虹色付箋

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1:若葉 ◆l.:2014/04/08(火) 20:26 ID:pxM

__付箋。付箋に一言書いて貼って、
また一言書いて貼れば何気ない言葉でも、
それを読めば文章として出来あがりますよね。
その付箋を貼る作業を繰り返したのが
小説かもしれませんね。

……さて、虹色付箋とは俗に言う短編集ですね。
我ながらタイトル短くまとめあげた気がします。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

.・ルール・.・・.・・.・・.・・.・・.
・掲示板でのルールには       ・
・従ってください。         ・
・感想、アドバイスは歓迎致します。 ・
・更新は遅いです。御了承下さい。  ・
・. .・. .・. .・. .・. .・. .・. .・. .・. .・

_=-ーSTARTー-=_

2:若葉 ◆l.:2014/04/08(火) 20:43 ID:pxM

【付箋1.正義】*00章*

 桜吹雪が舞うこの春に、宛名の無い封筒が
桜の花弁の様に私の手元へ渡った。
封筒は桜の様な色に赤い『J』の印が押してある。

封筒から手紙を嗚呼、これは……

__“招待状だ。

3:若葉 ◆l.:2014/04/08(火) 21:07 ID:pxM

【付箋1.正義】*01*章

 私が住むアジーンという町。
此処は小さな町であり、朝方は実に静寂な町で
昼から夜は朝方とは反対に賑やかだ。
アジーンの建物は如何にも西洋風な赤煉瓦の建物ばかりである。

 けれども、一際何処の建物よりも大きく、
白い煉瓦で出来ている城の様な建物がある。
毎朝、そこの建物にある金が朝六時に鳴り
この静寂なアジーンの朝を呼ぶのだ。
人は住んでいる様だが、誰も見たことはないという。
教会でもなく、城でもなく、何の建物かは十年は住む私でさえも不明だった。

___『一週間前までは』。

 結論から言えば、此処は王族が住んでいる。
私がその結論へとなったのは、一週間前。
その日は雲一つのない空が澄みきっていて、
朝を迎えるのがとても清々しく感じた日だった。
 私は珍しく朝四時に起きた。
何故か鐘が鳴るのを間近で聞きたいと思い、
着替えてまだ一つも物音がしない玄関を潜り薄暗い外へと出た。

__まだ、星が点々と空へ浮かんでいて幻想的だった。

私は走って、あの『白煉瓦の建物』へと向かう。
浴びる風は思ったよりも生温く、少し不気味だった。

4:若葉 ◆l.:2014/04/08(火) 21:49 ID:pxM

【付箋1.正義】*01*章

 五分もしない内にもう『白煉瓦の建物』には着いた。
ただ呆然とするのもつまらないので
すぐそばの桜の木のベンチに腰掛ける。
 空を見上げると、もう朝日は登っていた。
朝日が登ってのんびりと空を眺めてると
何処からか女のか細い声が聞こえる。

「__ません、すみません……
 あの……どちら様ですか? 」
 少女の栗毛色の髪が風になびく。翡翠の様な目に
赤いワンピースに黒いパンプスを履く少女。少女は何処か慌ててる様だ。
「…………君……誰? 」
 少女はまた慌てる。
「えっと……その、この屋敷の……姫……?
 っていった方が分かりやすいでしょうか? 」
 ……姫。私は記憶を辿る。
そう言えば昔祖父が、ここには姫が居るという様な話を
私が寝付くまで話していたのを思い出した。
「ああ、ごめんな。ところで名前は?
 私はエナ・グリーヴ」
「……ノエル・アーサーです」
 穏やかなそのノエルの目は不思議な力が感じられた。
能力とかそう言うのじゃなくて、自然な何か。

