終わる世界と人喰い日記

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1:猫又◆Pw:2014/09/17(水) 23:16 ID:q4g

 こんにちは、詰まったらスレを作る人。猫又ですw

 今回も懲りもせずに新しい作品を書いて行きます。
まだ続く保証はありませんが、温かい目で見守ってくれれば幸いです。

※注意
 1 荒らし・小説と関係のない長文は禁止です。
 2 タイトル見て分かると思いますが、結構『グロい』です。
   ホラーではありませんが、ご飯を食べ終わってから見ることをオススメします。

 3 できれば他の物語も読んでくれたら嬉しいです。 m(_ _)m ↓

 ○九十九語り  http://ha10.net/novel/1403010846.html
 ○ティッシュ  http://ha10.net/novel/1392144914.html

 それでは始めます。

2:猫又◆Pw:2014/09/17(水) 23:36 ID:q4g

 
 ❏ プロローグ  チミドロ繁華街

 「まさに地獄絵図だな……」
 目の前の光景を見て、新人兵の青年はそう呟いた。

 あちこちに散らばる武器。破壊された建物。
数分前まで生きていた国民達の死体と血痕でデコレーションされたガラクタが見渡す限りに続くその道は、
食糧を求めて暴動を起こした国民達の末路を克明に物語っていた。

 「……くそっ」
 一体これで何度目になるのだろう。
青年は今年だけで十数回以上も目にしたその光景から目を逸しつつも、頭の中で深いため息を吐いた。
 せっかく国の平和を守るために陸軍に入ったというのに、毎日やらされるのは暴動を起こした同じ顔立ちの国民達を打ち殺すことと、その後始末として死体をトラックまで運ぶ仕事ばかり。
始めのうちは同期の仲間が居たものの、彼以外の人間は精神に異常をきたし、結果として新しい仲間が配属されるまでこの青年はたった一人で死体を運び続けていた。

「……あ〜あ。俺、一体何のために陸軍に入ったんだかっ……っと」
 そう言いながら、今日も彼は目が無い子供やミイラのように干乾びた中年男性の死体を運び続ける。
不満を口にしながらも、それでも毎日のように死んで行く国民をトラックまで――広場にある火葬所まで運び続けていた。

3:にっきー:2014/09/18(木) 07:10 ID:sD.

ホラーだね!

うちこういうの大好きw
これからどうなっていくのか楽しみです!

がんばってね!

4:猫又◆Pw:2014/09/20(土) 00:15 ID:q4g

 ホラーというより、世界の終わり的な話かな。
ダークファンタジーってやつ。
 とにもかくにも応援ありがとう!
ワケわかんないかもだけど、更新がんばります。
 ……いつになるかは未定だけどw

5:猫又◆Pw:2014/09/22(月) 23:49 ID:q4g

 続けます。

「……ん?」
 そんないつもの作業中。青年はあることに気付き、違和感を覚えた。
通行規制が成され今は自分しかいないはずのこの通りの片隅、まだ自分が手を付けていない場所から物音がしたのだ。

「……ドコのどいつだ? 軍が通行規制してる道路に踏み込むようなバカは……」
 どうせ金品目当ての死体漁りだろう。
そう思ってはみたものの、このまま放っておくわけにもいかず、青年は物音を頼りに、何者かが居る死体の山へと歩み寄った。
 すると、近づいて来る足音で気付いたのだろうか。
死体や瓦礫で死角になっていた場所から、その何者かが飛び出して来た。
 ――ったく、タダで返すと思うなよ……。
青年は軽く舌打ちをしながら、飛び出した人間に軍から支給された銃を向ける。
 ――と同時に、目を見開いた。

「だ……誰だ、貴様は」
 そこに居たのは、死体漁りらしき中年男性でもなく、
かといってこの血みどろになった道路を遊び場と勘違いした子供でもなく、
 こんな場所に最も似つかわしくない茶色いTシャツを着た少女だったからだ。

