「好き」って言ってもいいですか?

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1:スカイ:2014/06/25(水) 18:54 ID:XFI

*プロローグ*
君は覚えていますか?
私と君が初めて出会った瞬間(とき)を
運命を感じた私はもう…

_君を想うしかできなくなってしまったんだ__…

2:スカイ:2014/06/25(水) 19:11 ID:XFI

<北野中学校>
河野瑠美(かわの るみ)
・中1

睦月真人(むつき まさと)
・中2

冬風大気(ふゆかぜ だいき)
・中1

3:スカイ:2014/06/25(水) 20:07 ID:XFI

「おはよ__…」
今は北野中学校の入学式が終わり教室に戻ったところ
最初が肝心だと思い“おはよう”と言ってみた。
周りの反応は__……
「……」
…素晴らしく静かだった。
まあ、仕方ないよね。
ここ、北野中学校は全校生徒がおよそ50名と少ない人数。(ちなみに私たち入学する生徒は18名)
近くの北野小学校から上がってくる人が大体で私は親の都合で他所(よそ)の小学校を卒業してここに来た。
つまりこの学校の皆様にとって他所から来た私は珍しいということ。
一瞬シーン…となった教室はまた直ぐに喋り声で活気に溢れ始めた。
私は、あまりにも恥ずかしくて泣きそうになったが必死に堪え、しょんぼりと黒板に貼ってある席順を見てみた。
えーと…
私の席は…

「あった」

思わず声が出てしまった。
チラッと視線を感じるが気づいてないフリをした。
そして視線をまた席順の表に戻す。
私の席は真ん中の列の後ろから2番目だった。
席を確認した私はよそよそと鞄を持って自分の席に行った。

「ふぅー…」

教室に入るだけでこんなに疲れるなんて初めてだよ。
少し落ち着いた私は準備を始めた。
一年生の机の端には山積みになった教科書が置いてあった。
えっと…名前を書けってことかな。
筆箱から名前ペンを取りだし「キュポン」と音と共にキャップを開けて書き始めようとした瞬間、後ろから私の肩に何かが触れていることに気づいた。
振り向くと後ろの席であろう男子が私の肩をつついていた。
その男子の周りには5、6名の男子がいた。
いわゆるこの男子は人気者なんだろう
顔も結構整っている。私だって分かるくらいだ。でも不思議なことに他の女子は興味のないような顔をしていた。
そのイケメン男子ぃー……う〜ん…名前が分からないから男子Aとしよう。
男子Aは私の顔をじっと見て笑顔で何かを求めるように両手を差し出していた。
さっぱり分からなかったから私は聞いてみることにした。

「えっと…何ですか?」

おずおずと男子Aに聞いてみる。
すると男子Aは待ってましたと言わんばかりにパーッとさっきよりも明るい笑顔になった。

「やっと気づいてくれた!河野瑠美さん!」

なんで名前…知ってるの?
驚きと嬉しさで声が詰まって言えなかった。
でも嬉しさと同じくらい申し訳なさが込み上げてきた。
だって名前知ってくれてるのに私は君の名前を知らないんだよ?

「オレ、冬風大気!季節の『冬』にそのままの『風』に『大』きな『気』って書くんだ!名字で呼ぶのは無しね!ちなみに友達からは大気って呼ばれてるよ」

一人で落ち込んでいるとき男子Aは自己紹介をしてきた。
よしっ!もう忘れない!!
冬風大気くん!
あっ用はそれだけかな…

「大気…君?」
「なに!?」

食いつくように返事をしてきた。
その返事の速さに大気君の周りの人は笑顔になっていた。
スゴいな…

「瑠ー美ー?」

瑠美!?
いきなり呼び捨て!?

「ひゃいっ!」

いきなり呼び捨てに驚いた私は間抜けな声を出してしまった。
大気君とその周りの男子は腹を抱えて笑い出した。
カアアアと私の頬は赤くなった。

「アハッ!…ひゃいってひゃいって…」
「大気っ!わ、笑い過ぎってアハハ!」
「う〜……」

耐えられなくなった私はうつむいてしまった。
だって凄く恥ずかしいんだもんっ!

