始まりはちょっとした出来事

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1:りったん:2014/03/21(金) 13:08 ID:pBA

この小説は『いじめ』をテーマにしました。
コメント等、よろしくお願いします。

>>2人物紹介
>>3部活紹介

2:りったん:2014/03/21(金) 13:29 ID:pBA

萩原 妃芽(ハギワラ ヒメ)【♀】
<性格>
男女ともに人気がある。天然でふわふわ癒し系。
<容姿>
背が低く可愛い。髪の毛が腰まであり、色素が薄い。
色白。モテる。
月島 莉子(ツキシマ リコ)【♀】
<性格>
サバサバしてて、みんなから頼られる。
<容姿>
髪の毛は胸のあたりまであるが、いつも
ポニーテールをしている。
青山 ありさ(アオヤマ アリサ)【♀】
<性格>
少し怖い。クラスのリーダー的存在の子。
お金持ち。
<容姿>
可愛いが、妃芽には及ばない。
横倉 拓也(ヨコクラ タクヤ)【♂】
<性格>
莉子の彼氏。ドS。
<容姿>
かっこいい。翔と同じくらいモテる。
高山 翔(タカヤマ ショウ)【♂】
<性格>
少しSで妃芽が好き。
<容姿>
学年一かっこいい。モテる。

3:りったん:2014/03/21(金) 13:35 ID:pBA

料理部 妃芽
陸上部 莉子、ありさ
男子バスケ部 拓也、翔

>>2に書き忘れがありました。
青山 ありさ
性格 翔が好き。妃芽のことが嫌い。

4:りったん:2014/03/21(金) 13:36 ID:pBA

まだ登場人物が増えるかも知れません。
では始めます。

5:りったん:2014/03/21(金) 13:39 ID:pBA

~プロローグ~

みんなが変わってしまったのは、

全部私のせいなんだ。

あの日、私があの場にいなかったら、

こんな事には・・・

ならなかった___

6:りったん:2014/03/21(金) 13:52 ID:pBA

第一話【告白】

放課後の教室はなんて綺麗なんだろう。
私はふと、そう思った。
部活終了後、普通ならもう下校している時刻だが
私は教室に忘れ物をしてしまった為、
取りに戻っていた。
「ん〜、どこに入れたんだっけ?
あれ〜?教室じゃなかったのかな?」
私は、筆箱を忘れてしまった。
ん〜どうしよ。あれがなきゃ、勉強できないよ〜。
ガラッ!
え?誰だろ?
「妃芽」
「え?あれ。翔くん。どうしたの?こんな時間に」
「お前を探してたんだよ!ほら、筆箱。
お前、落としただろ?」
あ!あった!よかった!!
「ありがと〜!探してたんだ!よかった〜」
「よかったな」
そう言って、翔くんは
私の頭をくしゃくしゃと撫でた。

7:りったん:2014/03/21(金) 14:05 ID:pBA

よかった〜。筆箱も見つかったし、
そろそろ帰ろっと。
「でも、ほんとに綺麗だな。この空」
このオレンジ色のグラデーションが凄く綺麗。
翔くんも帰ったしもう誰もいないよね。
私も帰ろ。
ガラッ!
パタパタパタ
ドカッ!
急ぎ足の私はつい、柱にぶつかってしまった。
「イタイ…」
頭をさすりながら靴箱に着いた。
すると、翔くんがいた。
「あれ〜?翔くん?どうしているの?
さっき帰ったんじゃ…「お前を待ってたんだよ!お前来んの遅い」
え…?
「え?何で??」
「お前いつもふわふわしてて、危なっかしいから。
一緒に帰ってやろーと思って」
「ふふ。そっか〜。ありがとね。じゃあ帰ろっか。
待っててくれて、ありがとね」
「おう」
私達は二人で靴箱を出て家に帰った。

