向日葵色の。

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1:叶羽*。◆z..:2014/08/21(木) 21:04 ID:eMs


叶羽【かなう】です!❀
ここでは初めて小説を書かせて頂きます。

駄作ですが.良かったら読んでやって下さい。
コメントもして頂けると嬉しいです!❀

では‥よろしくお願いします(*´`*)

2:叶羽*。◆z..:2014/08/21(木) 21:10 ID:eMs



…──
…─

「好きです。」


夏の夕暮れ、放課後の教室で
僕は大好きな君に伝えた。


たった4文字だけど、精一杯の想いを込めて。







…けど




大好きな君はもういない。

3:叶羽*。◆z..:2014/08/21(木) 21:23 ID:eMs




「可哀想に…」

「不慮の事故だったんだってねぇ…」

「まさか美那ちゃんが…」



そんな声が絶えることなく聞こえる。

お世辞にも広いとは言えないその一室に、黒い服に身を包んだ人達が密集していた。

4:叶羽*。◆z..:2014/08/22(金) 22:48 ID:eMs




ほのかに線香の匂いがする。

色んな匂いに混じって。




本当に僅かだけど、それでしか僕は美那の死を実感することが出来なかった。

5:叶羽*。◆z..:2014/08/23(土) 09:29 ID:eMs





…だって、信じられないだろう?

つい最近まで普通に笑い合ってたんだよ?


それにー…

僕はお官のなかを覗いた。


こんなに綺麗な顔してるんだ。

これが死んでる?信じられないよ。

もしかしたらまたフッと目を覚ますかもしれない。



またいつもの笑顔で名前を呼んで。

またひまわりを見に行こうよ。



なぁ

「まだ行きたいとこたくさんあるんだ。」

早く目を覚まして

「そうだ、今度は美那が前行きたがってたとこに行こうか。」

冗談だって笑ってよ

「ちょっと遠いけど…少しくらいいいよな。」

なぁ…だから早く

「いつ…行こっか?」

目を覚ましてくれよ

「なぁ…返事してくれよ。」

頼むから

「信じたくないよ…ねぇ、美那。」

もうこんなゲームおしまいだ。

「早く目覚ましてくれよ…美那ぁ…っ!」

6:小桃。◆EI:2014/08/23(土) 10:37 ID:4k2


読んでます、読んでるよ(
ここで書くの初めてなんて信じられないくらい文才が←

更新楽しみにしてるよ、ここでは読者として温かく見守らせていただきます(´・ω・`)

7:叶羽*。◆z..:2014/08/23(土) 11:36 ID:eMs


こもちゃん▷◁♡*。゚

こもちゃん!(*゚艸゚*)✨
コメントありがとう!❀

私はこもちゃんの文才を分けてほしい((切実に←

楽しみにしてくれて.見守ってくれてありがとう(嬉ノω`*)*。+
頑張ります❀

8:叶羽*。◆z..:2014/08/23(土) 22:53 ID:eMs





「…っ…はぁ…はぁ…」



真っ暗な世界から逃げ出すように、ベッドから勢いよく起き上がる。


…またこの夢か。


美那の死から2年。

最近よくこの夢を見る。

その度に僕はその夢にうなされて起きる。これの繰り返しだ。


でも何かがおかしい。

僕は美那が好きだった。

いや、正しくは今も好きだ。

だから美那の夢を見るのはおかしくない。

けど、何で今頃なんだ?

