中二デビュー!?

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1:れん子:2014/10/12(日) 18:51 ID:kII

よし、よし、よーーし!

完璧! もう一回入念にチェック。前髪はきっちり揃えられてるし、スカートのプリーツにシワは一つもない。

時間をかけたツインテールの太さも揃ってる。靴下は下げ過ぎず上げ過ぎず、新品の紺ソックスを。

こんなにやればばっちりだよね? あたしは鼻歌まじりに階段を降りた。足取りも、去年よりはずっと軽い。

「ちょっと凛ー!? あんたスカート短すぎんじゃないの? 始業式なんだからちゃんとなさーい」

げっ、ママ……。うるさく言われる前に早く行こうっと。

「大丈夫だよー! んじゃ行ってきまーす!」

半分逃げるようにして私は家を出た。最高! 最高! 最高! やっと解放される!

空も綺麗で雲一つないし、あたしってめっちゃついてる♪

2:れん子:2014/10/12(日) 19:04 ID:kII

そろそろあたしの自己紹介をするね!

あたしは佐伯凛香。ママやみんなはあたしのこと凛って呼ぶけどね。今日から中学二年生。

あたしはこの「中二」というワードに特別な輝きを感じている。

実は一年生の時は、あたしはクラスの中でも地味なグループに属してた。それは、あたし本来のキャラが
活かされなかったクラスだからってあたしは思ってるけど。

同じ小学校出身の子が一人もいなくて、最初は心細かった。小学校の頃は、自分でいうのもなんだけどあたしは
人気者で、ノリノリのイケイケキャラだった。当然グループもそういう系の集まりに属してた。

でも、同じ小学校の子が一人もいないクラスで、あたしはなんとなく前の席の子に声をかけ、その子たちのグループに入った。

その子たちはとってもいい子だったんだけど、あたしにはちょっと物足りなかった。

まじめすぎるというかふつーすぎるというか……。

派手めなグループに入りたくても今更遅いって感じで、仕方なく地味キャラとして一年間を過ごしてきた。

だからあたしは、一年間闘志を燃やし続けた。来年はクラス替えがあるから、今度こそはって!

一年生の間ずーっと派手めなグループの子たちを観察してきた。どうやったらああいうグループになれるのか。

そして待ちに待った始業式。

あたしはルックスも派手系グループにふさわしくなるよう研究した。その成果がこれ。

Yシャツのボタンは一つ開けてリボンもちょっと緩めに結ぶ。スカートは短すぎると下品だから程よく短くする。

ぱっつん前髪に「触角」と呼ばれるおくれ毛を残して、下の方でツインテールに。

スクールバッグには今はやりのキャラクターのマスコットをつけてみた。

そんな戦闘服(?)であたしは出陣するんだ! 

3:れん子:2014/10/12(日) 19:34 ID:kII

こんにちは。れん子です。
今回はちょっとミーハーな女の子の友情モノ書きたいと思ってます。

前に書いてた小説がどっかいって…><

元、アイ子です。実は。

知ってる方居たら声かけてください。コメント待ってます

4:あんず:2014/10/13(月) 10:23 ID:sAo

アイ子ちゃ〜ん!!!!
久しぶりー!
いなくなったかと思った…淚
よかった〜帰ってきてくれて!!!!!
これからもがんばだよ!

5:れん子:2014/10/13(月) 13:48 ID:kII

さっそく校門に着いて、クラス替え発表を確認した。

えーっと……。あった! あたしは三組だ! 幸い、去年仲が良かった子はクラスに一人もいないみたい。

無事名簿を確認し終えて教室に向かう。三組だからここだよね? 戸を開けてみても、まだ中にいるのはほんの数人。

これでよし。遅く行くともうすでにグループができている場合があるから、注意しないと。

黒板に貼りだされた座席表を確認する。あたしの席はここね……。

教室にいる人たちを見渡しても、あたしが興味を抱くような人はいない。みんな参考書とか読んでるし。

暇だからスマホいじってようと。実は、この日の為にスマホのケースもキャラものに変えた。

けっこうお金かけてるんだよなー。

あ、誰か入ってきた! 

あたしは教室に入ってきた二人組を見てビビッときた。そう! あたしが仲良くなりたいのはこういう子たち!

きらきらしてる。

なんと、その二人でも特に可愛い子が私の席の後ろだった。

綺麗な黒髪に軽くウェーブをかけて、目はぱっちりで小顔。声かけろ、あたし!!

でも、いざとなると体が動かない。こういう時になんで動かないのさ!

あたしが固まってると、その子から声をかけてくれた。

「そのケース、可愛いね」

って。マジで!? キター!

「ほんとに!? ありがとう! 実はあたし早く来すぎちゃって暇しててさー」

「そうなんだ〜。じゃ、うちらと話そ? うちは松岡美羽。そっちは?」

「あたしは佐伯凛香! 凛って呼んでもらって全然かまわないよ!」

「オッケ。よろしく、凛」

これで仲良くなれたら最高! 一年間耐えた甲斐がある〜〜!