8:匿名さん:2014/03/21(金) 14:24 ID:pBA

~翔side~

「あれ〜?ないよ〜。どこ〜?」
放課後の教室で、妃芽の声がした。
ガラッ!
「妃芽」
どーせ。筆箱探してんだろ。
「あれ?翔くん」
「ほら筆箱。落ちてた」
「あ!ありがと〜!よかった〜」
ふわふわと笑う妃芽は、可愛かった。
「よかったな」
そう言いながら俺は妃芽の頭を撫でた。
まぁ、内心ドキドキしてたけど。
妃芽がふわふわと笑うと俺まで笑ってしまう。
俺は妃芽より先に教室を出たが、靴箱で
妃芽を待つことにした。
妃芽のことだ。どうせどっかにぶつかるんだろ。
案の定。妃芽は柱に頭をぶつけていた。
痛がってるところがめちゃくちゃ可愛い。
「一緒に帰ってやる」
はぁ。素直じゃねぇな俺。普通に帰りたいとかって
言えねー。つか、死んでも言わねー
「ふふ。ありがとう」
妃芽はそう言った。
やっぱりそんな妃芽を可愛いと思ってしまう。
俺達はそのまま帰った。

9:りったん:2014/03/21(金) 14:26 ID:pBA

>>8は私です!

10:りったん:2014/03/21(金) 23:19 ID:pBA

「じゃあ、送ってくれてありがとね。
翔くんも気をつけて帰ってね!あ、送っていこうか??
平気?大丈夫??」
「お前な、それじゃあ意味がねえだろ」
「あ、そっか。じゃあ今日はありがとね。
バイバイ。翔くん。また明日ね!」
「おう。じゃあな」
タッタッタッ
ふふ。翔くんって意外と優しいんだよね。
ガチャ
「ただいま〜」
私は家に入った。家にはママとパパがいた。
あれ?二人とも今日ははやいんだ。
まぁいいや。
「妃芽〜!ご飯は?」
リビングからママが言ってる。
「今日何〜?」
「ハンバーグよ!」
「ん〜、いいや。今日は。今日は食欲無いんだ」
「分かったわ。体調が悪いの??」
「んーん。寝てれば治るから。大丈夫だよ」
何か食欲ないな…。それに、凄く眠い。

11:りったん:2014/03/21(金) 23:37 ID:pBA

ピピピピピピ
4:30。私の部屋の時計は4:30を指していた。
「ん……?ふぁ〜。お風呂入ろ…」
これは私の日課だ。
朝は4:30に起きてお風呂に入り学校の支度をする。
これが日課。
パタパタパタ
あまり音をたてないようにしなきゃ。
ママとパパは寝てるんだから。

ザァー

お風呂のあとは髪の毛をやる。
もともとふわふわで色素が薄いから、
アレンジはあまりしない。
ただ、ドライヤーで乾かしてとかすだけ。
あとは自由にしてる。
「おはよう。妃芽」
「おはよう。ママ」
ママが起きたと言うことは今は5:30か。
じゃあそろそろかな。
「はよ。妃芽」
「おはよう。パパ」
だいたい、ママが起きるとパパも起きてくる。
それから朝ご飯を食べ、学校に向かった。
「行ってきます」
ガチャ
今日は一時間目から調理実習かぁ。
体育がよかったな。
「妃芽!おはよ!!」
「あっ!莉子ちゃん。おはよう!」
「もぅ。妃芽ったら。朝から可愛すぎ!
もう大好き!」
「ふふ。私も莉子ちゃん大好きだよ」
「可愛い〜!!」
そう言いながら抱きついてきた。
私、こういうときが一番好きだな。
莉子ちゃんといると楽しくて飽きないよ。
いつの間にか、私と莉子ちゃんは学校に着いていた。
でも教室に入るなり、ありさちゃんが。
「ちょっと!妃芽!どーゆーこと!?」
「えっ?ありさちゃん?」
「とぼけないでよ!!私、見たんだから!!」
突然ありさちゃんはそう言ってきた。

