前髪あげて?

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1:安楽:2014/07/24(木) 09:27 ID:InY

“大好きだった”

過去形。

“昔はよく笑っていた”

これも過去形。

なんでこうなったんだろう。

それはきっと

あなたからの

「お前ってブサイクだな。」

という一言。

大好きだった。

ごめんなさい。

私はブスだね。

今の私に

さよならをした。

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始めまして!
安楽です。

ジャンルは恋愛・・・です。

駄作になると思うけど、始めてだから生暖かく見守ってくださいね!

2に登場人物書きます。

2:安楽:2014/07/24(木) 10:00 ID:InY

登場人物

主人公
三郷 零(みさと れい)
高校2年生
身長151cmと小さめ
腰まである長髪
可愛いのだが、中学の時に「ブス」と言われ、それ以来前髪を伸ばしている。

山利 愛樹(やまり いつき)
高校2年生
身長156cm
背中くらいまである髪を二つ結びで結っている
零の親友で、基本のほほんとしている。

東田 宗太郎(ひがしだ そうたろう)
高校2年生
身長168cm
ちょいとパーマがかった髪。
容姿が整っていて、女子に人気がある。

豪山 貢(ごうやま みつぐ)
高校2年生
身長173cm
零の元好きな人。

こんな感じでしょうか。
それでは、始まり始まり〜

3:クロス:2014/07/24(木) 10:59 ID:Zxw

安楽さん、私のところに来てくれて、ありがとうございました。

私、この小説早く読みたいです!
頑張ってくださいね!

4:安楽:2014/07/24(木) 15:14 ID:InY

3 クロスさん
ありがとうございます!
めっちゃ嬉しいです!
頑張りますね!

5:安楽:2014/07/24(木) 15:51 ID:InY

零side

あの時、先生の要求を聞いていなければ。
あの時、早く帰っていたら。

こんなことにはならなかった。

今から約一時間前

「三郷、今日の放課後、補習組に勉強教えてやってくんねえか?」

「はあ・・・」

突如、先生から言われた一言。

「な、頼むよ。先生仕事が詰まっちゃってさ。」

「・・・分かりました。」

渋々、という感じで頷くと、先生は笑顔で大量の参考書を手渡した。

・・・ふざけんな。

まあそんなわけで補習組に勉強を教え、みんながようやく分かるようになった時、やっと終鈴がなった。

「やっと終わった!」

「バイバーイ!」

「三郷さんありがとー!」

・・・疲れた。

時計を見ると、そろそろ五時半。

「零さん、お疲れさま。」

「・・・本当に疲れたよ、愛樹。」

頬に当てられた冷たいペットボトルを受け取ると、私は思いっきりキャップをひねった。

「・・・零さん、そろそろその前髪切りません?」

「いや」

訳あって、私は前髪を伸ばしている。

「私、零さんの顔見てみたいです。」

「だめ。ブスだから。」

「そんなこと言わずに〜」

愛樹が頬を膨らませた。

その時だ。

強い風が吹いてきた。

「ふぁ!?」

カーテンが大きく揺れ、そして私の前髪もーー

揺れたわけで・・・

一瞬、視界が明るくなった。

目の前で、愛樹が驚いているのが見える。

ーーやっちゃった。

顔を、見せてしまった。

あのブサイクな、気持ち悪い顔を。

風が止み、しばらく静寂が流れる。

「零さ・・・」

「やめて!」

愛樹の言葉も聞かず、私は教室を飛び出していた。

ああ。何てことだ。
『やめて!』だなんてひどいこと言っちゃったな。
私の顔、気持ち悪くて愛樹も吐き気がしたに違いない。

『ブス!ブス!』

『きもい!こっち見んな!』

「・・・ッ」

泣き出したくなるのをぐっと堪えて、私は走り続けた。

6:安楽:2014/07/26(土) 08:42 ID:InY

愛樹side

私、ついに見てしまったんです。

「ふぁ!?」

零さんの顔。

「!」

正直に見た感想はーー

「美しすぎます!!!」

その美しさは野に咲く一輪の紅薔薇・・・否!暗闇に冴える月光のよう・・・
瞳の奥に光る儚げで・・・それでも消えぬ美しさ・・・

でも!