美那の死から間もないときには、こんな夢見なかった。

最近になってなのだ。こんな夢を見るのは。

おかしい…明らかにおかしい。



だってこんなのまるで…何かが起きる前兆みたいじゃないか。

9:叶羽*新雑担当◆z..:2014/08/26(火) 19:00 ID:eMs



「おはよー」

「はよーっす」

「おはよ!」


たくさんの生徒が挨拶を交わしているなか、僕は一人でぼーっと自分の教室まで歩いていった。

別に友達がいない訳じゃない。

こんな僕にだって少ないけども友達はいる。

例えば、同じクラスのー…


「おはよ!奏!」


こいつ、白浜優花(しらはまゆうか)とか。

優花は茶色の髪の毛に派手めメイクをしているからか、クラスでは結構目立つ方だ。

そんな奴と、“目立つ”とは真逆の僕が何で仲良いのかと言うと…まぁ、これは後々話そうか。

あれ?そーいえば…


「おはよ、優花。今日、あいつは一緒じゃないの?」

「“あいつ”…?あぁ…もうすぐ来るんじゃない?部活の朝練があるとか言ってたし」

「あ、そうなんー…だ!?」


俺が全部言い終わる前に、誰かが後ろから背中を叩いてきた。

いった…誰だよ…

誰だか確認しようと後ろを向くと、そこには“友達”の矢沢達樹(やざわたつき)が満足げに立っていた。


「かーなーでっ!!はよ!」

「ったく…朝から叩くなよ…」

「そーだよ!奏が可哀想じゃん!」

「ごめんて。でも奏、元気なさそうだったからよ。何かあったのか?」


“元気なさそう”?

そう見えるのか…

このまま心配されるのもあれだし…少し話してもいいかな。


「実はー…」


僕は最近見る夢を話し始めた。

10:叶羽*新雑担当◆z..:2014/08/28(木) 10:40 ID:eMs


…──


「え…美那ちゃんが…?」


全てを話し終えたところで、最初に口を開いたのは優花だった。


「“美那ちゃん”…?」


それに続いて、達樹も話し始める。

そうか…達樹は美那のこと知らないのか。


このクラスになって3ヶ月が経っていたが、このことについて達樹にはまだ話してなかった。

と、言うより話す機会がなかったんだが…

まぁ、どちらにせよ、美那のことを僕から話すのはあいつを見せ物にしているようで嫌だったんだ。



「美那は…僕の幼なじみだったやつだよ。」

「幼なじみ“だった”って…?」

「達樹!それはー…」


優花が達樹にそれ以上聞かせないように、達樹の腕を掴んだ。

きっと気をつかってくれているんだろう。

でも、あれから2年経っているんだ。

それなりにそのことは受け入れている。

だからー…


「大丈夫だよ。優花。」


そう言って、達樹の腕を抑えてる美那を離させた。


「…っでも…!」

「僕は大丈夫。大丈夫だよ。」

「…っ…」


優花は“大丈夫”と何度も言う僕に安心したのか…それとも圧巻されたのか、ゆっくりと達樹のそばを離れた。


きっと自分に向かってだった。

『大丈夫』『大丈夫』と言ったのは。

早く前に進めるように…美那のことについて完璧に立ち直れるように…


…ー自分への、言葉だったんだ。

11:叶羽◆z..:2014/08/30(土) 00:19 ID:eMs



すぅと、少し大袈裟に息をする。

そして達樹に向き直って、僕は美那の話をし始めた。


「─美那は僕の幼なじみだったんだ。小さい時からずっと一緒で…いつしか僕は美那を好きになってた。それで…夏休み前の最後の登校日に決めたんだ。想いを伝えようって。」


「ん…」


真剣に話す僕に、達樹が静かに相槌をうつ。

僕はそれを見て、さらに続けた。


「…で、その日僕は美那に告白した。美那はそれにすごく動揺したみたいで…僕は返事は1週間後でいいって言ったんだ。それで1週間が経った。僕は事前に決めてた待ち合わせ場所に行った。けど、美那はいつまで経っても来なかった。僕は正直イライラしながら家に帰った。それで…家に帰ってから聞いたんだ。美那が死んだって」


「えっ…!?」


今まで一言も発さなかった達樹が声を上げた。

さすがにこれには驚いたのだろう。

けど、僕はそんな達樹をよそにそのまま続けた。


「不慮の事故だったらしい。僕はしばらく信じられなかった。親がその話をしようとしても真実を知るのが怖くて、ずっと逃げていた。だから…それを知ったのはその事故から3週間後だった。」