12:りったん:2014/03/21(金) 23:53 ID:pBA

「え?ありさちゃん。何を見たの??」
何?私、何かした?
「昨日の放課後。翔と一緒に帰ってたでしょ!?」
「え?うん…」
なんだ。その事か。もっと凄い事かと思った。
「何でよ!!うちが翔のこと好きなの知ってるくせに!!
ひどいよ妃芽!!」
「ちょっと待ってよ。
昨日は翔くんが…「うるさい!翔のせいにすんなよ!!」
え…?何で?だってほんとのことじゃ…
「でも妃芽は一緒に帰っただげでしょ?!
何でそんなに怒ってんの?翔は、
ありさの彼氏じゃない!!」
「莉子には関係無いでしょ?」
ガラッ!
その時、翔くんが教室にきた。
「おはよ」
「おはよう。翔くん」
「おう。はよ。妃芽」
「妃芽最低」
「ちょっと待って。ありさちゃん!」
そう言ってありさちゃんはありさちゃんの取り巻きと
どっかいってしまった。
「大丈夫?妃芽」
「うん…。大丈夫だよ。ありがとね。
莉子ちゃん」
「ううん。いいよ」
「おい。妃芽。莉子。何があったんだよ」
そっか…。翔くん今来たんだもんね。

私達は、今起きた出来事とその発端を
話した。

13:りったん:2014/03/22(土) 01:09 ID:pBA

「はぁ?それマジか?」
突然翔くんは怒り始めた。
「うん…」
「ごめんな。妃芽。俺のせいで」
「ううん。違うよ?翔くんのせいじゃないよ?」
莉子ちゃんは「ちょっと拓也んとこ行ってくる」
と言い行ってしまった。

ガラッ!
「おーい。席につけ〜。HR始めるぞ」
「「はーい」」

HRが終わり、みんなが調理室に移動し始めた。
「妃芽!一緒に行こ!!」
「うん、いいよ!莉子ちゃん!」
私達は教室を出て階段を降りていた。
その時にありさちゃんに声をかけられた。
「妃芽」
私が振り向いたその時___

ドンッ!

え…?
体がふわりと軽くなった。次の瞬間。
激しい痛みがおきた。
「いっ……」
「妃芽!?!?大丈夫?!?!」
イタイ…。体中がイタイ…。
「妃芽?!おい!大丈夫か!?!」
「ぅ……ん」
「おい!ありさ!!お前がやったことは最低だぞ!?」
「そうだよ、ありさ!妃芽…
死んじゃうかも知れないじゃん!!」
大丈夫。私は大丈夫だよ。二人とも。

そう。口にしたいのに意識が…

14:りったん:2014/03/22(土) 01:15 ID:pBA

「ぅ……ん…?」
私が目を冷ましたのは、病室だった。
「大丈夫か?!」
「翔くん?」
「ああ。お前の親ももうすぐ来るから。」
「うん。ありがとね」
「お前、覚えてるか?お前ありさに突き「違う!」
翔くんは一瞬驚いてたけど、すぐに表情を戻した。
「違うよ。翔くん。私が足を滑らしたんだよ」
「でもっ…!お前は「私が悪いんだよ。
ありさちゃんは悪くないよ」
そう。ありさちゃんは悪くない。
悪くない。

15:りったん:2014/03/22(土) 01:16 ID:pBA

それから翔くんは何も言わなくなつった。

16:りったん:2014/03/22(土) 22:02 ID:pBA

台詞間違えました。
>>15は、
それから翔くんは何も言わなかった。
です。

17:りったん:2014/03/22(土) 22:18 ID:pBA

「翔くん。もしかして、ずっと居てくれたの?」
「ああ。莉子が拓也に話をした後だったし、
お前が落ちたあと拓也も来てくれて、
俺が保健室連れてった。莉子と拓也は、
そのまま調理実習に行った」
「そっか〜…ごめんね。調理実習したかったでしょ?」
「いや、別にいい。俺はお前の方が心配だった」
ふふ。やっぱり翔くんは優しいな。
「そっか。でも何で心配なの?」
「…………」
翔くんは答えてくれない。何で…?
「翔くん?どうしたの??」
「…好きだから」
え……?
「好きだから心配になった。好きだから
昨日も一緒に帰った」
ガラガラ
私の病室のドアが勢いよく開いた。

