夏空

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1:若葉◆l.:2014/06/22(日) 16:13 ID:58A


ー序章ー


乾いた土が燃え上がるくらい暑いあの日。
暑いのだけれど庭の青々とした桜の木からはとても爽やかな風が吹いていた。

近所の幼馴染みでよく遊びに来ていた君はいつもの様に
私の家の庭に来て縁側から私のことを大声で呼ぶ。
グラスに注がれた君の目のように透き通った麦茶を、
私の家の縁側で座って勢い良く飲み干してる君。

少し茶色がかった短い髪は、さらさらと風に靡く。
鈍いけどそこがまた君のいいところ。
日焼けしたその顔から見せるあの笑顔に、私はどうしても弱かった。

__そう、あれは三年前。小学校四年生の夏のことだった。

2:若葉◆l.:2014/06/22(日) 17:16 ID:58A

第一章 停留所

中間試験後の帰り田んぼに囲まれている田舎道を
少し重い中学指定の革製の黒い鞄を背負って歩いていた。

何気なく立ち止まり空を見上げると、
__あの日の様に、澄み切った空だった。

過去に浸っているとポツポツと雨が降り出そうとしていた。
百メートル程先にいつも帰りに使うバス停が見えた。
急いで走るが走ってる間にも雨は激しく降ってくる。

「……もう嫌だ」

そう吐き捨てるが私以外誰もいない。残り二十メートル程だろうか。
雨が強くなったせいで視界が霞んでいるが男の人影が見えた。

__どこかあの人に似てて。
もしかしたらという願望なのか走るスピードが上がった

3:若葉◆l.:2014/06/22(日) 17:16 ID:58A

バス停に付くと私より少し身長が高く、他校の制服を着ていて
日焼けした肌と茶色がかった髪が印象的な男子生徒が
バス停で空を見ながらベンチに座って待っていた。

見れば見るほどあの人に似ていて、
余りにも長い時間見ていたのか彼と目が合った。

反射的に目を逸らし彼の席から一人分空けてベンチに座る。
「__俺の顔になんかついてた? 」
低くもない高くもない声で彼はそう言った。
「いや、何も」
そう言うと彼はそっかと答え携帯をいじっていた。

心の靄がより一層強くなる。
「__せっかくの縁だしさ。名前教えて」
「……安住夏乃」
空を見ながらそう返事をすると、彼はまたそっかと呟いた。
「__バス来たっぽいよ」
そう言うと私らはバスに乗り込み切符を取った。

バス内は殆ど空き座席はなく唯一
空いていた一番後ろの席へ彼と隣同士で座っていた。

4:猫又◆Pw:2014/06/23(月) 22:21 ID:KCM

 コメントって、おKですか?(ダメだったら無視して下さい)

5:若葉◆l.:2014/06/23(月) 23:11 ID:lWs

>>4大丈夫ですよー

6:猫又◆Pw:2014/06/24(火) 22:33 ID:KCM

では、こんにちは。猫又と申します。
読ませていただきましたが、ほんっとうに綺麗な描写ですね……。
 バス停を中心に広がる夏の風景。読んでいるとヒマワリ畑の中にいるような錯覚に陥ります……。
話の運び方も自然かつ美しいですし、個人的にかもしれませんがすごく好きな文です!

 続き気長に待ってます。……では。

7:若葉◆l.:2014/06/25(水) 21:26 ID:kE.

>>6猫又様:有難うございます。
義務教育中なのでまだまだ至らないですが
これからも宜しくお願いします。


✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄

車内は空調の音はするが人が多いためか
全て熱気でかき消されていた。流れて行く景色を窓越しに
呆然と眺めていると雨は段々止み、夏の眩しい太陽が差し込んでいた。

家から学校まで約一時間。遠いといえば遠いのだけれど、
どうしてもこの場所は嫌いにはなれなかった。
隣で飾りもなにも施していないシンプルな携帯電話をいじる彼。
何か面白いことがあったのか、笑みを零す姿はとても幸せそうに見えた。

__もし彼があの人だとしたら私はどうするのだろう。
バス内の冷房と共に私の鼓動も熱気がかき消してくれるのだろうか。

「……夏乃だっけね」
突然そう呟く彼。
「……何? 」
「俺の初恋の人にそっくりでさ」
そう言うと彼は私の顔を見てそっと微笑んだ。

心拍数が上がっていく。
彼にも聞こえそうなくらい大きな音で鼓動する。
本当にあの人なのかもしれない。そう思うと胸は高鳴らずにいられなかった。
考え事をしていたら気がつかない間にバスは目的地に着いていた。
切符を返し代金を投入口に入れ速やかにバスから出る。