「ガラガラガラ!!」

爆笑の渦の中教室のドアが勢いよく開かれた。
ドアの向こうにはある男子がいた。

「大気ー。本貸して」




私はその時

4:スカイ:2014/06/25(水) 20:11 ID:XFI

最後の
「私はその時」
はミスです。
序盤からごめんなさいっ!

5:Ruka:2014/06/26(木) 19:04 ID:H1.

おもしろいです!!続き頑張ってください。

6:スカイ:2014/06/27(金) 18:36 ID:Rks

Rukaさん
ありがとうございますっ!
読んでくださってホントにありがとうございます!

7:さくら:2014/06/27(金) 18:39 ID:ha.

これ、おもしろすぎですよ。

8:さくら:2014/06/27(金) 18:39 ID:ha.

これ、おもしろすぎですよ!!

9:さくら:2014/06/27(金) 18:40 ID:ha.

すいませんー!2回も送ってた…

10:スカイ:2014/06/27(金) 19:03 ID:Rks

この瞬間私は時が止まったように感じた。
先輩はシュッとした綺麗な顔立ちをしていてスラッとした長身に力強い目、私は先輩を素直に綺麗だと思った。
先輩は大気君から本を受け取り私を見て

「あいつ誰?」

と冷たい言葉を放った。
私はガタガタッと勢いよく椅子から立ち

「河野瑠美ですっ!よろしくお願いします」

と自己紹介をした。
先輩の反応は「ふーん…」と冷たいものだった。
私なんかに興味ないよね…(涙)

「2年睦月真人」
「へ?」

突然の自己紹介にびっくりして変な声を出してしまった。
先輩はそう言い残し教室から出ていった。
び、びっくりしたー…
睦月…真人…先輩…
冷たかったけど…綺麗な人だったなー…

「ひゃっ!」

一人でニヤけていると大気君が私の顔を覗いてきた。

「なに笑ってんのー?」

と聞いてきたがもちろん答えられるはずもなく「ヘヘヘッ」と誤魔化して笑った。

「……よしっ!決ーめた!!」

大気君がいきなりそう叫んだ。
皆の視線が一斉に大気君にいく。
私は「?」という顔をしている。

「オレっ瑠美のこともっと知りたいっ!!!」

意味不明な発言に私は呆気にとられて、何も言えなかった。ただできたのは餌を待つ魚みたいにパクパクと口を明け閉めすることだけだった。
女子も私と同様で呆気にとられてた。
唯一男子だけが「おおおおおおおおっ!!!」と叫んでいた。
当の大気君は私に抱きついてコソッと「よろしくね」と囁いた。

11:スカイ:2014/06/27(金) 19:10 ID:Rks

さくらさん
ありがとうございます!
「面白い」といってもらえて光栄です!

12:スカイ:2014/06/28(土) 08:36 ID:Rks

あれからの私は魂がぬけた空っぽの状態だった。
大気君の衝撃的発言から私の記憶はほとんどない。そしていつの間にか放課後になっていた。
覚えていることと言えば女子の視線が怖かった……としか。

「瑠美ーかえろー」

大気君が私に抱きついてそう言った。
抱きつき記録現在更新中__…
…ん!?帰るって言った!?まさか…

「いっいいいいいいっしょに!?」

驚きのあまり私は噛んでしまった。
大気君はプッと笑って「当たり前じゃん?」と言い私の手を引いた。
ん?なんで手を繋ぐの?
カレカノじゃないのにっ!…

「大気君!手っっ」
「んー?」
「手っ!」
「なにー?」

絶対聞こえてるよね!?
よしっ…しょうがないこっちから無理矢理離そうっ!
私の手を握ってる大気君の手に触れたとき…

「あっ!真人くんっ!」

大気君がそう叫んだ。
ま…さと?
覚えて…る。
忘れるはずがない……あの綺麗な人だ……睦月真人…
大気君は私の手を繋いだまま先輩のところに走っていった。

「真人くん!」
「…大気…とてんこーせーだ」

な、名前覚えてなかった!
うん…当たり前だよね。覚えてくれた大気君が珍しいんだ。
でも真人先輩には覚えてもらいたかったな……

「ごめん。嘘」

へ!?
嘘って何が!?

「名前…河野瑠美…だろ?」

………覚えててくれたんだ

「ほー…珍しいなー」

大気君がそう言った。
珍しい?って何が?

