Warmth

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1:唯香:2014/05/05(月) 21:29 ID:4DI



初めての温もり。
生まれてからすぐ親に捨てられた私。
人の温かみなんて知らなかった。
愛情なんてもらったことなかった。
笑顔なんて知らなかった。
言葉の温かさを知らなかった。

何も知らなかった。



初めまして。
唯香です。
小説を書くのは初めてですが暖かい目で見守ってください。

コメントは、大歓迎ですが、中傷は、おやめください。

2:唯香:2014/05/05(月) 21:34 ID:s9w

登場人物

阿久津 愛 (あくつ あい)
生まれてすぐに、親に捨てられた。
何も知らない女の子、

3:唯香:2014/05/05(月) 21:39 ID:AMY



ここは、スマイル園。
親に捨てられた子が行く施設みたいな、場所。
私はここの前に置かれていた。

本当の、親なんて見たことない。
ここに来て、もう15年。
人の温かみなんて知らなかった。

4:唯香:2014/05/05(月) 21:44 ID:F7s



生まれてすぐに、ここにきた私には名前なんてなかった。
ここの、園長さんが、愛情をたくさんもらえるようにと、愛という名前をつけてくれた。
でも、もらったことなんてない。

いつものように、朝起きて、朝ごはんをたべる。
食べ終わり部屋に戻ろうとすると、ドアがあいた。

「すみません。」

優しそうな女の人の声。
ここの、子供を引き取りたいようだ。
園長となにやら、話している。

「愛ちゃん。」
園長によばれて、振り向くと手招きをしている。

私は園長の方へ向かった。

5:唯香:2014/05/06(火) 10:48 ID:aOI

手招きをされた私は園長の元へ向かう。
女の人は、こちらをにこにこしながら見ている。
私を引き取りたいみたいだ。
でも、どうせ、また捨てるんでしょ?

いつもそうだった。
生まれてから一度も愛情をもらったことのない、私は笑顔というものを知らなかった。
引き取り先へ行っても笑わないから可愛げがないと、またスマイル園に戻された。
その繰り返し。
私だって、笑いたくなくて無表情なんじゃない。
私には感情がないだけ。
笑えないだけ。
笑い方を知らないだけ。

私はお人形と同じ。

6:唯香:2014/05/08(木) 22:39 ID:JV.



きっと、私に同情してるんだ。
だから、引き取ってくれるんだよね。
でも、そんな同情いらない。
だって、また捨てられたら立ち直れないから。
今までは出来たけど、もう、無理かもしれない、

女の人が、口を開いた。
「初めまして。愛ちゃんとゆうのね。私は花よ。」
その女の人は阿久津 花と、名乗った。
優しそうな声に優しそうな笑顔。
本当に花のように、綺麗な人だった。
私は心のどこかで、こんな母親を想像していたんだ。
だから、どこか懐かしい感じがするんだね。

7:唯香:2014/05/09(金) 22:54 ID:Tvw


私はそんな、懐かしい気持ちになりながらも、
相手をじっと見つめていた。
花さんは、ずっとにこにこしていた。

でも
私は笑わなかった。
こんな可愛げがない子引き取ってくれるの?
そんな、ことを想い続けた日々に今日、この日終止符をうつことになる。

私は今日から花さんの家の、娘として。
阿久津 愛として、生きていく。


そんな、私の新しい生活が始まった。

8:唯香:2014/05/15(木) 09:51 ID:ru.



朝起きたら何時もとは違った景色だった。
見慣れないベッド。
見慣れないテーブル。
見慣れないキッチン。
見慣れない景色。

そうだ。
私は花さんの家に来たんだ。

「愛ちゃん。起きた?」

キッチンの方から女の人の声。
花さんだ。

「…」
私は無言で頷くと、キッチンの方へ向かった。

「おはよう。」
花さんは私の姿が見えると向日葵のような笑顔で挨拶をしてくれた。

人との接触にあまり慣れていない私はどう答えていいかわからず、ただ花さんを見つめるばかりだった。
すると花さんは。
「愛ちゃん、おはようと言われたらおはようと返すのよ。」
さっきと変わらない笑顔で教えてくれた。

「…おはよ…」
たどたどしい口調ではあるが、私は答えた。

でも笑うことはなかった。
人形のように、決められたことをやり、決められたように動く。


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