「みう〜? どしたの?」

美羽ちゃんと一緒に教室に入ってきた子が言った。茶髪にくりっとした二重。この子も可愛いー!

「あー、亜実。この子、早く来すぎて暇なんだってー。んでうちらと話そって言ってたワケ」

「ふーん。名前は? わたしは早川亜実ね」

「佐伯凛香だよ! 凛って呼んで!」

「オッケィ〜。そんじゃよろしくね、凛♪ つかそのスマホケースまじ可愛い〜」

そんなこんなで、あたしは亜美ちゃんと美羽ちゃんと仲良くなれそうっ! 出だし好調だよぉ!

6:れん子◆oo:2014/10/13(月) 17:14 ID:kII

トリつけてみました

7:れん子◆oo:2014/10/14(火) 18:00 ID:kII

入学してから一週間。あたしは、美羽ちゃんと亜実ちゃん、そしてもう一人相田由佳ちゃんと仲良くなった。

みんな可愛くって、街を歩いてたらスカウトされたこともあるらしい。そんな子たちとあたしが仲良くしてていいのかなとも思う。

あたしたちのグループの中では立場も決まってきた。一番可愛い美羽ちゃんがリーダー的存在。そしてそれをおだてるのが
亜実ちゃんとあたし。由佳ちゃんはクールで、遠目からあたしたちを見ている感じだった。

クラスの中でも似たようなグループがいくつもできてきた。その中でもカースト上位にいるのが、あたしたちのグループみたい。

あたしたちが話すのは主に、先生の悪口、家族に対する愚痴、メイクやファッション、テレビの事なんかだ。

たまに男の子の話題も出てくる。どうやら三人とも彼氏がいたことあるらしい。

あたしはいたことないから、その話題には適当に合わせてるけどね。

8:れん子◆oo:2014/10/14(火) 18:09 ID:kII

ほら、今も。

「この間さー、渋谷でオトコに声かけられたんだよねー。大学生だって! ロリコンかよ!」

と言ったのは亜美ちゃん。あたし、ナンパなんて人生で一度も経験したことないんだけど……。

「マジ? んで、どーしたの?」

美羽ちゃんが聞く。

「んー、ファミレス行ってジュースおごってもらった」

「そんだけ? 大学生ならもっとリッチなとこ行けよー」

けたけた笑う二人。ついていけねー……。

「あたしもさー、この間の男にバッグ買ってもらってー」

ご機嫌口調で美羽ちゃんが言った。バッグ!? 彼氏でもない人に!?

「やるじゃん! 写メある?」

「あるよ♪」

そう言って美羽ちゃんが見せてくれたのは、有名ブランドのバッグだった。

「えー! これ、高いよねー?」

あたしも思わず言ってしまった。確か、一つ10万円以上するはず。

「えー、凛ってばマジかわいいー。こんぐらい普通っしょ? 
これちょっと古いのだからさー、うち、最新モデルが良かったかなーって」

これでも十分じゃないの? すごい。ほんとに。

「凛はどうなのー? なんかオトコに貢がせたりとか。ないの?」

亜実ちゃんが聞いてきた。あるわけないっつーの! とはとても言えないので……

「んー、あたし? まあご飯行ったりとかはあるけどー……。バッグはないな。美羽ちゃんすごいね」

と言った。もちろん、嘘。ご飯どころかナンパすらされたことない。そもそも街を一人で歩かない。

「えーっ、うそぉ」

また美羽ちゃんと亜実ちゃんがけたけた笑う。

あたしは、この話題ばっかりはついていけない。でもあたしだけじゃない。

由佳ちゃんも。今も少し離れたところでスマホをいじっていた。

9:れん子◆oo:2014/10/15(水) 17:39 ID:kII

「由佳さっきから喋んないねー。彼氏とメール?」

「……まあ、そうだけど?」

「今カレ何歳だっけ?」

「18だよ」

えぇ!? 18!? それってもうほとんど大人じゃん! 13歳とか14歳の子が、そんな年上と付き合えるわけ!?

ってゆーか、あたしと仲間かなって思ったけど、もっと上じゃん! ちょっとショック……。

「車持ってるんだよね? 確か。いいなー。リッチじゃん! 来るまでお迎えとか憧れる! ね!? 凛?」

由佳ちゃんが小さく頷く。車って……。次元が違うな。中学生だったら自転車だもんね。

「すごいね! どこで知り合ったの?」

「……声かけられただけだし。別に普通でしょ」

「えー! でもでも! すごいって! 18ってぇ!」

あたしは本心からそう言った。すごい。羨ましい……とはあんまり思わないけど。

「……別に普通だってば」

そう言って由佳ちゃんはまたスマホに目を戻した。あれ? もしかして怒らせちゃった?

どうしよ……。ウザかったかな。うっとうしいって思った? ヤバい。

「まあまあ由佳ー! そんな機嫌悪くなんないでよー! 今日はぱーっとカラオケでも行こっ♪ ね、美羽?」

亜実ちゃんが言ってくれた。こういう時、いつも場を盛り上げてくれるのが亜実ちゃん。

「カラオケかー。いいね。最近行ってないし」

美羽ちゃんも言う。みんなでカラオケ! 嬉しい! 