18:りったん:2014/03/22(土) 22:30 ID:pBA

「ありさちゃ…っ「酷いよ!」
パンッ!!
痛々しい音が部屋に響いた。
それと時間差で痛みも出てきた。
「さっき学校終わって、朝のことはやり過ぎたと
思ってたか謝りに来たのに…!!!」
「酷いよ!!妃芽!どうして?どうしてよ!!」
「ごめんね…。本当にごめんね」
私は謝ることしかできない。
でも、ありさちゃんは友達だから。
大好きな友達だから。嫌いにはなれない。
どんなに酷いことされても、
嫌いにはなれないよ……
「ありさ!!お前、さっきから妃芽のこと
責めすぎだぞ!?わかってんのか!?」
「翔くん!今はだめだよ。さっきの話の返事…
今日中にするから。今は病室を出ててもらえるかな?」
「でもお前…「私は大丈夫」
そうか。
そう言った翔くんは病室を出た。
ガラガラ パタン

19:りったん:2014/03/22(土) 22:49 ID:pBA

「ふふ。ありさちゃん。
わざわざ謝りに来てくれてありがとね」
「妃芽!うちは怒ってんの!!!分かる?!」
「うん。わかってるよ。でもね「でもじゃないの!!」
ありさちゃん。どうした私の話聞いてくれるの…?
「うちは、翔のことが好きだった。でも、
翔は妃芽のことが好きだった。だからうちは、
妃芽のことがずっと嫌いだったの!!」
嘘…。ありさちゃん私のこと、嫌いだったんだ…。
私は一人で、ありさちゃんは友達だと思ってたんだ…。
「とにかく妃芽!
うちは、あんたを絶対に許さない!今日のことも
うちは、絶対に謝らないから!」
ガラガラ バタン!!
そう言って、ありさちゃんは病室を出ていった。
私は、泣いていた。気づかなかったな。
泣いてたんだ…。
ガラガラ
「妃芽」
「あ…。ありさちゃん。私のこと嫌いだったんだって。
私、馬鹿みたいだよね…。
一人で…と…もだ…ちだと…思って…」
その瞬間。私は、強く抱き締められた。
「妃芽」
「ふ……っんぁ…んっ」
「俺がついててやるから。守ってやるから!」
「ふ……っ翔…く…ん。ありがと…ぉ」
「うん」
「あ…っりが…とね」
そのあと、翔くんは私が落ち着くまで、
ずっと抱き締めててくれた。
(第一話 終わり)

20:りったん:2014/03/22(土) 22:52 ID:pBA

すみません!また間違いがありました
>>19の上から五行目。
どうした私の話聞いてくれるの…?

どうしたら私の話聞いてくれるの…?
です。

21:りったん:2014/03/23(日) 23:34 ID:pBA

第二話【偽りの絆】

私と翔くんが付き合ってると知っているのは、
莉子ちゃんと拓也くんだけだった。
私が病院を退院出来たのは、一週間後だった。
その間三人はずっと病室に来てくれた。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
「ママ?今日は学校まで送ってくれる?
昨日退院したばっかりだから」
「うん。いいわよ」
「ありがとね。じゃあ今下行くから」
バタバタバタ バタンッ!ドンッ!
「何?!どうした…の」
「あはは…」
「何やってるの!?昨日退院したばっかりなのよ?!
危険なことはしないで!」
「はぁー…い」
あはは…。落ちちゃった…。あはは…。
……痛い。

22:りったん:2014/03/24(月) 16:54 ID:pBA

ママは私を学校に送ってくれた。
「じゃあね。行ってきます」
「うん。行ってらっしゃい!」
バタンッ! ブロロロロロー・・・
よし!行こ!
『うちはあんたを絶対に許さない!』
ふと、ありさちゃんが言ったことを思い出した。
んー…。大丈夫かな?大丈夫だよね…。
ガラッ!
「あっ!妃芽〜!!!大丈夫なの!?」
「大丈夫だよ。莉子ちゃん」
ふふ。莉子ちゃんに心配されると嬉しいな。
「よかった!」
「妃芽!」
「あ、ありさちゃん」
「ちょっとこっち来て」
なんだろ……。
「一人で大丈夫?妃芽」
「大丈夫だよ!ちょっと行ってくるね」
パタパタパタ

