魔法の壷専門店<ファンタジー>

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1:ミクロ:2014/10/28(火) 21:13 ID:gHs

「そこのお嬢ちゃん」

気の抜けた、入れ歯してそうなじじぃがいった。
『なんすか』

「この壷、入ってみいよ、この壷、入ってみいよ」
『痛っ、ちょ、やめろよクソジジィ!』

こんなヨボヨボのくせにウチを軽々と
持ち上げて、壷の中に入れて蓋をされた。

まさかあたしよりも力が強いなんて。

屈辱でしかなかった。

「そこの坊ちゃん。」
壷の外から声が聞こえる。

ーーー嫌な予感。

2:ミクロ:2014/10/28(火) 21:19 ID:gHs

地面に打ち付けられた痛みで目が覚めた。
『ってーな………なんなんだよあのジジ…!?』


ーーーどこだここは。

非常にカラフルな、幼稚園児でも遊ぶのか?
非現実的な世界が広がってる。

三原色の三角と四角がくっついたような家。

長方形に伸びた黄色いビル。

クレヨンでかいたような草。
絵の具でもこぼしたような、色とりどりの花。



どうみてもおかしい。


これは夢か?

「おいそこのお前」
『何』

「お前も、あのじじぃに?」

述語が抜けている。
まああたしはそこまで頭は悪くない。
なんとなく理解はできる。

『うん。壷でしょ?て事はあんたも?』
「勿論。」


正直絡みづらい。
クールなのか、冷めてるのか。
見た目はすごくチャラそうなのだが…。

3:ミクロ:2014/10/29(水) 06:52 ID:gHs

『で、とりあえず…どーすんのよ。』
「他に人がいないか探そーぜ」

男の提案でこのへんなせかいを歩き回ることに
なった。

「あ、あ、あの」
『人間、みたいね。何?』

少年が俯きながら近寄ってきた。
何かを言いたげに。

「あの、つ、壷の…あの、その…」
「お前も壷に?」

「は、はい…で、あの…」


人見知り?内気?
だとしてもうざったい。

「あの、一緒に…ひ、人探しませんか」
『どーする?そこのクール君』

「まあ、別に…ってかクール君ってなんだ」
「本当ですか!よろしくお願いします!」

内気少年が加わった。


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