ゲーム世界としがない僕ら、

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1: 小鳩、◆KE:2014/09/25(木) 18:03 ID:4k2






 どんなに死んだって、また生き返るゲーム世界。
 一度死んだら、もう戻ることが出来ない現実世界。


 そんな世界が、交ざり合ったら。

 命を掛け、戦うことも。命を掛け、仲間を守ることも。そして死んでしまってゲームオーバーになることも。



 ……全てが、現実なら。




 僕達は生き、仲間を守り、戦うことは出来るのだろうか――…?





『ゲーム世界としがない僕ら、』

 

2: 小鳩、◆KE:2014/09/25(木) 18:24 ID:4k2


01 / 招待状とゲーム世界。



「ただいまー」
 はぁ、と溜め息を吐きながら家のリビングに入る。ただいま、と言うが、返答は無い。
 今日も母親は仕事だし、妹は部活。そして俺は帰宅部であるため、のんびりと過ごせる。実に良いことだ。

 季節は夏。ミンミンと五月蝿い蝉の鳴き声と、チリンチリンと揺れる風鈴の音。涼しさを感じさせるのは良いが、夏は暑いので嫌いだ。

「アイス食おうアイス。……と、アイス冷蔵庫に入ってたかなー、と」
 一人寂しくぼやきながら、冷蔵庫をガサゴソと漁った。
 アイスは夏の必需品だ。夏はアイスがないと生きていけない。
 そんなことを考えながら漁っていると、案の定ガリ○リ君のコーラが出てきた。神の降臨だ。

 テーブルにアイスを置き、椅子に座ってアイスの袋を思いっきり破る。
 アイスを食べ始めようとした俺の目には、『鹿島空太さまへ』と書かれた、一通の手紙が映った。

3: 小鳩、◆KE:2014/09/26(金) 17:57 ID:4k2




 鹿島空太。紛れもない、俺の名前だ。
 誰からの手紙だろうか。俺には遠くに住む友人も、遠距離中の彼女もいない。さらには両親が外国に住んでいる訳でもない

「……ん?」
 足になにかがぶつかったような感覚がした。
 母さんは几帳面で床に物を置くことをしないし、妹である飛鳥は、そもそも今日の朝からリビングには入っていない。朝にはこんな荷物、なかったはずだ。
 誰がこれを置いた? そもそもどうやって家に入った?

 床を見ると、案の定段ボールが置いてあった。
 謎の手紙に、正体不明の段ボール。何かが始まりそうな予感がした。


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