23:りったん:2014/03/25(火) 02:29 ID:pBA

ありさちゃん&取り巻きに付いてきたけど、
ここって南校舎だよね…?こっち、あんまり
来たことがないんだけどな……。
「妃芽さぁ。付き合ってんでしょ?翔と」
ありさちゃん何で知ってるの……?
「え…?」
「とぼけてんじゃねぇよ」
ありさちゃんの取り巻きの一人が私に近づいてきた。
「ありさが、どんなに翔のことが好きか知ってんの?」
私に近づいてきた子が私に話をしてきた。
「ありさは、中学の頃から好きなんだよ?!
それを、高校から突然あんたが現れて翔をとった。
ありさは、中一の時から四年間も好きだったんだよ?
なのに…高一になって、いきなりあんたが現れて
翔をありさから奪った」
私は何も言い返せないよ。全部あってる。
奪ってはないけど。それ以外は、全部あってる。
「どうなの?!妃芽!翔と付き合ってんの?!」
ごめんね。ありさちゃん。
「うん。付き合ってるよ…。ごめんね…?」
「…最低。酷いよ妃芽!
うわぁあぁぁあぁん!!」
ごめんね。ありさちゃん。
ほんとにほんとに、ごめんね。
ありさちゃんは、きっと凄く好きだったんだろう。
だから、凄く気づついているんだ。だから、
こんなに泣いているんだ。

24:りったん:2014/03/25(火) 02:32 ID:pBA

十分程で、ありさちゃんは、泣き止んだ。
「妃芽?うちは、あんたを絶対に、
何があっても許さないから。あんたが謝っても
絶対に許さない!明日から覚悟しとけよ」
そう言って、ありさちゃん達は教室へ戻って言った。

25:匿名さん:2014/03/25(火) 02:35 ID:pBA

じゃあ、私もそろそろ戻ろうかな。
そう思ったとき_____……
バタバタバタ
「妃芽、大丈夫??!」
「大丈夫か?妃芽!」
「妃芽ちゃん。大丈夫??」
三人が口々に言う。私は、怪我とかしてないんだけどな…。
なんて言おう………。

26:りったん:2014/03/25(火) 20:32 ID:pBA

「大丈夫だよ!!」
私は精一杯笑った。自分でも一番好きな
笑顔を作った。

27:りったん:2014/03/29(土) 11:38 ID:pBA

次の日。
昨日ありさちゃんの事。凄く怒らせちゃったな。
ありさちゃんは私を絶対に許さないって言ってたけど
何かしてくるのかな?

あ、着いちゃった。まぁ。深く考えなくて良いよね。
「おはよ〜!!!妃芽!!!」
「おはよう!!莉子ちゃん」
私が靴箱の中にある上履きをとったら
一枚の手紙が入ってた。
「?」
「どうしたの?妃芽?」
「あのね?莉子ちゃん。靴箱の中にね、
手紙が入ってたの」
「それって。ラブレターじゃない?」
「それはないと思う…」
「まぁ。後で見てみなよ!」
「うん。そうする」
何だろう?気になるな。
「莉子ー!!!」
「どした?」
「今から、陸部全員集まれって!」
「マジか。分かった」
莉子ちゃんは、ごめんねと言い行ってしまった。
あ、丁度いいや。今読んじゃおーっと。
[妃芽ちゃんへ。
俺。拓也。突然悪い。俺さ、妃芽ちゃんのこと
好きになった。莉子とは別れるから、俺と
付き合ってくれ。妃芽ちゃんに翔がいるのは分かってる。
でも俺のことも、真剣に考えてくれ。
拓也。]
えっ…?!何これ…?拓也くんから?
莉子ちゃんと別れるの?えっ何?どういうこと?
「妃芽」
「ありさちゃん?」
「拓也から告られたんだ」
「なんで知ってるの?」
「今見えた。つか、やっぱあんたサイテー」
「人の彼氏取ってんなよ!!」
………っ!
「あんたは、翔と付き合ってんだろ!?
なのに…!」
怖い。ありさちゃんが怖い。
私、まだ返事してないよ?莉子ちゃんの彼氏
取らないよ?
「妃芽!」
「莉子ちゃん」
莉子ちゃん。莉子ちゃんにはばれたくないよ。
「大丈夫?…ありさ!何やってんの?!妃芽のこと
傷つけすぎ「妃芽は裏切ったんだよ!?」
「は?」
「妃芽は、拓也から告られたんだよ!」
……っ!
「え?どゆこと?」
「莉子ちゃん!違う。ちがっ「違くないでしょ!?」