「真人くんが女子の名前覚えてるなんて」

え?それってどういう……

「んーそりゃあんな堂々と自己紹介してきたの初めてだし逆に忘れられねえよ」
「アハハハハッ確かに!!」

は、恥ずかしい…
神様…できれば早く真人先輩からあの記憶を消して下さい…
でもっ大気君!!そんなに笑わなくてもいいじゃん!
余計に恥ずかしくなるよ…

「ていうかお前ら手なんか繋いで付き合ってんの?」
「ちがっ…」
「気になるー?」

ちょっと大気君っ!
…と言おうしたけど大気君のもう片方の手が私の口を防いでいて何も喋れない……

「……別に」
「じゃー教えなーい」

…結構意地悪だな…大気君…
て言うか誤解されたっ!
付き合ってないのに!!

「あっそうだ!真人くんも一緒に帰ろ!」
「…別にいいけど」

そうして私達と真人先輩は一緒に帰ることになった。
なんかモヤモヤする…
なんで私はあの時あんなことを思ったんだ?


__『真人先輩には覚えてもらいたかったな』

13:スカイ:2014/06/29(日) 00:39 ID:Rks

「瑠美は北中になんで来たの?」
「親の都合です」
「なんで敬語?」
「さぁー……アハハ」

アハハ……って!この空気なんか苦しい!!
真人先輩は黙ったままだし大気君はすごく質問攻めしてくるし…
それになにより手繋いだままだし…

「真人くんは何か聞きたいことないの?」
「んー…別に」

真人先輩は鞄から携帯を取りだしいじりながら答えた。
中学生なのに携帯持ってる!!!

「河野…何みてんの?」
「えっ!いや…あの中学生なのに携帯持ってるなんて珍しいなーと思って」
「ふーん……触ってみる?」
「え!?いいんですか!?」

真人先輩から携帯を受けとる。
流石に大気君も手を離してくれた。
真人先輩の携帯はスマホで指を使ってシュッシュッとタッチする。
それに合わせて画面が動く。
た、楽しいっ!

「プッ…そんなに面白いわけ?」
「うん!!!……じゃなくてはい」

私は携帯に夢中で気付かなかったがいつの間にか大気君はいなくなっていた。

「あれ?大気君は?」
「帰ったけど…」

帰ったああああ!!??
ってことは二人きり?…
なんか…緊張する……
なんでだろー……

14:スカイ:2014/07/01(火) 14:30 ID:N5M

「……」
「……」

く、苦しい……
大気くんが帰ってから一言も話していない。
この沈黙の時間はちょっとした地獄だと思う…
あああ!!ホントにどうしよう!
真人先輩は相変わらず携帯をいじってるし!
よしっ!こうなったら聞きたいことを考えよう。
えーとー……誕生日はいつですか。得意な教科はなんですか。好きな食べ物は何ですか。部活はしているんですか。進路は決まってるんですか。血液型はなんですか………
……ダメだ!聞きたいことが多すぎて逆に混乱する!!
こうなったらもう直感に任せよう!!

「ああああああの!!す、すすきな人いるんですか!?」
「は?」

……やってしまった…
真人先輩もすごくびっくりしたみたいだぁー…
アハハ当たり前だよねぇー……
__ってバカッ私のバカッ!!!
何聞いてるんだよ!
『好きな人いますか?』っていかにも『私ー真人先輩のこと好きなんです♪』って言ってるもんじゃん!!
ホントにヤバイ!!

「__瑠美」

15:スカイ:2014/07/14(月) 00:39 ID:YRM

「__瑠美」

ん?私?
なんで私を呼ぶの!?

「な、なななんですか?」

緊張しすぎて噛んでしまった。

「お前大丈夫か?」

あははーー…
初日からやっちゃったよ。
どうしましょう。おかーさーん

「さっきの質問の答えだけど好きな人はいない」

いない…んだ。
!!??
なに私ホッとしてんの!?
なんか今日の私変だよ!!!

