〜緋蘆小伝説〜

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1:雪猫◆lk hage:2014/09/07(日) 10:49 ID:Y0g

今日もいつもと同じ朝。うちのクラス…6年1組の1番、安堂タツヤは今日もいない。去年あたりに行方不明になったきり、彼の姿を見た者はいない。警察も彼の親も、捜索はとっくに諦めていた。
ただ一つ、この…6年1組のクラスメイト達だけが、諦めていなかった。

…今から始まるのは、切なくて優しい物語。出席番号1番を求め続けた、子供達の物語…

2:雪猫◆lk:2014/09/07(日) 17:16 ID:Y0g


「はぁ、はぁ…」
パタパタと 廊下を忙しく走る音が響く。天才科学少女の異名を持つ「熊田サヤ」は、勢いよくドアを開けた。
「できた、かも…!」
サヤの手には、小さなフラスコが一つ。その中では、光のようなものが渦巻いている。全クラスメイトの視線が集まる。
「何これ」
ひったくるようにそれを奪ったのは、クラスの一部の女子に人気の「山崎マリー」。
「ちょっ…山ちゃん!?丁寧に、扱ってよねぇ…!」
「だーかーら、これ何よ、また何か発明したわけ?」
ぱしっ、とフラスコをサヤに投げる。が、軌道はそれ、空手少女「諏訪ミサノ」の手元へと、無事に着地した。
「はい、これ…大丈夫?」
「あぁ…うん、よかった…無事で」
渡した瞬間、サヤの手が滑り。パリン!という音がして、フラスコは粉々に砕け散った。
「!?」
ごうごうと呻くような地響きがして、机も椅子もしっちゃかめっちゃかになる。
一筋の光が、世界を貫く。何も、見えなくなる。


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