28:りったん:2014/03/29(土) 11:45 ID:pBA

それからありさちゃんは、手紙の内容を全て話した。
「…嘘」
「嘘じゃないよ。妃芽は莉子のこと。裏切ったんだよ」
莉子ちゃんは、
なんとも言えないような表情で私を見た。
プルルルルル
「はい」
『莉子?悪いけど今から来てくんない?』
「どこに行けばいいの?拓也」
『あー…じゃあ。学習室』
「分かった」

「莉子ちゃ…」
「あはは…。妃芽。ちょっと行ってくるね」

29:りったん:2014/04/02(水) 10:32 ID:pBA

その後、莉子ちゃんが戻ってくることはなかった。
莉子ちゃん…大丈夫かなぁ。
後でメールしてみようかな。
[莉子ちゃん。大丈夫?どうかしたの??]
ピロリロリン♪
[妃芽。大丈夫だよ]
えっ…これだけ…?いつもなら…もっと…
もしかして……?!
『トゥルルルルトゥルルルル』
『はい』
「もしもし!?拓也くん!?」
『あはははは!いや、そうでしょ。俺の携帯だし』
「ああ。そっか。ってそうじゃなくて、
莉子ちゃんと別れたの?!?!」
『ああ。だから、俺のことも真剣に考えてくれ』
「うん…。分かったよ。それじゃ」
『バイバイ』
『「ピッ」』
あぁ〜〜。何言ってるの私…。
反射的に分かったって言っちゃったよ…

30:りったん:2014/04/05(土) 22:56 ID:pBA

よし!今から訂正の電話を〜…
ってダメじゃんそんなことしちゃ。
どーしよ……。

ピピピピピ
一睡も出来なかった…。
はぁ。
ありさちゃんは怒ってるし。莉子ちゃんには
誤解されるし。もうやだよ……。
ガチャ
「行ってきます」
「行ってらっしゃい!」
はぁ。ほんっとにどーしよ。

あ、莉子ちゃんだ。
「莉子ちゃん!おはよう!」
「さわんないで。妃芽なんか、だいっきらい!!」
え……っ?!莉子ちゃん?
何?どうしたの…?

31:りったん:2014/04/22(火) 21:39 ID:pBA

莉子~sied~

「え、どゆこと?」
「だから、妃芽は拓也に告られたの!」
は?嘘でしょ…?なんなの?何の冗談?
「違う!莉子ちゃんちがっ「違くないでしょ!」
その時電話がきた。
プルルルルプルルルル
「はい」
『俺。拓也。あのさ、話があるから、
今すぐ学習室に来てくんない?』
「うん。…いいよ」

「あはは。妃芽。ちょっと行ってくるね…」

ガラガラ

32:新菜:2014/04/22(火) 21:54 ID:U9g

初めまして!新菜です。
りったんさんの小説すっごくおもしろいです!
頑張ってください!!

33:りったん:2014/04/23(水) 21:23 ID:pBA

新菜さん。
ありがとうございます!!
面白いと言っていただき、凄く嬉しいです!!

では、更新します!

