誰でもいいから
私の記憶を消して
誰でもいい。私の記憶を消してほしい。私の中からみんなの記憶を
私は毎日平凡な日々を生きていた……つもりだった。そうあの時までは。
なんで?なんでこんなことになったんだっけ。あぁ、私があんなことを言ったからだ。あの時の私はなんて浅はかだったのだろう、なんて世間知らずだったのだろう
4:ミレイ:2014/09/01(月) 22:11 ID:H1. 私は瑠璃。桐谷瑠璃。みんなが私を遠巻きにして見るようになった。私には余命があるから
1ヶ月前
医者「脳腫瘍です。侵食も大変進んでいて手術もできますが、成功する確率は3%です」
瑠璃「え?脳腫瘍?」
どういうこと?私が?何いってるの、私は元気だよ?
医者「ええ、もう余命1ヶ月でしょう。病原菌が脳をどんどん蝕んでいます」
は?先生、今なんて言ったの?余命?そんなの物語だけじゃないの?
瑠璃「えっと、その蝕んでいくときの痛みというのは」
医者「かなりのものですのでこちらで鎮痛剤のほうを出させていただきます」
なんで?なんで私だけこんな目にあうの?嫌だよ。まだまだ行きたいよ神様は不公平だ。
修正
まだまだ行きたいよ ×
まだまだ生きたいよ ○
るかー!小説頑張ってね(=∀=)
7:ミレイ:2014/09/03(水) 18:57 ID:H1. yukaありがと〜♪
その次の日
咲「る〜り!どうしたの?そんな暗い顔してさ」
天野 咲。私の一番の友達だ。あぁ、咲になら言っても大丈夫だよね?
瑠璃「うん。あのね、脳腫瘍で余命1ヶ月だって」
大丈夫だよね、咲ならわかってくれるよね?
咲「何それ。本当に言ってるの?」
え?
咲「はぁ、じゃあもう私に近づかないでくれる?」
え?
瑠璃「え?何でよ。ねぇ!咲!」
何で?
咲「はぁ?そんなの私のせいであんたに死なれても困るし」
え?咲、それ本気で言ってるの?一番の友達だと思ってたのは私だけなの?信頼してたから、信じてたから言ったのに。
咲「じゃあもう私に近づかないでね。それからもう友達じゃないから、慣れなれしく話しかけないで」
咲!
一番の友達も失った。どうして神様はこんなにも不公平なのかな
一番の友達も失った。 ×
一番の友達を失った。 ○
in classroom
ざわざわ、
大丈夫、大丈夫
みんなは私の病気のことはまだ知らないから。
言わなきゃいいだけなんだから。
大丈夫
ざわざわ
ガラガラッ
シーン…
え?
何、この空気まだ私何も言ってないよね?
ヒソヒソ
まだ私何も言ってないのに
私は教室から飛び出した
どこにも行くあてなんてもちろんどこにもないのに…
とにかく、この空気から逃げたかった
とにかく私は走り続けた
あの目。
私を見るみんなの目が怖かった
何か汚物を見るかのように
何か珍しい物を見るかのように
そんな目で私を見てきた!
みんなが怖かった。そう思ったのは生まれて初めてだ
もう、そう思いたくない
『ズキッ!』
「う!あぁ!っ」
この痛みは病気のせいなのか?
それとも…