 驚きのあまり絶句する青年兵。
 だが少女は声を上げたのが青年兵だと確認すると、
何も言わずに幾重(いくえ)にも積み重なった死体の山を、下から掘り始めた。
「……はぁ……はぁ」
 まるで砂場に作った砂山にトンネルを掘るかのように、折れた腕や切れれた生首を掘り返す少女。
腐った肉を手で掴むたびに、Tシャツどころかジーンズまで茶色に変色した死人の血液で染められてゆく。
 だというのにそれすら気にせず、まるでその先に命と同等に大切なものでもあるかのように目の色を変えて、少女は一心不乱に死体の山を掘り進み続けた。

6:猫又◆Pw:2014/09/23(火) 22:02 ID:q4g

 誤字がありました。下から3行目。
折れた腕や切れれた生首 → 折れた腕や斬られた生首 です。

7:猫又◆Pw:2014/10/29(水) 07:16 ID:q4g

「…………っ」
 それは誰が見ても目を背けるような光景。
もちろん青年も例外ではなく、露骨に目を伏せ少女の姿を視界から消した。
 それと同時にこの現状をどうにか整理しようと必死に頭を働かせ、
そして考えること10秒少々、青年はある安心できる解答に行き着いた。

 もしかしたら、殺された親の形見(かたみ)を取りに来たのかもしれない。

「そうか……そうだよな。軍服着てる俺の目の前で堂々とこんなことやってんだから、それしかありえねぇよな……」
 目の前の異常な光景をそう結論付けた青年は近くにあった機関銃を手に取り、
ゆっくりと少女に近づきながら一応兵隊らしく叫んでみた。
「ここに何の用だ……? 名を名乗れ!」
「…………」
 しかし少女は青年の怒声を無視し、無我夢中で死体の山を掘り進める。

「チッ……舐めやがって」
 その対応にこのままでは埒が明かないと判断した青年は、さらに大きな声で怒鳴り散らした。
「おい! 聞いているのか? 名を名乗れと言ってるんだ!!」
 すると、やっとその言葉が通じたのか、少女は死体を掘り漁る手を休め、顔を伏せたまま低い声で返答する。
「……何? 邪魔しないでよ」
「……っ」
 その怨みのこもった声に、青年は一瞬怯んだものの、すぐに言い返した。
「……さっきまでここで戦闘があったのは知ってるだろ? 金品漁りか親族を探しているのかは知らないが、不審な行動を取るなら撃ち殺すぞ……?」
 そう言って青年は手に持っている機関銃の銃口を少女に向けて見せる。

 どうせ何もできない市民だ、銃口を拝ませればシッポを巻いて逃げるに決まっているという絶対的な自信を持って行った精一杯の威嚇(いかく)行為を、
少女はしかし銃口など全く見向きもせずに青年を嘲笑った(あざわらった)。
「金品漁りぃ? 遺族……? そんなものより私はこの『死体』が欲しいだけなの……あんたも欲しい? なら、分けてやってもいいけど?」
 そう言い終えると、少女は青年に向かって何かを放り投げた。
青年は始め、それは手榴弾か何かだと思っていた。
 しかしそれが顔の前まで来た瞬間、その正体を知る。

「ひ……ひぃぃぃいい!!」
 それは、人間の手だった。
手首から先は引きちぎられ、死後硬直によってまるで石像ようになった『もと人間』の手、だったのだ。

8:にっきー:2014/11/07(金) 07:20 ID:HME

少しグロくなって来たね笑
この文章力本当に見習いたい!

私もいつかこういうの書いてみたいなあ。


頑張ってね!
ではでは私は受験がんばって来ます

9:ミケ:2014/11/07(金) 20:17 ID:w4M

おお……!

なかなかぐろくなってきた!このさきどうなるか楽しみ!
猫又さんがんばってね!

10:にっきー:2014/11/15(土) 21:28 ID:q8U

最近フリートークにも来ないけど
大丈夫??

小説楽しみにしてるよ!( ̄▽ ̄)
それとうちコラボ小説やり始めたから
よかったらみてみて!

普通な学園生活を送らせてくださいってやつ

あとたまにはフリートークにもきてね!


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