「お近づきの印として、良いところ案内しますよ」

 ノエルは今まで座ってた私の腕を
か細い手で引っ張っていった。
『白煉瓦の建物』の門があるが、それを無視するかの様に、
狭い道へと私を連れていく。

__気が付けば、あの建物の屋上に着いていて、
朝日がアジーンの町に差し込んでいた。
「私、此処から朝日を眺めるのが好きなんですよ。
 エナさんいつでも、今の道通ってここ来ても良いですからね」
 
 微笑むノエル。十年以上、この王家の存在を知らない此処の住民。
理由は何故なのかますます謎が深まった。

5:若葉◆l.:2014/05/17(土) 20:12 ID:dkg

【お知らせ】
gdgdになってしまった……
道筋が分からなくなるので新しいお話を作ります
そして長期放置ごめんなさいっっ

6:若葉◆l.:2014/05/18(日) 01:44 ID:8K2

【blackgirls】

黒には闇しかない。

「…………そんなの誰が決めた? 」
黒には黒の希望がある。偽善の白を私は赤で制す。
そういう仕事≠ナ運命≠ネのだから。

偽善の白より素直な黒がいい。

「____それが君の最後の言葉だったっけ」

7:若葉◆l.:2014/05/24(土) 12:38 ID:3Xw


【episode1 孤独】

__どうやらまたのようだ。
寝汗がシーツに染みて気持ちが悪い感触を肌が感じ取っている。
カーテンからそよ吹く風に顔を当てると
ベッドからその体を退いた。
そういえば今日はあの人の命日だったことを思い出す。

「二年前……か。あの日から」

鳥の無邪気な囀りさえも涙に変わってしまう。
憂鬱な気持ちのまま私はクローゼットから
瑠璃色に黒の刺繍が施してある長袖のワンピースを取り出し着替える。
時刻は純金で出来ている時計の針が九時を指し示している。
部屋は実に静寂に包まれており、必要のあるものしか置いてない
この殺風景な部屋にはとても静寂が似合うと思った。

白い机に白いベッド。ベッドの上は窓。
そして私らしくない白の机の上にあの人と私の写真。隣にはもういない家族の写真。
この部屋には虚しさと孤独しかない。
自分の部屋なのにそう客観的に見る自分がいた。

「行ってきます」
そう言ってドアノブに手をかけて部屋を後にした。

二階の自分の部屋から一階の玄関へ行き、黒いパンプスに足を入れる。
そして電気を消し外へと踏み出した。
眩しい日差しは春だと思えないくらい夏らしさを感じさせた。
赤煉瓦で全体的にできているこの街を歩き花屋を見つける。
花屋の女性店員は繕った笑顔で挨拶を交わしてくる。

「__貴方も館に行くんですか?」

甲高い花屋の声。確かにあの女性の声。
「え……? 」
「行くんですか? 」
彼女は真っ直ぐな目で見つめる。

「__行きますよ。彼の敵を討ちに」

そういうしかなかった。

8:&◆JE:2014/05/24(土) 13:13 ID:7iU

おお!!
文章力がありますなぁ!!!!!!
私も見習わねば!

9:若葉◆l.:2014/05/24(土) 14:11 ID:3Xw

>>8

ありがとうございます。
ところで……どこかでお会いしましたか?
一応読者様なのでお会いしていたとしても敬語使わせていただきますね。

10:&◆a.:2014/05/24(土) 15:11 ID:eMs

>>8
同感

11:若葉◆l.:2014/05/24(土) 23:46 ID:kE.

義務教育生なんでまだまだですが
温かい目で見てもらえると嬉しいです。

✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄


「私もなんですよ」

影のある笑顔を作る女性。
外見は柊の葉のように髪は落ち着いた緑で目はオッドアイだ。
恐らく推測であるが身長は百六十センチぐらいであろう。

「お花、これがいいと思いますよ。」

そういうと彼女は白いアネモネの花束を私に丁寧に差し出し
「花言葉は『希望』……館でお会い出来るのを楽しみにしてますね」

そう言って歩き出す私を繕った笑顔でまた見送った。

「__そう。私はアイツ≠ノ会うんだ」
白いアネモネを持って私はまた北へ北へ歩いた。

館は案外近く、五分もあれば十分な距離だった。
古びた赤煉瓦の屋敷。この地域では最大であろうこの建造物。
年季は相当入ってると思われる。錆びているこの館への門は
鍵さえも壊れているのかいつでも空いていた。