停留所のベンチに座り溜息をつく。ふと視線を上げると視界の隅に自販機が目に入る。
様々なラベルが貼られた飲料は私の目を奪った。

立って買うか買わないか悩んでいると
私の横から摺り抜けるようにバスを降りた彼は、
腕を伸ばし自販機に金を入れる。
ガコンと音が鳴ると二本の缶飲料が出てきていた。

「お前にやるよ。これ好きかどうかは知らないけど」

彼はそういうと私の方に片方の缶飲料を渡して微笑む。
プルタブを勢い良く開け、ジュースを飲む。
嗚呼あの時もこんな感じだったっけ。
隣に座って彼は呑気にジュースを飲みながら携帯をいじっていた。
もしも彼があの人なら私は第一にこう聞きたい。


____外に出て感じたあの夏の匂い。
君はまだ、私との思い出を覚えていますか?

8:若葉◆l.:2014/06/29(日) 08:30 ID:kE.

第二章 過ぎ去る

____まだ幼い私と君。まだ当時小学校四年生だった。
あの日は確か朝早くから公園へ蝉取りへ行った。
大きな木に攀じ登り、素手で蝉取りをする君。
そんな君を下から心配そうに、虫籠を首にぶら下げて眺めている私。

「ねえ……危ないよやっぱり」
そう声をかけても蝉に手を伸ばしながら、大丈夫と繰り返す。
「本当に大丈夫だって後少しなんだから」
直後に取れたと叫んでた君を見た時どんなに安心しただろう。

「ほら、夏。取れた」

そう言って日焼けした肌から白い歯を見せて笑う。
恋と理解したのは丁度この頃だった。

蝉を取った後、公園のブランコで遊んでいると
公園入口に実に見慣れていた人影が見えていることに気が付く。
私の母が公園まで迎えに来ていて昼御飯の合図をしていた。
「__御飯だから戻りなさい」
そんなことを言っていたような気がする。
汗が吹き飛ぶほど走って君と私の家へ戻って素麺を食べたのを今でも覚えている。

その後は先程までいた私以外の家族全員が買い物へと出かけて
広い日本家屋の縁側でのんびりと二人で麦茶を飲んでいた。
一口二口飲んで、落ち着いた時急に君がらしくないことを語っていた。
口調はとても落ち着いていて、でも安心感がある温もりがあった。

「なあ。夏」
「何? 」
「俺が夏の事好きだって言ったら夏はどうする? 」
私はその質問に思わず君の顔を見た。
「……嬉しい…………けど」
少し頬を赤くさせて麦茶を飲む君。
その後の君は私の肩を両手でそっと掴んで
先程より顔を真っ赤に染めて声を震わせながら言った。

「俺は夏が好き」

私はあまりにも驚き間抜けな顔をしたであろう。
少しの間沈黙が幼い君と私に走る。
沈黙に耐えられなかったのか立ち上がって
庭にある裏扉から走り去ろうとする。
私は君が消えて行くような気がしてならなく、君の所まで走って呼び止めた。

「私……その、陽のこと大好きだから」

裾を掴んでそうはっきりと言うと君は
「ありがとう」
と笑い走り去って行った。

9:若葉◆l.:2014/07/20(日) 19:59 ID:kE.

古びた教室に空調設備の音とシャーペンの音が走る。
怠そうな教師に机に突っ伏せてねる生徒。
中学生の授業態度はまさに十人十色だ。

午前十一時を回る。先ほどまで水泳の授業だった為、
三十度を超えている外の気温さえ忘れる程涼しかった。
ふと窓の方に視線を向けると、他のクラスが水泳授業をしていたり、
美術の時間なのかスケッチブックと絵の具を持って校庭を歩いていたりしていた。
少し欠伸をしながらシャーペンを再び持ち板書する。

教師が重要な纏めをしようとしたところでチャイムが鳴った。
チャイムと同時にかかる号令と共に寝ていた生徒は
眠っていたのが嘘のように立ち上がる。
号令が終わると、教師は教材を持ちどこかへ行く。
男子性とは走って校庭へ行き、女子生徒は空いた席でお喋りを交わす。
そのせいか笑い声もクラスに溢れていた。