「お前は?」

私?私かぁ……
好きな……人は……

「今はいないです」

今は……ね
てことで!私の中学校での目標は
『彼氏又は好きな人を作る!!』
ジャジャーン!!
でも私、そもそも好きって感情が分かんないんだよねー…
誰か教えてくれないかなー
ってムリか。

「__」

16:スカイ:2014/07/14(月) 19:27 ID:YRM

「お前さぁー」

「はい?」

「思ってること顔に出すぎ」

「えええ!?」

嘘っ!
全然気づかなかった!
「ひゃぁぁ…」と呟くと真人先輩はニヤッと右の口を上げて笑った。

「俺が彼氏になってあげようか?」

……はい?
いきなり何を言ってるんです?この方は。
私は否定しようと口を動かすと

「いや、あの……」

あれ?
言葉がでてこない。
なんで「無理です」って言えないの?
そう私が戸惑っていると

「冗談」

と笑って先輩はまたスマホに目をやった。
あ〜あと思って私も前の風景を見ることにした。
………と時間だけが過ぎていく。
相変わらず真人先輩はスマホをいじっている。

「瑠美」

名前を呼ばれ、一瞬ビクッとしたが直ぐに真人先輩を見た。
真人先輩は私にスマホを見せてニヤニヤ笑っていた。
スマホには何か文字が打ってあった。

えーと……

17:Ruka:2014/07/14(月) 21:19 ID:H1.

何なに?すごい気になります!続き頑張ってください!

18:スカイ:2014/07/14(月) 23:39 ID:YRM

『俺が「好き」を教えてやるから3ヵ月間は俺と付き合え。嫌がることはしないつもりだから心配すんな。てかお前に拒否権はねーよ』

「えぇぇぇ!?」

どっから目線なんですか!!??
でも…何か勉強になるかもしれない…

「…でどうする?ってか強制だけど」

これからを考えるといい経験になるかもしれないし……
それに断ることはできないみたいだし…
__よし!

「__よろしくお願いします!!」

19:スカイ:2014/07/16(水) 00:02 ID:YRM

「じゃ決定な」

「はい」

「じゃ、さっそく……」

「え?」

グイッと私の肩を引き寄せる真人先輩
そして真人先輩の肩に私の頭がのっかってる体勢になった
真人先輩はその状態のままスマホを持ち上げ2人が写る感じのところで「カシャッ」と写真を撮った

「よし。これ、プリントアウトして渡すからそれを生徒帳に挟んどけ」

「一体なんのために…」

「あ?最初はこれくらいだろ」

なるほど。
カレカノってこういうことするんだ。
思ってたより簡単だな

「まだレベル1だからな」

は!?
また心の中読まれた!!

「次はレベル2だな」

なにするのかなレベル2って…

20:Ruka:2014/07/21(月) 08:57 ID:H1.

続き頑張ってください!楽しみにしてます

21:スカイ:2014/07/21(月) 18:45 ID:26s

「レベル2って一体何するんですか?」

「お前さ…カレカノ(仮)なんだし敬語やめろよ」

え、でも先輩だし…
先生にも敬語で話すように言われたし…

「俺が良いって言ってんだから」

また心読まれた…
まあ、先輩が良いならいっか。

「分かった」

「ん。ほら、レベル2」

そう言い、真人先輩は手を差し出した。
えと…

「な、なに?」

いきなり手を差し出されても分かんないよ。

「チッ。こういうこと」

真人先輩は私の左手を握った。
ああ、手を繋げってことか。
私もギュと手を握り返した。
真人先輩の体温がじわじわと伝わってくる……


___温かいな…

22:スカイ:2014/07/25(金) 14:45 ID:26s

「あ、俺ん家着いた」

そういってお城みたいな家を指差した。
お、大きい……
って!ここって!