館の玄関へはそこだけ白い砂利道が敷かれており
砂利道以外は全て芝生だった。
芝生を触るとスプリンクラーの後なのか若干湿っている。
「ご在住……ですか」
約十メートル程の砂利道を歩きとうとうドアの目の前の来た。

生唾が喉を通り過ぎて行く。
二十度超えてるというのに別の意味で汗が吹き出る。
ゆっくりとドアを開けると真っ暗で奥が何も見えなかった。
見えるのは自分の影。何も見えない中手探りで壁を見つけ
壁に沿うような形で前へ進む。

「あ……ああ……あ……あ。聞こえてるかな? 」

突然真っ暗な中反響するその垢抜けたその声は
十代の少女ということは間違いなさそうだ。

「新しい子が来たね。そこの青いワンピースで
綺麗な黒いショートヘアーのコリー・アレントちゃーん」

……何かが可笑しい。先程まで遠くから反響した声だったのに今度は
頭上≠ゥら声が聞こえる。
「あれ。気づいちゃった? 私、この館主のメアリー・イラエムです」
その次に何か鈍い音が聞こえた。人が落ちたとかではなく、
重力を思いっきり床にかけてる。そんな感じの音だった。

「コリーちゃんは実に賢いよー私をよく見てるね
そう、私は重力をある程度操ることができるんだよね
後目も良いし聴力も侮らない方がいいよー」

暗闇で顔は見えないが向こうは今この部屋の真ん中にいる。

「さあ、能力の蕾を持つティーンエイジャーの皆様。
__その蕾私が開花して差し上げましょう」

12:&◆JE:2014/05/25(日) 00:22 ID:c1s

若葉ちゃん

うん♪あったことあるよね♪恋愛掲示板の華音のスレの朱里です☆

13:若葉◆l.:2014/05/25(日) 00:31 ID:kE.

>>12通りで見たことあるトリップなんだw

14:&◆JE:2014/05/25(日) 00:39 ID:c1s

覚えてる?

15:若葉◆l.:2014/05/25(日) 00:47 ID:kE.

>>14

勿論ですよ。んじゃ敬語で行かせて頂きます。

✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄

16:若葉◆l.:2014/05/25(日) 12:51 ID:kE.


「ティーンエイジャー……」
「そう。今はまだ君一人みたいだけど
予定としてはあと六人かな。もうそろそろ明るくしようか」

手を叩く音が二回する。すると周りが白く明るくなった。
床は大理石でできていて館主のメアリーと思われし少女は口角を上げて
吹き抜けになってる二階の手摺に腰をかけていた。
真っ黒な髪を二つに纏めており、その髪は若干パーマが入っている。
そして真っ赤な瞳は血を思わせる様な色で、色白な肌は人形のようだった。

「君の能力≠熄レしく言っとかないとね」
「__私…………の……」
「君はあのアレント家の血を持ってるから
そうだね。物の形を変えたりできてそれをある範囲まで操れるってとこかなー? 」

__物の形を変える。だけども方法がわからない。

「いずれ分かるよ」
またもや鈍い音を立てた。今度は床に着地しただけではなく
一旦着地したあと天井へ脚力で張り付いていた。
「__何の目的で? 」
私は買った花が潰れるほど握り締める勢いでメアリーに問いた。

「後で、ね」

__そう聞こえた瞬間扉が開く音がした。

17:若葉◆l.:2014/05/31(土) 11:38 ID:kE.

[お知らせ]


短編小説板が新しく知らない間にできていたようなので
そちらにスレを移転させてもらいます。
そちらでも虹色付箋を見ていただけると幸いです。


閲覧ありがとうございました。
ではまた新しくなった虹色付箋で!!


[移転URL]


http://ha10.net/short/1401503836.html


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