私は頬杖をつきながら窓を眺める。
澄んだ青空に広がる入道雲。少し窓を開けると夏独特の匂いがする。
窓へ顔を出すと生温い風が当たる。
その風に湿っぽく結っていない自分の髪がゆらゆらと揺れた。

「__ずっと一緒にいよう」

私は一人小声で君の言ってた言葉を呟いた。

10:若葉◆l.:2014/07/21(月) 10:30 ID:hgc

部活の時間、美術部所属の私は同じ部活の
神咲真という友達の話を聞いていた。
絵画室に広がる独特な匂いと雰囲気は私にとて割と好みだった。

「__でさー……それで…………」
「ねえ。真」
私は彼女の言葉を遮るように話しかける。
「……私達同じ小学校だったよね」
そう言うと何よいきなりと笑いながら彼女はうんと答えた。
「…………もしかして夏……陽のこと?」
少し黙り込んで私はゆっくり縦に首を動かした。

「……今何しているんだろうね」

私がそう言うと先程まで座っていた木製の椅子から立ち上がり、
暗い雰囲気を消そうとしてるのか、いやー暑いねとはにかみながら彼女は窓を開けた。
窓を開けると彼女は椅子にまた座り机に頬杖をついていた。

「……あいつは、陽は今でも元気にしてるんじゃない?」
「__そうだね。ありがとう真」

そう言うと首をかしげてまた彼女は笑った。
少し開いた窓からそよ吹く風が彼女の髪を靡かせた。

11:猫又◆Pw:2014/07/21(月) 19:35 ID:qaQ

 安定して地の文とセリフのバランスが取れてますね……。
ホント見習いたいです、そのテクニック。
(私、余計なことばっかり書くから……)

――っと、私のことはともかく、これからも応援してます!

12:若葉◆l.:2014/07/26(土) 18:31 ID:MQc

>>11:猫又様

毎度毎度有難うございます。
描写は心掛けてるつもりですがまだまだなところです
中学一年の自分が中一の少年少女の恋心を描くというのは苦手でやっぱり難しいです。
未熟ですがこれからも拝読宜しくお願いします。

このことをついでにというのもあれですが、
猫又様の連載中の小説途中までですが拝読させて頂きました。

余計な事をというのはあまりなくて比較的に読み易いと思います。

一応というか小説の基礎の一部分を私なりに紹介させていただきたいと思います。

・「」、いわゆる会話文の前後の地の文は一個空ける。
・【…】や【_】は偶数で使用すること。
・感嘆符【!】はあまり使用しない方が好ましい。
・地の文と会話文の適切な比率は6:4。
・小説始めるときには登場人物の紹介などは書かない方が良い。

では小説に戻ります。

13:若葉◆l.:2014/07/27(日) 00:15 ID:kE.

 時は、緩やかな川の流れと同じ位遅くやっと下校時刻間近を迎えた。
紺色に染まった空をよそに部室は蛍光灯で照らされている。
 絵を描きながら耳をすますと雨の音が聞こえる。
「……夏もう一本傘持ってない? 」
 今更雨に気付いたのか窓を勢いよく開け焦った様に真は私に問う。
「そんなの持ってるわけないじゃん……
 傘なんて折り畳み一本しか持ってないよ」
「だよねー……」

 しょうがないという顔を浮かべつつ真は県の展覧会に出す水彩画の絵に戻った。
私はそんな真の隣で生徒会のスローガンを考えるために頭を抱える。
右手に握るシャーペンはもう今では動かす気配がない。
 ため息をつこうとすると下校時刻を知らせる放送が入る。
それを合図に各自身支度をし挨拶して帰宅する。
 私はその人の波に乗るように足を早め先輩方に挨拶を交わす。
暗い廊下を歩き階段を降りる。
下駄箱までつくと昇降口のドアから生ぬるい湿気った風が吹き込む。
 折り畳み式の傘を手に取り靴を履く。
そして外に出た瞬間に傘をさし、
雨が弾き返される音を耳に焼き付けながらバス停に向かう。
 風の音と雨の音が要り混じり、視界も霞む。

「また会えるかな」

 そう呟き、私は途端に走り出す。
何かがあったわけでもない。単なる勘とかいう奴で
君の面影が残るあの人を見つけようとしてた。

 バス停まで残り何メートルであろうか。もう自分が走っている距離すら掴めない。
「あの時の子じゃん」
 バス停に着いた瞬間、私が待ち望んでいた声が聞こえた。
「…………ねえ。君の名前を教えてよ」
 そう言って持ってた傘をしまい、彼の座っている隣に座る。
「__空田陽輝」
 彼はそういうと私の目を見た。
「ねえ__」
 そう言おうとすると彼はちょっと待ってと言い遮った。