その美しさを遮ってしまう前髪という名の灰雲・・・

「人生は光だけではないのですね・・・って今何時!?」

気づけば、かれこれ十分たっていました。

「そろそろ帰らなくちゃ・・・怒られますね・・・」

カバンを持って教室を出かけた時に、思い出しました。

零さんがカバンを持たずに出て行ったな、と。

「よし!」

華の女子高生にカバンのダブルはキツイけど、零さんと話す機会を得るためです。我慢しなきゃ。

“私、零さんの顔を見てみたいです。”

幾度となく言ってきた言葉。

『キモいからダメ。』

『ブスだからいや。』

『吐き気するかもよ?』

なぜ、あそこまで自分の顔を嫌うのか。

「私、知りたいです!」

7:安楽:2014/07/26(土) 09:21 ID:InY

ピンポーン

「はーい!」

パタパタと足音がして出てきたのは零さんのお母様。(私は『おばさん』と呼ばせていただいています。)

「あら!愛樹ちゃんじゃない!元気してた?」

「はい!おばさんこそ元気でいらっしゃるようで何よりです!」

零さんの家には何度かお邪魔したことがありますが、おばさんはいつになく気さくで優しい方です。

「あの・・・零さんはいらっしゃいますか?」

「零?ああまだ帰っていないのよ。いつもは早いんだけど・・・愛樹ちゃん、零が来るまで上がっといて。」

というわけで、ありがたく上がらせていただくことに。

「零の部屋で待ってて」

「はい」

零さんの部屋は二階にあり、少し薄暗い感じです。

「ふぅ・・・」

ひとまず部屋につき、カバンをおくと、私は周りを見回しました。

きちんと整理された本棚にシンプルな木机・・・綺麗なお部屋です。

「あれ?」

その中に、ホコリかぶったダンボールがありました。

中には、『中学生の数学』『地理中学生』・・・

なぜこんなところに?

なんか位置的に「見ちゃいけない」って気がするけど・・・

私は好奇心を抑えられませんでした。


「なに・・・これ・・・」

見なければ良かった、なんて

今更思っても仕方がありません。

教科書の中には『バカ』だの『しね』だの『ブス』だの・・・

見るのがいやになる文字ばかり。

「ひどい・・・」

「見たわね」

「!」

恐る恐る振り向くと、そこには・・・

「零さん・・・」

8:安楽:2014/07/28(月) 13:15 ID:InY

零side

走って行って、ぼーッとしてたら
カバン忘れたのを思い出して。
学校に戻ったらカバンがなくて。
家に帰ったら「愛樹ちゃんが来てる」て言われて。

アレを片付けてないのを思い出して。

悪い予感がしつつも部屋に行ったら案の定見られてて。

「見たわね。」

「零さん・・・」

愛樹に顔のみならず教科書まで・・・

私の人生SHE☆エンド

「零さん・・・ごめんなさい。私、カバンを届けようと・・・」

「ありがとう。でもごめん早く帰って。」

私はなんてひどいことを親友に言ってるんだろう。
愛樹を見ると、やっぱり涙目で。

「ごめん・・・なさい・・・」

そのまま出て行ってしまった。

「・・・ごめんね。」

悪いのは私なのに。

「・・・ごめんね・・・」

なぜか、涙が出てきた。

「・・・ッ」

いつまでたっても、その涙は止まらなかった。

9:安楽:2014/07/28(月) 13:25 ID:InY

愛樹side

「悪いことしちゃった・・・」

明日から、零さんとどう接しておけばいいんでしょう。
なんか話しかけにくい雰囲気ですもん・・・

でも、零さんが自己嫌悪をする理由がわかった気がします。

「・・・」

そのことを知って、私にできることがあれば。
零さんに自信を持ってもらうことができるのなら。

「私、知りたいです。」


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