*恋の図書館*

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1:ちょこ☆いちご:2014/04/08(火) 22:15 ID:nLc

とある学校の図書館。

その図書館の一冊の本に、ある魔法がかかっているのです。

誰でも掛けられる、恋の魔法。

貴方も魔法を掛けてみませんか?

2:ちょこ☆いちご:2014/04/09(水) 13:21 ID:nLc

第一章~星恋図書館~

こんにちは。私は池島 綾乃。

私は本が大好きで、四六時中本を読んでるんだけど…今日の昼のこと。


~一時間前~

「この本って何処にあるんだろ…」
私は、町で一番大きな、星恋(せいれん)図書館で掲示板で出会った本好きの人に教えてもらった本を探していた。

「あ…!これかぁ〜!!」
あちこち探して見つけたその本を、1ページめくると、その人の言った通り、面白そうな本で、その本を借りようとカウンターへと足を進めた時。

本棚に足が引っ掛かったんだ。
幸い転ばなかったけれど、本を取り落としてしまった。

慌てて拾うと、近くに一通、可愛い封筒。星のシールで封をしてあるそれを拾い上げて、開けてみたら、この本の感想と、「友達になりませんか?」という言葉と、その送り主の年齢、性別、イニシャルが書いてあった。

本に挟んであったらしい。
というか本に挟んでなかったら封筒を開けてはいけないだろう。

でも、ビックリしたのは、私と送り主が、14歳と、同じ年齢だった事。

いくら同年代に人気がある本でも、この本は小学校高学年から高校生までが借りる様な本だからだ。

もしかしたら早生まれなだけかもしれないけれど、私は生まれて初めて、本を早く読みたいという焦った気持ち以外に「早く返事を書きたい」という気持ちが芽生えた。

私はその本を借りると、大急ぎで家へと帰った。

3:雨森/*:2014/04/09(水) 15:10 ID:uOw


も、もしかして…綾乃…?!

全部読んだよ♪面白いね!
俺、恋愛書けねぇんだよなぁ…

オリと両立キツいかもだけど頑張れ!

4:ちょこ☆いちご:2014/04/09(水) 22:25 ID:nLc

ふぉ…?!

りなだぁ〜!

綾乃だぉ*

うん…最近オリやってて小説書いてなかったから…また書いてみようかな〜って!

5:ちょこ☆いちご:2014/04/09(水) 22:41 ID:nLc

静かな一人部屋で、帰り道買ってきた淡い女の子らしい、自分には合わない様な便箋に、あの手紙の返事を書いてる私。

既に借りた本は読み終わっている。

取り合えず、簡単な自己紹介と、挨拶、イニシャルを添えた。

相手のS.Kは、サッカーと読書が大好きだって、手紙に書いてあった。

自分では何でかわからないけれど、綺麗に、慎重に、文章を書いてる。

本当に似合わない。

ピンクも大好きだけれど、自分の不細工顔には合わない。

字だって普段は汚いのに。

書き終わった便箋を、水色の封筒へ入れて、本に挟んだ。明日を楽しみにしながら、私はまた、別の本を読み始めた。

6:ちょこ☆いちご:2014/04/09(水) 22:49 ID:nLc

×淡い女の子らしい

○淡いピンクの女の子らしい

誤字脱字文章力の欠けは勘弁して下さい…(((

7:ちょこ☆いちご:2014/04/10(木) 17:01 ID:nLc

次の日の放課後。

私はまた、星恋図書館へ来て、何故かコソコソしながら手紙を挟んだ、あの本を本棚に戻しに行った。

お目当ての本棚へ来ると、周りを確認してから、本を戻した。

その時だった。
「あ…!池島!」
唐突に聞き覚えのある声に名字を呼ばれて、一瞬ビクッと反応して、振り向いた。

声の主はクラスメイトの佐川 啓斗君。

「あっ、あぁ、佐川君…!」
動揺しつつ答えると、内心ビクビクの私に構わず佐川君は、

「俺、ここに好きな本あんだ。池島は何しに来たの?」
と聞いた。

「え〜っと…私も本借りにきただけだよ?」
慌てて嘘をついた私を、佐川君はちっとも疑う事はなく、
「そっか…じゃ、また明日学校でな」
と、走り去っていった。

安堵の溜め息をついた私は、本を何冊か借りて家路についた。

8:ちょこ☆いちご:2014/04/11(金) 23:30 ID:nLc

その後、また手紙を挟んでは読み挟んでは読みの繰り返し。

その度に、ある思いが募っていた。

自分には分からない何か。

それは、まだ知ることじゃ無いような気がする。

それを一発で説明できる様な言葉を、私はまだ、知らない。

9:ちょこ:2014/04/12(土) 17:59 ID:nLc

_カタカタカタ_

静かな教室にそんな音が響きわたる。

「誰だ?」

しびれを切らした先生の声で私は貧乏揺すりを辞めた。

貧乏揺すりをしていた理由、つまり苛々していた理由は、早く授業が終わって図書館に行きたいからである。

「ここが…〜〜〜」
何かの説明をしている先生なんてどうでも良い。

早く終われ、終われ、それだけが頭をぐるぐるする。

こんな焦った気持ちは本当に今まで無いのに。

本意外に私を焦らせる事があるとは思っていなかった。

いや、本への気持ちより勝っているかもしれない。

「おい…池島、池島!」

そんな小声で我に返った私。

佐川君である。

「…え?」

「いや、ボーってしてたから何かあるのかと…」
そう言って佐川君は自分の頭を掻いた。

「あ…ごめん…ありがとう」
と謝る私に佐川君は爽やかに笑って見せた。

「おい、そこ!」
その笑顔は先生の声で苦笑いに変わったのだった。

_キーンコーン…_
チャイムが鳴り響いた。

「それじゃ、帰って良いぞー」
という声と共に私は立ち上がって、教室を出た。早足で下足へ向かう。

「…池島!」

私を呼び止める声。
また佐川君である。

「何?」
焦っていたのもあり、ほんの少しだけイラッとしたのだが、できるだけツンツンしないように振り向くと、

「えっと…今日も図書館行くのか?」
と聞かれた。

「え…?行く…けど」
そう言うと、佐川君はパッと明るい笑顔になって、
「そうなの?俺も!一緒に行かない…?」

私は心良くOKして、二人で図書館へ向かった。

急いでいたのだが。


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