「結局三年前の返事は? 」

 告白。そう思うと胸が張り裂けそうな位鼓動して
気がつかない内にはいと言ってしまいそうで怖かった。
はいと言って純粋な彼を私は裏切ってしまいそうで。
 それが嫌で嫌で堪らなかった。
「__ごめん陽。恋愛がよく分からないの。
 このままで付き合うのは駄目だと思う」
 何で視界が歪むのだろう。どうして幼馴染みの顔が見れないんだろう。
「……そっか、うん。ごめん」
 陽は立ち去ろうとしてた、でも私は引き留めてしまった。
「でも……我儘言うけれど…………
 陽への気持ちに応えられるまで待っててくれる? 」
 そう言うと彼は三年前の様に無垢な笑みを溢し
「__待ってるなんて。そんなの当たり前だろ」
 と言って丁度来たバスに乗り込み私の腕を引っ張った。
 私は勢いよく車内に入り吊革に手を伸ばし揺られていた。
「ありがとう。陽」
 小声でそう言うと隣にいる彼はまた笑った。

14:にっきー:2014/07/30(水) 13:46 ID:CmA

描写がすごく上手です( ̄▽ ̄)
私も小説書いてるんですけどなかなか上手くいかなくて

見習いたいくらいです!

応援してるので頑張ってください

15:若葉◆K2:2014/08/04(月) 17:59 ID:kE.

>>14:にっきー様。

御読みいただき有難うございます。
恋愛小説は私はとても苦手で描写に困りますね。
中学一年の少年と少女の恋を精一杯書きますので
これからも宜しくお願いいたします。

16:若葉◆K2:2014/08/13(水) 18:50 ID:kE.

入道雲と照りつける日差し、そして地面には揺らめく自分の影。

「__私は君のそばに居られる自信がないよ。陽」

そんなことを私は夢で呟いた。そして目が覚めた。
カーテンから漏れる日差しと蝉の鳴き声に夏だと改めて実感する。
欠伸をして身体を起こす。制服に着替え、下に降りる。

「姉さん、おはよう」

同じ中学に通う三年生の姉、侑夏に声をかけると
「おはよう、朝練あるから。いってくるね」
忙しそうにそう言い、鞄を持って髪を結いながら体育着姿の姉は出た。
私も姉につられたのか忙しく準備し始める。まだ登校時刻には余裕があった。

ふと時計を見ると午前六時。仕度も丁度終わったのでローファーを履く。
ドアの取っ手に手を掛け、ドアを開けた。
外に出ると夏独特の匂いと蝉の鳴き声が私を囲む。
余裕を持って学校へ着きたいので早歩きで歩いた。

バス停まで残り十メートル程だろうか。
どこか見慣れたような同校の女子生徒が私の前を歩いている。
この時間は割と人が少ないので珍しいと思うとバス停に着いた。
バス停にあるベンチに座りバスを待つ。
携帯で時刻を確認すると、午前六時十分を回るところだった。

「あ、夏じゃん。珍しいねおはよう」
「おはよう、真」

先程歩いていたのは真だったのかと納得し、
バスが来るまで彼女と談笑していた。
バスが来る五分前位だろうか。彼≠ェ来た。

「__おはよう陽輝」
何時振りだろうか。彼を名前で呼ぶのは。
「ああ。おはよう夏乃」
この間会った時より、冷たくどこか悲しげな声だった。
「え? 陽……なの?ねえ陽輝なの」
彼女は、神咲真はたった今この状況を悟った。

「おかえり。陽」

真の温かい声、笑顔。ああ、そうか。
真は陽輝がずっと好きだったんだ。
昔よく相談していた、そんな記憶が頭を駆け巡る。
そう思うと私の中の何かが霞むような、訳の分からない感覚だった。
運が良いのか悪いのか、バスは来た。
私達三人は何処か気まずい空気のまま乗り込んだ。

17:にっきー:2014/08/13(水) 19:15 ID:bfE

更新されてたので見に来ました!!

真は陽輝がずっと好きだったんですね
びっくりしました。
今後の展開がどうなるか楽しみです!

若葉さんは本当に描写が上手ですね!
とても尊敬します!

私の方も小説書いてるんですけど見てくれますか?
若葉さんに感想とかアドレスもらいたんです!

これからも応援してます!
頑張ってください

18:若葉◆K2:2014/08/14(木) 08:12 ID:kE.

