非日常は終わらない。

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:朱音。◆.6:2014/07/18(金) 19:35 ID:4k2





 " 異世界に行ってみたい "


 " 現実逃避したい "




______…そんな貴方の願い、叶えます。

2:朱音。◆.6:2014/07/18(金) 19:43 ID:4k2



こんばんはっ!
朱音と申しますハジメマシテ。

コメント大、大、大、歓迎っ!
とりあえず宜しくお願いします。

3:朱音。◆.6:2014/07/19(土) 09:02 ID:4k2


第1話 現実逃避は終わらない。

 「何者かが私を監視している…!」

 そんな台詞が口癖となりつつある、草薙かなめ。それは紛れもない私なのである。
 「私の心が読まれている…!?」とか「くっ…なかなかやるな…」とか。そんな事を言っちゃう悲しい私。
 これはただの現実逃避である。弟の修也には、「姉ちゃん、中二病なんじゃないの?…プッ、可哀想…」とか言われた事もあるけどただの現実逃避です。

 「…ちゃん、…姉ちゃん、姉ちゃん! 起きて、何朝飯食ってる時に寝てんの!?」

 五月蝿いな…。もう少しだけ寝させてよ…。
 …で、再び現実逃避タイムのお時間。
 「ねーちゃん! 聞いてんの!? 遅刻するよお母さんが爆発寸前だよ!」
 五月蝿いなあ…。だから修也はモテないんだよ。
 もう少し姉を尊敬しろマセガキ。
 「こらかなめっ! さっさと起きな、遅刻するだろ!」
 ううっ…。お母さんまでマセガキの味方だなんて…。いいよ、起きてやるよ。今日だけ特別だからな。
 私はゆっくりと顔を上げる。…するとそこは、ダイニングだった。
 「私いつ此処に来たの? 今日起きたっけ?」
 「なんかの病気なの? 病院行けば?」
 テーブルに置いてある目玉焼きも食べ掛けだ。…私起きてたのか。
 時計を見ると7時50分。朝ごはんなんか食べてる場合じゃないよ、急がなきゃ!
 私は「行って来ます!」と叫ぶと、急いで家を後にした。

 

4:朱音。◆.6:2014/07/19(土) 11:46 ID:4k2



× × ×

 時間は8時10分。超ギリギリで教室に着いた。
 「おはようございマス、かなサン! 今日は遅かったデスね?」
 教室に着くなり声を掛けてきたのは友人のエル。帰国子女で、最近この学校に来たばかりだ。
 私はハアハアと息をしながら「おはようエル。うん、色々と事情があってね…」と挨拶を返した。事情なんて言えないよ。だってダイニングのテーブルの上で寝てたんだもん。カッコ悪い…
 「…事情、デスか?」
 エルは首を傾けて私に問う。…おいおいおい。人の事情に首突っ込むなよ。お願いだから引き返してくださいよ…
 「ま、そんなたいした事じゃないから」
 そう言って席に座ろうとするも、エルは好奇心に目を輝かせ、期待するようにこちらを見ていた。
 二次元が好きで『異世界に行ってみたい』なんて言ってる少女に" 事情がある "という単語は駄目だったか。
 ちょうどその時、柊和久先生(独身の39歳。今一番欲しいものは彼女)が入ってきた。ちなみに和ちゃんというあだ名がある。
 グッジョブ和ちゃん。あんま好きじゃないけど今だけ感謝する。
 「おはようみんな、今日もいい朝だね!」
 空は曇ってきてますけど大丈夫ですか?

 勉強をし、遊び、現実逃避をする。
 そんな平凡な学校生活は今日も終わった。
 その時の私は思っていた。明日もいつも通りだろう、と。
 
 _______…いつもの家で、何が起こるかも知らずに。


 

5:朱音。◆.6:2014/07/19(土) 12:04 ID:4k2


>>3-4 / 第1話 現実逃避は終わらない。

× 作者コメント ×

ども、こんにちは!
第1話が終わったわけですが。どうだったでしょうか?
「面白かった!」とか言われたら嬉しくて飛び上がるね、確実に。

私的にはエルちゃんがお気に入りキャラなわけですが。
でも、姉のことを心配しつつも素直に言うことができないツンデレな弟くんもお気に入りです。
今から出てくる猫耳少女やメイドさんなどもお気に入りです。

この後の展開を書くのが楽しみです!
一応将来の夢はライトノベル作家です。

まだまだ感想とか待ってます!