「それって…?」


「美那が死んだのは、僕らが住んでいたところの近くの道路だったんだ。そこは、僕らが待ち合わせてた場所までの通り道だった。…この意味が分かるか?」


「え…?」


「僕のせいで美那は死んだんだよ。僕があの場所に美那を呼ばなかったら…僕が美那に告白しなかったら、美那は死なずに済んだんだ。僕がー…」


今まで溜めていたものが一気に溢れ出す。

ずっと心の中に留めていたものが、溢れて止まらなかった。


「それは違うだろ!!」


「…っ…」


達樹の声で一気に現実に戻る。

気づいたら僕の頬は涙で濡れていた。 


「それは違うよ、奏。お前のせいじゃない。お前が自分自身を責めたところで何が変わるんだ?そんなこと、美那ちゃんだって求めてないはずだ。…だからやめろよ、自分を責めるなんて。もう過去なんだ。今じゃない。もう2年経っているなら尚更ー…」


「お前に何が分かるんだよ!“もう過去だから”?“美那を忘れろ”って?ふざけんな!!僕は美那を忘れる気なんてない。忘れられるわけがない。僕は達樹だから話したのに…達樹がそんな奴だなんて思ってなかったよ」


「ちょ…っ…奏、それは言いすぎだよ!」


優花が俺を止める。

分かってる。分かってるんだ。

こんなの八つ当たりでしかないって。

分かってて…達樹に当たった。


「ごめん…ごめんな、達樹。」


「いや…俺こそごめん…」


「…少し頭冷やしてくる。先生には上手く伝えといてくれ。」


「え…奏…」


「大丈夫。僕は大丈夫だから。少し一人にしてくれ」


「…分かった。」


「ん、さんきゅ。」



僕はー…










最低だ。

12:叶羽◆z..:2014/08/30(土) 21:11 ID:eMs


…──
‥─


『…ーで…奏…』


誰かが呼んでる…?


『奏…起きて』


この声はー…


「美那…?」


『そうだよ。久しぶりだね、奏』


あぁ…またあの夢か…

何でこの夢ばっかり…何度見たって、本物の美那には会えないのに…


「もういいよ…この夢は…もう…」


「え?何寝ぼけてるの?」


“寝ぼけてる”?寝ぼけてるって?

僕は寝ぼけてるなんかー…


重たい瞼をふと開けると、そこには2年前の姿のままの美那がいた。


「…ー!?」


何だこれは。

何で美那がいるんだ?

これも夢?

いや、夢にしてはやけにリアルなー…


「かーなーで?いつまでぼーっとしてるの?」


「しゃべっ…た…」


「喋ったって…そりゃ喋るよ。私だって人間なんだから…」


「え…これ夢…だよな…?だって美那は2年前にー…」


「夢じゃないよ、奏っ。私、奏に逢いに来たの」


美那はそう言って僕の手を握った。

本当だ…触れられる…


「これで分かってくれた?」


生温かいその小さな手が、これを夢じゃないと僕に教える。

本当に美那なんだ…

でも何でだ?

美那は2年前に確かに亡くなったはず。

なのに何で今ここにー…


「どうして…どうして美那がここにいるんだ?それに逢いに来たってー…」


僕は疑問に思っていたことを美那に尋ねた。


「あ、ごめん。いきなりでびっくりしたよね…えーっと、今私がここにいるのはー…ってどこから説明しよっかな」


美那はそう言うと、困ったように笑った。


美那だ…

その時に出来たえくぼが、笑い方が、2年前の僕の記憶を思い起こさせる。

懐かしい。

あの時の美那がここにいるんだー…


僕は懐かしいと思う気持ちと、今にも泣き出しそうなのをこらえて


「いいよ。ゆっくりで。ちゃんと聞いてるから」


と、言った。


その言葉に安心したのか、美那はほっとした表情を見せて小さく深呼吸すると、順を追うようにゆっくりと丁寧に説明し始めたー…

13:にっきー:2014/08/31(日) 16:40 ID:RJ6


面白いです!

