中二病は現実逃避=H

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1:  小鳩、◆PU 菅原先輩と堀ちゃん先輩が好きな人、:2014/10/11(土) 11:16 ID:4k2





#00 プロローグ


 中二病という、残念な病気。これは、ほとんどの人が知っていることだろう。自分の中で自分のカッコいい設定を作り、その設定でなりきり、芝居をする。現実から離れる――、いわゆる、現実逃避=B

 中二病は、自分のカッコいい設定を作るのは、とても痛々しく、残念なことだ。


 ……でも、そうだとしても。



 俺は、中二病であること、一般世間から少しはみ出していることは、悪いことだとは思わない。俺だって、スゲー能力持ってる自分カッコいい≠ニ思っていた時期が少しだけあった。


 中二病で、残念なやつだったとしても、そいつだって人間の一人だ。




 ――だから、現実逃避だって、あっても良いじゃないか。


 

2:  小鳩、◆PU 菅原先輩と堀ちゃん先輩が好きな人、:2014/10/11(土) 11:39 ID:4k2




# 作者紹介

こんにちは、葉っぱ天国小説掲示板でひっそりと小説を書いている小鳩です。知っている人もいるかもしれません。
頭からネタを振り絞って書いていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

コメント大歓迎です。

3:  小鳩、◆PU 菅原先輩と堀ちゃん先輩が好きな人、:2014/10/11(土) 12:22 ID:4k2




#01 中二病少女との出合い


「おはようございまーす」



 適当に挨拶をしながら、俺、小塚空は2年A組の教室へと入って行く。なんてことはない、いつもと同じ憂鬱な日常だ。
 俺は自分の席に座ると、すぐさま机に突っ伏した。



「小塚ー、元気かー?」
 見るからに元気ではない俺に話し掛けてきたのは友人である竹沢夕。超KYで、小学校からの付き合いだ。
 見た目から察しろよ、どう考えても元気じゃねえだろ。


「元気じゃねえよ、ったく、お前少しは考えろよな……」
「それはすまなかったな、……ところで、話があるんだが」

 言葉だけで、内心では悪びれもしない。竹沢はそういうやつだ。……てか話ってなんだよ。
 竹沢の言う話≠聞くために、俺はのそのそと顔を上げた。

 

4:春ル◆/M:2014/10/11(土) 12:52 ID:Y7U

中二病…いいですね!
これからどんな中二病患者がでてくるかなど、とても先が楽しみです!

5:  小鳩、◆PU 菅原先輩と堀ちゃん先輩が好きな人、:2014/10/11(土) 13:00 ID:4k2



>>4 春ルさま
私自身が中二病とか大好きなので((
楽しみだなんて、ありがとうございます! 頑張っちゃいます、!

6:  小鳩、◆PU 菅原先輩と堀ちゃん先輩が好きな人、:2014/10/11(土) 14:02 ID:4k2





「……で? なんだよ話って」

 早く話を終わらせたいがために、俺は竹沢をジト目で促す。
 竹沢は「言われなくてももう話す」と不満そうに言って、俺の前にある自分の席に座った。


「……そう、それは昨日のこと――……、……俺は見てしまったんだ」
 竹沢は大袈裟な身ぶりを加えつつなにかを語り出した。
 どうでもいいから早く終わらせてくれ、というのが俺の本音だが、俺はうんうんと適当な相づちを打ちながら竹沢の話を聞いてやった。



「左目につけられた眼帯、風にサラサラと靡く黒髪――……、」
「すっげーどうでもいいんだけど」


 俺が話を強制的に終わらせようとするが、竹沢はくわっと目を見開き、「その子は2年C組黒尾理科……、……まさに天使だった!」と言って話を終わらせようとしなかった。
 黒尾理科……、……そんなやついたっけか。C組だから解らないのかな。

7:春ル◆/M:2014/10/11(土) 18:27 ID:Y7U

>>5
漫画とかで中二病とかでてくると、真似したくなります♪
小塚くんと竹沢くんの会話がなんか面白いです!

