ったのだが。

未来の頭を離してやると、未来はゲホゲホと口を押さえた。当たり前である。雑巾を洗った水入りのバケツだなんて、最悪のシチュエーションである。

しかも、教室で。
玲果には逆らえないから。
玲果には口出しできないから。
玲果を守っているのは、金と、権力。

私は基本的に玲果の手伝いと、カースト制裏サイトの管理人の役目で、玲果のお気に入りの人材。

他の取り巻きなんて、ブス面はすぐポイだ。
だから、裏サイトランキングでは玲果は一位、私は二位。

だからこそ、私の人生はめちゃくちゃなのだ。

4:ちょこ☆いちご:2014/03/21(金) 13:07 ID:nLc

[○○中学校裏サイト

ランキング

1位 堂々 玲果
2位 谷 更彩
3位 前島 龍
4位 寺島 杏里
5位 山崎 芽衣
6位 富川 愛
7位 浜野 翔汰
8位 森岡 紺
9位 横田 壮汰
10位 江ノ島 由美]

「…ふぅ」
私は一息ついて、コンピュータの電源を落とした。

ランキングは5つのグループに別れていて、1グループに10人が入れる。だから、ランキング入りするのは、生徒の200人中、たったの50人。

つまり、4分の1しかランキングに入れないのだ。
それでも、ランキングに入れても、勝ち組はグループ3までで、グループ4からは、普通に学校生活が送れる位…まぁ普通でも無いが。

サッと席を立つと、
「「「「更彩」」」」
と、声がした。玲果とその取り巻きだ。

勿論、グループ1の。全員3年。てか、グループ1には3年しか入れない

いわゆる『イツメン』だ。

「お昼行こ」
愛が言った。愛はスタイルが良くて、男子にモテる。イジメをしているのに。勿論、”心は”汚れている。

とりあえず返事をして、四人の元へ。
芝生へ行って、お昼を食べた。

「「「やっふー」」」
声がして、振り返ると、ランキング上位で、玲果の取り巻きとしょっちゅうランキングが入れ代わる男子三人組。全員1グループで。

「あー、遅かったね」
玲果が言う。

その内の一人、前島 龍が、私の隣にどっかと座ってふんぞり返った。
私の彼氏。付き合いはじめてまだ2ヶ月。

実は、龍も私と同じ。嫌々イジメに参加している。てか皆嫌々だと思うけれど。

いや、まぁ、玲果も含めて三人、幼馴染みでもあって。

本音を話せる二人なのだ。

こうやって、少しでも希望の光があると、私の心は癒される。イジメをする事で、その癒しはだんだん薄まるのだけど。

「今日さー、更彩、お借りしてもいい?」
ぎゅっと私を抱き寄せて。
ドキンと心臓が跳ね返った。

「う〜ん、流石、ラブラブ」
私はの頬赤く染まった。
「いーよ」
玲果は言った。

ていうか。私、何のためにお借りされんの?

5:ちょこ☆いちご:2014/03/21(金) 17:09 ID:nLc

*放課後*

ピンポーン_
家のインターホンが鳴って、私はダッシュで階段をかけ降りた。

「龍!」
「更彩…っておわっ」
玄関の階段をまたまたかけ降りると、足が滑って転びそうになる。

だけど、龍はしっかり受け止めてくれて。こうやって、暗い世界から私を引っ張り出そうとしてくれている龍には、本当に感謝してる。だけど。この態勢、物凄く恥ずかしい。

慌てて離れて、
「どこ行くの?」
と聞いてみた。

「お前…本当可愛いのな…。着いてこい」
龍はそう言って、私の手を引っ張った。

公園の並木道を歩いていると、龍が切り出した。
「お前、最近また玲果に振り回されてるだろ」
私は一瞬ドキッとした。たしかに、最近いじめがエスカレートしてきた。

「龍って、本当に、そういうとこ気づくの早いよね」
「けどな」
龍は私の言葉を遮るように言った。

「俺、この学校変える自信も勇気も何にもない。ただ怖くて弱っちい奴なんだよ」

「当たり前じゃん…生徒どころか先生も親も手出しできないんだよ?玲果に逆らったら何されるか分かんないし…」

「どうしたらいいのかわかんねぇんだよ、俺…」
ぐっと。唇を噛み締めるその姿を見て、ますます、スクールカーストが早く終われという思いは強くなっていく。


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