「よぉ」
「どうしたの?話って?」
何?あたし、振られんの…?嫌だ。聞きたくない。
「あのさ、…その、なんつーかさぁ。俺たち。
別れねぇ?つか、別れよう」
えっ……?何で?妃芽の事が好きだから…?
理由。聞きたい。でも。怖い。
「……っ!うん……いいよ…」
「わりぃ。今までありがとな」
「…うん……」
やっぱり。ありさの言ったこと。本当だったんだ。

34:りったん:2014/04/23(水) 21:34 ID:pBA

そのあと。あたしは授業をサボって早退した。
その間に、妃芽からメールが来たがどうでもいい。

でも、夜は違った。
ガチャ
「ただいま」
「おかえり〜!莉子!」
「ただいま。お母さん」
私の家は母子家庭だ。お母さん一人であたしを育ててくれてる。
プルルルルプルルルル
カチャ
「はい?」
『もしもし。ありさですけど』
「あぁ。何?ありさ?」
『あのさ、明日から妃芽のこと、いじめない?』
「は?何言ってんの?」
『嫌なの?』
「嫌じゃないけど…」
『じゃあ決まりね!!』
「明日から妃芽のこといじめるってことで!」
『…分かった』
カチャ
はぁ。妃芽のこといじめるのかぁ。まぁいいや。
あいつのせいで、あたし達別れたんだし。
全部あいつのせいなんだから。

「莉子ちゃん!おはよう!!」
「触んないで!妃芽なんて、大っ嫌い!」
ふん!これくらいしないと…。妃芽はわかんないっしょ。

35:りったん:2014/04/24(木) 21:45 ID:pBA

妃芽~sied~
「莉子ちゃん!!どうかしたの??」
「は?どうかしたの??じゃないわよ!
あんたのせいで、あたしたち別れたんだからね!
人の彼氏取っときながら、そんなこと言わないで!」
え…?莉子ちゃん?
何?いきなり。そりゃ、私も悪いとは思うけど…
取ってないよ。私、莉子ちゃんの彼氏。拓也くんのこと
取ってないよ……?

36:新菜:2014/04/24(木) 22:32 ID:U9g

続きが気になります!
上手ですね!!頑張って下さい!!!

37:匿名さん:2014/04/25(金) 21:09 ID:pBA

新菜さん。
ありがとうございます!!上手だなんて!
凄く嬉しいです!!
新菜さんの小説も読ませていただきました。
凄く面白かったです!!

38:りったん:2014/04/25(金) 21:10 ID:pBA

>>37は私です。

39:りったん:2014/04/25(金) 21:14 ID:pBA

タッタッタ
「ねぇ!莉子ちゃん!話を聞いて?」
莉子ちゃんは止まってくれた。そして、
ゆっくりと振り向いた。
「はぁ?何の話があんの?親友の彼氏とっといて。
それとも、もう付き合ってるとか?」
違う!そうじゃない!…否定したいけど、否定出来ない。
だって、私は…拓也くんと付き合うつもり立ったから。

40:りったん:2014/04/26(土) 21:31 ID:pBA

「何?もしかして図星?」
笑いながら、莉子ちゃんは言った。
「…違うよ」
「はぁ?何?聞こえなーい」
「だから、違うよ」
「何が違うのよ!ほんとの事じゃない!
本当はずっと思ってた。あんたっていっつも人の顔色ばっかり伺ってて
自分の言いたいこと言ってないよね?!
大人しいフリしちゃってさぁ。男子にチヤホヤされてて。
いっても、あたしたちの事見下してたんじゃないの!?」
えっ…。何……?莉子ちゃん。ずっとそう思っていたの?
「違うよ!
そんなつもりじゃ…「そっちがそんなつもりじゃなくても
あたしは、そう思うんだよ。いつも、あたしがあんたの事助けて
あんたはいつでも。あたしが何とかしてくれる。
そう思ってたんじゃないの!?どうなの?!」
確かにそうだった…。何かあっても、
莉子ちゃんが助けてくれる。私はずっと。
そう思ってたんだ。甘えすぎてたんだ……。


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