8:  小鳩、◆PU 菅原先輩と堀ちゃん先輩が好きな人、:2014/10/11(土) 19:04 ID:4k2


>>7 春ルさま
それわかります、「クックック……」とか言ってみたくなっちゃうんですよね((
竹沢くんは随分お気に入りなんですよ私、←

9:  小鳩、◆PU 菅原先輩と堀ちゃん先輩が好きな人、:2014/10/12(日) 08:40 ID:4k2




「……! 噂をすればッ!」
「は? なんだよお前……。頭おかしいのか?」


 突然立ち上がり大声を上げ廊下を指差す竹沢。俺はため息を吐き立ち上がると、竹沢の頭を軽くはたいた。
 つか突然すぎてクラス全員注目してるじゃねーか。此方も恥ずかしいんだよ、いい加減にしろ。

「あの子だよ、黒尾理科! な、可愛いだろ?」
 竹沢の指差す先には、腰辺りまでの綺麗な黒髪の少女がいた。竹沢の証言通りだ。
 俺がどうでもいい、というように席に座ると、竹沢は俺の手を掴んで黒尾理科≠ニいう少女の方へ歩み寄った。

10:  律、◆PU:2014/10/14(火) 09:44 ID:4k2




 黒尾さん(なんて呼んだらいいのかわからない)は、あらかさまにテメェら近付いてくんなオーラを放っており、近付いたら八つ裂きにされそうだ。
 だが、そんなのも気にせず竹沢は黒尾さんに近づいていく。俺は引っ張られているので、勿論俺も徐々に黒尾さんに近付いている。

 黒尾さんと俺たちの距離が縮まったところで、勇者竹沢が口を開いた。


「くっ、黒尾さん! ぜ、是非友達になってくれませんか!」
 いきなりの告白……、のようなもの。
 周りにいる人物らはみな驚き、ごくりと生唾を飲み込む。



「断るわ」


 それに対する黒尾さんの言葉は、実に冷たいものだった。

11:  律、◆PU:2014/10/14(火) 10:05 ID:4k2




「え、マジ? これ現実? なあ小塚……、これ、夢だよな?」
 口から魂が抜けそうな竹沢の問いかけに「いや現実だから」と答えられるほど俺は鬼じゃないので、「ああ、これは夢だ。だから教室に戻ろう」と言って、教室に戻ろうとした。
 だが、その時。


「ちょっと待って、そこの誰かさん」
 黒尾さんが俺に話し掛けてきたではないか!? 誰かさんにはこの際突っ込まない。
「えっと、なんでしょうか、黒尾さん……」
 びくびくしながら返事をすると、黒尾さんは不機嫌そうに顔を歪めた。


「私は漆黒の魔王、リカ・アルデット。黒尾理科というのは仮の名よ。その名前で呼ばないで頂戴」
「あ、じゃあ、理科さん……」


 コイツ、三年前の俺ともろに被ってる……。俺も中二病だったしな……。
 そこまで言ったところで、チャイムが鳴った。



「呼び捨てで良いわ。宜しく、小塚空。また会いましょう」


 それだけ言って彼女は去っていった。
 
 黒尾理科。可愛いけど中二病で痛いやつだった。

12:  小鳥遊 律、◆bI:2014/10/14(火) 18:19 ID:4k2




#02 妹



「ただいまー」
 靴を脱ぎ、きちんと揃え、リビングへと向かっていく。
 リビングに入ると、我が妹・小塚咲が仁王立ちで待ち構えていた。


「今日は遅かったな、我が僕よ……。」

 そんな台詞を吐きながら不満そうな顔をする咲。
 何を隠そう、俺の妹は中二病なのだ。三年前、俺が中二病だった頃に俺の真似をしていたらこうなった、と母は語っていた。


「咲、母さんは?」
 いつもはリビングにいる母親が見付からないため、首を傾げて咲に問い掛けてみる。
「……買い物。我の名はカナリア・咲・リテーション……。その忌まわしき仮の名で呼ぶでない……」
 名前適当に考えすぎだろ。そうとは突っ込まずに、「ああ、そうですかそうですか」と俺は相づちを打ってその後長く続く咲の話を聞いてやった。

13:  律、◆bI:2014/10/16(木) 19:05 ID:4k2




「貴様は我の僕なのだ、分かったか?」
 ……カナリア・咲・リテーションによる話はまだ続いている。
 いつまで聞かされなきゃいけねーんだよ、母さん早く帰ってきてくれよ……。
 咲の話を聞いたふりをしながら相づちを打つ俺の携帯に、突如電話がかかってきた。


「母さんかよ、何の用だ電話するなら帰ってこいコノヤロウ!」

 電話の主は母さん。俺は高校入学祝に買ってもらった愛しきガラケーを開き、通話ボタンを押した。
 


「もう7時だし、遅くなりそうだからカップラーメンでも食べててー、あ、最悪の場合今日帰らないかもだからー」

 母さんはそれだけ言い、息子の返事も聞かずに通話を切った。
 ……分かってた、俺の母親はこういう人だ。どっかに行っては帰りが遅くなる。今まで何回俺がそれに振り回されたことか……。