× キャラコメ ×

かなめ「みんなこんにちはーっ!」
修也「誰に向かって挨拶してんの? 見てて痛々しいんだけど」
エル「それはもちろん読者の皆さんにデース!」
和ちゃん「僕も脇キャラとして宜しくね…。作者のノート見る限りは第一話と最終回に出てくるだけだけど…」
謎の少女A「今後私達も宜しくねーっ!」
謎の少女B「あ、ぼ、ボクも登場しますよっ!」
全員「これからもこの作品を宜しくねーっ!」


 

6:草薙 朱音◆.6:2014/07/21(月) 15:26 ID:4k2


上げます、

7:草薙 朱音◆.6:2014/07/21(月) 18:01 ID:4k2


第2話 現実逃避の終わりと、非日常の始まり。

 「ただいまー!」
 勢いよく玄関の扉を開け放ち、リビングに入って行く。リビングに居たのは、修也だけ。いつもいるはずのお母さんはいない。
 「修也、お母さんは?」
 ゲーム機をピコピコといじっている修也に聞くと、修也は「買い物」とだけ無愛想に答えた。
 そんなんだからモテないんだよバーカ。
 「姉ちゃん、そういえばさ…」
 ゲーム機から顔を上げずに私に話し掛けてくる憎い弟。
 人と話す時は人の目を見て話せって学校で習ったわよね?
 「なに?」
 「姉ちゃん宛にこんな手紙が届いてたんだけど」
 そう言うと修也は、テーブルの上に置いてあった一通の手紙を渡してきた。
 ラブレターかな? いやあ、ワクワクするねえ…
 ワクワクする気持ちを押さえつつ手紙の入った封筒を見ると、封筒にはこう書いてあった。

 『草薙かなめ様、草薙修也様へ
  異世界の住民より』

 「私だけじゃないじゃん…」
 「突っ込むとこそこじゃないでしょ!?」
 「あ、異世界の住民からの手紙なんだ」
 「反応おそ…」
 「まあ、開けてみようよ」
 修也の話を聞かず、私は適当に封筒を破る。
 こんなのだれかのイタズラだろ。こんなの本気にするやつなんていないって。
 手紙を開き、声に出して読んでみる。

 『お忙しい中、この手紙を開いていただきありがとうございます。
  この手紙を書いたのは他でもありません、我々の住む異世界に来てもらうためでございます。
  この手紙を読み終わると、強制的に異世界へ移動することになります。
  では、また異世界でお会いしましょう。』

 「バカらしい」
 そう呟いた瞬間、手紙がキラキラと光りだし、私の意識は飛んで行った…_________

 

8:草薙 朱音◆.6:2014/07/22(火) 10:46 ID:4k2


 × × ×

 「いててて…」
 目を覚ますと、そこは見たことのない場所だった。辺りを見渡すも、そこにあるのは森と大きな屋敷だけ。
 何処なんだここ…。ていうか、誰かいませんかね…
 「姉ちゃん、やっと起きたの?」
 後ろから声がっ! だ、誰、ゆ、幽霊…っ!?
 「草薙修也ですけど」
 …へ、修也?
 恐る恐る後ろを向くと、仏頂面の修也が立っていた。
 「なんだ、修也か…。びっくりさせないでよね…」
 「姉ちゃんはさ、どうしてこんなところに来たのか、わかる?」
 「それが分かったら苦労しないでしょー」
 私は立ち上がり、服に付いた砂をパンパンと払うと、もう一度周りを見渡した。
 「やっぱり姉ちゃんはバカだなあ」
 姉のことをバカ呼ばわりとは…。お母さん、育てかた悪すぎだよ。

 「_____あの手紙を読んだから、此処に来たんだよ」

 手紙…。ああ、そういえば此処にくる前に変な手紙を読んだんだっけ。異世界とか書いてあるバカみたいな手紙が。
 「とりあえず、彼処にある屋敷に行ってみようよ。きっと帰り道分かるって」
 「はあ…。分かったよ…」


 


書き込む 最新10 サイトマップ