「あたしも行く行くー!」

「じゃ、決まりね。もちろん由佳もだよ? あ、わたし掃除あるから待っててね」

「オッケー!」

こうしてあたしたちは放課後カラオケに行くことになった。

10:れん子◆oo:2014/10/17(金) 19:10 ID:kII

放課後、掃除を終えた亜実ちゃんと合流してあたしたち4人は学校近くのカラオケ店に行った。

ってゆーか、制服のままで大丈夫なのかな? 一応校則では寄り道禁止だよね? しかも制服で。結構大胆だなぁ。

でも、他の三人の様子を見る限りかなり慣れている感じだからな。

結構盛り上がってきたところで、ジュースを飲み過ぎたあたしはトイレに行きたくなった。

初めてくるお店だったので亜実ちゃんにトイレの場所を教えてもらい、トイレに向かった。

用を足してトイレを出て個室に戻ろうとしている時だった。

「これ、落としたよ」

あ、ハンカチ。落としちゃったんだ。親切な人だな。見た目はコワいけど。

「あ、ありがとうございます」

ハンカチを受け取ろうとしたときだった。あたしの手をその人にぐいっと掴まれた。えっ? 何?

「お礼にさー、俺とイイコトしようよ〜」

「ちょ、ちょっと! やめてください!」

「い〜じゃ〜ん。その制服、N中だよね?」

掴んでくる腕がさらに強くなった。ヤバい。どうしよう……!

「何してるの?」

現れたのは由佳ちゃんだった。……助けて!

「……お店の人呼びますね。なんなら警察も」

「……!! うるせえ! レズかお前ら! 死ね!」

そう言って男は逃げていった。良かった〜。

「由佳ちゃん、ありがとう……。ほんとに」

「……別に。それに、ああいう時は声出した方がいいよ。慣れてないんでしょ」

「えっ」

「ナンパとか、慣れてないんでしょ。ああいう悪質なのは危ないよ。腕力じゃうちらかなわないんだから」

「そ、そうだね! ありがとう!」

「いいよ、そんなに。戻ろ」

あたし、由佳ちゃんについてちょっと知れた気がした。ぶっきらぼうなトコもあるけどほんとは優しいんだな。

なんか嬉しいや。近づけたみたいで。

「ありがとう!」

あたしはまたそう言って個室に戻った。

11:れん子◆oo:2014/10/17(金) 19:29 ID:kII

個室に戻ったら、亜実ちゃんの提案であたしたちはお互いのあだ名を決めることにした。

そして決まったのが、亜実ちゃんはあーちゃん、美羽ちゃんはみぃ、由佳ちゃんはアイで、あたしはりんりんだった。

めっちゃ嬉しいよぉ〜! あだ名で呼び合えるって、仲良しの証みたいな感じだよね?

今日だけですっごくみんなに近づけた気がする!

実を言うと、亜実ちゃんと美羽ちゃんと由佳ちゃんの三人が去年から同じクラスで仲もいいからあたしは
少し肩身が狭かったりもした。

でも、あだ名を決めて、やっとあたしも認められた感じがする。

まだあだ名で呼ぶのは慣れないかもしれないけど、早く慣れるといいなっ♪

12:れん子◆oo:2014/10/17(金) 19:47 ID:kII

【登場人物まとめ】

☆佐伯凛香☆

年齢⇒    13歳 中学二年生(誕生日前だから)
あだ名⇒   りんりん
一人称⇒   『あたし』
ルックス⇒  黒髪。ぱっつん前髪にツインテール。顔は可もなく不可もなく

リア充系グループと仲良くなりたいという願望を持っていた。
中一の時は地味系グループにいてそれがコンプレックスだったが今はリア充系グループに。彼氏いない歴=年齢


☆松岡美羽☆

年齢⇒    13歳 中学二年生
あだ名⇒   みぃ 
一人称⇒   『うち』
ルックス⇒  黒髪にウェーブをかけたセミロング。目がパッチリしているお人形系美少女

美少女。亜実と仲が良く、最初に凛香に声をかけた。彼氏はいたことある。ナンパしてきた男の人に
バッグを買ってもらうなど意外とやり手。


☆早川亜美☆

年齢⇒    13歳 中学二年生
あだ名⇒   あーちゃん 
一人称⇒   『わたし』
ルックス⇒  暗めの茶髪セミロング。美羽程じゃないけど可愛い。

一年生の頃から美羽と仲が良い。彼氏いたことアリ。美羽をおだてるのが得意でみんなの盛り上げ役。


☆相田由佳☆

年齢⇒    14歳 中学二年生
あだ名⇒   アイ(相田だから) 
一人称⇒   『由佳』
ルックス⇒  明るい茶髪のボブ。前髪はセンター分け。長身で小顔のモデル体型。大人っぽい。

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