Mahjong −麻雀−

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1:たんく:2014/08/19(火) 23:05 ID:ung

浮世の沙汰も金次第。
300万円という賞金のため、3人の若き雀士は立ち上がった。
大学対抗全国麻雀選手権『天弓牌』開催__


(※手牌の表記方法)

萬子:一二三四五六七八九
筒子:@ABCDEFGH
索子:123456789
字牌:東南西北白發中
副露:[ ]でとじる
暗槓:両端を■

2:たんく:2014/08/19(火) 23:09 ID:ung

−序章−

雀卓四台のみの小さな雀荘にて。
客足が伸びやすい日曜の午前中にも関わらず、使われているのはうち 一台だけだった。
そして、その一台ももう決着がつこうとしている。

「それ、ロンね。12000」

洋加(ひろか)は少し得意顔で手牌を開示した。

【南雲洋加:西家】
九九九AAA444西西[FFF]
《三暗刻 トイトイ ドラドラ》

東家の中年男性が洋加の手牌を身を乗り出して覗き込む。

「おっ、跳ね満か。北家飛びで終局。お疲れ」

「はー、この半荘も南雲ちゃんがトップかいな・・・」

洋加に振り込んだ北家、これまた中年男性が「参った参った」と苦笑いを浮かべた。
低レートだが、60000点オーバーだしまあまあな金額になる。
十分稼げたし、そろそろ引き時だ。
そう思って、洋加は賭け金を受け取ると「そろそろ上がるよ。お疲れ様」と腰をゆっくりと持ち上げた。

「そうかい、お疲れ。一人いなくなっちゃったし、三麻でもするか」

これもまた中年男性の南家の声を背に、洋加がカウンターまで歩くと、そこにはいつもの雀荘経営者のオッサンではなく、その息子の基博(もとひろ)が立っていた。


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