にじのふうせん

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1:Holden◆Y.:2014/07/12(土) 13:58 ID:Rmc

雪が溶けはじめて、つま先がヒリヒリ痛む日。
一筋のオレンジ色の光が差す空き地で、僕は手紙を書いた。
自宅の近所にあるコンビニで買った7つの風船。
その中の赤色の風船を膨らませてその赤色の風船に手紙を添えた。
誰に送るわけでもない手紙。
「いっそ僕をどこかに連れて行ってくれ」
僕は赤色の風船からそっと手を離し、次第に小さくなっていく赤色の風船に願った。
どこでもよかった、とにかくここから逃げたかった。

ピピピという機械音とともに、僕は目覚めた。
なんの変哲のない自分の部屋だ。
「まあ、誰も僕を連れて行ってくれるわけないか」
僕のつぶやきに反響するように揺れる窓。
僕はマフラーと手袋をして、自宅を出た。
溶けた雪で凍ったアスファルトの上を通ると、ジャリジャリ音がした。
ふと顔を上げると、昨日赤い風船を飛ばした空き地があった。
僕は空き地に踏み入れようとは思わなかった、でも踏み入れてしまった。
まるでなにかに吸い込まれるみたいだった。
空き地には、手紙があった。
そう思うと、すでにもう拾っていた。
「いいよ、その代わりまた手紙送ってね」
まるで周りのものが、時間が、すべてが、止まったかのように感じた。
僕は橙色の風船を膨らませて、急いで手紙を書いた。
「本当? どこに連れて行ってくれるの?」
橙色の風船に手紙を添えて、寒くてかじかんだ手をそっと離した。
その瞬間、止まっていたものが、また動き出したような気がした。
空き地から出たら、夢が覚めそうな気がして出たくなかった。
そっと身をかがめて、また手紙が来るのを待った。

2:Holden◆Y.:2014/07/12(土) 14:04 ID:Rmc

改行や3点リーダーないとすげー淡白

3:匿名希望:2014/07/12(土) 17:54 ID:v9.

だがごちゃごちゃ表現混ぜても逆に読みづらいよな

4:Holden◆Y. sage:2014/07/16(水) 21:36 ID:oR6

>>3
sageとくね・・・


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