改行とかも私的にはすごく読みやすかったです!

才能を分けてもらいたいくらいですw

私も小説書いてるんですけどよかったら見てくれませんか?

http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1408782130/l5



http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1402222289/l5
です!

感想とかアドバイスもらえたら嬉しいです!かなりの駄作なので



では、また来ます!
頑張ってくださいね!!

14:叶羽◆z..:2014/09/01(月) 21:41 ID:eMs



にっきーさん▷◁♡*。゚

コメントありがとうございますっ!❀

いえいえっ‥私なんかまだまだなので‥笑
でもそう言って頂けて嬉しいです!
ありがとうございます(*´∪`*)

分かりました!
遅くなってしまうかもですが‥ぜひ読ませて頂きます!^^

お互い.頑張りましょう(*´`*)!

15:にっきー:2014/09/02(火) 19:11 ID:xYk

ありがとうございます!

嬉しいです。

はい!お互い頑張りましょう

16:叶羽◆z..:2014/09/06(土) 20:53 ID:eMs


「えっと…この世界で言う“あの世”にはいくつか制度があってね?そのなかの一つに“元の世界に戻る”って言うのがあるの」


「元の世界に戻る…?」


「そう、それは前までは元の世界に未練が残ってたりする人の為だけにあったものなんだけど…それじゃ不平等だって意見が出て、つい半年前に改正されたの。それで今回、私は戻ってきたってわけ」


「じゃあ…しばらくはここにいられるのか…?」


「うん!…って言ってもたったの1週間だけどー…って、奏!?」



僕はそれを聞いた瞬間、嬉しくて思わず美那に抱きついてしまった。



「え、ちょっ、奏?どしー…」


「また会えて嬉しいよ、美那…」



僕がそう言うと、美那はにこっと優しく笑って



「うん、私もだよ。奏…」



と、言った。


この時の僕はただ、ただ嬉しくて、大切な言葉を聞き逃してしまっていた。

けど、そんなことを気にとめないくらいこの時の僕は喜んでた。



…ー本当に嬉しかったんだ。

17:叶羽◆ok:2014/10/13(月) 20:45 ID:eMs



───
─‥

眩しすぎるくらいの日差しが僕に朝が来たことを知らせる。

重い瞼を擦りながら、ゆっくりと辺りを見回すと僕のすぐ近くに美那が寝ていた。


夢じゃ…なかったんだ。


ホッと胸をなで下ろし、改めて周りの状況を確認する。


あ…れ…?


壁にもたれて寝ている美那。

その足は少し正座を崩したようになっていてー…って、まさか…!


「美っ…美那!起きて!」

「んー…あ、奏おはよ〜。どうしたの?そんなに焦って」

「あ、あのさ美那」

「んー?」

「もしかして僕、昨日美那の膝の上で…?」

「あ、うん。そだよー?それがどしたの?」

「〜っ」


それを知ってカァっと顔が赤くなる。


僕…美那の膝の上で寝ちゃったんだ…
好きな子のー…


「え、奏?大丈夫?」

「だ、だ、だ、だ、だ、大丈夫!!そっ…それよりさ、今日はどこ行く?」

「どこ行く…って、奏学校でしょ?」

「いや、うん、そうだけど…せっかく美那がいるんだし…」

「だーめ!学校はちゃんと行かなきゃっ。それに私も少し行ってみたいし!だから早く行こ?」

「んー…美那がそこまで言うなら…」

「やったっ。じゃあ早く準備して行こ!」

「〜っ」


本当に嬉しそうに笑う美那にまたドキドキする。


「奏?どしたの?」


美那は顔を抑えて悶絶している僕を心配して、上目遣いで僕の顔を覗き込む。


〜っ…そんな顔ずるいって…


「奏〜?」

「あ、ご、ごめん!じゃあ行こっか!」


こうして一日目は、僕の通っている学校へ行くことになった。


優花達…美那がいるなんて知ったらどんな顔するかな…?


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