男子高校生の推理事情。

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1:碧:2014/04/04(金) 21:30 ID:Ifw


皆様、はじめまして。
碧(みどり)といいます。
え? みどりって読めない? すみません、この字好きなんです←

えーと、これは簡単にいえば、男子高校生が事件を推理していくー、という話です。
一応下書きはしているのですが、シリアスになったりコメディチックになったり、
たぶんよくわからない話になるのではないかと(笑)←

でも書かせていただくからには全力で、続けていきたいと思います。
まだまだの文才なので伝わりにくい点などあるかと思いますが、是非見てください!!
感想はもちろんですが、アドバイスもどんどんお願いいたします。
荒らしや暴言、中傷はやめてください。

http://lyze.jp/nahobungaku/
↑私、碧が運営しているホームページです。
もちろん無料ですので、こちらの方にも遊びに来てください。

2:碧:2014/04/04(金) 22:10 ID:Ifw


――ああ、これはまずい。

男子高校生“川井 雅也 ”は顔をしかめる。
目の前に広がる光景は、人生経験の少ない彼にとって、刺激が強すぎるものだった。

それは、下校中の出来事。
ほとんどの生徒は部活動に励んでいる、この昼下がり。ほぼ頭の上にある太陽の下を、彼は歩いていた。
というのも彼は帰宅部であり、自称帰宅部の部長。
きっと同じクラスの人たちに「川井雅也はどんな人ですか?」とアンケートをとったら、おそらく半数以上が「普通」と答えるようないたって普通の男子高校生。
特に外見にも内面にもこれといって特徴はないし、趣味も特にない。
部活に入らない、いや、帰宅部に入るというのも、特にやりたい部活動がないから、と理由だった。
ただ人付き合いは悪い方ではなく、彼自身クラスではむしろ良いポディションを保っているつもりだ。
『広く浅く』、それが雅也の友達関係の決まり。

そんな“普通”の高校生が見た光景は、明らかに普通とはかけ離れていた。

……女性が倒れている。アスファルトの道の上に。
倒れこむその女性は、水色のフリルドレスを身に着けていた。
こげ茶色のパーマがかかったロングヘアは、ドレスと同じ素材のシュシュで一つに結われている。

「……っ」
雅也は思わず後ずさりをする。じりり、と地面と靴がこすれる音がやけに大きく響く。

彼女の首についた、ロープで絞めつけたような濃い跡。
おそらく女性の鞄から出てきた、地面に散乱したたくさんの小物は、そのときの状況を物語っていた。
デコレーションされた携帯電話、化粧品、財布……。
その中に混じっている、結び目のある太いロープ。 その中央は、すこし傷んでいるのがわかる。

谷岡高校一年生、川井雅也。

彼は生まれて初めて、殺人現場に遭遇した。

3:碧:2014/04/05(土) 18:23 ID:Ifw


 まわりを見回すが、誰も人はいないようだ。
 道を囲む家もまるで計画したかのように、どれもカーテンが閉められている。

 ――怖い。
 その感情だけが、彼の脳内を、ブレーキの効かないジェットコースターのように駆け巡った。
 体中に冷ややかな汗が滲んでいく。

「どうすればいいんだよっ……」
 発した声は、小刻みに震えていた。
 彼の、今の気持ちだった。
 女性を助け出すことも、携帯を持っていないため救急車を呼ぶことも、警察に連絡することもできない。
 それに……、今の彼にはこの場から立ち去る勇気すらなかった。
 
「…………生きてますか?」
 
 ふと思い出したような、間抜けな声で問いかける。
 最後の望み。まずは最初に命があるか確認するのが、大切だろう。彼の自分なりの考えだった。
 本当はそれもありえないことだとわかっていた。
 この女性は格好からしてパーティーか何かに言っていた、と思う。パーティーはおそらく夜にあるものだろう。殺されたのは帰宅途中。ということはかなり前に首を締められたということになる。つまり、ほとんど生きている可能性はない。
 そのくらいの推理は彼にもできた。現に、彼女に息をしている様子は見られない。

「生きて、ますか?」
 もう一度、最後の確認。
 いくら見知らぬ人とはいえ、生きていてほしかった。

 ――そして川井雅也は、その目を疑った。

「生きてますよっ!!」
 
 昼の街に響く、語尾に音符でもつきそうなほどのハイトーンボイス。
 女性はゆっくりと起き上がると、彼に向けて微笑んだ。おまけに、ピースまでして。
「心配してありがとうございます。このとおり元気ですよ!!」
 そう明るく言うと、雅也に向かって右手を差し出した。どうやら握手を求めているようだ。
 
 彼は、だんだん意識が遠のいていくのを感じた。ぼんやりと、曖昧なものになっていく視界。
 女性の右手を握り返すと、上を見上げる。

「なんなんだよおぉぉお!!」

 川井雅也の叫びは、青い空に溶けていった。
 
 
 

4:碧 hoge:2014/04/29(火) 19:50 ID:Ifw

『男子高校生の推理事情。』は、いろいろな理由により、
>>1のURLからいくことのできるホームページで連載することになりました。
ですので、このスレはもう上げないようにしてください。
葉っぱ天国でほかの小説を公開する予定ですので、
これからもよろしくお願いします。


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