「わ、私…あそこ」

私も真人先輩の家の隣にある普通の一軒家を指差した。
……隣だったんだ

「なんだ。隣じゃん」

「うん。びっくりした。にしても真人先輩の家大きいね」

「あー…父親が社長だから…」

「そうなんだ」

へー…すごいなぁ
なんか真人先輩にぴったりって感じの家。

「来る?」

…へ?…来る?
来るってまさか…

「…真人先輩の…家?」

「他にどこがあるんだよ」

他って…ないけど!ないけどさ!?
いくら私でもムリだよ…

「3.2.1しゅーりょー。はい決定」

決定?
決定って…

「お前に拒否権はねーよ」

俺…様……だ。

「__俺んち来いよ」

23:スカイ:2014/07/25(金) 16:46 ID:26s

「……でも…お、親…とか…ねえ」

変に誤解されたら困るし…

「…プッ」

ん?今笑った?
私真面目に言ったつもりだけど…

「平気平気。俺、いつも夜中まで一人だから」

ホッ。良かった…
いや良くない!
てことは二人きりってことじゃん!
男女同じ屋根の下で二人きり……

「アホ面。何考えてんだよ。ほら行くぞ」

ア、アホ面?
__グイッ

「ひゃっ。ちょっ」

いきなり腕を引かれ無理矢理つれていかれる。

「お前遅すぎなんだよ」

「だっ…だって。あ、あ〜…」

私の家ぇぇ〜……

「ほら着いたぞ」

「あ、はい」

目の前にして見るとやっぱ大きいな〜

「何つったってんの?」

「ほ、ホントにいいの?」

私みたいなただの庶民が入っていいところなの?ここ

「当たり前だろ」

24:スカイ:2014/07/25(金) 22:51 ID:26s

真人先輩は何かインターフォンみたいな機械を前にして何か喋り出した。
そして、ギィィィと扉が開いた。

「あ、あの…この設備は…」

「ああ。前の家で泥棒が入ったんだよ。んでこのザマ」

25:スカイ:2014/07/26(土) 10:51 ID:26s

「どっどろっ…なるほど。だからか」

「親父も心配性すぎなんだよ。ほら入れよ」

「う、うん」

な、なんか緊張する…
真人先輩の後をこそこそと続いて歩く
そして一歩家の中に入る
ひ、広い…

「おかえりなさいませ。坊っちゃん」

「ああ」

坊っちゃん!?
てか人いるじゃん!

「あの人は家政婦。もうすぐ帰ると思う」

「へ、へー」

「ご飯は机の上に置いてありますので。では失礼します。坊っちゃん」

ホントだ。
家政婦さんは大きな鞄を持ってあの大きなドアから出ていった。

「俺の部屋は二階だから行くぞ」

「あ、うん」

26:スカイ:2014/07/26(土) 15:21 ID:26s

「ひろっ」

真人先輩の部屋は私の部屋の二倍はあると思う。
し・か・もソファと大きなテレビがある!!
リビングみたい…
あと……ゴチャゴチャしてなくてシンプルな部屋。
机の上には最新のゲーム機と音楽機器が置いてあってすっごく綺麗にまとめられている。
私の部屋とは大違いだ

「ソファ座って」

「あ、うん」

わ、フワフワだぁ〜…

「飲み物持ってくるけど何でもいい?」

「あ、いいよ!いらない!」

「ふ〜ん」

__ぼふ
真人先輩も隣に座った。
と、となりに真人先輩が…
なんかドキドキする…

「…る?っておい聞いてるのか?」

「え!?」

喋ってたの!?
変な気持ちで全然聞いてなかった…

「だから、これからどうする?って聞いたんだけど」

「どうするって別にいつも通りでも…」

「アホ。それじゃあ意味ないだろ。一応カレカノなんだし」

え?
カレカノって学校でも何かしないといけないの?
でも何を…

「俺が休み時間にお前の教室にいく」

てことは…目立っちゃうってこと!?
それで?

「それで何をするの?」

もし話すだけなら別に家でもいいと思うけどな。

「フッ…それは俺に任せろ」

こ、怖いよ?
まるで悪魔の笑みだ…
真人先輩は一体何を企んでるの?

「もちろん登下校は一緒。手も繋ぐ」

「分かった」

そこまではなんとか大丈夫

「あと、毎日俺んちに集まる。いいな」

「土日も!?」

「当たり前だ」

27:クロス:2014/07/26(土) 23:02 ID:Zxw

真人先輩、ドSだよね?
結構強引〜♪
真人先輩、かっこいね!
スカイさん、応援してる!頑張れ!

28:スカイ:2014/07/27(日) 11:24 ID:26s

クロスさん
ありがとうございます!!
実は「真人」は私の学校の先輩をモデルにしているんです!!
ドSで有名だから小説にしたら面白いだろうなって思いまして(笑)

これからも読んでくれたら嬉しいです!
頑張ります!

29:スカイ:2014/07/27(日) 11:42 ID:26s

「毎日は…流石に親に誤解をされるような…」

「は?お前の親、夜中まで仕事してんだろ?」

は!なぜ知ってる…
言ってないよねっ?