>>17:にっきー様

いつも有難うございます。気になってはいたんですが
どこの小説をお読みすれば良いのでしょうか……?
出来ればリンクを貼って頂きたいです。

私なりに出来る限りのことを尽くさせて頂きますので
これからも宜しくお願いします。

19:若葉◆K2:2014/08/14(木) 08:29 ID:kE.

何処かぎこちない一日が終わって放課後。
一人で夕日に染まった田舎道を石蹴りしながら歩く。
空を見上げると水彩絵具と刷毛を使って描いたような空だった。

「……陽輝、真」

蚊の鳴くような声で私は無意識に口から発した。
見上げた空は淡い灰色に微かに残る青が入っていて
それを覆うように橙色の雲が広がっていた。
数十秒ほど眺めると私はまた一歩一歩踏みしめるように歩き出した。

歩いているうちにバス停が段々だが見えてきた。
あの雨の時ほど視界は悪くなく、むしろ良好だった。
十メートル位離れていてもバス停に誰がいるのか把握できる。

今日は学生が数人見える。
制服が違ったりはするがみんな部活動からの帰宅途中だろう。
空いているベンチに腰をかけていると、あっという間にバスが来た。

「__私のせいなのかな」

そう思いながら私はバスから切符を受け取る。
今日は部活がないので友達と帰るというのはなかった。
私は昔から、友達という友達は少なかったのだ。

「ずっと一緒だよ。真、陽」

こんな昔した約束を未だに信じているのだから。
曇った心をよそにバスからは、行き先について
機会音声の冷めきった心のこもらないアナウンスが入る。
窓際の席に座った瞬間何かがこみ上げてきた。
視界が一気に透明な液で歪んで、
水彩絵具で描いた様な空も全部溶けてしまった。

「__ごめんね」

私は溢れる液を手で顔を覆い隠して、そう思うしかなかった。

20:にっきー:2014/08/14(木) 18:02 ID:UF2

http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1402222289/l5

こちらです!
コメントでアドバイスしていただけると嬉しいです。

若葉さんも頑張ってください

21:匿名希望:2014/08/14(木) 19:38 ID:1PI

描写が曖昧で、へた。。

22:若葉◆K2:2014/08/14(木) 19:43 ID:kE.

>>21:匿名希望様

重々承知しています。

23:レア◆lU:2014/08/14(木) 21:55 ID:ceI

こんばんは❦
若葉さんの小説、作家さんみたいで凄いですっ!
前の方で猫又さんも仰っていましたが、表現がとても上手くて、その場にいるような感じですっ!!
これからも更新楽しみにしています。頑張ってくださいね♪

24:若葉◆K2:2014/08/14(木) 22:34 ID:kE.

>>23:レア様

有難うございます。
先程の御方が仰られるようにまだ「描写が下手」ですので
これからは気をつけて書き続けたいものです。

25:にっきー:2014/08/14(木) 22:56 ID:ibc

若葉さん
コメントありがとうございます!
アドバイスも

よかったらこれからも見てくれますか?
感想とかまたもらえると嬉しいです。

若葉さんも頑張ってくださいね

26:若葉◆l.:2014/09/21(日) 09:38 ID:kE.

>>25:にっきー様

雑談スレでもその他の創作スレでも
コメント有難うございます。
小説の方ではこの口調で固定致しますので
ご了承の程お願い致します。

最後にいつも閲覧有難うございます。
これからも宜しくお願いします。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄

ふと、ある朝目が覚めた。
異常なまでに視界がくっきりとした目覚めだった。
カーテンを開け窓から外を見ると蝉の鳴き声が微かに聞こえる。
時計を見ると午前六時を回っていた。

「もう、七月も二週間で終わりか……」

ため息混じりでそう言うと何だか少し
夏が去るのが恋しい気がしてきた。
どうあがいても、時間は過ぎてゆくばかりで
私は制服を手に取り着替えた。

下からやけにうるさい階段を駆け上る音がする。
少しするとしんと静まった。
数秒後に私の部屋には軽いノック音が響きドアが開いた。
「夏乃、朝食できたから下降りて」
「分かった」
姉はまた大きな足音で階段を駆け降りて行き
私はそそくさと足音立てずに姉の後を付いていった。

朝食を取ると姉は忙しそうに靴下を履き
破裂しそうなくらい膨れた二個の鞄を持って外へ出た。

私は登校時刻に余裕があるため遅れて外へ出て
いつものバス停へ少し走ってみた。


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