「……咲、母さん遅くなるって。最悪の場合今日は帰ってこないらしい」
「えぇ……」

 露骨に嫌そうな顔をする咲を無視し、俺は棚からカップラーメンを出した。

14:  律(こばとちゃん)、◆bI:2014/10/17(金) 19:44 ID:4k2





 カップラーメンを啜るのを止め、何やら不満げな表情をする咲。
 俺がどうかしたのか、と話し掛けるより先に咲は口を開いた。

「……これはどういうことだ貴様」


 咲は口を尖らせると、醤油味の美味しい美味しいカップラーメンを指差す。
 ……不味かったのか? まあ、誰にでも自分の口に合わないものはあるしな、仕方ない。

「つーかさ、俺はちゃんと名前があるんですよ。君のお兄ちゃんなんですよ、お兄ちゃん≠チて呼んだりするとかさ、してもよくないですかねー? お兄ちゃん≠チて呼ぶまで返事はしません」 
 カップラーメンの味より大事な、思ったことを口に出し、早口で捲し立てる。
 貴様貴様と言われてばかりでは俺の兄としての尊厳が……、……というわけです。



「うぐ……っ、……お、お兄、ちゃん……」


 咲の口から聞いたお兄ちゃん≠ニいう言葉は、久しぶりで新鮮で、何より可愛かった。
 


 

15:  律(こばとちゃん)、◆bI:2014/10/19(日) 08:46 ID:4k2



「はい、……で、何?」
 お兄ちゃん≠ニいう言葉を聞いた後で、さっき不満そうにしていた理由を咲に問い掛けてみる。
 咲はいつのまにか食べ終わっていたカップラーメンを再び指差した。


「なんでカップラーメンなんだ」
「いや、そりゃあ聞かなくても分かるだろ。簡単だし手間取らないし。カップラーメンは神だから」

 咲の問い掛けにあっさりと答えると、俺はゴミをゴミ箱に入れる。
 そのあと、テレビを観ている時も、咲はずっとぶすくれていた。



 咲はぶすっとしたまま、俺はそれを無視したまま、今日という日は終わっていった。

16:  律(こばとちゃん)、◆bI:2014/10/19(日) 19:47 ID:4k2





#2.5 息抜きターイム、!



絵の下手な作者さんが頑張りました!←
⊃【 http://kie.nu/2fnq 】

メインヒロインである、黒尾理科ちゃんのイラストです。
次はもっと頑張ろう、うん……(  ぼそり、 )

知らない人が描いてあるのは気にしないでくださいな、!


最後に、理科ちゃんから一言もらいましょう((



「……こんな作品、こんな作者だけれど、これからも宜しく頼むわ。」


……って訳でさよーうなら、!

17:  ちょこれーと、   ◆MY:2014/10/19(日) 20:17




私が誰だかわかるかn(
おおお!絵、とっても可愛いしストーリーも面白いですねッ!

私も今日から書き始めたのでもしよければ見てって下せぇ師匠(
私もヒロインちゃんの絵でも載せちゃおうかなーっ!なんて(


更新楽しみにしてまする!どろん、

18:  律(こばとちゃん)、◆bI:2014/10/21(火) 19:32 ID:4k2


>>17 ちょこれーと、さま

勿論分かりますとも、!((
ありがとうございますうううううおおおおおぉぉぉおおお(

おお、見に行きます、行きますよ! 師匠、だと……!?( 照、

はい、今後も頑張らせていただきますねっ!

19:  律(こばとちゃん)、◆bI:2014/10/24(金) 17:08 ID:4k2






上げます、!

20:  律(こばとちゃん)、◆bI:2014/10/26(日) 10:42 ID:4k2





#03 中二病サークル?





「……おはよう、小塚空。また会ったわね」
「また会った、というかお前が待ち伏せしてるように見えたのは俺だけか」
「ええ、それは貴方の勘違いよ」


 日差しが照りつけ、とても暑い夏の日。
 校門に入った俺を出迎えたのは待ち伏せしてたのかしてないのか分からない理科さんだった。

「理科さん、貴方は一体俺になんの用だ、説明を求む」
「リカと呼べ、と言ったはずよ。……リカと呼んだら説明をしてあげる」 
 こいつはめんどくさいやつだ、そう確信した。


「……理科」
「良いわ、説明をしてあげる」


 理科は自分のスクールバッグを漁ると、一枚の紙切れを得意気にこちらに見せた。
 

21:  律(こばとちゃん)◆bI:2014/11/01(土) 08:43 ID:4k2






 理科が見せてきたのは、一枚の紙切れだった。よく見ると、文字がずらっと書かれている。

「これがどうしたんだよ?」
「分かってないわね。この紙に書いてある文字を読んでみて」
 理科に問うと、理科は手に持った紙に書いてある文字を指さし、読むように催促した。


「なんだこれ……、……漆黒の同好会……?」


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