「それに俺の親、お前の親と仲良いみたいだし」

は!?
私聞いてない!!
てことは……

「もしかして…私のことも知っていた!?」

「ああ。母さんから聞いた」

「え!?でも初めて会ったとき『あいつ誰?』って…」

「ああ、あれ嘘」

う、嘘!?

「あの場面でお前のこと知ってるってバレたら周りから変な誤解を招くだろ?」

ああ、なるほど。
ってかお母さんお父さん!!なんで言ってくれなかったの!!??
私、あんなに堂々と自己紹介しちゃたじゃん!
は、恥ずかしい…

「もしかしてお前聞いてなかったの?」

「うん」

「じゃあ、あれも聞いてないか」

あれ?
あれって……?
え?まだ何かあるの?

30:スカイ:2014/07/28(月) 00:01 ID:26s

「あれって?」

「いいや。どうせ分かることだし秘密」

えぇぇっ…なにそれ!
真人先輩は携帯を持って急に立ち上がりプリンターの所へ行った。

「……問題は大気だな」

大気くん?
なんで?大気くんは関係ないんじゃないの?

「あいつお前に興味持ってるっぽいし」

…確かに
そんなことを言われたな…

「あいつは一番気を付けないと…」

「え?何??」

プリンターの「ウィーン」という音と重なって聞こえなかった。

「何もいってねーよ」

「ふ〜ん…」

31:スカイ:2014/08/04(月) 00:02 ID:hz.

「あの…」

「なに」

「ん」と渡してきた紙を受け取り、下を向きながら

「もう…帰っていい?」

と言った
だって今、6時なんだもん…。
勉強だってしたいし……

「あ〜…やっぱ聞いてねぇんだな」

「何を?」

さっきから意味の分からないことを…
私は何を知らないんだよー!
いい加減教えてよ!

「今日帰れば分かる。てことでじゃあな」

もう…!
なにそのいい加減な説明…!!

「さよーなら!」

ケチな先輩!!
もーいいもん!
鞄を持って勢いよくソファーから立とうとしたら真人先輩に腕を捕まれた。
勢いが強かったせいか思いっきり真人先輩の胸に倒れた

「ったく。マジでどんくせー」

「ご、ごめん!」

「俺、謝ってほしいんじゃないんだけど♪」

「……ありがとう…ございました」

「どーいたしまして」

「…んもう!で何?」

「ああ、さっき渡した紙、生徒手帳に挟んでて」

「分かった。じゃさよなら」

「おー」

「………帰れないんだけど」

真人先輩は腕を私の首に回している。まあ簡単に言うと抱きつかれてる体勢

「離すよ……なぁ、俺を見て」

なんでよ…もう
ゆっくり後ろを向いていく

「……っ」

目の前にはあの綺麗な顔があった。
引き込まれるような強い目…
この目が好き

「なぁ…」

「なに?」













__「キス…していい?」

32:スカイ:2014/08/08(金) 16:16 ID:uCU

「キス?」

な、なに…言ってるの?
無理だよ…私は…

「私は…」

「キスは好きな人としたいから…」って言いたいのに口が上手く動いてくれない…
なんで?…

「わり。ルール違反だった。今の忘れろ」

「……え。ルール違反?」

恋人にルールなんてあるの?

「俺達はあくまでも『仮』の恋人なんだから」

ああ…そっか。
キスしないで良かっ……
……あれ?なんで私こんなに悲しいの?
キス……してないのに……

『あのね!ある人とキスしたくなるってことはその人のことが好きって証拠なんだって!!』

いつだっけ水奈がそう言ってた。
キスしたくなるのは好きって証拠
……でも。
真人先輩のは違う。
私のことが好きだからじゃなくてなんとなくそう思ったから。
自惚れるな。私。

「…飯食うぞ」

「…え?いいよ。家で食べる」

そこまで気を使わなくても…

「いいから。行くぞ」

33:音愛:2014/08/08(金) 17:08 ID:KVM

始めまして!
音愛(おとあ)っていいます!!
小説読ませてもらいましたが、凄く面白いですっ
尊敬します>_<
頑張ってください!

34:スカイ:2014/08/09(土) 12:57 ID:uCU

音愛さん
ありがとうございます!!
尊敬とかそんな(///)!
嬉しいです!!
これからも頑張りたいと思います!
よろしくです!!


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